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【鈴鹿】秋のダイラと三国岳 毘沙門谷から 2020/11/5 前編 [山歩き・ウォーキング]

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 毘沙門谷を遡行してダイラの頭へ向かう途中の様子。


場所・山行日
「ダイラの頭:803m:独標」「三国岳(三角点峰):みくにだけ:815.01m:三等三角点」
「三国岳(本峰):みくにだけ:894m:独標」「三国岳(最高点):みくにだけ:911m:独標」
 岐阜県大垣市上石津町・滋賀県多賀町大君ヶ畑・三重県いなべ市藤原町 境
 2020年11月5日(木)
ルート  時山集落~毘沙門谷出合(谷遡行)~ダイラの頭~三国岳(三角点峰・本峰・最高点)
~ダイラ~時山集落
歩行距離 14.2Km(平面距離)
標高差  駐車地(+90m)毘沙門谷出合(+470m)ダイラの頭(+107m)三国岳最高点(-320m)ダイラ(+15m)P597m独標(-360m)駐車地
所要時間 09時間30分 05:40~15:10  1.7Km/h(休憩・昼食時間含む)
Google earth俯瞰図はこちら


 街の木々が少しずつ色づいてきましたが、里山の紅葉はどうでしょうか?先月訪れた御池岳は少し早かったけど、他の山はそろそろ見頃になっているかもしれません。鈴鹿には二次林が美しい場所が幾つもありますが、以前から訪れてみたかった秋のダイラへ行ってきました。

 まず前編は、上石津町時山から毘沙門谷を遡行してダイラの頭へ、そしてその先の鉄塔のある展望地までのレポートです。

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 自宅を午前2時30分頃出発、名神高速道路で養老SAへ向かい腹ごしらえ。



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 たまにこのSAに来るといつもカレーライスなので、この日はラーメンを。



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 養老SAのスマートICから一般道を30分程で時山集落にやってきました。夜明け前にスタート。集落内を歩いていると、突然道路脇のセンサーが反応して獣除け?の音が鳴り響きビックリ!犬の鳴き声だと思いますが、1分間以上鳴っていたと思います。AM5:51



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 民家の前にあったデコトラには雷神・風神が描かれていました。



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 萬屋商店前を通過。何屋さんなのか分かりませんでしたが、名前の通り何でも屋さんなのかも。AM5:55



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 時山健康増進施設「ゆー・あいセンター」。廃校になった小学校の体育館だと思われます。



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 萬屋商店さんから約1キロ地点、藪谷の橋を少し過ぎた所に駐車スペースがありました。



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 冬期通行止めゲート。AM6:10



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 タラノキのトゲトゲ。



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 写真の地点から左へ、草が茂っている旧道へ入り毘沙門谷出合を目指します。途中ガケ崩れで道が埋まっている個所があり、牧田川に滑り落ちないように注意して歩きました。AM6:24



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 橋が見えて来たら、そこが毘沙門谷出合です。駐車地から約3キロ1時間ほどでした。AM6:33



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 初代スズキアルトの廃車です。今(2020年)から40年程前に発売されました。当時のキャッチフレーズは”47万円” 物品税(15.5%)の盲点を突いて、非課税をセールスポイントにした画期的な軽自動車。



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 牧田川に架かる橋は老朽化していました。恐る恐る渡りますが、丸太の橋桁は意外にしっかりしていました。対岸の炭焼小屋横にもう一台軽の廃車が置いてありましたが、きっとこの橋を渡ったのでしょう。



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 中を覗くとまだ炭の香りが漂っていました。ここで休憩ついでに長靴に履き替えました。



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 いよいよ毘沙門谷に入ります。右岸(写真左)の尾根には鉄塔巡視路の入口がありました。AM6:50



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 すぐに人工的な感じの広々とした場所に出る。毘沙門平と呼ばれている場所だと思われる。



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 石垣を積んだ道が続いています。昔は人の出入りが頻繁にあったのでしょうね。



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 斜面にはイワタバコが生えています。



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 頻繁に渡渉がありそうなので、足の置場に悩まずに済む様に長靴にしました。浅いのでジャブジャブ歩けます。



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 左岸の支谷に懸かる毘沙門滝。水量はかなり少なかったです。AM7:14



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 この淵はさすがに深かったので右側を通過。



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 上流に向かって歩いて行く途中にも各所に炭焼き窯跡が現れます。AM7:18



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 石組みの上にポツンと置かれたヤカンが哀愁を誘う。



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 この谷は比較的緩やかで歩きやすく、登路として向いていますね。



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 朽ちた野生動物保護地区の杭。里山を管理する人が減り、シカ・イノシシ・クマなどが里まで下りて来やすくなりました。保護から頭数管理へ、野生動物にとっても住みにくい世の中になりました。



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 大きな滝や淵がなく、堰堤も全く無いので歩きやすいです。



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 森林開発公団の表示板、現在は「森林整備センター」と言うらしいです。昭和53年から55年間というと、この記事を書いた時点でまだあと13年程残っていますが、果たして今も有効な契約なんでしょうか?



