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「鬼滅の刃」煉獄杏寿郎劇場 [その他]


 話題の映画『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』を見てきました。


 トップからいきなり公式PVで恐縮です。(リンク切れになりましたらご容赦ください)

 teppanは団塊世代の次、戦後ベビーブームの反動で人口ピラミッドが狭まったあたりの生まれです。連載マンガやテレビのヒーロー物・アニメは小さい頃から馴染み深く、これまで ”ごく普通に日常に溶け込んでいる” という生活を送ってきました。
 鉄腕アトムの実写版ドラマや月光仮面の再放送なども微かに記憶に残っていて、小学校に上がる頃から手塚治虫のマンガが続々とアニメ化、ウルトラQやウルトラマンの放送も始まりテレビに釘付けになっていた世代です。「あしたのジョー」の続きが読みたくて、毎週の発売日が待ち遠しかったのを良く覚えています。
 自分ではマンガやアニメに対して比較的理解のある方だと思っているのですが、さすがに歳を重ねるに連れ新しいマンガ作家からは徐々に遠ざかり、今では成人向けマンガ雑誌をひとつ購読するのみになりました。


 そんな中、色々なところで「鬼滅の刃」というキーワードが目に付く様になりました。”おにめつ?”な~んて読んじゃったりして、時世に疎いジジイぶりがバレバレ(^^;でしたが、コミックスを読む機会を得たので少し理解できるようになりました。
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 缶コーヒーとのコラボ


 コミックス全23巻の内、読んだのは9巻までなのですがなかなか面白い!wikiによると作者がダメ元で集英社に応募して賞をもらった作品がベースになっているそうです。
 人を殺して食べる鬼達を倒すため、青少年で組織された「鬼殺隊」の隊員が助け合いながら、やがて鬼のトップを倒すと言うストーリー。鬼退治とは無縁だった主人公が、戦いながら成長し覚醒していく過程が描かれています。主人公の誠実な人柄は共感を得やすく、それが多くの人に支持される理由のひとつだと思います。登場するキャラの和風で難読なネーミングも新鮮で秀逸です。


 公開された劇場版「無限列車編」のクライマックスシーンはコミックスの第8巻に出てくる場面、teppanは評論家でもマニアでもないので細かいところは分かりませんが、いちおう映画を見た感想を書いておきます。


 ・柱(鬼殺隊の最精鋭)キャラ「煉獄杏寿郎:れんごくきょうじゅろう」の映画と表現するに尽きます。
炎をイメージし歌舞伎役者の様に派手な煉獄さんは一番アニメ向きですね。性格がまっすぐで正義感が強く、映画を見た人皆が好感を持てます。
 鬼の誘いに対して、”老いることも死ぬことも人間という儚い生き物の美しさだ!老いるからこそ、死ぬからこそ、たまらなく愛おしく尊いのだ!” と、見る人の心にグッと来る名言を残します。原作の主人公「竈炭治郎:かまどたんじろう」はこの映画では脇役でした。

 ・当然ですが「煉獄杏寿郎」と「猗窩座:あかざ」の戦闘シーンが最も印象に残る作りになっている。
こういったシーンはアニメーション制作会社「ufotable」が得意とするところだそう。マンガでは表現できない動きと音がキャラクターに命を吹き込み新鮮に映ります。その他の場面では止め絵が多く、その辺りはジブリのアニメと比較して見劣りするところ。

 ・原作に忠実に作られている。
キャラのセリフも、絵がデフォルメされたギャグ部分もそのまま再現されていましたが、teppan的には劇場版用にアレンジした方が良かったと思います。コアな読者は満足できると思いますが評価は様々でしょう。

 ・マンガやアニメを見た人でないと理解しづらい。
この映画はこれまでに放送されたアニメの続きになっています。予備知識ゼロで映画を見た人も”良かった”と評価する人が多いみたいですが、映画のシーンに至るまでの経緯が分からないので、読者やアニメの視聴者であればより感情移入できると思います。

 ・涙の表現がちょっと大袈裟だったな… 
マンガでは戦いの後に主人公「炭治郎」が遺言を伝えに煉獄家を訪れるのですが、映画ではカットされていました。teppan的にはその場面もあった方が良かったのではないかと思います。

 マンガ『鬼滅の刃:きめつのやいば』
 鬼も元は人間で、倒される際に鬼になるまでの生い立ちが紹介されます。主人公の誠実さや温かさに触れ、人の心を取り戻しながら散っていくと言うところに救いがあってホッとしました。
 常に他人を思いやる、おだやかな海のような広い心を持つ主人公が、多くの人に助けられながら仲間と共に努力を重ね成長していくというストーリーが、読む人に勇気を与えます。鬼の首を刀で切り落としたり、仲間が死んでいったりと残酷な描写はありますが、なかなか良いマンガだなあという感想です。


 原作の連載はすでに終了していますが映画の続編がありそうですね。TVアニメも続編が作られるでしょうし、今後も話題に上ることでしょう。やっぱりいくつになってもマンガって面白いな!

 日本で公開された映画の中で興行収入が過去最高になったとネット記事にありました。理由はやはり原作が優れているというのが一番でしょうか?そして新型コロナ感染症が流行している最中での公開であった事が、少なからずこの映画を後押ししているのだと思います。
 アニメはそれぞれ特色を持っているので単純に比較はできませんが、「興行収入」という点だけなら「鬼滅の刃」が「千と千尋」に勝りました。宮崎駿さんは気にしてなさそうな報道がされていますが、はたしてどうでしょう?

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