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愛知県最奥の山々(2)八嶽山&袖山 2021/11/17 [山歩き・ウォーキング]

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 八嶽山山頂横の反射板から三ツ瀬明神山と宇連山



(駐車地)
豊根村役場・富山支所駐車場(前日TELにて駐車許可済)
Mapcode: 661 082 373*44
Googleマップ: https://goo.gl/maps/FuM2T7pBaKcR93HRA


 最奥の山々探訪、2つ目のレポートは八嶽山と袖山です。 
 愛知県最奥の山々(1)猿ヶ鼻と水神滝レポートはこちらをクリック! 


 猿ヶ鼻登頂と水神の滝観賞を終えた後、県道1号線を10キロほど先の旧富山村中心部へ向かうが、途中で伐採した材木を片付ける作業で道路が塞がれていてしばらく足止め、切りの良いところで作業を中断してもらい通過しました。
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 その後しばらく走ると県道426号に合流する手前の熊打橋を渡ったところで通行止めになっていて、警備員さんに虎柵を退けてもらいました。事前の調査で通行止め情報は無かったので安心していましたが、どうやら時間帯通行止めだったらしい。私達はその前に通行止め予定区間に入っていた為この様になってしまいましたが、遊びで来た人間の為にお仕事を中断させてしまい申し訳なかったです。

 そんなこんなで前日駐車許可を頂いた役場の駐車場に到着、準備を整え出発する頃にはすでに午前10時近くになっていました。
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 八嶽山の登りコースタイムは約2時間、鈍足の私達だとその1.5倍は必要でしょう、そのあと八嶽山から袖山をピストンするとなるとプラス往復5キロ、日没前に下山できそうにない… でも、同じ県内にありながらアクセスするのにものすごく時間が掛かる場所なので、ぜひ袖山も登頂しておきたいところです。



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 とにかくまずは八嶽山の登頂が先だと言うことでスタート。斜面に点在する集落、温室みたいな建物は富山小中学校(廃校)で、黒川紀章氏による設計だそうです。



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 神社へ行く階段の手前に公衆トイレがあるので助かりました。



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 ここから熊野神社へ。



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 案内表示と登山地図がありました。



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 集落内の通路を上ります。通りがかりに民家の女性に挨拶すると、”気をつけて行ってらっしゃい”とありがたいお言葉。豊根村と合併するまでは”日本一小さな村”と言われていた富山村。村を代表する山がガイドブックに紹介されたことで、今も私達の様な登山者が絶えることがないのでしょうね。



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 車道に出て左へ少し行くと再び階段があります。



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 集落内を横切っている2つめの車道に出て、少し右に歩くと熊野神社の参道入口です。ここにも八嶽山の案内。



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 神社の後ろには杉の巨木が何本かそびえています。



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 鳥居を潜って石階段を登れば神社です。



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 鳥居の前から振り返ると、茶畑の向こうに佐久間湖が見えました。



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 熊野神社で安全祈願。



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 隣に並んで建つ諏訪神社の彫刻です。



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 1月3日・4日に行われる「御神楽祭り」の舞台。東栄町で盛んな花祭りと同じく、湯立の竈がありました。



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 「No1」の立て札が登山口、コース図と魚を咥えた鳥の彫刻あり。



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  八嶽山大谷ルートは神社からいきなり急登で始まります。途中から山腹道になり、再び尾根に乗ってからしばらくは緩やかでしたが、ハナノキアラシを過ぎた先から激急になり息も絶え絶え、山頂に着いた頃にはヘロヘロでした。感覚的には昨年登頂した日本ヶ塚山よりもキツかったです。



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 石垣の前を横切って、



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 「No2」で尾根に乗ります。



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 所々岩が露出した尾根道。



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 大きなコブのある木は枯れていました。



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 標高530m付近から尾根を離れて山腹道に変わります。



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 山腹道に入る地点、倒木のすぐ隣を降ります。



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 八嶽山の紅葉はとても鮮やかでした。



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 約300mほど足場の狭い山腹道を登って行きます。



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 所々ぶら下がっていた案内表示。



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 横移動が終わると尾根までジグザグの急登になります。間伐した倒木が多く歩き難いです。



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 大きなスギ?が2本立ってる地点で尾根に乗ります。



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 案内標識は充実していますね。



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 地点標識にある”ニギンジ”とはどんな意味なんでしょう?



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 尾根に乗ってしばらくは比較的緩やかな道が続きます。



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 「No9」地点、半分以上登ってきました。



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 樹間から佐久間湖が見えます。



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 まといリス看板。


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 快晴の空に紅葉が映えます。



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 もうお昼近いので、炭焼き窯跡でランチにしました。



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 時間的余裕がなく、この日は山専ボトルのお湯でカップ麺のみ。魚肉ソーセージは子どもの頃からteppanの好物です(^^


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 標高850m付近は尾根の北側を巻く道になっていました。



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 尾根に復帰した地点に”ハナノキアラシ”の立て札、名前の由来が気になります。



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 林業公社の看板。昭和50年というと植林されてから今年で46年です。杉の直径は30センチくらい、大きくなるには時間が必要なんですね~ ヒノキだとこの太さになるのに80年掛かるそうです。



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 地形図を見て覚悟はしていましたが、標高950m付近から山頂までずっと急登が続きます。



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 間違いやすい地点には愛知県警のテープがありました、ありがたいですね。



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 「No16」地点、この辺りはかなり急でした。



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 ようやく山頂が見えてきました。



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 「No17」あとわずかです。



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  八嶽山の山頂は北側が自然林で雰囲気が良く、少し西に下ったところの反射板付近からは日本ヶ塚山や三ツ瀬明神山などが見えて眺めも良好で、お勧めできる山だと思います。