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 一個所岩がゴロゴロ集積した場所がありました。左岸沿いを登りました。AM8:37



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 標高540m付近で主流が2つに分岐する地点です。この谷は地形図上で現在地を特定できる特徴が少ないのですが、この場所は分かりやすかったです。AM8:42



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 左俣へ進みます。相変わらずなだらかです。



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 上流域になると分岐する谷の大きさが同じくらいになってくるので、どちらへ進んだら良いか分かりずらくなってきます。ルートファインディングの腕の見せ所ですね。登山道がないルートでは、尾根は下りが、谷(沢)は登りが難易度高いです。



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 目指す峠から標高差にして60~70m下がった地点、こんな奥にも窯跡がありました。昔は峠を越えた先にあるダイラまで道があったと参考書に書いてありました。AM9:09



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 最後の分岐は左俣へ、右俣を詰めても峠の少し上に出ると思われるので間違いではありません。



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 さすがに詰めはキツくなりますが、毘沙門谷は緩やかな方ですね。



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 峠が見えてきました、良い雰囲気です。



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 ようやく峠に到着しました。出合いから2時間半、楽しい谷歩きでした。ここでエネルギーチャージ、再びトレッキングシューズに履き替えました。AM9:25



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 峠からは養老山地の主峰「笙ヶ岳」が見えました。



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 休憩後はダイラの頭へ向かいます。落ち葉が敷き詰められた二次林の雰囲気が良いです。



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 阿蘇谷(あんぞだに)の対岸にあるのが烏帽子岳です。いづれ歩いてみたいですね。


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 急斜面を登ってここが「ダイラの頭」です。それにしてもピンクテープ目印が多過ぎやしませんか?同じ場所にどうしてこんなにたくさん付けなきゃならないのか?無粋な人工物にちょっと腹が立ちました。用が済んだなら取り除いて欲しいですね。



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 山名板。”ダイラ”というのは”平”の意。このピークの中腹に平坦で広々とした場所があるのですが、今回の最終目的地です。後で向かいますが、まずは未踏の三国岳をピークハントのためピストンします。




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 このピークは鈴鹿主稜線(県境稜線)の一部になっていて、西へ向かえば横根山を経由して五僧峠へ、南東へ向かえば三国岳・鞍掛峠を経由して御池岳へ尾根つながりになっています。



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 次は樹間に見える三国岳へ向かいます。



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 標高700m付近では紅葉の最盛期、急斜面を立ち木につかまりながら下りました。



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 阿蘇谷・ダイラ方面の分岐がある鞍部に下りてきました。



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 ダイラは「時山」の方向へ下りますが、まずは未踏の三国岳の頂上を踏みに行きます。



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 途中の山腹道は道幅が狭く、下を覗くと40度はありそうな急斜面です。転落したら命はないので慎重に通過しました。尾根通しでも行けたようなので、帰りはここを通らないようにするつもりです。



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 鉄塔のある尾根に出ました。AM10:23



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 北側の阿蘇谷を眺めたところ、中央左がダイラです。そういえば鉄塔の写真を撮り忘れました。


 前編はここまでです、三国岳とこの日のメイン「ダイラ」の後編レポートはこちらをクリック!




【備忘録】

(毘沙門谷)
 ・旧県道は土砂で埋まって歩き難い地点あり(滑落注意)。廃車が置いてある所に朽ちかけた橋があり、慎重に渡ると毘沙門谷入口。
 ・毘沙門谷は上流まで炭焼き窯跡があり、所々古い道形が残っている。テープの道標を頼りに進むが、何度も渡渉を繰り返すのでスリップによる転倒に注意。大きな滝も堰堤もなく比較的楽に遡行できる。たまに高巻きがあるが転落しないよう注意。上流域は同じ様な規模の谷が分岐してくるのでルートファインディングを要す。

(ダイラの頭~鉄塔展望地)
・ダイラの頭までの登下降は、北尾根・南東尾根ともに急斜面。
・ダイラ南東の鞍部から鉄塔間は狭い山腹道で転落したらアウトなので慎重に。尾根通しでも行けるが急斜面。

タグ:鈴鹿の山
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Jetstream

ロングコース (+_+) 朝の早出が肝心ですがこれから寒くなります。。ね。
by Jetstream (2020-11-10 09:30) 

teppan

こんにちはJetstreamさん

 日の出日の入りが早くなってきましたので、ロングコースですと早出しなければいけませんが、起きるのが辛い季節になってきましたね。

 今回も比較的ロングと言っても車道歩きが多かったので、先日Jetstreamさんが歩かれた雲取山に比べれば大したことないんですよ。(^^
by teppan (2020-11-10 13:10) 

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