SSブログ
 
 
[次項有]てっぱん家の地域別-山記事リストはここをクリックしてください!!
  teppanお気に入りのウェブページは下のリンクをクリッ 
[次項有]山歩き 関連のお気に入り
[次項有]ミツバチ関連のお気に入り

【南信州】入野谷山 2018/9/19 [山歩き・ウォーキング]

DSC05282.JPG
 絶景の峰から眺める中央アルプス


場所・山行日  「入野谷山:いりのややま:1772.54m:二等三角点」2018年9月19日(木)
 長野県伊那市・大鹿村 境
ルート  分杭峠~入野谷山~絶景の峰~葉沢反射板ピーク 往復
歩行距離 8.5Km/8.7Km(平面/沿面距離)
標高差 
分杭峠~光のテラス分岐+-220m 光のテラス分岐~入野谷山+-112m
入野谷山~絶景の峰+-90m 絶景の峰~葉沢反射板ピーク-55m~+82m
所要時間 04時間58分 09:16~14:14 (休憩・昼食時間含む 1.7Km/h)
Google earth俯瞰図はこちら
 
 この日は南信州伊那市の南部にある「入野谷山:いりのややま」を歩いてきました。

 伊那谷エリアは中央・南、両アルプスに挟まれ、その前衛峰を含めてメジャーな山が幾らでもある、ハイカーにとっては山選びの激戦区。そんな有名な山々には見向きもせず、teppanがあえてこの山を選んだ理由は静かそうだから!有名なお山は設備も立派で、人も多くて気後れしちゃうんですよ^^;

DSC05158.JPG
 写真はアプローチの途中で撮った蕎麦の花と中央アルプス。

 ”ゼロ磁場”というのをご存じでしょうか?
何でも、世界最大級の断層帯「中央構造線」上に位置する分杭峠には、磁力が打ち消し合ってゼロになっていると言うパワースポットがあり、そこにある気場に居るだけで心身が活性化されて調子が良くなるとのことです。
 まあ、それが定かどうかはともかくとして、そのゼロ磁場のある分杭峠が今回歩く入野谷山の登山口になっています。峠付近が駐車禁止のため、シャトルバスを利用してアプローチしました。

DSC05161.JPG
 写真が分杭峠行きシャトルバス乗り場です。この下に大きい駐車場があって、そこに車を停めました。

DSC05162.JPG
 乗り場にはお土産売り場もありました。(クリックで拡大表示)

 平日の分杭峠なんか、行く人居ないんじゃないの?
 念のため前日にバスの運行があるかどうか確認してから向かいましましたが、意外や意外、他にもお客さんがいて驚きました。
DSC05167.JPG
 ここが分杭峠(ぶんぐいとうげ)です。”これより北 高遠領”と彫られた石柱。

DSC05168.JPG
 下に見えるのは休憩テントとトイレです。

DSC05170.JPG
 パワースポットとされる気場は、ここからさらに下ったところです。下山後時間に余裕があったら寄ってみようと思います。


DSC05175.JPG
 ここから林道に入ります。峠に詰めていたスタッフのおじさんに、「最近クマ出ましたか?」と聞いたところ、「今年は小さいのをこの辺で見たくらいだよ」とのことで、一日中クマ鈴をぶら下げてのハイキングでした。(teppanは鈴嫌い)

DSC05176.JPG
 林道を200m程進むと、

DSC05179.JPG
 登山口です。ネットを潜って入ります。

DSC05186.JPG
 案内表示。

DSC05200.JPG
 明るい笹の斜面を登って行きます。

DSC05201.JPG
 2度目の防獣ネットを潜る。開け閉めしにくいです、もうちょっとなんとかならないかな?

R0012049.JPG
 折れたカラマツの門をくぐる。

DSC05211.JPG
 低い笹の山腹を進みます。

DSC05215.JPG
 トリカブトの花。

DSC05233.JPG
 ドイツトウヒの森。

DSC05235.JPG
 巨樹が2本見えてきました。

DSC05236.JPG
 これが「結の桂」

DSC05238.JPG
 
周辺にはメープルシロップの様な甘い香りが漂っています。(クリックで拡大表示)

