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【奥三河】岩伏山・中当城ヶ山・内平周回 後編 2020/4/2 [山歩き・ウォーキング]
ハイキングの後に立ち寄った、愛知県設楽町八橋にあるウバヒガンザクラ。
場所・山行日 |
「岩伏山:いわぶしやま:983.25m:三等三角点」「内平:なかひら:802.86m:三等三角点」
「中当城ヶ山:なかとうじょうがさん:918m:独標」 愛知県設楽町・豊田市 境2020年4月2日(木) |
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ルート | 道の駅~岩伏山~中当城ヶ山~内平~道の駅 | ||
歩行距離 | 13.2Km(平面距離) | ||
標高差 | 道の駅(+350m)岩伏山(-115m)林道交差点(+126m)No39鉄塔 (-84m)中当城ヶ山(-106m)内平(-190m)道の駅 |
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所要時間 | 06時間32分 07:22~13:54 2.0Km/h(休憩時間含む) GPSログはこちらをクリック Google earth俯瞰図はこちら |
奥三河の里山3山周回、後編は愛知県豊田市中当町にある中当城ヶ山と北設楽郡設楽町の内平です。
レポートの続きは岩伏山の登頂を終え、No39鉄塔近くから林道に出たところからです。
中当城ヶ峰へ向かって約1.4キロの林道歩き。山道とは違ってリラックスして歩けます。途中チェーンソーで作業中の方を見かけました。
しばらく林道を歩いて終点に到着。この先へ入るとNo42鉄塔があります。10:27
鉄塔の先に中当城ヶ山が見えますが、そのまま下らず左の山腹にある巡視路へ。10:28
山腹を慎重に歩いて、
広い鞍部に降りたら右の尾根に取り付く。10:33
鉄塔案内に従いアップダウンしながら尾根を行くと、
やがて中当城ヶ山に着きます。展望はなく静かな山頂でした。10:44
北西の急斜面を下って登り返すとNo43鉄塔のあるピーク、ここで休憩しました。10:51
鉄塔下は眺めが良いです。中央奥が鷹ノ巣山(段戸山)。
ドリップコーヒーとあんパンでエネルギー補給。熱々が飲みたかったので、山専ボトルの湯をもう一度沸かし直しました。
エネルギー補給を済ませたら、往きに歩いた巡視路を戻り南東方向へ進みます。深い谷を渡って内平へ続く尾根へ向かっているところ。
写真の鞍部から右へ登れば内平へ尾根続きになっているはず。11:43
鞍部から登り返して最初の分岐地点は右(南西)方向へ。11:51
途中短い区間ですがヤセ尾根がありました。
885mピークの先が広く、支尾根が幾つか分岐していて方向をミス。下りは地形図とコンパスだけだとなかなか難しいです。12:17
獣道をトラバースして方向修正。前方の白い斜面は花崗岩の砂ザレです。
標高800mピーク、支尾根が分岐しています。ここは左へ。12:26
溝道が横切る峠に出ました。「馬洞峠」の案内板があります。右(北西)へ下れば中当方面へ、左(南東)へ下れば清水方面へ出ると思われます。12:35
峠から急斜面を登ると801mピーク。「黒石砦址」の標柱が立っていました。12:42
魚が口を開けたような岩があった。
鉄塔の立つ鞍部からの眺め。
小さな鉄塔を後にして、最後の急登に取り付く。12:52
鉄塔から登り返したら、最後の分岐を左方向へ。12:59
頂上手前の鞍部は倒木で荒れていました。
内平の頂上です。名前のとおり平で広いです。13:09
三等三角点「大平」802.86m
山頂から南東に続く尾根を下りました。赤テープ案内があり分かりやすい。
間伐材が無造作に転がっているように見えますが、ちゃんと踏み跡を避けて置かれていました。
フェンスを抜けて林道に着地、後はのんびり歩けます。13:24
昭和39年(1964年)に廃校になった小学校です。13:31
板塀と木枠の窓が時代を感じます。teppanの通った小学校の校舎もそうでした。
国道に出たら横断歩道を渡って名倉川へ。13:36
道の駅まで川沿いのサクラ並木を見ながら戻る事にしました。
名倉川の堤防沿い約1キロくらいに渡ってサクラが植えられていて、「清水のコヒガンザクラ」と呼ばれています。この日は7~8分咲きでしたが間もなく見頃を迎えそうでした。道の駅から歩いて行けますので、ハイクの帰りに散策してみるのも良いと思います。
名倉川とコヒガンザクラ
エドヒガンとマメザクラの交雑種ではないか?と考えられているそうで、小ぶりで可愛い花です。
無事道の駅まで戻り本日のハイキングは終了です。13:54
(あとがき)
