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【奥三河】千代姫伝説の御殿山 2020/2/19 [山歩き・ウォーキング]
御殿山頂上へ向かう途中にそびえる杉の大木
場所・山行日 | 「御殿山:ごてんやま:789.64m:三等三角点」2020年2月19日(水) 愛知県北設楽郡東栄町大字月地内 |
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ルート | 槻神社P~御殿山山頂~槻神社P 往復 | ||
歩行距離 | 3.5Km/4.0Km(平面/沿面距離) | ||
標高差 |
+-320m(槻神社~山頂)
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所要時間 | 01時間47分 06:42~08:30 1.9Km/h(休憩時間含む) Google earth俯瞰図はこちら |
今から30年前に買った「愛知の100山」ガイドブック(改訂版は愛知の130山)、名前が印象的だった御殿山ですが、ようやく登頂が叶いました。特にこれと言った見どころも無く展望もないこの山は、ガイドブックに載らなければ登ることも無かったと思います。
夜明け前に東栄町月にある槻神社(つきじんじゃ)の駐車場に到着、車内で簡単な朝食を済ませ出発準備。
明るくなるのを待ってスタートです。AM06:36
まずは神社に参拝して本日の安全を祈願。
早いもので、令和もあと2ヶ月で丸一年なんですね。ちなみにこの記事を書いているのは令和2年2月23日、徳仁陛下の初天皇誕生日です。
境内のご神木は杉。”槻”とはケヤキの古名だそうですが、辺りにはケヤキは見当たりません。
神社の左が登山口です、見事な杖がぶら下げてあったので、ありがたく使わせていただきました。AM06:43
山腹道を進み、90度向きが変わった所に石垣。建物?それとも耕作地の跡でしょうか?
山腹のなだらかな道を進むと明るい場所に出ました。一個所だけ雑木林になっています。AM06:54
どうやらこの場所だけ岩だらけで、植林に不向きだったんですね。
南に奥三河の盟主、三ッ瀬明神山。
この山の南側はとんでもない急斜面になっていて登山道にも岩がゴロゴロ、落ちてこないか心配しながら歩きました。
山頂にある御殿神社(大村神社)の案内、ここは千代姫伝説の山です。
長い山腹トラバース道を行きます。
稜線まであと標高差50mくらいの地点で右に折れるとジグザグ道に変わりました。AM07:04
写真の地点で主稜線に乗ります。写真右が山頂方向、左に行くと666m独標がすぐそこです。AM07:10
途中の展望地から三ッ瀬明神山、尾籠の岩山の岩壁も見えます。AM07:18
林班界を示す杭が尾根上にありました。
鼻を折られた石像は羽団扇からすると天狗様ですね。
反対側は烏天狗様でしょうか?
稜線上のドーンとそびえていた御神木の杉、デカイです!AM07:31
こちらの石像も鼻を壊されてました。
その先に進むと再び大きな杉がありました。(冒頭写真の杉)AM07:38
神社手前に倒壊した参籠所。AM07:39
猿投山の東の宮にもある「世界人類が平和でありますように」のポール。May Peace Prevail On Earth Internationalという団体が主導する、ピースポール設置運動というものがあるんですね。賛同する人は誰でも立てることができるそうで、世界各地に拡げている運動のようです。白光真宏会という宗教団体が元になっているとのこと。槻神社にも説明書きが掲げてあり、この山の杭は愛知県大府市の真澄会という団体が設置されたとのことです。
狛犬の先の階段を登れば神社です。
ここにも頭が壊された石像、廃仏毀釈の影響でしょうか?
社殿の手前に枯れた大木があります。
神社の裏が御殿山の頂上です、展望はありません。AM07:46
三等三角点「御殿山」789.64m
私製山名板、来た道をピストンで戻ります。
青々とした目立つ竹が一本。言い伝えで”千代姫様が手にしていた竹杖が逆さに立っており、そのまま根が生え「逆さ竹」が生えてきた”と槻神社のページにありましたが、これではないと思います。
最後に曲がる所で間違えてまっすぐ進んだら、こんな祠がありました。
無事槻神社に戻ってきました。AM08:27
神社近くのお宅でお札やお守りが授かれるようです。
国道沿いの登山口案内です。このあと次の目的地古戸山へ向かいました。
槻神社のWEBページにある千代姫伝説は次の通り。
”木曽義仲の家臣・手塚太郎光盛の孫にあたる千代姫様は村人からは、大村千代・大村様と呼ばれていました。眼の病にかかり盲目となられました千代姫様はある日、眼病の治癒を願い御殿の山に杖を頼りに向かわれる途中、不幸にも迷い込んでしまいそのままお亡くなりになりました。その時に千代姫様が手にしていた竹杖が逆さに立っており、そのまま根が生え「逆さ竹」が生えてきたと伝えられています、現在でも「千代姫伝説」として語られ続け、全国より眼病治癒を祈願する方が参拝に来られるようになりました。”
とありました。平家の落人の里は良く聞きますが、源氏である義仲の家臣が義経に追われて逃げ延びた地のひとつが東栄町だったというのが興味深いです。
タグ:愛知のお山
トップの写真。さすがですね
巨木はむつかしいですが、
面白いアングルでマネしたい絵です
これからも楽しみにしています
by いた (2020-02-24 19:03)
こんにちはいたさん、コメントありがとうございます。
偶然上手く撮れました。幹の中ほどから伸びている豪快な形の枝が印象的でした。
by teppan (2020-02-26 11:49)