DSC05243.JPG
 かなり大きなカツラの木でした。

DSC05245.JPG
 青い岩盤の沢を渡る。

DSC05247.JPG
 ここを詰めれば稜線に出ます。十三曲りのジグザグ道。

DSC05250.JPG
 今日はトリカブト祭りでした。

DSC05252.JPG
 ここで稜線の分岐に到達。光のテラス(左)、入野谷山(右)。光のテラスには今回行きませんでした。

DSC05255.JPG
 カミズナラ、ダケカンバ、そして右半分にカラマツの尾根道。

DSC05259.JPG
 ここが入野谷山の山頂です。三角点があったらしいのですが、確認するのを忘れていました。

DSC05269.JPG
 山頂には展望もないので、さらに尾根を登って絶景の峰へ向かいました。

DSC05270.JPG
 ナデシコ。

DSC05277.JPG
 笹の開放的な尾根に出ました。絶景の峰はあの先端です。

DSC05280.JPG
 そしてここが絶景の峰(案内板にはパノラマ尾根の頭とあります)。

DSC05283.JPG
 中央アルプス(写真は中心に千畳敷)が正面に見えて、名前の通りの絶景が楽しめます。

DSC05285.JPG
 南方向には整った姿の塩見岳と、抜群の存在感でそびえる双耳峰の二児山。さらに手前に見えている反射板ピークへ向かいました。

DSC05287.JPG
 タマゴタケ。見かけたのは1つだけでした。

DSC05289.JPG
 何の球果か分かりませんが、何者かによってかじられたあと。

DSC05290.JPG
 反射板ピーク手前の急斜面です。
 
DSC05292.JPG
 ピークには反射板が向かい合わせに建っていました。

DSC05293.JPG
 反射板横の盛り上がりに三角点がありました。

DSC05295.JPG
 三等三角点「葉沢」1870.05m

DSC05297.JPG
 南北両側が伐採されています。北側は写真の美和湖と高遠方面が見渡せる。

DSC05298.JPG
 反射板に取り付けられていた銘板。

DSC05300.JPG
 ここで昼食休憩して来た道を戻りました。

DSC05301.JPG
 樹間から辛うじて見えた仙丈ヶ岳。南アルプスの主稜線の山が間近に見える!

DSC05306.JPG
 アキアカネ。触るくらい指を近づけても逃げる様子はありません。

DSC05307.JPG
 南アルプスが目の前だと言うのに、木々に遮られてあまり姿を見せてくれません。写真は帰路の樹間から見た仙丈ヶ岳。

DSC05308.JPG
 同じく北岳です。

DSC05314.JPG
 ここのダケカンバは素直に真っ直ぐ育っていますね。

DSC05316.JPG
 再び絶景の峰に戻ってきました。

DSC05317.JPG
 塩見岳と二児山をバックに。

DSC05319.JPG
 絶海の峰です。

DSC05320.JPG
 ちょっと雲が多く掛かっていますが、中央アルプスが全て見渡せます。

DSC05322.JPG
 霞んでいますが恵那山の勇姿。

DSC05328.JPG
 大きなダケカンバ。

DSC05330.JPG
 戸倉山と伊那谷を眺めながら下っていきます。

DSC05332.JPG
 ホタルブクロ。

DSC05333.JPG
 笹の丈は全体的にこのくらいです。

DSC05335.JPG
 入野谷山通過。ただの尾根上のピークにしか感じないが、麓の市野瀬から見ると存在感のある山なのでしょうね。

DSC05340.JPG
 アキノキリンソウ

DSC05342.JPG
 トリカブト

DSC05343.JPG
 ジグザクの山腹を下って谷間に架かる橋を渡る。この辺りは急斜面の山腹に付けられた細い道なので、慎重に歩きました。

R0012064.JPG
 アケボノソウの花を見ると秋を感じます。

DSC05346.JPG
 白いトリカブトもありました。

DSC05350.JPG
 結の桂を通過します。

DSC05351.JPG
 ひたすら来た道を戻ります。

DSC05352.JPG
 カエデも赤くなり始めました。

DSC05353.JPG
 無事登山口から林道に着地。

DSC05354.JPG
 往きは気が付きませんでしたが、ウバユリの実が登山口にありました。

DSC05355.JPG
 カーブミラーで自撮り。

DSC05356.JPG
 分杭峠へ戻ります。

DSC05172.JPG
 ハイキングを終え、今度はゼロ磁場へ行ってみます。写真は分杭峠の説明書き。(写真クリックで拡大表示)


DSC05173.JPG
 ゼロ磁場の説明書き。(写真クリックで拡大表示)


DSC05174.JPG
 
説明書きにあった図。断層が起きた後は力はかかっていないと言う、ゼロ磁場には懐疑的な学者さんも居る様です。

DSC05367.JPG
 ここが気場です。誰も写っていませんが、皆さんが引き上げた後に撮りました。

DSC05365.JPG
 私たちもここで30分ほど”気”を充填すべく座っていましたが、う~ん…何か変わったのだろうか?

