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【愛知】渥美半島 大山~鬼堕~七つ山縦走2018/5/1 [山歩き・ウォーキング]
ゴールデンウイーク中盤のこの日、山友の”げんた”さんと渥美半島の山々を歩いてきました。
渥美山地に属する山”コトギス”から北方向の眺め。前方の海は三河湾です。
渥美山地に属する山”コトギス”から北方向の眺め。前方の海は三河湾です。
場所・山行日 | 「大山:おおやま:328m:一等三角点」「赤羽根西山:218.6m:三等三角点」 「七つ山:ななつやま:204.1m:三等三角点」2018年5月1日(火)愛知県田原市 |
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ルート | 大山古道口~大山~鸚鵡石分岐~小菩薩峠~赤羽根西山~芦集会所~コトギス ~オオトギス~すり鉢山~七つ山(7峰~1峰)~句碑公園P |
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歩行距離 | 17.0Km/18.5Km(平面/沿面距離) | ||
標高差 | 登山口~大山+280m 大山~小菩薩峠-215m 小菩薩峠~赤羽根西山+115m 赤羽根西山~芦集会所-205m 芦集会所~オオトギス+187m オオトギス~宇津江分岐-85m 宇津江分岐~七峰+80m 七峰~句碑公園P-200m |
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所要時間 | 09時間08分 08:04~17:12 (休憩・昼食時間含む) Google earth俯瞰図はこちら |
このゴールデンウィークは、前々から遠征を計画していたのですが、残念ながらお天気が悪く全てキャンセル…ポッカリ空いてしまった日をどうしましょう?そこで山友の”げんた”さんに、どこか同行して欲しいと泣きついたところ、二つ返事でOKを頂き感謝感激!この日は”げんた”さんのお膝元、渥美半島は田原市の山々をご一緒していただける事になりました。
三河湾側の江比間町にある句碑公園駐車場に車を1台デポして大山登山口へ。
三河湾側の江比間町にある句碑公園駐車場に車を1台デポして大山登山口へ。
車で移動して、太平洋側の越戸町(おっとちょう)にある大山の登山口からスタート。
ウラジロの山腹を登って、
大山へ続く東尾根に出て大山古道を行きます。
途中の覗きからは遠州灘。
ここで南側から続く登山道(ジープ道)に合流。
桜の実
渥美半島の最高峰「大山」山頂です。一等三角点の山です。(328.03m)
展望台から伊勢方面。良く晴れましたが霞んでいて視界は良くありません、神島が辛うじて見えています。
げんたさんは地元田原市の団体「たらめ会」のメンバーで、今日は案内板のメンテナンスも兼ねての山行きです。
梔岩から。先端に名前の元となったクチナシが生えています。
過酷な環境ですが、今のところ健在でした。
大山からは「鬼堕ロングトレイル」と言う、渥美山地を東西に続く尾根道へ入りました。行く先々でカンアオイをたくさん見かけました。
これがカンアオイの花。かなり地味ですが、種の保存のための色々な仕掛けが入っています。
秋は松茸山なので、その期間中には入らない様に注意。
この尾根道の名前の元となった三角点「鬼堕:きおとし」への分岐標識。
ヤマウルシの花です。
渥美の山はほとんどが照葉樹林で、林の中はやや暗い雰囲気なのですが、この日歩くとやけに明るい!変だな?と思ったら、この毛虫が大発生していて葉っぱが食べられていたせいでした。ちょっと心配です。
小菩薩峠の馬頭観音。峠の名前の由来は小説「大菩薩峠」
ウバメガシや椎などの林の道を進みます。げんたさんを含む、たらめ会の精鋭が開いたルート。
赤羽根西山に到着。南側が切り開かれていて、少し展望があります。もう正午なので、ここで山ランチ休憩。三等三角点「八王子村:218.59m」あり。
休憩後山を下り麓へ向かいます。写真は途中の「光岩」、眺めも良い場所です。
渥美山地は主にチャートで構成されていて。断層活動の摩擦力で表面が磨かれ鏡の様になっている事から、この名前になったとのことです。確かに光っている部分がありました。
良く整備された階段道で一旦麓へ。
田原市のゴミ処理施設「赤羽根環境センター」脇の道を行きます。ここから当分はアスファルトの車道です。
イチゴ系の花
青臭い香りのする花
農道を行く
県道から振り返って見た赤羽根西山、標高は低いですが存在感がありますね。
北西方向にはこれから向かう七つ山の姿。登山口へ向かうには、一旦尾根を大きく迂回するので山は逆に遠ざかっていきます。
