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【奥三河】立野・押山・三国山 2021/11/11 [山歩き・ウォーキング]

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 池の平にあるパラグライダー場から眺める奥三河の山々



 ガイドブック「こんなに楽しい愛知の130山」に載っている三国山はふたつ、ひとつは「尾張・美濃・三河」に跨がる三国山、そしてもうひとつが今回の「信濃・美濃・三河」に跨がる三国山です。 林道からちょっと山道を登るだけで山頂の展望はなし、しかも山頂直下にダートラコースが通っていて面白みの欠ける山だと聞いていたので、これまで全く登頂意欲の湧かない存在でしたが、今さらながらガイドブックの130山の完登を目指す気になったので重い腰をあげて?行ってきました。

 山歩き後に三国山の登山口近くにある飲食店に食事を予約、三国山はゆっくり歩いても往復1時間程度、時間に余裕があるので立野と押山もその前に登頂してきました。


(立野)
 かつてガイドブック「こんなに楽しい愛知の100山」に載っていた「立野」に行ってみました。
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 国道153号線・地蔵峠を過ぎて間もなくの地点から入り、稲武カントリークラブ近くの中継塔施設に来ました。



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 電波塔の脇から尾根を伝ってピークへ向かいます。



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 ゴルフ場の獣除けでしょうか?行きたい方向に沿って電気柵が巡らせてあるので気をつけながら進みました。



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 三等三角点「細野:811.63m」ゴルフ場造成により本来の山頂は無くなり三角点だけここに移転されたそうです。



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 北側に樹間から展望があり、大船山の発電用風車群が見えました。
里山の大部分は私有地なので、このようにピーク自体が開発で消えてしまうことがあるんですね。



(押 山)
 続いて立野から近い押山へ行ってみました。2年前に初めて登頂して以来二度目です。

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 前回歩いた時は北側の旧道から歩いて登りましたが、この日は楽をして峰山集落の林道を通り登山口近くまでクルマで行きました。林道は土が流れて崩れないように水切りゴムが渡してあるため段差が大きいです。地上高の高い車でないとけっこう厳しい道です。



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 山主さんのご好意により、登山者の為に駐車可の案内板が設置されています。



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 登山口にある素敵な案内板。



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 約10分で登頂できますが、その代わり階段道は急です。



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 御嶽信仰の石神様が並ぶ押山山頂。



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 地元ではこの山を”おんたけさま”と呼んでいるとか。御嶽山の遙拝所になっているんですね。



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 三等三角点「押山:773.61m」



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 ここは条件が整うと見事な雲海が見られます。地元テレビ局が取材に訪れたりで知られるようになりました。この日は残念ながら雲海はありませんでしたが、相変わらず開放的で素晴らしい眺めでした。ヒノキが一本アクセントに残してあるのが粋ですね。



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 赤色が目立つ出合大橋。



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 寒暖計は8℃でした。



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 しっかりとした記帳箱が設置されていました。2年前にここで偶然お会いした山主のMさんは、押山の雲海の取材がある度に番組に出演されている方なんです。せっかくなのでノートにメッセージを書いておきました。
「押山サイト→https://oshiyama.jp/


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 林道脇の駐車スペースにある注意書き。



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 秋も終わりに近づいてきましたね。



(月瀬の大杉)
 つぎはクルマで移動して長野県最南端にある根羽村までやってきました。

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 国道153号線沿いにある「大杉公園」の駐車場から写真の吊り橋を渡ります。



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 「月瀬の大杉:つきぜのおおすぎ」長野県下最大の杉です。



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 圧巻の幹回り14m、高さは約40m。2本の木が癒着しているとのことです。



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 すぐ近くを流れる根羽川(矢作川の上流)に降りてみました。



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 川岸から渡ってきた吊り橋を見上げたところ、ちょうど紅葉があり絵になります。



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 橋の上からはなかなかの渓谷美。



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 駐車場のトイレ前のベンチにこんなものがありました。これはカシワかミズナラでしょうか?植栽としては珍しいですよね。



(三国山)
大杉公園からクルマで約25分ほど走って三国山の登山口へ

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 こちらは愛知県側にある亀甲岩、”柱状節理”と呼ばれる岩石です。



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 飲食店に予約の電話を入れた時に聞いたのですが、こちらの養鶏場がクマに襲われたそうです。三国山へ行くと伝えると、お店の人は心配そうな感じでした。



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 登山口(林道入口)の手前約200mほどの所に空地があったので駐めさせてもらいました。乗り入れるのに側溝がありますが、一部分しか蓋がされていないので注意。ジムニーならお構いなしに乗り越えちゃいますけどね。



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 こちらは池ノ平の亀甲岩(かめのこういわ)、見事なものでした。



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 玄武岩だそうです、”柱状”と呼ばれる意味がよく解りますね。



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 写真の地点から左へ未舗装の林道に入ります。護身用にストックと発煙筒を用意してきたのですが、肝心の鳴り物(クマ鈴やホイッスル)を忘れて来てしまいました(汗)



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 ガイドブックに載っている山なので、私のように完登を目指す人が結構いらっしゃる様で、警告看板がありました。ちょうど後ろから軽トラックのおじさんがやってきたので、先に行ってもらいました。何でもくくり罠の点検に行くそうです。”クマは小さいのは見たけど、たぶん大丈夫だと思うよ”と言われ、少し気が楽になりました。他に人が居ると言うだけで心強いものです。