DSC05374.JPG
 パワースポット体験を終え、駐車場に戻ってきました。側に咲いていたこの花は何でしょうか?

DSC05371.JPG
 こちらはゲンノショウコの花です。


(感 想)
 この山を知ったのは伊那市の観光HP、そこに手書きの案内図(リンク参照)がUPされていたのキッカケです。「手書き」って事は地元に愛されている山に違いない!こうした山はteppan的にポイントが高いです。

・特に際だった特徴はありませんが、歩くのが楽しい山です。
・「絶景の峰」からの景色は文字どおりの絶景。
・塩見岳がカッコ良い角度で眺められる。(槍ヶ岳みたい)
・できれば稜線の先にある存在感抜群の二児山まで歩いてみたい。
・「結の桂」は巨樹好きの方は必見。 ・ゼロ磁場でリフレッシュできる。
以上感想でした。
【参考情報・備忘録】

(駐車場)国道152号線沿い、分杭峠シャトルバス乗場(粟沢駐車場)駐車場料金 無料
シャトルバス往復乗車料金650円 (ゼロ磁場入場の協力金も含まれています)
駐車場始発8:00  分杭峠終発16:00(30分~1時間間隔の折返し運行)
DSC05368.JPG
伊那市観光協会・分杭峠HP(シャトルバス情報リンクあり)↓
分杭峠(ゼロ磁場)Wikiペディア↓

入野谷山登山マップリンク(伊那市観光情報HP・南アルプス北部をめぐる前衛の山)
(分杭峠~入野谷山)
 分杭峠から林道を200m程進んだ右手に登山口。登山口に1ヶ所、前半途中にもう1ヶ所、獣除けネット通過あり。「結の桂」を過ぎると急斜面の山腹道になるので転滑落注意。主稜線手前は急な山腹をつづら折りに登下降する。主稜線に乗った所が分岐。左は「光のテラス」という尾根上の開けた場所。右へ登れば入野谷山の山頂へ。

(入野谷山~絶景の峰:1840mピーク)
 所々オレンジ色のテープ指標あり、尾根芯の踏み跡をたどる。

(絶景の峰~1870m反射板ピーク)
 案内指標なし、尾根芯の踏み跡をたどる。


【アフターは?】
ryta.JPG
 車で通過した長野県下條村。峰竜太さんのふる里なんですね^^

IMG_20180919_175606.JPG
 長野県売木村にある、うるぎ温泉・こまどりの湯で入浴、ヌルヌルとしたお湯で良い温泉でした。

IMG_20180919_194434.JPG
 遅くなったので、こちらの飲食店で夕飯にしました。

IMG_20180919_194428.JPG
 売木村で唯一の民間飲食店なのかな?とても安らげるイチオシのお店です!

IMG_20180919_192049.JPG
 ”豚バラバンバン定食”と”鈴ヶ沢なす定食” リーズナブルなお値段でなかなか美味しかったですよ。


b387dfca3cbeb77034a19ade50ea6f8b.JPG
 阿南の限界集落で栽培する伝統野菜「鈴ヶ沢なす」。とても大きく、甘みがあって美味しかったです。


nice!(7)  コメント(2) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 7

コメント 2

Jetstream

いい眺めのコースですね。
分杭峠には駐車場がないのでシャトルバスに乗車するということなんでしょうか? 分杭峠、車で通ったことがある記憶ですが 停めるところもなく通過したような???
by Jetstream (2018-09-23 22:27) 

teppan

こんにちはJetstreamさん

 そうなんです、分杭峠には駐車するスペースがありませんので、今回シャトルバスでアクセスしました。
 ゼロ磁場で有名になってから路上駐車が増え大混雑したので、シャトルバスで往復するようになったみたいです。

 これといった特徴はありませんが、絶景の峰からは中央アルプスの眺めが良かったです。南アルプス方向は樹木に遮られて展望は良くないですが、時折樹間から仙丈や北岳が大きく見えました。
by teppan (2018-09-24 15:04) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。