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御在所岳・中道 2017/9/21 [山歩き・ウォーキング]

 秋晴れの日、三重・滋賀の県境にある御在所岳を歩いてきました。
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 展望テラスから伊勢湾を展望。

場所・山行日 御在所岳:ございしょだけ:1209.41m:一等三角点 2017年9月21日(木)
三重県三重郡菰野町・滋賀県東近江市 境
ルート 駐車場~中道登山口~地蔵岩~キレット~富士見岩~朝陽台~大黒岩
~山頂~望湖台~御嶽権現~山上公園駅~山麓駅~大石橋~駐車場
歩行距離 9.8Km(平面距離)※内2.0kmはロープウエイによる移動
標高差  駐車場~朝陽台+650m   山麓駅~駐車場+140m
所要時間 06時間00分 07:14~13:14 (休憩・昼食時間含む)
Google earth俯瞰図はこちら


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 この方面へ出かける時は、例によって東名阪道の御在所SAで朝食です。この日は朝定食を。


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 国道477号・旧鈴鹿スカイラインの料金所跡の駐車場からスタート。


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 中道(中登山道)の登山口。鈴鹿山脈の中でもお気に入りの山ですが、このコースを登るのは久しぶりです。


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 溝道は以前にも増して浸食が深くなってきました。花崗岩質で脆いため、人が歩くと崩れていきます。人気のコースなので、いづれ別の道を開かなくてはならなくなるでしょうね。


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 この山は奇岩の宝庫。これは中道の名物岩のひとつ「おばれ岩」です。もたれかかった2枚の平らな大岩の間を通っているところ。


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 真っ平らな巨岩の向こうは伊勢湾です。


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 そしてこれが奇岩中の奇岩「地蔵岩」


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 地蔵岩は登るのは禁止。


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 少し上から見た姿がこれ!絶妙なバランスですよね。落ちそうで落ちない、合格祈願の対象にもなっています。


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 落ちるといけませんから、少し位置を修正しておきました!(^^


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 中道の難所のひとつキレットに到着。岩場の上から見た鎌ヶ岳。鈴鹿の槍ヶ岳とも呼ばれる端正な姿がカッコイイ!


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 ゴンドラと鎌の先


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 キレットは10メートル程の岩のガケ、それ程難しくはありませんが慎重に下ります。


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 キレットを降りた地点です。このロープの先の谷を下ってしまい、救助された女性のブログが何かと話題になっていました。今回の遭難に関するネット記事の多くで ”初級者向けコース” と説明されていますが、中道は結構ハードで、決して易しい道ではありません。下調べが十分でないと、始めて歩く人だとありうる道迷いです。


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 キレットから8合目への途中。以前は無かったハシゴが設置されていました。


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 冒頭写真の展望テラスからの眺め。伊勢湾と菰野や四日市の街、名古屋の駅前ビル群、知多半島・渥美半島などが一望できる。


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 山頂部の手前にある最後の難所。以前よりさらに崩壊が進んで、道の状態が厳しくなってきました。ここは鎖に頼って腕の力で登るしか方法がありません。


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 御在所岳は東西に1キロ近くある広い山頂部を持ち、写真の富士見岩が東の端になります。


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 下を覗くと本谷の向こうに見えるのが大黒岩。後であそこまで行ってみます。


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 見晴台から見た鈴鹿山脈中南部の山々。手前の尖った山が鎌ヶ岳。


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 ロープウエイ駅のある東側ピーク付近は「朝陽台:ちょうようだい」と呼ばれる公園になっていて、ゴンドラで上がってきた観光客で賑わっていました。写真は公園内にある石仏。


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 朝陽台ピークを降りた所にあるレストラン。スキー場もあります。大黒岩へ向かうため、レストランの左から一の谷新道方面へ。


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 アップダウンを繰り返して大黒岩に到着。


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 大黒岩から見上げるロープウエイの駅。


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 先端の特等席からは伊勢湾方面の大パノラマが楽しめます。


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 見上げると、先ほどまで居た富士見岩。


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 ロープウエイの乗客と手を振り合ってます。(^^


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 子どもの頃から慣れ親しんだ魚肉ソーセージ。こんな商品を見つけたので、わざわざここで食べようと持って来ました。


