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【東三河】金山と雨生山 世界の桜の園から 2020/2/27 [山歩き・ウォーキング]

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 整った円錐形の吉祥山、世界の桜の園より


場所・山行日
 「金山:かなやま:423.59m:三等三角点」「雨生山:うぶさん:313m:独標」
 愛知県新城市、静岡県浜松市 境  2020年2月27日(木)
ルート  世界の桜の園P~比丘尼城跡~金山~雨生山~南曽根の不動滝~世界の桜の園P
歩行距離 17.4Km(沿面距離)
標高差  世界の桜の園P(+130m)比丘尼城跡(+200m)金山(-110m)雨生山
(-70m)林道出合(-110m)南曽根の不動滝(+80m)鉄塔
(-110m)世界の桜の園P
所要時間 03時間52分 06:44~10:37  1.9Km/h (休憩時間含む)
Google earth俯瞰図はこちら
 静岡県・愛知県境に連なる弓張山地にある2山を歩いてきました。標高こそ低いですが展望地からは浜名湖・遠州灘や新城・豊橋市街地の開放感ある眺めが楽しめます。

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 「世界の桜の園」駐車スペース(5~6台分)からスタート。サクラの由来が書いてありました。AM6:21


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 ここには約100種類・8000本のサクラが植樹されているとのことです。中宇利地区の方々が公金に頼らず独自に維持管理されているそうです。ささやかではありますが募金させていただきました。


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 ここから山道へ AM6:22


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 振り返るとモルゲンロートに染まる本宮山、東三河の盟主です。


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 この周辺には希少な山野草が自生しているのですが、盗掘被害があるようですね。


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 河津桜がすでに満開近くになっていました、今年は随分早いみたいです。ここから近い長篠の河津桜もきっと見頃でしょう。


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 「おすすめの小径」を行きます。


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 呼びかけたい事は伝わってきますが、表現にちょっと違和感がありますね(^^


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 しっかり笹刈りされた歩道沿いにサクラの植樹が続きます。あと1ヶ月もしたらきっと見事でしょうね。


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 本日の目的地「雨生山」が見えます。”雨が生まれる山” 詩的な表現で名付けた人のセンスが窺われますね。豊川用水が建設されるまでは、きっと慢性的な水不足に悩んでいたんでしょう。昔はもっと違う名前だったと聞いています。


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 この尾根を登って行くと、


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 比丘尼城址に着きます。標高223m、尾根上のピークです。”比丘尼:びくに”とは尼僧のことだそうですが、城主が女性だったのでしょうか?AM7:11



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 趣旨に賛同する各種団体の植樹もあるようで、海外の方のものもあるんですね。


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 何かのモニュメントがありました。AM7:15


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 「愛の鐘」控えめに鳴らしてみましたが、良い音色でした(^^


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 「薄墨桜」と言えば奥美濃・根尾にある日本五大桜のひとつですが、これはその分家なのかな?


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 途中から鉄塔巡視路に入ります。序盤は照葉樹で、やがて植林の森に変わっていきました。


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 三河遠江線の表示 ちなみに「近江」は琵琶湖で、「遠江」は浜名湖を指します。京を基準とした呼び名ですね。


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 写真の地点で小尾根に乗ります。巡視路は峠を越えてこの先を下って行きますが、ここから右に折れて尾根芯を登り金山を目指します。AM7:31


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 気温は4.5℃ 昨日の雨から晴れに変わったばかりで風が強く、結構寒く感じます。


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 一部痩せた尾根を通過。


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 鞍部から登り返すと林道に出ました。横断して反射板案内のある山道へ入りました。AM7:39


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 急な斜面に付けられたジグザグ道を登っていきます。


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 主稜線に乗った地点が瓶割峠との分岐、ここを右へ進みます。左の瓶割峠方面はこの先に採石場があり、尾根伝いでは歩けない様です。AM7:56


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 雑木林の道をゆるやかに登って行くと、


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 金山の山頂です。AM7:59


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 三等三角点:福長村:423.59m


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 山頂直下に西を向いた反射板


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 この反射板は比較的大きいですね。


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 反射板下からの眺め、吉祥山と本宮山が見えました。


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 金山から雨生山までは、ゆるやかにアップダウンしながらの下り、快適な道が続きます。


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 途中の標高320mピークは広場になっていて眺めがあります。AM8:27


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 ピークから下って鞍部に分岐があります。ここから雨生山をピストンして戻ってくる予定。


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 鞍部から登り返した標高300mピーク。今回一番眺めが良かったのがこの地点です。写真右の三角形が雨生山です。AM8:35


