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CanDo アルコールストーブ [モノ・道具]
100円ショップ「CanDo:キャンドゥ」でこんなものを見つけたので、思わず買ってしまいました。
「アルミニウムアルコールストーブ」
一見クリームが入っている缶かな?みたいな外観なのですが、蓋を開けてみるとこのようになっています。ペラペラのアルミニウム製なので、風が吹くと飛んでしまいそうなくらい軽いです。(エコー金属製・重さ20gくらい)
小さな穴を開けた漏斗状のピースを缶にはめ込んであるだけの超シンプル構造。上手にやれば漏斗部分は外せるみたいです。バリが残っていたりして仕上げは雑ですが、何しろお値段税込330円ですから。
さて実力はどの程度なのか?実際にお湯を沸かしてみました、条件は次のとおり。
・ステンレスケトルに水1500cc
・室温19℃、水温15℃ 室内無風状態
・五徳代わりにバーゴヘキサゴンウッドストーブ使用
・アルコールストーブ上面からケトル下面までの間隔約57mm
燃料のメタノールを説明書きにある上限の60cc入れてみたところ、小穴のすぐ下くらいまでになりました。ちょっと多すぎる様な気がしますが、これで試してみます。
これは箱に表示してある注意書きですが、
ピンク色で示した部分に注目して下さい。
※少量のアルコールで着火すると、燃料が飛散する恐れがある
と書いてあります、どう言う事なのか?ネットで調べてみました。(”CanDoアルスト爆発” などのキーワードで良く検索されている様です)
燃料を少量入れてすぐに点火すると、中央の穴から燃料が飛び散るとのこと。火が着いたまま飛散するので、火災や火傷の原因になるという非常に危険な状態に陥るようです。
と書いてあります、どう言う事なのか?ネットで調べてみました。(”CanDoアルスト爆発” などのキーワードで良く検索されている様です)
燃料を少量入れてすぐに点火すると、中央の穴から燃料が飛び散るとのこと。火が着いたまま飛散するので、火災や火傷の原因になるという非常に危険な状態に陥るようです。
このモデルは他社製のアルコールストーブに比べ、外径に対して中央の穴径が小さいです。そのためストーブ内部の空間が相対的に大きい。燃料を入れた直後は引火しやすい混合気が空間に充満した状態になるので、火を付けた瞬間に小爆発(破裂するわけではありません)が起きて、中央の穴からアルコールが液体の状態で押し出されて飛び散ってしまう様です。
飛散を回避する方法は?
燃料を3分の2(50ccくらい)以上入れて空間が小さくなるようにして使うか、少量の場合は燃料を入れてすぐには点火しないで、しばらく(30秒以上)置いてから着火すると大丈夫なようです。
少ない量とはどの程度(ネットの爆発検証では10~15ccくらい)なのか分かりませんが、3分の2以下で着火する場合は注意する必要があります。少なくとも中央の穴の上端スレスレまで燃料を入れて使うのであれば問題無さそうです。また、漏斗部分を外して中にスチールウールを詰めて対策されている方もいます。
飛散を回避する方法は?
燃料を3分の2(50ccくらい)以上入れて空間が小さくなるようにして使うか、少量の場合は燃料を入れてすぐには点火しないで、しばらく(30秒以上)置いてから着火すると大丈夫なようです。
少ない量とはどの程度(ネットの爆発検証では10~15ccくらい)なのか分かりませんが、3分の2以下で着火する場合は注意する必要があります。少なくとも中央の穴の上端スレスレまで燃料を入れて使うのであれば問題無さそうです。また、漏斗部分を外して中にスチールウールを詰めて対策されている方もいます。
※製品の中にアルコールを入れたままにしない
シリコンパッキンが付いているので、しっかりフタを締めれば漏れたりしないだろうと思い、実際に燃料を入れた状態で振ってみたところ、見事に漏れました…(^^;)
アルコールストーブは途中で消火した場合燃料が残ります。燃料ボトルに戻せば良いのですが、このストーブは形状的にもやりにくいので、燃料が完全に燃え尽きるまで使うのがベターでしょう。
このシールはストーブのフタに貼ってあったものです。「消火の際に、このフタを被せない」とあるのは、シリコンパッキンが痛むから、パッキンを外せば消化蓋として使えます。(格好悪いので、このシールはすぐ剥がしました)
