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【愛知】寧比曽岳・出来山 周回ハイク 2019/9/5 [山歩き・ウォーキング]

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 富士見峠から寧比曽岳山頂へ向かう途中の尾根道。


場所・山行日
 「寧比曽岳:1120.73m:三等三角点」「出来山:1052.67m:一等三角点」
  2019年9月5日(木)愛知県豊田市・北設楽郡設楽町 境
ルート  段戸湖P~桶小屋第一支線林道口~林道分岐~東海自然歩道ベンチ~富士見峠
~寧比曽岳~林道出合~東海自然歩道ベンチ~出来山~藪漕ぎコース登山口~牛渡橋
~分水峠~五六橋~段戸湖P
歩行距離 22.0Km(平面距離)
標高差  (段戸湖P)  +84m(東海自然歩道ベンチ)  +140m(富士見峠)  -5m(寧比曽岳)
-330m(神越川上支流の橋) +180m(東海自然歩道ベンチ)  +105m(1087ピーク )
-50m(出来山)  -90m(出来山登山口) -43m(牛渡橋)  +64m(分水峠)  -62m(段戸湖P)
所要時間 09時間01分 06:13~15:14  2.4Km/h (休憩・昼食時間含む)
Google earth俯瞰図はこちら

 寧比曽岳(富士見峠)から出来山へ続く稜線上には整備された登山道が無く、尾根芯は深い笹藪に閉ざされていて、歩くことができるのは一部の猛者だけでした。今から10年前、teppanもチャレンジした事がありました。その時は背丈を超え、足元しか見えない濃い笹藪に手を焼き1079Pの手前で撤退、ガサガサ進んでいる最中に別のハイカーとすれ違い、クマ?かと思ってビックリした思い出があります(^^

 ところがここ数年、このルートを歩いたレポートが散見されるようになってきました。このあたりの山域は林床に笹(スズタケ)が繁っているのですが、近年一斉に花が咲いて大部分が枯れてしまった事と、稜線沿いに延伸された林道が利用できる様になったおかげで歩きやすくなったみたいです。

 先月出来山を歩いた際、かつて笹藪だった稜線を一部分だけ歩いてみましたが、随分歩きやすくなった印象がありました。そこでこの日、10年前のリベンジを兼ねて再度挑戦してみることにしました。

 ※大部分林道歩きですが、藪漕ぎ、道も踏み跡もないルートファインディングが必要な個所が含まれます、もし初心者の方がこのルートを歩く場合は熟練者との同行が望ましいです。

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 この日は早朝から雨、早い内に止むのを期待して登山口のある段戸湖へ向かいました。



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 段戸湖駐車場をスタート、この時間は他に車はありませんでした。AM6:15



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 分水林道の通行止めゲート脇を通過。AM6:28



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 五六橋の400m程手前を右折、橋を渡って桶小屋第一支線林道へ入ります。



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 ガスに覆われてちょっと幻想的。



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 雨が降っているので林道では傘を差して歩きます。



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 林道のド真ん中につぼみが付いたアケボノソウ。



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 林道脇に目をやると、なんと!もう開花したアケボノソウが… 花はまだ一株だけでしたが、つぼみを着けた株をたくさん見かけました。



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 林道が交錯する五差路、直進します。AM6:53



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 さらに進んで、ここからまた別の林道へ左折します。AM7:08



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 晴れていればここから富士見峠の反射板が見えるかもしれません。



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 林道の真ん中にコケの花?



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 林道は荒れてなくて歩きやすいです。



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 林道に覆い被さる様に張り出した枝。



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 これはアカシデの実ですかね。



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 ここで林道は行き止まりでした。AM7:45



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 谷と尾根を越えて東海自然歩道の通る鞍部を目指す。道や踏み跡はありません、地形図を見ながら進む。



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 これってオタカラコウではないでしょうか?この山にあるとは知りませんでした。



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 この荒れ谷の上部に東海自然歩道が通っているはずです。地形図では大きなひとつの谷として描かれていますが、実際には複数の小谷が分岐していました。



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 谷を詰めて行くと、やがて県道364号終点から続くハッキリとした踏み跡に合流しました。
 


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 休憩ベンチのある峠(東海自然歩道)に到着、富士見峠と1087mピークの間に位置しています。特に名前はないんですが、あると説明するのに都合が良いのですが… AM8:16