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 自然林に笹の林床、明るくて雰囲気の良い林道を下る。登るんじゃなくて下るって?実はクルマの駐車地点と山頂の標高はほぼ同じくらい、いったん谷間に下って登り返すルートなのです。



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 足元はミズナラの落葉でいっぱいでした。他にカラマツはありましたが、不思議とブナの木は見かけませんでした。



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 途中で登山者一名とすれ違う。人の事は言えませんが物好きな方は居るものです(^^ やがて五差路に出ました。



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 三国山へはいちばん左の道へ入ります。



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 300mほど歩くと林道終点、”三国山”の案内板のところから山道へ。



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 笹刈りされていて歩きやすい道でした。



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 有刺鉄線の向こうにはダートトラック競技用のコースが通っています、車が走行中の場合は絶対に入らない様に。



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 小ピークをひとつ越えて向きを変え、下って登り返すと三国山の山頂に到着です。



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 山名標識と三角点



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 二等三角点「三国:1162.07m」



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 三国にまたがる山頂です、同名の山は全国にたくさんありそうですね。



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 ダートラコース近くまで行くと僅かに景色が見られます、天狗棚あたりが見えているようですね。



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 帰りも同じ道を戻ります。



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 舗装路まで戻ってハイク終了です。



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 クマに遭遇しなくて良かったです^^;



(亀甲苑)

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 本日のお目当てはこちらです。



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 亀甲苑(きっこうえん)さん



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  玄関を入ると土間で真ん中に薪ストーブ、改装工事が終わったばかりで煙突がつながっていないので、火は入っていないとのこと。入ったら炭の香りで満ちていました。



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 メニューは高原コーチンの「ひきずり」



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 ここ池の平の牧場で育てた鶏肉(名古屋コーチン)のすき焼きです。成長促進剤が添加された飼料はいっさい使わず、飼育期間も通常より長くしているとのことでした。



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 自家製のお漬け物かな?良いお味でした。



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 締めにうどんを投入、肝臓や卵巣も出せるのは新鮮な材料を供給できる自家飼育ならではですね。お肉は煮込んでも歯応えが良く、笹掻きゴボウの香りと相まって絶品でした。



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 お店には七匹の猫がいて自由に出入りしてます。



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 このケータくんは「くくり罠」の犠牲になって片足がありません。



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 ”足が無くて掻けないんだよ~”って、お店の人に甘えているところ。片足が無く可哀想に思いましたが、可愛がられて幸せそうな姿に安堵しました。



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 奥にある囲炉裏部屋から。ここは民宿もやってますが、現在は新型コロナウイルス感染症の影響で宿泊は休止されています。



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 食後にお店の隣にあるパラグライダー離陸場へ出てみました、ブログ冒頭の写真がパラグライダー場からの眺めです。



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 丸山と遠くに三ツ瀬明神山、位置的に奥三河の一番北側になるので、主な山々が眺められました。



(タカドヤ湿地)
 食後はタカドヤ湿地まで移動して紅葉を見に行ってきました。

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 標高800mくらいの高地にあり、残念ながら紅葉は終わりに近づいていました。



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 平日ですが結構たくさんの見物客。



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 ネットですっかり有名になったようで、車がたくさん駐まっていましたね。



(稲武歴史資料館と蓬莱泉・吟醸工房)


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 湿地訪問の後に、愛知県内にある酒蔵・関谷醸造の「吟醸工房」に行きました。敷地内に稲武郷土資料館があるので、こちらも覗いてみました。



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 資料館は無料で入れます。



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 こうした行政の資料館は県内に幾つかありますが、ここは規模が大きく展示品の数がすごく多かったです。



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 明治初期まで行われていた小田木人形浄瑠璃の展示、140年後に復活させたとのことです。



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 水晶山(愛知130山)で採れた水晶。



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 足踏み式ミシン teppanの実家にも同じものがありました、私もこれで縫い物をしたことがありますよ。



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 下駄にブレードを取り付けたスケート、上手く滑れるんでしょうか?



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 電卓と算盤のコラボ、こんな商品を売り出すなんて日本人らしいです。



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 デザインが秀逸な手動の洗濯機、そう言えば最近手動式洗濯機が流行始めてますね。



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(唐箕:とうみ)籾殻を外したあと、風力で籾殻・玄米・塵などに選別するための農具。teppanの祖父も使っていました。



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 足踏み式脱穀機、”ガーコン”と呼ばれるやつです。
「全国農具共進会金牌受領 農林省御推奨 豊年印ダイヤモンド脱穀機」 調べてみたら、共栄社は脱穀機で知られた豊川市にあるメーカーで、現在も芝刈り機などを製造するメーカーとして存続しています。



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 お隣に愛知県設楽の酒「蓬莱泉」の吟醸工房があります。豊田市稲武地区にある施設で、オーダーメイドの日本酒も造ってくれます。ここでは旬の絞りたての吟醸酒を量り売りしているので、自分のお土産に買って帰りました。



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 窓越しに工場内を見学できるようになっている。



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 お土産は生原酒2種と、酒粕で造った焼酎をシェリー酒樽で寝かせたものです。


タグ:愛知のお山
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Jetstream

山歩きのあとのすき焼き、美味しそう。!(^^)!
by Jetstream (2021-11-15 23:40) 

teppan

こんにちはJetstreamさん

 この山は見晴らしがなく面白みに欠けるのでピークハントするために登っただけでした。主目的は鶏のスキヤキを食べること、美味しかったですよ(^^
 
by teppan (2021-11-16 16:28) 

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