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【東三河】雁峰山 前編 茶臼山公園から周回 2020/3/12 [山歩き・ウォーキング]
新城スカイパーク(パラグライダー離陸場)より静岡県境の山々
場所・山行日 | 「雁峰山:かんぼうやま(がんぼうさん):628.46m(本峰):三等三角点」 愛知県新城市須長・片山・徳定 2020年3月12日(木) |
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ルート |
茶臼山公園~赤禿~のろし場~見晴台~片山雁峰山~徳定雁峰山~パラグライダー場
~須長雁峰山~雁峰山(本峰)~石座石~牛倉集落~茶臼山公園 |
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歩行距離 | 19.6Km(平面距離) | ||
標高差 | 長篠設楽原PA(+330m)のろし場(+200m)徳定雁峰山(-70m)パラグライダー場 (+90m)須長雁峰山(-40m)雁峰山本峰(-290m)石座石(-250m)牛倉集落 (+40m)茶臼山公園 |
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所要時間 | 09時間20分 05:46~15:06 2.1Km/h (PA休憩・休憩・昼食時間含む) トラックログはこちら Google earth俯瞰図はこちら |
最近のハイクレポートは春の花の便りで賑やかになってきましたが、そんな誘惑には目もくれず、この日も愛知の低山を歩いてきました。場所は東三河の雁峰山です。
※雁峰山の読みについて
130山ガイドブック、新城市小中高校歌、地元案内標識、高速トンネル名には「がんぼうさん」「がんぽうさん」「かんぼうやま」など複数の読みが使われています。
茶臼山にある織田信長本陣跡からスタート、稲荷神社があります。AM5:50
本陣跡からは新東名高速・長篠設楽原PAが見渡せます。背後はこれから登る山々。
本陣跡からパーキングエリア間は遊歩道でつながっているので歩いて行けます。
パーキングエリアからです。山腹の高台にあるのでとても眺めが良い。AM6:01
ぷらっとパークの駐車場から一般道へ出ます。西の空にはお月様。
高速道路を潜って正面の尾根へ向かいます。AM6:09
ここから林道富永線へ入りました。
静岡県境にある城山からのご来光、雲ひとつない快晴でした。
「富沢区有林」の標識がある場所から取り付きました。このあたりを「赤禿」と呼ぶ様です。林道をもう少し登った所から、もっと良い入口があったようです。AM6:20
作業道から尾根に上がると右手に荒れた溝道がありました。
しばらく登ると舗装林道に出ます。AM6:41
林道の反対側に案内板 まずは”のたば”を目指します。”のたば”とはイノシシのヌタ場(泥んこ風呂)のことです。
結構急で荒れた溝道が続きましたが、途中から歩きやすくなってきます。
分岐です。
”のたば” まで10分の案内標識に従い左へ AM6:59
平坦になってきた所で、
”のたば”に到着、長篠城を脱出した2人がここで狼煙を上げたとのことです。AM7:13
説明書き
支尾根が西に向きを変えると、右側に後で歩く予定の尾根が見えました。植林に縦に切れ目が入っていますが、防火帯だと思います。電波塔が立っているのが須長雁峰山。
さらに進んで見晴台に到着、南東側が伐採され眺めがあり、ベンチも設営されています。AM7:28
麓の川上集落の人達が補助金で整備された様です。
「鈴木金七郎」は川上の出身だそうです。「鳥居強右衛門」ばかりチヤホヤされているので、郷土の人物を盛り立てようと会を発足させたのでしょう。
富幕山~金山~雨生山など県境の山々と手前に風切山、浜名湖や遠州灘も確認できます。
さらに尾根を進んで林道に出た所を左(西)へ向かいます。AM7:35
防火帯の空間から見えたのは、たぶん雁峰山(本峰)だと思います。
防火帯の空間から見えたのは、たぶん雁峰山(本峰)だと思います。
気温2℃、朝の内は風も強く寒かったです。
ピークを囲う様に林道が分かれている地点に出ました。AM7:49
三角点を探しに藪がかった尾根に突入。
ここが620mピークの三角点。
三等三角点「須長村2」620.07m
下る途中にあった岩。
林道に降りて先へ進むと交差点に出ました、ここで主稜線に到達です。一旦左の徳定雁峰山方面へ向かいました。AM8:07
林道を下って行くと県道473号に出ます。AM8:16
左(南)へ曲がってすぐの林道入口を今度は右へ進みました。
林道を300mほど歩くと左右に分岐する地点に出ます。少し左へ進んだ地点から尾根に乗りました。AM8:27
ここが片山雁峰山です。標高644m、コンクリートの杭があるだけで展望はありません。AM8:34
ピークからさらに尾根なりに西に進むと、南北に尾根が分かれます。北へ下ると林道出るので、横断して正面の尾根に取り付きました。AM8:47
林道からコの字を描くように尾根を進むと、広い山頂部の南西端に三角点、ここが徳定雁峰山。しばらく休憩。AM9:01
三等三角点「杉平村」665.90mあり。
ヒノキの植林。見上げてみると、お互いの枝が干渉しないように樹冠が広がるんですね。
樹間から見えているのは本宮山あたりでしょうか?
尾根を西へ下っていくと、林道と小屋がある地点に出ました。AM9:27
車が数台停まっていて、伐採作業中の様でした。
山腹の林道を来た方向(東)へ戻ります。
途中激しく崩壊した地点を通過。この先にも倒木があったりして、車は走れません。AM9:44
林道のヘアピンカーブ先端部分から南へ寄り道。AM9:56
車両通行止めの先へ行ってみると、
突然視界が開けました。AM9:58
「新城スカイパーク」と呼ばれるパラグライダーの離陸場です。
先月歩いた金山・雨生山と宇利峠の向こうに浜名湖と遠州灘が見えます。
(あとがき・備忘録)
雁峰山は戦国時代に織田・徳川勢と武田勢が戦った「長篠設楽原の戦い」で狼煙が上がった山として知られています。長篠城に籠城していた奥平氏が武田勢の猛攻に耐えかね、援軍を要請する為岡崎へ伝令として向かわせた「鳥居強右衛門」、彼の命をもいとわない忠義の厚さが地元では有名です。
鳥居強右衛門イチオシの新城市ですが、岡崎に伝令として向かったのはもうひとり「鈴木金七郎」という人物がいたそうです。地元の出身で、岡崎から戻る際に設楽原まで援軍を道案内し、合戦にも参加したとのことです。
駐車地・茶臼山公園マップ
タグ:愛知のお山
長篠設楽原PAで本陣跡寄ったことあります。史跡もあり、いろんな山歩きが出来そうだなと思いました。パラグライダーの場所、視界がいいですね。
by Jetstream (2020-03-18 17:19)
こんにちはJetstreamさん
本陣跡に行かれた事がおありなんですね。
東海3県は戦国時代に合戦が多かった場所なので、この辺にも史跡がたくさんある様ですね。まだこの近くの山を歩く予定ですので、ついでに立ち寄ってみようと思っています。
今回の山は植林で展望がなく、パラグライダーの場所が唯一の展望地でした。草地の丘で眺めがすばらしかったです。
by teppan (2020-03-20 10:49)