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【奥三河】天狗棚・井山スノーハイク 2021/1/7 [山歩き・ウォーキング]

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 天狗棚へ続く稜線にて、霧氷はほんの僅かでした。


場所・山行日 「天狗棚:てんぐだな:1240m:独標」
「天狗の奥山:てんぐのおくやま:1229.67m:三等三角点」
「井山:いやま:1195m:独標」  2021年1月7日(木)
 愛知県豊田市稲武町・北設楽郡設楽町津具・長野県下伊那郡根羽村 境
ルート  面ノ木第1園地駐車場~天狗棚展望台~天狗棚~天狗の奥山
~名古屋市稲武野外教育センター~井山~面ノ木第1園地駐車場
歩行距離 9.2Km(平面距離)
標高差  駐車場(+65m)展望台(+65m)天狗棚(-75m)鞍部(+65m)
天狗の奥山(-355m)教育センター(+320m)井山(-84m)駐車場 
所要時間 05時間40分 08:00~13:40   1.6km/h(休憩・昼食時間含む)
Google earth俯瞰図はこちら


 ご訪問ありがとうございます、遅まきながら新年初ハイキングレポートです。しかも1週間前のレポートで恐縮です。
 お正月は食っちゃ寝、飲んじゃ寝の堕落した日々を過ごしておりまして、そのまま動かずにいるとますます腰が重くなりそう。そこで鈍った体にムチ打って、奥三河にある天狗棚へスノーハイキングに出かけてきました。


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 面ノ木園地駐車場です、風が強く寒い1日になりそうです。AM7:47



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 車外に温度計を置いてみるとマイナス4℃、思ったほどは低くないですが寒く感じますね。



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 こちらが天狗棚の登山口。印象的な名前のとおり天狗伝説を持つ山です。子どもがまだ幼稚園の頃、連れてきたことのある山です。AM8:14



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 登山口から山頂までは標高差わずか120mほどです。山頂手前の鞍部まで直接登るコースがありますが、この日は南側の尾根の頭にある展望台へ寄ってから登る事にしました。山腹をトラバースする道が付けられています。AM8:20



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 少な目な積雪量と雪質で歩きやすい。



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 尾根の頭から階段を下ったところが展望台です。



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 盆地になっている所が津具の町です。残念ながら遠望は利きませんでした。条件が良ければ富士山も見ることができます。ここから階段を下れば第2・第3園地やビジターセンターへとコースが繋がっています。AM8:33



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 写真が面ノ木ビジターセンター。ちなみに”面ノ木”とは、ここで生活していた木地師が立木に面を彫ったということに由来するそうです。



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 展望台を後にして天狗棚山頂へ向かいます。少し青空が見えてきました。



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 山頂手前の鞍部です。登山口から直接登るコースとの分岐地点になります。AM8:53



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 鞍部から数分で天狗棚山頂です。標高1240m、teppanの地元・豊田市の最高峰です。AM9:03



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 小さな「かまくら」と雪だるま。



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 ここに来ると必ず見上げるブナの巨樹、樹木とは思えない迫力と言いますか、奇怪さを感じます。山SNSの知人がこれを見てMRA(脳血管撮影)写真みたいだと表現していましたが、なるほど~



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 冬枯れで普段は見えない井山の風車を眺められました。このハイキングの終盤で訪れる予定です。



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 多過ぎず少な過ぎずの積雪で楽々快適ハイク。積雪は膝に負担が少なく優しいのが良いですね。



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 天狗棚の北側にあるもう一つの目立つピーク「天狗の奥山」分岐です。スルーする事が多いのですが、久しぶりに登ってみることにしました。AM9:29



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 一直線の急登を終えると「天狗の奥山」頂上です。大き目のブナの木があります。愛知の定番ガイドブックに紹介された関係で「1200高地」という名前の方が通っています。AM9:35
 


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 三等三角点「三方ノ根:1229.67m」。点の記を見ると「選点:柴崎芳太郎」となっていました。映画にもなった新田次郎氏の小説「劒岳 点の記」のモデルになった人ですね。ここは愛知県と長野県の県境になっています。