ブロッコリー畑の向こうに芦ヶ池。宇連川の水が引かれた豊川用水の調整池です。農業立国・田原市に無くてはならない水資源です。農水省の「ため池百選」のひとつにもなっています。
歩道の花々に励まされながら進む。
やっと今回のルート上にあるエイド・ステーションに到着です。
新築されたばかりの芦集会所です。綺麗なトイレと自販機があって助かります。
冷たい飲み物を買って、神社の日陰で休憩。
阿志神社は立派な本堂を持っています。後半の安全を祈願。
神社の脇から付いていた踏み跡を登ると林道に出て、さらに北へ向かうとため池に出ました。これから歩くオオトギス(左)とコトギス(右)のピークが見えた。
ため池の西側にある林道を進む、竹林が良い雰囲気。
やがて行き止まりになったので、谷間を適当なところから登り、さらに上の林道へ。
次の林道に出て間もなくコンクリート階段があり、ここから七つ山への縦走路に入れます。
七つ山へ続く稜線に出た所。登って来た道を振り返っています。今回は道の無い所を無理矢理登ってきましたが、阿志神社へは左(近道)に行った方が早いです。
コトギスへの辛い登りのあとオオトギスへ。途中鞍部にある平沢池分岐に案内板を取り付けます。
たらめ会の案内板です。
5月に入ったばかりですが、もうアサギマダラが飛んでいました。
オオトギスへのメチャクチャ急な登り。げんたさん他、たらめ会のメンバーがロープを付けてくれたので、かなり助かります。
オオトギス山頂。樹木に囲まれ展望はありません。”トギス”という変わった名前には、どんな由来があるのでしょうね?とても興味があります。
トギスの覗きに到着。
覗きから見た七つ山。整った姿でカッコイイです。
ここでも傾いていた案内板を修理。
アップダウンを繰り返して”すり鉢山”です。四方遮る物の無い素晴らしい展望があります。
先ほど歩いて来たオオトギス(一番奥)方向を振り返る。
八王子集落の向こうには、歩いて来た大山から続く鬼堕ロングトレイルの尾根。
すり鉢山と七つ山との鞍部です。ここにも案内板をひとつ設置。
完了写真。
比較的緩やかな尾根を登って、七つ山の東端にある第7峰に到着。ニ等三角点「江比間村」204.09mは七つ山唯一の三角点です。7つ連続して並ぶピークの中の最高峰。
七つ山テラス。昨年大勢でこのルートを整備したときに切り開いた、平らな岩の上の展望地です。
大山・鬼堕トレイル方向の眺め。
何か飛んできて落ちたので、捕まえてみると体長3~4センチの甲虫です。後で調べてみたら「ウバタマムシ」という種類。
逆さにしてみましたが、死んだふりをして、なかなかひっくり返りません^^ コメツキと違ってタマムシはしないのかな?
太郎岩展望地へ
歩いて来た七峰方向や、
宇津江の町と三河湾が見渡せる。
やっと第1峰に到着。長い道のりも、ようやく終着点が近くなってきました。
急な山腹をジグザグに下って句碑公園に出ました。
振り返って見た登山口、立派な案内板が立っています。
もう一つ掛かっていた案内。げんたさんによりますと、これはたらめ会が設置する前からあるものだそうです。難コースとありますが、今は普通に歩けるハイキングコースとなりました。
句碑公園からは広い道を北へ歩くと、間もなく神社の参道の階段があるので、そこを下る。
”天保”と刻まれた古い石灯籠でした。
ここを下れば国道に出て、朝車をデポした駐車場はすぐです。
無事戻ってきました。とても疲れましたが、歩ききる事ができて満足です。げんたさん、お付き合いありがとうございました。m(_ _)m
駐車場の隣に流れる川からの雨乞山。
以下、この日見かけた主な植物たちです。
モチツツジ これからの季節の主役
タツナミソウ
コクラン
アマドコロ
ナガボナツハゼ 愛知県東部~静岡県西部にしか自生しない希少種
タグ:愛知のお山
teppanさん、アチラとコチラでレポート、お疲れ様です。
自分は...今回も手抜きブログですね〜m(_ _)m
植物の写真は、お気遣いありがとうございます。これなら場所の
特定はできないと思います。何しろ、色んな人間が山に入りますからね。
この日は疲れましたが、達成感のほうが勝っていました。
こちらこそ、一緒に歩いてもらってありがとうございました。
とても楽しい一日でした。
by げんた (2018-05-04 18:22)
追伸:私のブログの方にリンクを貼らせていただきますね!
by げんた (2018-05-04 18:24)
こんにちは!げんたさん
先日はありがとうございました。
かなり疲れましたが、通して歩いてみたかったルートでしたので、とても満足しています。またよろしくお願いいたします。
植物写真はこの様に載せましたが、探す人があるかもしれませんね。
リンクありがとうございましたm(_ _)m
by teppan (2018-05-05 09:39)