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【鈴鹿】竜ヶ岳・三池岳・仙香池 2019/7/25 [山歩き・ウォーキング]

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 竜ヶ岳への登路から眺めた鈴鹿中部の山々


場所・山行日
「竜ヶ岳:りゅうがたけ:二等三角点:1099.30m」
「三池岳:みいけだけ:三等三角点:971.50m」
 滋賀県東近江市、三重県いなべ市 境 2019年7月25日(木)
ルート 1)石榑峠~重ね岩~竜ヶ岳(往復)
2)石榑峠~三池岳~八風峠~中峠~仙香山~仙香池(往復)
総歩行距離 13.1Km(平面距離)
標高差 
1)石榑峠 +-250m重ね岩 +-160m竜ヶ岳
2)石榑峠 +-280m三池岳 +-35m八風峠 +-45m仙香山 +-15m仙香池
所要時間 09時間02分 4:17~13:20  1.4Km/h(休憩・昼食時間含む)
Google earth俯瞰図はこちら

 そろそろ梅雨明けしそうな雰囲気ですが、この日は南にある台風の影響で天気が不安定でした。雨に降られる可能性が高い日でしたが、最近まともな山歩きをしていませんでしたので、ちょっと無理して石榑峠起点にダブルピストンで鈴鹿の山を歩いてきました。


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 石榑峠の駐車スペースは工事で閉鎖中でしたので、少し戻って道路脇のスペースに駐めてスタート。


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 石榑峠の竜ヶ岳登山口です。


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 序盤はヘッドランプを点けての登り。


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 途中の稜線から東の空、朝焼けの雲海がまるで高山の様です。山のように見える黒いのは入道雲です。


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 まずは左上方に見える重ね岩を目指します。


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 重ね岩から。


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 この季節のアセビの新芽は花が咲いた様に鮮やかですね。


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 ダイヤモンド竜ヶ岳(シルエットは山頂ではありません)


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 谷間のむこうに存在感のある静ヶ岳。


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 南は鈴鹿中部の山々。


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 笹原の稜線を歩いて竜ヶ岳山頂に到着。


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 二等三角点「竜ヶ岳」1099.30m


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 鈴鹿北部の山々(静ヶ岳、銚子岳、御池岳、藤原岳)


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 今日は再び石榑峠まで戻って、矢印の地点にある「仙香山」まで登り返します。


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 笹原の一本道。


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 これは何の花でしょうか?


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 一気に下って重ね岩を見上げたところ。


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 ウリハダカエデ、樹皮の模様がマクワウリの実に似ているから付いた名前だとか。枝は緑色をしています。秋には葉っぱが赤や黄色に色づいて美しい樹種です。


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 石榑峠へ戻ってきました。行き止まりの峠は終点が登山者の駐車スペースになっていましたが、しばらく工事が入って置けなくなっていました。



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 峠の南側にdocomoの無線中継施設(跡地)がありますが、その取り付き道路工事のようです。
石榑峠は旧国道421号線の県境にあり、狭い上に蛇行しているので”酷道”と揶揄されていましたが、現在は石榑トンネルが開通したのでその役目を終えています。



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 三池岳方面へはこのゲート脇から入ります。



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 リョウブの花です。大昔は飢饉のときの救荒植物として利用されたそうです。新芽を天ぷらにしたり、乾燥させてご飯に混ぜて食べると美味しく、生でも甘みがあるとのこと。



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 リョウブの花は5~8年に一度しか咲かないそうです。
この花から採ったハチミツは美味だとのこと。花の少ない盛夏の蜜源はミツバチにとっては貴重ですね。



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 ここが無線中継施設の跡地、重機が駐めてありました。この奥の斜面から取り付きます。



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 鈴鹿山地でもこのあたりは花崗岩質になっていて、所々砂ザレの斜面が現れます。フィックスロープを頼りに登る。


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 高山でも見かけるオトギリソウの仲間。トリミングしてあるので大きく見えますが、鈴鹿で見かけるのは直径1センチくらいのすごく小さな花です。良く見ると葉っぱに黒点がありますが、その付き具合で種類を見分けるとか、専門家の世界はかなり微妙ですね^^



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 920mピークから90度曲がって下ったところから振り返った写真。後ろは通過してきた900mピーク。



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 こんな崩壊地が幾つもあります。



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 これはシロヤシオ(五葉ツツジ)。このあたりの稜線上にはたくさん自生しています。



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 三池岳の山頂です。三角点はここから主稜線を離れ、少し東へ向かったところにあります。