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 下山は来た道を戻らず西側へ下りてみました。



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 普段は歩けない(歩いてはいけない)斜面も、積雪があれば痛めることなく楽しめます。踏み跡のない斜面を歩くのは気持ちが良いですね。



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 少なくとも樹齢200年以上は経っていそうなブナ。



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 このエリアは愛知県では貴重なブナの原生林が残る森なのです。



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 オリエンテーリングコースで名古屋市稲武野外教育センターへ向かいます。AM9:49



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 緩やかな尾根のアップダウン。



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 雪の上だと靴跡がクッキリ残ります。その人の歩き方や装備や体格などを想像すると面白いですよね。おっ!ここでズルッと滑ったな!とか(^^ これはおそらく男性のものだと思います。前爪のあるアイゼンを履いていたのかな。



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 この日はほとんど霧氷が見られませんでしたが、日の当たらない北側斜面の樹木の着雪はそのまま融けずに残っていました。



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 林道に出る手前の展望地。恵那山と大川入山は雲の中で見えませんでした。その手前に発電用風車が並ぶ大船山あたりが見えました。



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 写真の地点で一旦林道に出ます。(振り返って見たところ)AM10:14



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 林道がヘアピンカーブになっていて、その先に山道への入口(写真)があります。ここを下って尾根歩きの続き。



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 しばらくアップダウンを繰り返して、再び同じ林道に出合います。ここもカーブの先の尾根入口へ。AM10:24



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 南を見ると、樹間から井山の風車が見えています。かなり遠ざかってしまいましたが、あの風車のある所まで登り返しが待っています。


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 三たび林道に出合う地点が、



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 仙石峠です。この峠から尾根を外れ、南側の谷間を下りました。AM10:31



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 何度か橋を渡って、


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 堰堤横の階段を下りて、



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 野外教育センターの研修棟横に出てきました。AM10:46


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 ここからしばらく県道歩き。AM10:48



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 部分的にツララの垂れる木、下の写真の施設の屋根から流れ落ちた水が掛かって凍ったみたいです。



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 この立派な建築物は全天候型のキャンプファイアー場、中央に巨大な煙突もあって至れり尽くせりです。不便な中でも創意工夫で対処していくのが野外体験学習の意義のひとつだと思うんですけどねえ。今どきの学校生活は過密スケジュールで日程をズラせないという理由で造られたのかな?



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 堰堤内の水の流れが面白い形になっていました。



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 県道がヘアピンカーブになっている地点、「井山」に関係の深い古橋家の顕彰碑のある場所から山道へ入りました。AM11:02


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 ここからはアニマルトレースのみで、人の足跡はありませんでした。



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 こちらも野外センターのBオリエンテーリングコース。



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 橋を渡ったところにある堰堤、凍っていました。


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 ツララがたくさん。



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 丸い氷が幾つも重なったみたいなおもしろい形。



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 この足跡は何の生き物のでしょうか?鹿でも兎でもなさそうです。



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 今から6年前、ここを歩いていたら突然カモシカが左の斜面から転がってきてビックリした思い出ががあります。



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 長い名前のカエデがあるものですね。ネットで調べてみましたらウラゲ”エンコウ”カエデがヒットしました。書き間違いなのかな?



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 駐車地近くまで戻ってきました。県道に出る直前が吹き溜まりになっています。AM11:56



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 作業道を歩いて井山へランチをしに向かいました。ほんの少し凍った地点があるだけで安心して歩けました。



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 井山の山頂部に出ました、見るからに寒そうです(^^; だだっ広く樹木がほとんど無いのは、かつてここに牧場があったから。PM0:09



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 良く見ると、風車の後ろに風速計が付いていました。



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 本日のランチ場所で当てにしていた休憩小屋、なんと板で閉鎖されているではありませんか!困ったなあ…