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 後でここに戻ってくる予定です、まずは富士見峠へ向かう。



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 道脇にはブナの大木もあります。



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 ヒキガエルに会いました。山で会うといつもジッとしている生き物ですが、この子は活発でした。



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 トイレのあるピークが富士見峠です。”峠”と名が付いていますが、2つある寧比曽岳のピークのうちの東側になります。山頂よりこちらのピークの方が標高が僅かに高いです。AM8:46


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 平坦で快適な尾根道を山頂へ向かっているところ。



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 寧比曽岳山頂に着きました。誰もいませんし、何も見えませんでした。AM8:59



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 三等三角点:大多賀Ⅲ:1120.73m



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 金蔵連(ごんぞうれ)方面へ下ります。縦に裂けていたヤマザクラ、この状態でも生きていました。



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 山頂からベンチのある場所まで500m程下ってきました。



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 トリカブトのツボミですね、寧比曽岳にもあるんですね。



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 葉っぱの写真、種類は調べてませんが、ヤマトリカブトでしょうか?



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 炭焼き窯跡の先の尾根を下って行きます。



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 途中尾根が広い部分があり、方向を定めるのが難しいです。



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 トレーニングで地形図だけで進路を決めますが、間違っている様な気がします。



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 予定よりかなり上の方で林道に出てしまいました、下りは地形図だけでルーファイは難しいですね。AM9:39



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 林道を約1.5キロ歩いて写真の場所へ到着、計画ではここに降りて来る予定でした。



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 その反対側にあった施設、これは雨量計でしょうか?



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 後で向かう予定の出来山方向、雲が掛かって良い雰囲気です。



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 植林の中に巨大な岩。



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 一旦県道364号を下って沢に架かる橋へ下りてきました。AM10:18



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 ここは神越川の上流域にあたります、下流にある神越渓谷はとても美しいところです。



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 マツカゼソウの花



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 こちらが葉っぱです。



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 橋からはずっと登りです、そろそろ疲れが出て辛くなってきました^^;



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 また別の林道入口を通り過ぎ写真の場所に到着、往きに通過した峠へ登り返します。中部電力の黄色い標識が目印。



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 ”REF"とは富士見峠の反射板のことでしょうか?



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 往きに立ち寄った峠に戻ってきました。AM11:06



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 ちょっと早いですが、ここでランチ。マルシンハンバーグ餃子を作って食べました。(^^



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 峠からは豊田市街地方面が見えます。



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 撤収して、稜線伝いに出来山へ向かいます。PM0:00



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 ヤマジノホトトギス  ”ヤマホトトギス”と花も名前もそっくりで紛らわしい もっと別の名前にしてくれたら良かったのにね。



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 シコクママコナ。



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 カエデ



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 稜線歩き序盤は開けた尾根道です。



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 誰かが付けてくれた道標。



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 苔座布団にイガグリが乗っていました。



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 1087mピーク、何かの標柱が埋まっていました。



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 枯れ笹にはクモの巣みたいなのがたくさん着いていましたが、クモではなさそう。



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 ミヤマウズラ。



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 踏み跡は林道に向かっていましたが、尾根芯を進んでみます。



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 この辺はまだ笹が低めでしたが、だんだん煩わしくなって結局林道に逃げ込みました(^^;



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 尾根に沿って林道が延伸されていました。ベルト状に続く茶色いのが枯れ笹です。最盛期は、それは手強い笹藪でした。



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 林道終点から再び尾根芯へPM0:40



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 途中から踏み跡は再び林道に向かっていましたが、意地で尾根芯を進みます。



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 出来山が近づいてきました。



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 この先が山頂となりの広場です、真っ直ぐ登らず西側から巻けば枯れ笹漕ぎは避けられます。



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 やっと広場にたどり着きました、ヤレヤレです(^^



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 出来山山頂です、2週間前もここに来ています。PM1:28



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  枯れ笹を少し漕いだだけでしたが、雨のせいでズボンが真っ黒になってしまいました。



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 一等三角点「出来山:1052.67m」



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 南東方向の藪漕ぎコースで下山します。


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 昔は藪が濃かったそうですが、今は普通に歩けますね。



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 アップダウンを繰り返して林道が見えてきました、この先段戸湖まで約5キロ弱の林道歩きが待っています。



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 登山口 PM2:00



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 寧比曽・出来山・筈ヶ岳周辺は至るところで林道が交錯してます。



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 伐採された丘



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 牛渡橋を渡って分水林道に合流しました。PM2:21



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 これはホツツジかな。



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 先月も通った林道工事地点、手前に通行止めの虎柵が置いてありました。PM2:41



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 コンクリート舗装する工事だそうです。”鉄筋の上を歩いていいよ!”と言われたので、遠慮なく歩かせてもらいました。



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 東海自然歩道分岐地点



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 ヤブデマリの実でしょうか?