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 三等三角点「八風峠」971.50m


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 独特な臭気のある木、どうやらクサギのつぼみの様です。



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 八風峠。大昔は東西を結ぶ要所として、往来する人も多かったのでしょうね。八風大明神の鳥居は樹脂製でした。



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 花崗岩が集積している地点。



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 一山越えて中峠を通過。



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 中峠から登り返して仙香山に到着。もうかなり疲れてクタクタです(^^



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 写真がこの日の目的地「仙香池」、緑の季節に一度訪れてみたいと思っていた場所です。標高約960mとかなり高い地点にありますが、水源は雨水だけなのでしょうか?名前の由来はよくわかりません。



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 この日のランチはいつもワンパターンのカップ麺ですが、今回はちょっと趣向をこらして、



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 お湯少なめで作り、氷を放り込んで冷し麺にしてみました。
冷え冷えにするには氷が多めに必要ですが、暑い季節にはこんな食べ方もありですね。材料表示に ”油揚げ麺” ではなくて、”めん” と表示してある、ノンフライ麺を使ったカップを選ぶのがコツです。



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 シロヤシオに産み付けられたモリアオガエルの卵塊、オタマジャクシはすでに池の中に落ちているのかな?



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 ノイバラの仲間



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 とても小さな葉っぱでした。



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 今回歩いた稜線には写真の様な崩壊地が幾つかあります。



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 浸食は現在も進行中で、ルートはどんどん後退して行きそうです。



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 歩いてきた三池岳方向を振り返って。往きはガスで全く見えませんでしたが、あらためて眺めてみると愕然とするほど遠いですね、見えなくて良かったです(^^



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 ニガナの花



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 無線中継所跡地から、早朝にピストンした竜ヶ岳。



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 旧国道421号の路上駐車の列。



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 石榑峠に無事戻ってきました。工事の関係で、いつもは閉まっているゲートが開いていました。


 駐車してある車に戻って着替えをしていると、大粒の雨が降ってきました。通り雨でしたがハイキング中に降られなくて良かったです。そして靴を脱いだらビックリ!いつの間にかヤマビルに噛まれていたのでした… 今回歩いた稜線でヤマビル被害に遭ったとは聞いた事がありませんでしたので、油断していたのがいけませんでしたね。(^^;




(あとがき)

 麓からは鈴鹿の山は全く見えませんでしたが、峠に着くと星空が。竜ヶ岳に登る途中の稜線からは朝陽に染まった雲海が見えて、まるで高山に居る様な雰囲気でした。
 展望良好の竜ヶ岳をピストンして峠へ戻った頃には、あたりはすっかり雲に覆われ天気予報通りになりました。
 次は三池岳方面へ向かいます。鈴鹿でも指折りの展望稜線からは景色が全く見えなくて残念でしたが、その反面日射しが遮られこの時期のハイキングとしては比較的歩きやすくて助かりました。

 この日は緑に囲まれた仙香池でランチするのが目的。地形図を見る限り大したことなさそうに思われた稜線も、実際に歩いてみるとアップダウンが多く予想以上に疲れました。三池岳に着いた頃にはもうヘロヘロ、そこから仙香山までは何度も立ち止まって息も絶え絶えでした^^;
 目的地の仙香池では、日射しが無くて暗い雰囲気なのがちょっと残念でしたが、水量が多く幻想的な雰囲気が味わえました。一度緑の季節に訪れたいと思っていたので、実現できて満足です。 

 石榑峠は工事のため「立ち入り禁止」の表示。いつも皆さんが駐車するスペースは工事関係の資材置き場になっていました。早朝はまだ工事開始前でしたが、帰りは工事関係者の方に一言ことわって通らせてもらいました。
 峠の駐車スペースが使えませんので歩く予定の方はご注意下さい。工事時間内は峠のかなり手前で係員が立っているようです。



(備忘録)

 日帰り温泉
 (三重県側)
  ・六石温泉あじさいの湯 800円 ※タオル・ドリンク無しは200円引き
  (モンベルカード割引100円:5名OK)
   月曜日~金曜日 16:00~22:00(最終受付21:30)
   土・ 日曜日、祝日 13:00~22:00(最終受付21:30)
   年中無休
  ・阿下喜温泉あじさいの里 平日550円 土日祝650円
   (モンベルカードでタオルプレゼント:会員のみ)
    11:00〜21:00(最終受付20:30)
   【休業日】毎週木曜日(祝日の場合は翌平日)
 (滋賀県側)
  ・永源寺温泉 八風の湯 平日1,300円 土日祝1,500円
   (モンベルカード割引500円:会員のみ)
   10:00~22:00(最終受付21:00)
   年中無休(場合によりメンテナンス休業あり)

タグ:鈴鹿の山
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