では湯沸かし実験開始。アルコールストーブはどれも同様ですが、ストーブ本体が温まるまでは炎が小さいです。その代わり低温に強いのが特徴。
このアルコールストーブは着火直後は炎がフラフラして安定するまで時間が掛かるようです。漏斗部分が嵌めてあるだけなので、部分的に外缶とスキマがあるのが原因じゃないかと思われます。燃料は必ずメタノールを使うこと、消毒用エタノールは水が混ぜてあり煤が出るので使えません。
温度が上がるとこの様に炎が立ち上がってきます。火力調整ができないので、炊飯時に弱火にしたい場合は何らかの対策が必要。
やがてケトルが笛を吹いて沸騰、所要時間は18分50秒でした。やはり火力が弱く時間が掛かりましたが、それでもアウトドアでお湯を沸かしたり、メスティン等で炊飯するには十分な性能だと思います。ただし、野外だと風があるので防風対策が必要です。
お湯が沸いた時点で、まだこのくらいの燃料が残っていました(底から5ミリくらい)。点火してから燃料が尽きて自然消火するまで約25分でした。
液体燃料を使う火器はどんなモデルでも火災に対して細心の注意が必要ですが、このストーブは癖があるのでさらに注意が要ります。ボディーの板厚が薄いため耐久性に劣るので、落として変形させたりした状態で使用すると危険が伴うかもしれません。初めての人が使うならトランギア製などの頑丈な真鍮モデルや、チタン製のものが良いでしょう。
シリコンパッキンが付いているので、しっかりフタを締めれば漏れたりしないだろうと思い、実際に燃料を入れた状態で振ってみたところ、見事に漏れました…(^^;)
アルコールストーブは途中で消火した場合燃料が残ります。燃料ボトルに戻せば良いのですが、このストーブは形状的にもやりにくいので、燃料が完全に燃え尽きるまで使うのがベターでしょう。
このシールはストーブのフタに貼ってあったものです。「消火の際に、このフタを被せない」とあるのは、シリコンパッキンが痛むから、パッキンを外せば消化蓋として使えます。(格好悪いので、このシールはすぐ剥がしました)
では湯沸かし実験開始。アルコールストーブはどれも同様ですが、ストーブ本体が温まるまでは炎が小さいです。その代わり低温に強いのが特徴。
このアルコールストーブは着火直後は炎がフラフラして安定するまで時間が掛かるようです。漏斗部分が嵌めてあるだけなので、部分的に外缶とスキマがあるのが原因じゃないかと思われます。燃料は必ずメタノールを使うこと、消毒用エタノールは水が混ぜてあり煤が出るので使えません。
温度が上がるとこの様に炎が立ち上がってきます。火力調整ができないので、炊飯時に弱火にしたい場合は何らかの対策が必要。
やがてケトルが笛を吹いて沸騰、所要時間は18分50秒でした。やはり火力が弱く時間が掛かりましたが、それでもアウトドアでお湯を沸かしたり、メスティン等で炊飯するには十分な性能だと思います。ただし、野外だと風があるので防風対策が必要です。
お湯が沸いた時点で、まだこのくらいの燃料が残っていました(底から5ミリくらい)。点火してから燃料が尽きて自然消火するまで約25分でした。
液体燃料を使う火器はどんなモデルでも火災に対して細心の注意が必要ですが、このストーブは癖があるのでさらに注意が要ります。ボディーの板厚が薄いため耐久性に劣るので、落として変形させたりした状態で使用すると危険が伴うかもしれません。初めての人が使うならトランギア製などの頑丈な真鍮モデルや、チタン製のものが良いでしょう。
特徴を熟知の上で慣れた人が使うのであれば、ライトウエイトハイクの戦力になると思います。なんといっても330円という低価格が最大の魅力ですね。
タグ:物オタク
いいアイデアですね。UL化には腐心しています。(笑)
最近はコンロを携行しないので、冷たいモノばかりです。;;
温かそうなラーメンやコーヒーを横目でみています。(泣)
by Jetstream (2021-10-31 12:15)
こんにちはJetstreamさん
値段が値段だったので、つい買ってしまいましたが、実際に使うかどうかは分かりません(^^;
私の場合、展望のない里山歩きがほとんどなので、他の楽しみのひとつとして暖かい食べ物や飲み物を食べられる様にコンロを持って行くことが多いです。でも、時間が掛かりますし後片付けが面倒ですねえ(汗)
by teppan (2021-11-02 09:38)