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 葉っぱはこんな形。



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 テンナンショウ(マムシグサ)の実。



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 ここまでくればあと僅か。



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 PM3:15 ようやく段戸湖の駐車場まで戻ってきました、林道歩きがほとんどでしたが約20Kmあり疲れました。ここから車で30分程走ったところにあるホテル百年草でお風呂に入って帰りました。




(あとがき)
 先月出来山を歩いた際、かつて笹藪だった稜線を一部分だけ歩いてみましたが、随分歩きやすくなった印象がありました。そこでこの日、10年前のリベンジを兼ねて再度挑戦してみることにしました。
 新しくできた林道を使わずに少しだけ尾根芯を進んでみましたが、枯れ残った笹の茎が固く、かき分ける際に目を突く恐れがあったり、雨で濡れたせいで笹に付いたカビ?で服やズボンが真っ黒になるので、たまらず尾根芯歩行は諦め林道を進みました。
 近年誰かが付けてくれた道標と踏み跡のおかげで、かなり分かりやすくなっていましたが、迷いやすい地点もあるので、まだ誰でも簡単に歩けるまでにはなっていない印象でした。

 何度か訪れているエリアですが、今回はこれまで歩いた事のない林道や尾根を使ったおかげで、新しい発見があったりして新鮮な気分で歩く事ができました。

 ※今回のハイキングはマルシンハンバーグを使った山メシの試作が一番の目的でした。よろしければこちらのリンクもどうぞ→https://teppan.blog.so-net.ne.jp/2019-09-07



(備忘録)
ホテル「百年草」日帰り入浴300円(温泉ではありません)
一般入浴時間/10:00~17:00(受付終了16:30)水曜日定休
〒444-2424愛知県豊田市足助町東貝戸10 TEL0565-62-0100

タグ:愛知のお山
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コメント 3

float cloud

 こんばんは~、はじめまして、teppanさん。
本日、寒波の中、御内町は大奥山から神越峠を登り、ベンチとテーブルがある峠頂上から南へ稜線を登った1087Pを往復しました。
この記録の画像の橋は、K364と実線車道の出合の橋で、ぼくたちはそこから実線車道を左山で登り、終点からは沢沿いを登り、小尾根を登り、K364の延長に出ると、さらに小尾根を登って996P。南東へ一段下ると、そこが神越峠頂上でした。帰路は、峠道を林道まで下りました。
南南東へ登り、1087Pに埋まる標石が、本日の目的の御料局三角点石仏1087.6M△(見出標 壬48)でした。
teppanさんたちは、この記録では少々わかりづらかったのですが、大奥山辺りまで下られたのでしょうか。1.5kmほど上流で、あの橋となるのですが・・・。
 
by float cloud (2021-12-19 17:27) 

teppan

float cloudさん

 K364出合の橋の画像は、寧比曽岳の山頂から筈ヶ岳へ自然歩道を500mほど下った休憩ベンチのところから、支尾根を南西に700mほど下降して合流した林道を、さらに下って行って撮影したものです。ですので大奥山までは下っていません。

 自然歩道のベンチとテーブルのある峠は「神越峠」と呼ぶんですね。1087Pの標石は御料局のものでしたか、林班界を示すために赤く塗られていたのですね。
by teppan (2021-12-20 11:52) 

float cloud

こんにちは~teppanさん。
了解しました。
976P南西の960m辺りから尾根を南進し、
最後は支尾根でルートを東へ逸らしたけれど、
実線の林道に出て、これをくねくねと東進後、
K364に出た。そして一旦例の橋まで下った後、
改めてK364をあの標柱「REF」まで登った、
ということですね。
それで約20kmの道程ということだったんですね。
よくぞ、体力が・・・。
凄いですね!
ありがとうございました。
by float cloud (2021-12-20 13:54) 

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