「中当城ヶ山:なかとうじょうがさん」、”中当”とは麓の地名ですが、名前が示すとおり戦国時代には山城があったようです。旧稲武町には近くに夏焼城ヶ山があり、そちらは比較的人気ですが、こちらの城ヶ山はとても静かな山でした。 山頂北となりのピークに鉄塔があり、眺めが良いので休憩はそちらがオススメです。
「中当城ヶ山:なかとうじょうがさん」、”中当”とは麓の地名ですが、名前が示すとおり戦国時代には山城があったようです。旧稲武町には近くに夏焼城ヶ山があり、そちらは比較的人気ですが、こちらの城ヶ山はとても静かな山でした。 山頂北となりのピークに鉄塔があり、眺めが良いので休憩はそちらがオススメです。
3山目は「内平:なかひら」、麓の清水地区の裏山という位置づけで、特に目立ったピークではなく、尾根上の盛り上がりと言った感じです。植林の山で展望は無く、最近間伐されたばかりでした。ピストンやミニ周回する際は、麓の廃校に空きスペースがあるので、そちらに駐車して歩く人がほとんどの様です。
(コース状況)
(コース状況)
【川口登山口~岩伏山】
地元の方々によって整備されて歩きやすい。植林にピンク色のテープが多くありますが、コース案内ではないので注意。谷コースは青色、尾根コースは赤色の案内標識が設置されています。
【岩伏山~中当城ヶ山】
一般コースではありません。登山道や案内標識等はありませんので、地形図やGPSなどをで方向を確かめながら歩きます。大部分が鉄塔巡視路と林道歩きです。
【中当城ヶ山~内平】
一般コースではなく、登山道や案内標識はありません。下り方向(城ヶ山→内平)で歩く場合は尾根が広い地点や支尾根が分岐する地点が複数あり方向に注意が必要。地形図やGPSなどでルートファインディングを要す。
内平から麓の清水集落へは山頂から南東の尾根を下りました。踏み跡や赤テープがあり比較的分かりやすい。林道に出る所は獣除けフェンスの扉が複数個所あります。
遅いランチは道の駅・アグリステーションなぐらの食堂で食べることにしました。
「おかあさんの店」と名付けられた食堂。
五平餅定食650円。五平餅のタレはエゴマとピーナッツの2種類から選ぶことができます。ミニうどんか蕎麦も付いてきます。
テーブルの上に置いてあった植物は何でしょうか?食堂の方に聞きましたが分かりませんでした。
(備忘録)
道の駅・アグリステーションなぐら TEL0536-65-088
愛知県北設楽郡設楽町西納庫字森田32
8:00~17:00(12~2月は16:30まで)食堂オーダーストップ15:30
定休日:毎週月曜日(月曜祝日の場合は翌日休み)
(八橋のウバヒガンザクラ:冒頭写真参照)
道の駅から車で約20分、設楽町内にある「八橋のウバヒガン桜」の花が見頃だと聞き帰りに立ち寄りました。
ここに来るまでの道路沿線では、あちらこちらで工事が行われていて、何だろう?と思ったのですが、桜のある場所に着いてその訳を知りました。この辺り一体は「設楽ダム」の建設によって水没してしまうとのことで、新しい道路を斜面の高い部分に造る工事が行われていたのでした。
富士山形の美しい知生山とウバヒガンザクラ。簡易ベンチが設置されていました。
在りし日の集落の写真が掲示してありました、多くの民家があったんですね。今から6年前に住民の移住が済んでいて、ダム湖の障害になる家屋は全て取り壊されたとのこと。廃校となって残されていた小学校の校舎も無くなりました。
現在の集落跡地。桜のある場所は近くを流れる境川から50m以上高いのですが、そのすぐ手前まで水没する予定だそうです。すぐ下にある集落が基礎だけを残して跡形も無くなっているのを見て、なんだか寂しい気持ちになりました。
学名はイトザクラと言い、エドヒガンの枝垂れ種だそうで、小さめの花が可愛いです。説明書きによると2020年現在で樹齢123年、八橋生まれで今は奈良に在住の方の曾祖父が、明治30年に子どもの誕生記念に庭に植えた桜で、その後大きくなり過ぎてしまい、現在の場所(戦前の小学校跡地)に移植されたとのことです。
桜のある場所は公園になる予定とのこと。ここでは廃村になった住民の方々が集まって毎年観桜会が開かれているそうです。今年はウイルス感染症の流行で中止になってしまったそうですが、残されることになったウバヒガンザクラは、故郷を追われた人達にとって心の支えです、長く長く生き続けて欲しいですね。
タグ:愛知のお山
山歩きと花見はいいですね。堤防堤の桜並木、いい散策が出来ましたね。!(^^)!
by Jetstream (2020-04-08 10:44)
こんにちは Jetstreamさん
やはり桜の花を見ると心躍りますね。堤防沿いの桜は見頃には少し早かったのですが、ズラリと並ぶ桜は見事でした。
ウイルス感染症の流行で非常事態宣言が出され先行き不安ですが、早く終息してくれる事を願っています。Jetstreamさんも気を付けてお過ごし下さい。
by teppan (2020-04-10 09:31)