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【御嶽山】ホシガラス舞う初秋の継子岳 2019/9/19 [山歩き・ウォーキング]

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 御嶽山頂部の北端にある四ノ池にて


場所・山行日  「御嶽山(継子岳):ままこだけ:2859.14m:三等三角点」2019年9月19日(木)
 岐阜県高山市・長野県木曽町 境
ルート  濁河温泉~飛騨頂上~継子岳~四ノ池~三ノ池~飛騨頂上~濁河温泉
歩行距離 13.7Km(平面距離)
標高差  (濁河温泉)+-1030m(飛騨頂上/五の池小屋) +46m(継子岳) -165m(四ノ池) 
 +70m(四・三ノ池乗越) -40m(三ノ池) +80m(飛騨頂上/五の池小屋)
所要時間
12時間03分 05:27~17:30  1.1Km/h(休憩・昼食時間[約3時間]含む)
Google earth俯瞰図はこちら→ 全体ルート継子岳周辺
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 あの忌まわしい平成の噴火から今月で丸5年、噴火の4日後に泊まりで紅葉ハイクを楽しむ予定だった私は、テレビに映し出された信じられない様な光景を目にして、ただただ驚くばかりでした。

 噴火約2ヶ月前の8月に黒沢口から歩いた継子岳。その際立ち寄った四の池の雰囲気に魅せられ、もう一度秋に訪れてゆったり過ごそうと思ったのですが、予期せぬ事態にその思いを置き忘れたままになっていました。この日ようやく取り戻しに行く事にしました。


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 御嶽の登頂ルートは大まかに分けて(田の原・黒沢・開田・日和田・小坂)の5ルートがあります。今回は濁河温泉のある小坂口からです。木曽町から入った県道435号線は濁河温泉手前が工事中で片側交互通行地点がありました。


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 濁河温泉の一番奥にある駐車場に到着。駐車場は上下2段になっていますが、下段が工事のため駐車禁止になる日が決められていました。うっかり駐めてしまうと工事が出来なくなるので注意が要ります。


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 旧登山口からは仙人滝まで行けますが、その先は昨年の豪雨で吊り橋が流され通行止の様です。写真の橋の手前に登山者用のトイレがあります。


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 準備を終えてスタート、登山届けBOXは説明書き看板の隣にあります。AM5:25


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 車道を少し登ると「原生林遊歩道」の入口。ここから新登山道へ向かいます。しばらく登ると新登山道分岐があるので右へ入りました。


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 シラビソやツガの森はとても雰囲気が良いです。北八ヶ岳に似た雰囲気ですが、こちらの方が明るい感じ。AM6:10


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 ここが仙人滝遊歩道からの合流地点。新登山道はここまで、後は以前からある登山道になります。AM6:13


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 比較的緩やかな尾根道は木道・階段・石畳で整備され歩きやすい。草木谷を右手に登って行きます。


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 飛騨頂上へ続く小坂ルートは全42ポイントです。序盤の旧道を通らなかったので、いきなりNo9から始まりました。AM6:22


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 木製階段は傷んでいるものが多いですが問題なく歩けます。


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 七合目 AM6:27


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 シラタマノキは実ができていました。潰すとサロメチールの香り。


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 ジョーズ岩 なぜこれがジョーズと呼ばれるのか?分からない世代のハイカーもたくさん居るはずです。もっと普遍的な呼び名が相応しいと思うのですが…AM6:33


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 オオカメノキ 赤い実が目を引きます。


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 石畳で古道の雰囲気が漂う地点。霊峰なので大昔から歩かれていたに違いありませんね。


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 蛙岩 横からだと犬みたいにも見えます。AM7:20


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 胡桃島キャンプ場からのルート合流地点。AM7:29


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 のぞき岩に到着。AM7:32


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 御嶽山頂部の摩利支天山が見えます。左の斜面が継子岳。前方に見える鞍部まで登山道が続いています。


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 のぞき岩にはコンテナを利用した避難小屋が置いてありました。


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 まだ新しく中はきれいですね。雪の重みに耐える為か?柱が補強されています。左の小ドアは冬期用入口。


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 トゲトゲのハリブキ、この草も真っ赤な実が付きます。


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 ゴゼンタチバナ 赤い実と緑の葉のコントラストがいいです。


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 8合目(お助け水)は雷鳥の看板。いったいどこに水場があるのでしょうか?AM8:19


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 独特な色をしたオオシラビソの球果。熟すとバラバラになるそうです。


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 5枚葉はバイカオウレン、春から初夏にかけて梅に似た花かわいいを咲かせます。


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 森林限界を超え視界が開けてきました!雲海の先に見えるのは別山と白山です。AM8:43


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 摩利支天を正面に見ながら登ります。ここから見ると里山の大きさですが、あれは御嶽のほんの一部。山体がいかに大きいかということが分かります。


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 石像


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 まだ新しそうな遭難慰霊碑。昭和54年5月とあります、雪深い季節だったんですね。AM9:31


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 こちらのルートには少ないですが、いくつか石仏があります。


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 登るに連れ雲が少なくなってきました。午後からの展望に期待が高まります。


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 登山道をチョコマカ動く鳥がいました、イワヒバリです。かなり近づいても逃げようとしません。


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 そしてこちらはホシガラス、ハトくらいの大きさの鳥。この日の継子岳周辺はこの鳥が縦横無尽に飛び交っていました。ハイマツの実をくわえては岩のテーブルへ運び突いていました。


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 ここまで来ればあとわずかで飛騨頂上です。


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 到着して真っ先に出迎えてくれるのが五の池小屋です。AM9:59