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 南西には坊ヶ峰など弓張山地南部の山々。


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 東は浜名湖と遠州灘の眺め、東名高速三ヶ日JCTも見えています。


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 展望地から一旦下って登り返した所が雨生山の頂上です。AM8:47


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 東側の笹が刈り取られていて眺めがありました。


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 あれは浜松駅のアクトタワーですね、白く光っているのは遠州灘。


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 常寒山(左)と遠方に白い南アルプス、雨生山から少し戻った地点からの眺め。


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 再び標高300mピークに戻ってきました。恵那山と大川入山の遠望、手前に風車の大船山。


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 堂々としたシルエットは奥三河の盟主「三ッ瀬明神山」


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 お行儀良く並ぶ雨生山、吉祥山、本宮山(手前から奥に向かって)


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 分岐地点まで戻ってきました。”新城”方面へ下山します。AM9:26


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 石ころが多い湿った道を下ります。緩やかになってくると笹の切り開き道になってきました。


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 林道に出たら左へ下ります。右に行くと往きに金山の登りで横断した地点に出るようです。AM9:38


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 しばらく林道を下って行くと橋を渡ります。そこで別の林道に合流してから、川沿いをさらに400m程下った林道横に「南曽根の不動滝」があります。滝(写真)の上を渡って反対側にお不動さんがありました。


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 庇状の岩の下に石像。AM9:53


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 不動明王像、どんな謂われがあるのでしょうね。


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 林道を戻って、写真の巡視路表示の所から桜の園へ向かいました。AM10:04


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 ”一休桜”とはどんな意味でしょう?


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 鉄塔手前の笹原の中に一輪だけハルリンドウが咲いていました、今年は春の訪れが早いですね。


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 笹の斜面に咲く河津桜。


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 作業道具小屋脇を通って東屋へ向かいます。AM10:22


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 歩いて来た雨生山。


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 一時期話題になった方ですね。


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 濃いピンクの花はカンヒザクラ、後ろは吉祥山です。


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 青空をバックに河津桜。


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 桜の花は何度見ても飽きませんね。


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 駐車場に戻ってきました。桜の園ではこの日もボランティアの方が歩道整備をされていました。AM10:34

 
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 ハイキング後に東名高速下り線・新城PAまでやって来ました。一般道からアクセスできる「ぷらっとパーク」から入ります、駐車場はほんのわずか。


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 「門前そば山彦」店内でも飲食できますが、お弁当をテイクアウトで購入。


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 注文してから折詰めしてくれますよ。


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 場所を変えて、PA近くの五葉湖(大原調整池:新城市富岡地区)までやって来ました。豊川用水からポンプで汲み上げて溜めているそうです。高速道路から良く見えるダム。


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 湖周辺の”とみおかの森”にはたくさんの野草が花を咲かせるようです。絶滅危惧種も載っていました。

 
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 シモバシラ自生地。


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 テイクアウトしてきた「いなほ寿し」で本日のランチ、豊川稲荷の門前にあるお店です。


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 タンポポが地を這う様に咲いていました。


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 ダムの上からの展望、東三河の山々です。真下に通っているのが東名高速道路。


【あとがき】
 今回歩いた金山と雨生山は山地のほぼ中央にあり、手軽に歩ける山として両県のハイカーから親しまれている様です。山地は中央構造線すぐ外側の変成帯にあり、雨生山付近は蛇紋岩質独特の植生になっていて、県の天然記念物にも指定されているそうです。

 「世界の桜の園」は推定8000本と言われる各種サクラが植えられており、中宇利地区のボランティアの皆さんで維持管理されているそうです。この日も遊歩道の笹狩りや整備をされている方にお会いしました。
 訪問した日は河津桜と寒緋桜以外は咲いていませんでしたが、3月中旬以降は色々な桜が時期をずらしながら次々と開花して、きっと見事だろうと想像されます。



【コース状況・備忘録】

 特に危険な個所はありませんが、枝道が多いです。雨生山周辺の道は石ころが多いので浮き石で足を挫かない様に注意。

(日帰り入浴)
・天然温泉 本宮の湯 https://www.honguu-no-yu.com/
 愛知県豊川市上長山町本宮下1番地1685
 定休日:毎週水曜日(水曜祝日は営業、翌日休館)大人(中学生以上)620円
 営業時間:10:00~22:00(温泉受付21:30)

・豊川コロナワールド http://www.korona.co.jp/Onsen/tok/index.asp
 豊川市下長山町上アライ14-1 0533-85-6310(代表)
 年中無休 大人(中学生以上) 平日700円 土・日・祝800円
 6:00~深夜1:00(最終受付 0:30)

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