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 三等三角点「八嶽」1140.47m



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 ”八嶽山制覇おめでとうございます” ニギンジとハナノキアラシと同様に「奥三河名山八選」の標識で、16年前の2005年に開催された愛知万博の記念事業として設置されたものです。



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 山頂すぐ西にある反射板の先には、昨年登った日本ヶ塚山(左端)が見えました。



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 反射板の隣には展望台もありました。

 途中で昼食を摂って山頂に着いたのが午後1時頃、少し休憩したあとここに荷物をデポして袖山へ向かいました。袖山は旧富山村の最高峰で八嶽山より若干高い、アップダウンを繰り返し東又峠に降りてから標高差200m近く登り返さなくてはなりません。その約5キロの往復は地形図で想像するより遥かにハードなものでした…


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 良い雰囲気の自然林の尾根を歩いて袖山へ向かいます。



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 途中大き目のブナが2本。



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 南向きの明るい谷間、良い雰囲気でした。



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 八嶽山から遠ざかっていくに連れ、だんだん植林が多くなってきました。



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 目指す袖山が見えますが、まだかなり遠いです。



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 稜線近くに作業小屋と造成されたばかりの林道が見えました。



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 展望地にベンチ、ちょうど日本ヶ塚山が見えます。もっと早く着いていたら、ここでランチにするのが良かったです。



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 1050mピークの南側山腹を巻いているところ、斜面が急で危険でした。帰りは反対側の林道を歩いて巻いてみよう。



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 東又峠からの登り返しは辛いです。



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 アップダウンを繰り返し、峠から30分かかってようやく袖山に到着。



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 痛んだ山名板が木の根元に置いてありました。



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 時間に余裕がないので、休憩もほどほどに急いで引き返します。稜線が東向きに曲がってすぐの標高1150m地点で尾根が3つに分かれていて、下る尾根を間違えてしまいタイムロスしました。



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 東又峠の標識。ここが起点の東又コースは現在崩れて通行禁止。健脚向けとあるが、こんな急な山腹に道があるんだろうか?8年程前に遭難者も出ている危険なコース。



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 帰りは林道を使って1050mピークを北側から巻きました。



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 途中の展望地から静岡県の山々。



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 なんとか袖山の登頂を果たして八嶽山の展望台まで戻ってきたのが午後4時、日没まであと30分足らずという時刻でした。



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 アンパンでエネルギー補給してから下山開始。これから疲れ果てた体で下りを2時間近く、体力が持つかどうか自信はありませんでしたが、とにかく前半の急斜面を明るい内に通過しようと必死に下りました。



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 山頂直下の急斜面が終わって一息ついたあたりです。



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 「No9」のすぐ上にあるベンチ、すでに日没時刻を過ぎました。



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 朽ちかけた桟道のある地点。



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 日没後30分くらいまでは明かりがなくても大丈夫でした。写真の山腹へ入る地点から少し下ったところでヘッドランプを点灯。



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 もしかしたらクマに遭遇するかもしれませんが、とにかく無事下山することだけに集中して歩き続けました。登山口の「No1」地点表示を確認した時の安堵感は言葉では言い表せないものがありましたね。



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 誰も居ない真っ暗な神社は不気味なものですが、この時は無事下山して参拝できたことが嬉しくて、怖さはまったく感じませんでした。



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 集落の中を真っ黒な佐久間湖に向かって下って行く階段道で、快晴の夜空から煌々と辺りを照らす月がとても印象的でした。ちょうどこの2日後が満月で日食がありました。



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 無事県道に着地しました。後で確認すると、八嶽山の山頂から駐車場まで1時間30分で降りてきた事を知り、我ながらよく頑張ったなあと思った次第です。



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 下山後車で25キロ離れた新豊根ダム公園まで移動、翌日の離山登山に備えて車中泊です。舗装された駐車場は広くてトイレもあるのでありがたい。しかしジムニーで二人車中泊だなんて、かなり無理がありますねえ(^^;



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 無事の下山を祝って二人で乾杯。11月半ばだと言うのにそれほど気温は下がらず、風も無いので助かりました。


 続きの愛知県最奥の山々(3)離山 周回ルートはこちらをクリック!



【備忘録】

(八嶽山大谷コース)
・熊野神社横が登山口、No1~No17までの地点表示あり。
・標高530m地点から山腹道が約300mほど続き、ニギンジ標識近くの大木が立つ地点で尾根に乗る。
・ハナノキアラシ標識の先、標高950m付近から上は急斜面の登下降。

(八嶽山~袖山)
・主稜線をアップダウンを繰り返しながら縦走。標高1000mの最低鞍部(東又峠)まで下って登り返す。
・袖山→八嶽山方向へ歩く際は、主稜線が東向きに曲がってすぐの標高1150m地点で尾根が3つに分かれていて間違えやすい為、方向確認を要す。
・途中作業小屋のある地点から造成されたばかりの林道があり、そこを歩けばピークを巻いて少し楽ができる。

【周辺情報】
・とみやま来富館 宿泊、飲食(お食事処・栃の木)
【日帰り温泉】
 ・湯の島温泉(土・日・祝日営業 11月20日(土)~冬季休業)
 ・兎鹿嶋温泉 湯~らんどパルとよね(日帰り温泉)
  毎週木曜定休
 ・とうえい温泉 花まつりの湯(日帰り温泉)
  毎週水曜定休

タグ:愛知のお山
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