ジムニーJB23W リヤドアトリムのスリム化

　ミニタンスの設置にともない、リヤドアトリムを薄いものに取り替えました。

　雑多な物を収納するのに四角い籐カゴを置いて使っていましたが、ただでさえ狭いジムニーの荷物スペースを有効に使うためミニタンスを置くことにしました。

　しかし、後席シートの背もたれを起こした状態だと、厚みのある純正トリムとタンスが当たってしまい、わずかにスペースが足りません。しばらくトリムを外したまま乗っていましたが、ドアの内側が丸見えで見栄えが悪いので、薄い材料で自作することにしました。


　純正トリムを取り外し、新聞紙で型紙を作ります。固定は純正クリップをそのまま使用するので、クリップの穴位置もトレースしておきます。作成した型紙に合わせて材料をカットしました。

　たまたま使った新聞が2019年2月の国際欄。”米朝”とか”イラン”とか書いてありますが、新型コロナウイルス禍の中、米大統領が交代してこの先国際情勢がどうなって行くのか？一日本国民ながら気になりますね。

　純正トリム（上）と自作トリム（下）。比べてみれば一目瞭然、両サイドが無意味に厚いのが分かりますよね。ジムニー専門店が薄いトリムを販売していますが、お値段が1万円くらいします。無くても支障のないものに払うには高過ぎると思ったので自作したわけ。

　材料は長さ910mm×高さ450mm×厚み4mmのプラスティック段ボール（プラダン）。ホームセンターで購入、500円ほどで済みました。色は他に青・緑・赤・黄・黒・白がありましたが、選んだのは純正品と同系色のグレーです。

　クリップを付けるため、径9mmの皮ポンチで9個所穴開け。ポンチの先端を鋭く研いでおけば、押しつけてクルクル回すだけで穴が開けられます。
　穴位置ですが、新聞紙で作った型紙では誤差が大きいので目安に使うことにして、真ん中の１個所を先に位置決めして仮固定した後、残りの８個所は現物合わせで位置を決めました。

　元々の純正クリップを取り付ければ完成。この上に表皮（クロス）を貼ればさらに見栄えが良くなりますが、面倒だし材料費もかかるのでこのまま使います。クリップの頭が見えたままですが、色がグレーで地味なのでアクセントになってちょうど良いかと…^^

　これで後席の背もたれを起こした状態でもドアトリムに当らなくなりました。

　ちなみに設置したミニタンスは「無印良品スタッキングチェスト２段」。外寸は幅37cm 奥行28cm　高さ37cm　引き出し内寸は幅33.5cm 奥行24.5cm 高さ15.5cmです。お値段は税込み5,000円ほどでした。発進時に引き出しが勝手に開かない様に幼児対策用のストッパーを付けてあります。

　中身が入った状態で引き出すと、重みでタンス自体が倒れてきてしまうので、ストラップ（着脱可能）で固定しました。

　おしまいは秘密兵器のご紹介。
　ジムニーオーナーはお困りの方が多いと思いますが、横開きのバックドアというのは、車が傾いていると開けても勝手に閉まってしまう事が良くあるんです。これがとても不便なんですが、どんな場所でも閉じないようにと、簡単に着脱できるストッパーを開発？しました。

　これです！バックドアが開いた状態でダンパー（ステー）の部分にこれを噛ますだけ。
何のことはありません、車の部品（ドアガラスのレギュレーター）の一部を切断して加工しただけ。同種の製品も2000円くらいで売られていますが、これで十分間に合います。ワンオフで発売の予定はありません(^^

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