SSブログ
 
 
[次項有]てっぱん家の地域別-山記事リストはここをクリックしてください!!
  teppanお気に入りのウェブページは下のリンクをクリッ 
[次項有]山歩き 関連のお気に入り
[次項有]ミツバチ関連のお気に入り

徳川家ゆかりの大樹寺と伊賀八幡宮 2020/2/13 [お出かけ]

DSC08880.JPG
 松平家と徳川将軍家の菩提寺「大樹寺」と「伊賀八幡宮」を拝観してきました。


 この日は映画を見に出かけたのですが、ついでに以前から行ってみたかったお寺と神社も巡ってきました。


【大樹寺:だいじゅじ or だいじゅうじ】
 徳川家康生誕の地、愛知県岡崎市にあります。teppanが子どもの頃は、豊田市から大樹寺付近まで名古屋鉄道・挙母線が通っていて(1973年廃線)、通称「大樹寺線」と呼ばれていたので、このお寺の名前は小さいころから馴染みがあります。

 パンフレットによると、1475年松平氏第四代・親忠により創建、江戸時代に本堂が焼失し、1857年に第十三代将軍・徳川家定が再建したとあります。本堂の北側には、松平氏の廟所や、家康公お手植えと伝わる樹齢460年のシイの木もあります。

DSC08924.JPG
 立派な山門です、1641年に徳川家光が造ったとされる。後奈良天皇ご宸筆という「大樹寺」の額が掛かっています。(県重要文化財)



DSC08882.JPG
 ご本尊は阿弥陀如来様。光背に千体の阿弥陀仏があることから「一光千体仏」とも呼ばれるそうです。(平安時代末期作:県文化財)



DSC08885.JPG
 徳川家康と深い関わりのある大樹寺、お寺のパンフレットには次の様にありました。

 桶狭間の戦いで今川義元が織田勢に討たれ、大樹寺まで敗走してきた元康(家康)が、このお寺にある先祖の墓前で自害しようと思ったとき、当時の住職(第13代・登誉上人)が家康に「厭離穢土 欣求浄土:えんりえど ごんぐじょうど」を説いた。
 苦悩の多いこの世を厭い離れたいと願い、心から欣んで極楽浄土を願うこと=戦国乱世を住みよい浄土にするのがお前の役目だと訓し、悩める家康を翻意させた。以来家康はこの八文字を座右の銘にしたとのことです。
 「家康一代の危地を救った立志開運の寺」それが大樹寺とのことです。


DSC08884.JPG
 浄土宗の開祖、法然上人像



DSC08891.jpg
 信楽焼の大甕(かめ)。寄贈されたものの様です、魚の絵がかわいらしい。



DSC08892.JPG
 本堂の拝観を済ませ帰ろうとすると、お寺に奉公されている方から ”ぜひ大方丈と位牌堂を拝観していきなさい” と勧められました。このお寺には歴代将軍の等身大位牌が納められていると聞いていましたが、拝観できるとは思っていなかったので、では!と言うことに、ちなみに拝観料は400円です。



BRN3C2AF4847184_000360.JPG
 有料拝観は撮影禁止だったのでパンフレットの一部を載せておきます。
 大方丈には将軍の間があり、”南無阿弥陀仏”がたくさん書かれた家康直筆という掛け軸が展示されていました。また、ふすま絵が国の重要文化財になっています(収蔵庫で展示)。
 家康の遺言で歴代将軍の位牌がこの大樹寺に納められていて、家康以降の将軍のものは身長と同じ寸法になっているそうです(位牌堂で展示)。二代将軍秀忠公は、別の位牌が正室「お江の方」と並んで納められている厨子がありましたが、将軍と一緒なのは珍しいとのことです。家康公の木像(市文化財)も目を引きました。



DSC08900.JPG
 本堂の右にある建物が位牌堂(宝物殿)です。松平氏始祖「親氏」を含む松平氏当主八代と、徳川将軍十四代の等身大位牌が部屋を囲むようにズラリと並んでいて、一見の価値ありです。



DSC08903.JPG
 本堂の屋根に三ツ葉葵のご紋。



DSC08901.JPG
 徳川家康像



DSC08907.JPG
 この武者と僧の像は、家康と登誉上人でしょうか?




