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【奥三河】村行の七滝から古戸山周回 2020/2/19 [山歩き・ウォーキング]
東栄町古戸地区、村行の七滝にあった切株アート
場所・山行日 |
「古戸山:ふっとさん::三等三角点」2020年2月19日(水)
愛知県北設楽郡東栄町 振草・足込・中設楽 境 |
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ルート | 村行の七滝P~村行の七滝~古戸山~峠分岐~村行の七滝P | ||
歩行距離 | 4.8Km(平面距離) | ||
標高差 | +-360m | ||
所要時間 | 02時間54分 09:02~11:56 1.6Km/h(休憩時間含む) Google earth俯瞰図はこちら |
前レポートにありました御殿山を登頂したあと、次に訪れたのが古戸山です。”ふるとやま”と読みそうですが、実は”ふっとさん” とにかく日本語は難しい、世界一複雑で難解な文字を操る日本人は生まれながらにして天才(天災)でしょうか?(^^
それはともかく、この古戸山もこれと言った見どころはなさそう、だから長い間未登だったわけなんですが、地元の方が「村行の七滝から登って周回した」というレポートを見つけました。昔滝行をした場所があると言うのが面白いです。ガイドブックに紹介されていないルートでしたし、やる気を出して歩いてきました。
登山口までの移動途中、国道151号線沿いにある手打ちそば屋さんの隣にある公衆トイレを使わせてもらいました。
大きな観光案内看板にあった花祭の開催スケジュール。東栄町では11ヶ所で行われているんですね。この看板近くの布川の花祭は「担い手の高齢化と減少により、花祭を存続することが困難となったため、平成31年の開催をもって当分の間休止としました」とのことです。
国道151号沿いにある「村行の七滝」駐車場から古戸山へ向けてスタートAM9:01
国道反対側の階段を登ります。
休憩舎から不動滝、広場のまわりの伐採された切り株にはチェーンソー?で彫ったと思われる彫刻が何点かあって新鮮な感じ、面白いです。(冒頭写真参照)AM09:04
こちらが不動滝、水量は少ないです。
こちらが支流に掛かる太平滝。
歩道にあった大岩。
遊歩道を整備してから時間が経過して、橋などは大分傷んできています。
村行大滝
夫婦滝(女滝・男滝)
滝見物を終えたら、そのまま杣道を辿って谷間を登りました。AM09:25
2~3株ミツマタの木があり、つぼみを着けていました。名前の通り3つに枝分かれしながら伸びる植物、和紙の原料となる。この木はイレギュラーで4つに枝分かれしている部分もありました。
しばらく杣道を進むと、谷が大きく二つに分岐する地点に出ました。正面の谷は地形図で判断すると詰めの部分がキツそうだったので、比較的歩き易そうな右の谷(写真)を選択しました。AM09:44
詰めてきた谷間を振り返って見たところ。
支尾根に乗りました、歩き易そうです。AM09:57
良く間伐された急な斜面に差し掛かりました、踏み跡はありません。適当にジグザグを切りながら登ります。AM10:01
平坦になってきたあたりで藪っぽくなってきましたが、そのまま登って行くと、
写真の場所でガイドブックに載っている尾根道に合流しました、山頂は向かって左です。AM10:10
広くて歩きやすい尾根道、山頂手前がやや急でした。AM10:15
ここが古戸山の頂上です、展望はありません。山名板は少し下った所の境界杭に添えてありました。AM10:25
三等三角点「古戸山」760.30m
本峰と北ピークの鞍部に「唯一の展望地」があり、ここだけ東側が自然林になっていました。AM10:29
竜頭山、橿山、白倉山など、県境に近い静岡の山々。
この後のルートはずっと植林の中になってしまうので、陽当たりの良い鞍部で三ッ瀬明神山を見ながら休憩しました。
少し登り返して北東ピーク、こちらの方が山頂より10mほど標高が高いです。案内板が示す「峯地・浅井」方面へ。AM10:48
北に向かって稜線を下ります。尾根が広く方向を定めにくいので注意しながら下降します。幹に新しいピンクテープが付けてありますが、進路を示しているとは限らないので、時々コンパスで確認しながらの下り。
やはりテープの付いている方向は主稜線から外れて行くようです。ちょうど伐採地で展望が良かったので少し降りてみました。AM11:02
主稜線に戻り広い尾根をゆるやかにアップダウンしながら進むと、鞍部に道形が現れました。案内板も設置されています。AM11:10