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 大黒岩から戻って、次は西にある山頂を目指してスキー場の草原を歩きます。振り返るとロープウエイの駅がある朝陽台が見える。


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 一等三角点:御在所山:1209.41m。この山にロープウエイができたのが1959年、以前は”御在所山”と呼ばれていたと思いますが、現在では”御在所岳”が一般的。


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 山頂からさらに70m程西にあるピークがこの山の最高点で”望湖台”と呼ばれます。西に雨乞岳がドーンと鎮座していて、谷間から琵琶湖が少しだけ見えました。


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 山頂の南西にもピークがあり、次はあそこへ行ってみます。


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 国定公園記念碑のある広場。屋根付きの展望ベンチもあります。


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 下りきった所にある長者池。湧き出た水が溜まってできた池で祠がある。


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 緩やかに登り返して御嶽大権現(御嶽神社)に到着。案内板によると覚順という行者様が明治17年に木曽の御嶽神社の祭神を勧請したとのこと。


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 お隣の祠には沖縄のシーサーに似た陶製の狛犬。


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 御嶽神社から見た山頂(左)と朝陽台(右)


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 山頂部のシロヤシオなどは紅葉が始まりました。最盛期にはドウダンが真っ赤に色づき見事だそうですが、teppanはまだその時期に登頂したことがありません。


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 お昼ご飯はここ、アゼリアで。四方から変化に富んだ登山ルートがあり、クライミングの場として関西では有名な藤内壁を持つ山なのに、山頂にはスキー場やレストランがある。こういった懐の深い山は全国でも数少ないでしょう。


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 御在所カレーうどんがここのイチオシ、なかなか美味しいですよ。


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 帰りはズルしてロープウエイを使います。ベンチで休憩中の熟年グループの皆さんはヘルメットやスリングなどの装備でした。藤内沢か、本谷ルートを登ってこられたのかな?


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 ロープウエイの乗り場でゴンドラのワイヤーを駆動しているモーター。


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 ゴンドラから見た大黒尾根と一の谷本谷。本谷ルートはこの谷間を歩いて大黒岩に出ます。時々遭難者が出る、ちょっと危険なルート。こうして見るとすごい斜度ですね。


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 高さ61m、日本一高い白い鉄塔(6号支柱)。標高940mのこんな場所に良く造ったものですね。
左下に写っている岩場が、登りで通過した中道キレットです。
鉄塔についてはこちら→http://www.gozaisho.co.jp/highlight/white-iron-tower/


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 前方は伊勢湾、終着点の湯の山温泉街も見えています。


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 山麓駅のお土産売り場。ちょっとソフトクリームが気になるね。^^


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 湯の山温泉街を三滝川沿いに登って中道登山口の駐車場を目指す。約1.7キロ程です。写真はホテルの廃墟。


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 三滝川は川底が花崗岩で白く、グリーンの淵がとても綺麗。


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 道路脇のチカラシバ。逆光に輝いてきれいです。


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 車道歩きに疲れた頃、駐車場に無事到着。お疲れ様でした。


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 湯の山温泉街からさらに麓に降りたところにある温泉リゾート「アクアイグニス」。施設内の片岡温泉で疲れを癒やし、湯上がりにイチゴのかき氷。ふわふわで甘酸っぱく美味しかったです。



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タグ:鈴鹿の山
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Jetstream

御在所はやっぱり中道、タフだけど変化があっていいですね。
下山はRWとはいいアイデアです、目に鱗です!
湯の山温泉にも浸かってすっきりと疲れもとれますね。!(^^)!
by Jetstream (2017-09-23 19:55) 

teppan

こんにちはJetstreamさん、コメントありがとうございます。

 奇岩が近くで見られる中道は、現在はこの山で一番人気です。平日でも何人かのハイカーを見かけました。
 久しぶりに歩きましたが、初めての人を連れていくには説得力があって良いコースですね。

 一緒に歩いたメンバーが膝に不安を抱えていましたのでRWで下山しました。無粋なRWですが、せっかくあるなら積極的に利用しちゃおう!これが自分のスタイルです。
 ゆるっと歩いて温泉に浸かってすっきり、リラックスできました!(^^)!
by teppan (2017-09-24 08:55) 

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