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 小屋の前が五ノ池、わずかに水が溜まってますね。前方のピークが摩利支天山。


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 ここで休憩します。


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 薪ストーブカフェ「ぱんだ屋」 お目当てはここのスイーツ。小屋番さんが子パンダが好きなのだとか。


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 好評の宿泊者限定メニュー


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 アップルパイと丁寧に淹れてくれた紅茶をデッキにあるテーブルでいただきます。ぱんだ屋オリジナル柄のカップとお皿です。疲れた体に上品な甘さがありがたい!森林限界を超えた山上でこんなものが食べられるなんて、良い時代になりました。


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 昨年7月の豪雨で地面ごと倒壊したデッキがグレードアップしていました。
 この日は風が強かったのでありませんでしたが、手前のベッド脇にはパラソルが立ち、まるでリゾートのような雰囲気です。畳表を張ったスペースもあります。遠方は加賀白山。


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 飛騨頂上の社、五の池小屋のすぐ上にあります。


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 あまりに居心地の良い小屋だったので長居してしまいました。継子岳へ向かいます。AM10:50


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 四ノ池を見下ろしたところ。木曽谷側の斜面からは雲が湧き上がっています。


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 剣ヶ峰を中心とする南部の殺伐とした雰囲気とは正反対で、緑あふれる継子岳周辺。これが同じ山の山頂部とはとても思えません。御嶽の山頂部は南の王滝頂上から北の継子岳まで直線距離にして約3キロもあり、とにかく広いです。


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 文字を刻んだ重そうな石碑が二つ乗っていました。AM11:05


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 歩いてきた道を振り返ると、剣ヶ峰に雄大な摩利支天。


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 北側は岩の向こうに乗鞍岳と北アルプス。


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 丘を越えて継子岳の頂上が目の前に。


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 だだっ広い継子岳の山頂です。


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 三等三角点・継子岳・2859.14m AM11:25


 ここから数枚展望写真です。
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 笠・槍・穂高を従える乗鞍岳(写真クリックで拡大表示)


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 重なって見える薬師岳と黒部五郎岳 右のトンガリが笠ヶ岳です。


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 八ヶ岳オールスターズ。


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 南アルプスの鋸岳と甲斐駒ヶ岳。


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 南には最高地点の剣ヶ峰 手前の建物は二ノ池山荘と二の池ヒュッテです。



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 継子Ⅱ峰へ向かいます。

 
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 さすがにコマクサの花は終わってますね。8月にはこの鞍部一帯にピンク色の花が咲き乱れます。



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 社のあるⅡ峰を下る。AM11:35


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 Ⅱ峰からは岩場になるので慎重に下る。


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 北側から見た四ノ池。御嶽山で最大の火口湖。


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 剣ヶ峰を向いて「逆とび太クン」ポーズ。


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 四ノ池の水が流れ落ちる幻の大滝。標高2690mで日本最高所の滝と言われるそうです。


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 この日の目的地、四ノ池まで下ってきました。PM0:15


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 5年前にやりたかった事、それは四ノ池の水を沸かしてコーヒーを淹れること。この日ようやく実現できました。


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 1時間以上も長居してしまいました。ここは本当に素敵なところです。


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 色づき始めたミヤマダイコンソウ。


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 紅葉はクロマメノキかな?


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 今度は南側からの四ノ池と継子岳。グルリとお鉢巡りしました。


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 そして反対側には三ノ池。水深13mとのことで高山にある池では最も深いそうです。この季節は水が一番少ない時期ですが、それでもたっぷりあります。


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 水面は空を映して鮮やかなブルー。


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 三の池の畔から、標高は2720mです。池の水は御嶽山の御神水です。 PM2:00


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 ウラジロナナカマド、紅葉はこれからですね。


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 登り返して三の池分岐地点。PM2:27


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 南側から眺める三ノ池。


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 この日はとにかくホシガラスをいっぱい見かけました、冬支度に懸命な様です。どこかに蓄える習性があるそうですが、忘れられたタネが発芽して株を増やしていくんですね、それがハイマツの作戦なのかも。


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 五の池小屋へ戻ります。茶色になりかけているのはオンタデかな?


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 再び五の池小屋に戻ってきました。

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 トイレは100円チップ制。休憩してから下山します。PM2:41


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 イワツメクサ


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 わずかに咲き残っていたコマクサ


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 この日はずっと白山が見えていました。


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 雷鳥岩 PM3:05


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 ハイマツの球果、一個所に溜まっているのはホシガラスの仕業かな?


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 石畳の道を下る。


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 スタートしてから12時間、なんとか日没前までに帰ってきました。PM5:27


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 チャオリゾートから見上げた継子岳。


(あとがき)

 避けていた訳ではなかったのですが、噴火以来歩いていなかった御嶽山。誰もいない四の池で水と風の音を聞きながらゆったりと過ごす事でき、やっと忘れものを取りに行く事ができました。
 不幸にも災難に遭われた方々には後ろめたいですが、平穏な時間を過ごさせていただきました。40年前にもあった御嶽山の噴火、災いの教訓が今後に生かされますようにと願うteppanです。


(備忘録)

・御嶽山火山研究施設WEBページ
 https://www.seis.nagoya-u.ac.jp/center/kovo/index.html

 日帰り温泉入浴
・湯元館
 https://yumotokann.com/hotspa.html

・濁河温泉市営露天風呂
 大人500円、小学生300円
 岐阜県下呂市小坂町落合
   4月から6月:7時から19時(受付は18時30分まで)
   7月から9月:6時から20時(受付は19時30分まで)
   10月・11月:7時から19時(受付は18時30分まで)
 ※2019年9月30日まで臨時休業中(確認要)

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