「古戸山」は歩いて来た方向、「足込:あしこめ」は東隣の地区の字名、「峯地:ほうじ」はもう少し尾根なりに進んだ所の林道から下ったあたりを指すのでしょうか?この地点から「古戸浅井バス停」方面(西)へ下りました。
落枝で埋まっていますが明らかに道です、もう長い間使われていない様子。右上の尾根芯を下るのかな?と予想していましたが、ちょっと違いました。踏み込んだ際に落枝が跳ね上がり、足に引っかかって転びそうなる事度々(^^;
写真の様にかなり荒れてます、昔は隣村との往来があった峠道だったのでしょうね。AM11:26
倒木や繁った灌木を避けながら山腹道をジグザグに下ると、やがて車の音が聞こえてきました。
写真の階段を降りれば国道なのですが、草が茂って歩きにくそうですし、降りた地点がカーブになっていて見通しが悪いので身の危険を感じます。AM11:43
南(左)の方に微かな踏み跡があったので下ってみると、墓地の裏に出ました。
墓地に入る階段があったので、これを使わせてもらい国道に出ました。AM11:45
すぐ近くに神社があったので、せっかくなので参拝しておきましょう。
まだ最近造り直したばかりの社。案内板によると孫蔵稲荷と呼ばれるそうです。お稲荷さんは穀物の神様ですが、ここの神様は商売繁盛・失せ物にも御利益があるそうです。
ここから400m程歩いて駐車場へ戻りました。結構交通量があるのですが、この交差点から駐車場までは歩道があったので安心して歩けました。AM11:50
自分にそのつもりがなくても加害者になったり、ちょっとしたキッカケで被害者になる場合があります。心にゆとりが持つことが大切ですね。
無事駐車場まで戻ってきました、お疲れさまでした。AM11:55
今回は早めにハイキングが終了したので、意気揚々と「とうえい温泉」へ向かったのですが、なんと!水曜日はお休みだったのでした…(^^; 仕方なく地元スーパーで晩のおかずを調達して帰路につきました。
東栄チキンと津具栄屋特製若鶏、美味しかったです。
東栄町・森山酒造の「蜂龍盃」がこの日のお土産です。
【おまけ】
帰宅途中で通った豊田大橋からの猿投山です。ふと右の方に見えた雪山が気になったので撮った写真です。
鉄塔の右に少しだけ頭が見える雪山、御嶽山に間違いなさそうです。これまで橋の上から見えると思っていませんでしたのでちょっと感激。
さらに右には中央アルプスの山々と恵那山の姿。恵那山は岐阜県あたりから眺めると三角形で整った形に見えますが、愛知県のこのあたりからは平らな長い山に見えるんです。
【あとがき】
村行の七滝、多くは期待していませんでしたが、実際に行ってみるとなかなか趣のある滝でした。その滝の上流から古道への周回、ガイドブックには載っていないルートを歩きました。
古戸の人々にとって、古戸山よりも神事が行われる白山(大峠と尾根続きの山)の方がなじみ深いみたいですが、車のない時代に隣村の「足込」までの往来で使われていたと思われる、荒れ果てた峠越えの道を歩いてみてロマンを感じました。
【コース状況・備忘録】
・村行の七滝~古戸山:七滝の先は谷沿いに杣道を登る、途中からバリエーションルートで踏み跡はありません。ルートファインディング要。
・古戸山~古戸浅井まで:古戸山北ピークから北へ尾根を進み、途中の鞍部にある案内板に従い、”古戸浅井バス停”方面(北西方向)へ荒れた古い道を下ると、やがて国道151号線に出る(階段あり)。
(花祭:はなまつり)
愛知県北設楽郡東栄町・設楽町津具・豊根村で700年以上続く霜月神楽の総称、1976年に国の重要無形民俗文化財に指定され、東栄町では毎年11月上旬から3月上旬にかけて町内11ヶ所で約40数種の舞が夜を徹し行われている。https://www.town.toei.aichi.jp/hana/top/top.html
(三信マイカ)
古戸地区のお隣り、上粟代に三信鉱工という会社の鉱山があって、化粧品(ファンデーション)の原料となる絹雲母(セリサイト)で世界シェア50% https://www.sanshin-mica.com/
(清酒・蜂龍盃)
東栄町にある300年以上続く酒蔵「森山酒造」の日本酒銘柄。中国の高貴な盃・蜂龍盃から命名されていて「蜂も酔ってしまうほどうまい酒」という意味が込められている。地元で消費され、ほとんど外には出回らない。https://www.toeinavi.jp/spots/detail/61/
(日帰り温泉)
とうえい温泉 花まつりの湯
愛知県北設楽郡東栄町下田字花田21
TEL 0536-77-0268
とうえい温泉 花まつりの湯
愛知県北設楽郡東栄町下田字花田21
TEL 0536-77-0268
タグ:愛知のお山
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