DSC08899.JPG
 鐘楼 1641年に第三代将軍・徳川家光が建てたとのことです。



DSC08894.JPG
 現在は創建当時の建物は無く、写真の多宝塔が最古(1535年松平清康建立:国重要文化財)のものだそう。



DSC08912.JPG
 山門の先には、



DSC08914.JPG
 南に総門が見えますが、



DSC08915.JPG
 さらにその総門の先に見えるのが岡崎城です。本堂から山門、総門を通して一直線に3キロ先の岡崎城が見られます。



DSC08922.JPG
 ビスタラインと呼ばれ、山門前に眺望点が埋設されていました。



DSC08934.JPG
 ビスタライン解説板



DSC08926.JPG
 山門と総門の間は大樹寺小学校になっていますが、大昔は大樹寺に関係する小寺の敷地だったそうです。



DSC08928.JPG
 ビスタライン付近は高い建物を制限する条例があり、大樹寺小学校の体育館は半地下になっていて、校舎から地下通路でつながっているそうです。



DSC08930.JPG
 山門(三門)前は石畳道になっていて趣がありますが、車が通るとちょっと騒がしいですね。



DSC08932.JPG
 小学校横の土塀も、小寺を囲うように造られていたもの。瓦は三ツ葉葵のご紋入りです。



DSC08935.JPG
 成道山 松安院 大樹寺が正式な名前。



DSC08937.JPG
 駐車場内(無料)では、五平餅屋さんから美味しそうな香りが漂っていました。



【伊賀八幡宮】
DSC08938.JPG
 伊賀八幡宮は大樹寺から約1.5キロほど南にあります。随神門前の池には蓮が植えられていて、開花時期はきっと見事だと思います。



DSC08941.JPG
 南にある県道沿いの一の鳥居と二の鳥居。伊賀川を越えて参道が続いています。




DSC08943.JPG
 伊賀川に架かる神橋を渡ると、



DSC08940.JPG
 立派な随神門が見えてきます。岡崎城の鬼門を守っている神社です。



line_599035669575779.jpg
 随神門(国重要文化財)、寺院の山門の様な造りですね。門の両脇には三ツ葉葵の装束を身につけた武者姿の随神様がいらっしゃいます。



DSC08950.JPG
 由緒書き。家康の先祖、松平氏第四代・松平親忠が伊賀の国からご神体を勧請したのが起源で、以来松平・徳川家代々の祈願所になったとあります。(写真クリックで拡大表示)
【備忘録】
 八幡神社は応神天皇を皇祖神として祀った神社で、源氏の守り神(武神)。早い時期からの神仏習合で「八幡大菩薩」と称される。全国に4万社余りと言われる八幡神社の総本宮、大分県にある宇佐神宮では二拝四拍手一拝を古儀とする。



DSC08955.JPG
 随神門に垂れる布は巴と三ツ葉葵の紋入り。奥に見えている屋根は拝殿前にある門です。



DSC08956.JPG
 入れるのは門の前まで、その先に見えているのが拝殿です。本殿はさらにその奥にあります。
 


DSC08958.JPG
 他の神社でも時々見かける「さざれ石」、ここもやはり春日(岐阜県揖斐川町:伊吹山の麓)から持って来た物の様です。



DSC08968.JPG
 可愛い絵馬が奉納されていますね。



DSC08963.JPG
 神社の北にあった案内板。



DSC08969.JPG
 随神門に戻ってじっくり見てみます。まず向かって右の随神様です。


DSC08967.JPG
 こちらが向かって左の随神様。



DSC08970.JPG
 周囲には彫り物がありました、こちらは虎ですね。



DSC08972.JPG
 これは鹿。



DSC08981.JPG
 尻尾がたくさんあるのは狐でしょうね。(九尾の狐?)