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 一般車乗り入れ禁止にも拘わらず、山頂近くまでクルマの轍が… このトレッドとタイヤ幅からすると車種はJeepあたりでしょうか?自分さえ楽しければOKと言う大馬鹿者の仕業、許し難いです。



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 360度の全方位展望が楽しめる山頂なんですが、この日はご覧のとおり。



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 お見せできませんが、「寒いな~」という顔をしております(^^



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 展望が楽しめず風も強いのですぐ下山、とりあえず休憩小屋へ戻ります。後ろの山々は歩いてきた天狗棚(右端)と天狗の奥山(中央少し左)



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 小屋に入れず、やむなく軒下でランチにしました。こんな時に限ってタイミング良く?大雪が降ってきた~(泣)



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 この日はサッポロ一番の味噌、teppanはこれが結構好きなんですよ。



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 ランチ中も雪が降り続き、食器やテーブルにも積もる始末。それにしても、こんなお天気にこんな場所でランチとは、物好き以外の何者でもありませんよね(^^;



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 締めは残ったスープにご飯と卵を入れた雑炊。マイナス4℃、この気温だとブタンのCB缶ガスは気化しないので、邪道ですがボンベをトレイに置いて、ぬるま湯に浸して使いました。トレイの周りの雪が融けているのはそのせいです。



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 ザックにも雪がこんなに…



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 仕事(風車のメンテ?)を終えたお二人と会釈する。寒い中お疲れさまです。



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 せっかくランチで温まったんですが、後片付けする間に寒々としてきました。 さあて、帰るとしますか。PM1:30



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 ポツンと立つ木と碁盤石山。この木に霧氷が着くと絵になるんですけどねえ…



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 午前中に登頂した天狗棚を正面に見ながら下ります。



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 駐車場に戻るとジムニーだけ寂しく留守番しておりました。PM1:41


 ※この日の凍結個所は林道のほんの一部分だけで、滑り止め等の装着無しで歩けました。


【備忘録】
面ノ木第1園地駐車場:愛知県豊田市稲武町井山
マップコード 368 084 171*65
Googleプラスコード 5HQH+55 設楽町、愛知県

【関連資料】井山は旧稲橋村(現豊田市稲武町)の名主「古橋家」に縁の深い山で、ハイキングコースの入口に顕彰碑が建っています。
 豊田市近代の産業とくらし発見館 企画展資料「古橋源六郎暉皃」リンク



(おまけ)

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 帰りに稲武町六郎木にある湧水公園の氷瀑を見てきました。



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 今年は出来具合が宜しいようです。



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 新型コロナウイルス感染症、早く終息してほしいです。


タグ:愛知のお山
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コメント 6

いた

サッポロ一番は塩がいいな。
by いた (2021-01-12 21:21) 

teppan

こんばんは、いたさん

 サンヨー食品のインスタント麺シリーズはどの味も美味しいので好きですよ。雑炊にするなら塩が向いていましたが、家にあったのがたまたま味噌だったので(^^
 日清さんも遅ればせながら味噌味のカップ麺を出しましたが、カップスターには遠く及ばずといった感想です。
by teppan (2021-01-12 22:20) 

Jetstream

新年早々、雪山ハイクとはいいですね。!(^^)!
アイゼンもなしで歩けるのは快適ですね。
by Jetstream (2021-01-13 11:37) 

teppan

こんにちは Jetstreamさん

 積雪も少なめで凍結もありませんでしたので、アイゼンなして歩けました。積雪の急階段を下るのはちょっと気を使いますが、いい加減な足の置き方ができない分、基本に忠実な歩きが体得できますね。
by teppan (2021-01-13 12:23) 

鈴木譲二

井山への立ち入りが禁止になってしまいましたね。
残念です。
何でも車で山頂まで乗り入れるマナーの悪い人たちのせいとか。
by 鈴木譲二 (2024-03-17 10:57) 

teppan

鈴木さん、コメントありがとうございます。

立入禁止の理由はそういうことだったんですね、残念です。
by teppan (2024-03-18 13:11) 

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