DSC08976.JPG
 屋根の四隅を支えているのは力神様だそうです。



DSC08983.JPG
 境内脇の門にも黄金の三ツ葉葵、この神社が徳川家の守護としていかに大切にされていたかが分かりますね。
伊賀八幡宮WEB→http://www.igahachimanguu.com/index.html

 ※映画ですが、アカデミー賞4部門を受賞した韓国映画「パラサイト 半地下の家族」を見てきました。終盤予想もしなかった展開に驚きましたが、とても面白かったです。この映画を見て真っ先に思い浮かんだのが「万引き家族」、雰囲気がよく似ているなと思いました。

 お金持ちに寄生(パラシティック)する家族が主人公で、最後の最後に主人公家族の父親が、お金持ちがとったある仕草を見て、反射的にとんでもない行動に出てしまう… 格差社会を風刺した映画です。



(番外編)

 福岡市に本拠を置く豚骨ラーメンチェーン「一蘭」。ユニークなオーダーシステムだと聞いたので、話のネタに入ってみることにしました。

DSC08862.JPG
 立ち寄ったのは愛知県にある「一蘭・岡崎店」。混むのを嫌って開店直後の午前10時過ぎに入りましたが、お客さんがすでに数名居た様です。




DSC08877.JPG
 まずは入店するとすぐにある券売機で食券を購入。写真の空席案内板で”空”ランプが点いている場所ならどこでも自由に座れます。単に空席を表示しているだけなので、特にボタンを押す必要はなし。




DSC08866.JPG
  "居た様です”と書いたのには理由があります。隣と隔てる間仕切りがあるカウンター席のみで、他のお客を気にせずラーメンを食べるのに集中できるという設定。同じ列にお客さんが何人居るかは分かりますが、店全体は見渡せません。



DSC08876.JPG
 ラーメンは基本の豚骨一種類だけ、席に備え付けてあるオーダーシートにスープの濃さ・こってり度・にんにく量・ネギの種類有無・チャーシューの有無・秘伝のタレの量・麺の固さを記入してテーブルにある呼び出しボタンを押し、スダレの向こうに来た店員さんに渡せばオーダー完了。

 替え玉やトッピングは券売機で引換券を買えるが、席に備え付けの追加注文シートで直接現金オーダー可能です。「サイレントカード」とは、声を出さずに店員に意思表示する為のものらしい。



DSC08872.JPG
 この四角い箱にある注文ボタンを押せば店員さんが応対してくれる仕掛け。券売機の替え玉引換券の場合、オーダー時に写真の「替え玉トレイ」を渡されるので、頃合いを見計らって箱の上に乗せると”チャララ~”とチャルメラの効果音が流れて、声を掛けなくても替え玉を運んで来てくれます。



DSC08870.JPG
 真ん中に乗っている赤い部分が秘伝のたれで混ぜると辛くなる。麺が残り三分の一になった頃に半替え玉を頼みましたが、量的に少ないくらいでした。スープのオーダーはほぼ基本にしましたが、あっさりしたスープだったので、もっと”こってり系”をオーダーした方が良かったかな? 間仕切りはグループで入店の場合折り畳み可能です(写真)



DSC08874.JPG
 スープを飲み干すと丼の底にこの文句が現れました。(^^
味は可も無し不可も無しといった印象。ただ、ちょっとお値段が高いな(ラーメン890円+半替え玉150円=1040円/店舗により違いあり)
 女性が一人で入る時や、静かに食べたい人には良いシステムかもしれません。店員さんもお客に顔を見られず距離が保てるので、女性パートやアルバイトさんも働きやすいと思いました。
https://ichiran.com/index.php


nice!(5)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 5

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。