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東濃の里山 水晶山・三森山 岩村城跡から2016/12/21 [山歩き・ウォーキング]

 三森神社近くの展望地から
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 一番手前が水晶山、飛行機雲の先に屏風山、さらに遠く伊吹山。 


場所・山行日「水晶山:すいしょうざん:958m独標」「三森山:みつもりさん:1100.66m三等」
 岐阜県恵那市岩村町富田  2016年12月21日(水)
ルート岩村城跡・出丸P~水晶山~岩村ダム~三森山~鈴ヶ根展望所~水晶山~出丸P 
歩行距離13.0Km/14.8Km(平面/沿面距離)
標高差 登山口~水晶山+-300m 水晶山~三森神社参道口-190m 参道口~三森神社+250m
三森神社~三森山+90m 三森山~鈴ヶ根展望所-110m 鈴ヶ根展望所~水晶山-40m 
所要時間06時間50分 07:41~14:32  1.9Km/h(休憩・昼食・城跡散策時間含む)
実測ルート図はここをクリック!   Google earth俯瞰図はこちら

 この日は岐阜県東濃地方にある里山を歩いてきました。女城主の岩村城跡から2つの山を巡ります。 

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 国道257号線、新木の実トンネル北からすぐの交差点から5分、岩村城跡の出丸駐車場がスタート地点になります。後ろの建物は無人休憩所で、岩村城跡や城下町の案内地図が置かれています。トイレも完備。AM7:18 

 

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 本丸跡の石垣を見ながら、クルマで来た道を300m程戻る。AM7:43

 

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 ちょっと城跡に寄ってみました。「六段壁」と呼ばれる見事な石垣です!青空にお月様の姿がありました。

 

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 三叉路まで戻ってきました。正面の尾根に右側から取り付きます。

 

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 出丸駐車場の案内侍さんです^^

 

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 ここが水晶山登山口、しばらくは山腹道です。AM7:52

 

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 朴葉マスク(teppan作品^^)

 

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 水晶山までの尾根道には太い松が何本も立っていました。

 

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 朴葉がたくさん!しかも皆大きいです。

 

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 木漏れ日の道。風もなく静かです。

 

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 おしり岩(仮称 by teppan)を通過。

 

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 登山道脇にあった四等三角点「水晶:871.01m」 AM8:35

 

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 水晶山頂上 標高958m(独標)は植林の中。AM8:49 三角点はこの前後にあるのに、なぜか山頂にはありません。

 

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 味のある山名表示板。

 

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 水晶山頂から南に下ったところの分岐地点。ここから岩村ダム方面へショートカット。「この先急傾斜危険」の立て札。AM9:02

 

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 200mほど緩やかに降りると激下りの始まり。写真では伝わらないですが、かなりの急斜面で転落注意。

 

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 林道に着きました。三森山の標識は右を案内していますが、ここは左の岩村ダム方向へ。AM9:17
 

 

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 2つ目の橋を渡って右へ、地形図にある破線をたどりましたが… AM9:27

 

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 堰堤横の踏み跡を進む。

 

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 ちょっといい雰囲気の小滝を見つけました。 

 

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 二股に分かれる左の谷を詰めて行きましたが、案の定踏み跡が無くなりました。やはり地形図の破線は当てにならなかったか… 仕方がない、斜面を無理矢理登るとしますか…

 

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 上流に向かって左の斜面をよじ登って、写真の所で正規道に合流。間伐材が転がる急斜面は疲れました~ やれやれ… まあ、自業自得です^^; AM9:43

 

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 三森神社の参道沿いには三十三観音像が立っています。三十三の姿に形を変えて、あらゆる人々の声を聞き、救いの手を差し伸べてくれるありがたい菩薩様です。

 

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 参道沿いには大きな赤松がありました。

 

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 高さは20メートルくらいありそうです。少なく見積もっても樹齢150年以上?

 

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 神社よりかなり手前に手水鉢がありました。AM10:00

 

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 大きな松の倒木付近から眺めた南側の尾根。植林が透けている所が後で行く鈴ヶ根展望所です。

 

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 十三番観音。 三十三全ては拝めませんでしたが、一つ一つ皆お顔が違います。

 

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 サクラ、ヒメコマツ、アカマツの根が重なっているそうです(観光協会の山歩きマップより)。傍らに幼い顔の観音様もいらっしゃいますね。AM10:13

 

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 三森神社の鳥居です。ここから一旦支尾根に寄り道。

 

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 三森神社。例祭は毎年4月17日(に近い日曜日)、麓の富田区の方々が氏子を務めていると案内書にありました。

 

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 社の少し登った先には展望台地がある。

 

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 おっ!ベンチがある、あそこだな!AM10:20~AM11:20

 

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 尾根の先端からは素晴らしい展望が開けていました。(写真クリックで拡大表示)

 

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 真っ先に目に入ったのが笠置山の上に見える雪山、白山連峰です。左から三ノ峰、別山、御前峰など。下に見えているのは阿木川ダム湖です。

 

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 南寄りには我が里山、猿投山の姿が。

 

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 そして、尾根を少し下った所の、伐採された木々の間から雄大な御嶽山。

 

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 素晴らしい眺めを見ながら山ごはんにしました。

 

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 お昼を済ませて出発。社の隣の小屋には囲炉裏がありました。

 

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 展望地から見える山や、毎年4月に行われる例祭の写真があった。

 

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 神社の尾根から引き返し主稜線を進みます。すると再び分岐地点。約300m先に奥の院があるようなので行ってみました。

 

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 少しアップダウンがあって奥の院に到着。眺めはありませんでした。AM11:34

 

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 分岐に戻って山頂を目指す。樹間から恵那山が大きく見えた。

 

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 こちらは大船山の先にある上矢作風力発電所の風車群。

 

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 木漏れ日の尾根道を落ち葉を踏み締めながら進みます。風も穏やかで癒やされるなあ~

 

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 尾根道から少し下った所にあるヒメコマツとコナラの合体木。AM11:58
コナラが松を受け止めているのか?それとも松がコナラにのし掛かっているのか?ひょっとして相思相愛の間柄?

 

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 帝釈天の分岐地点に来ました。直進が山頂で右が帝釈天。右へ進んでも山頂へ登る道があります。

 

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 帝釈天へ向かう途中の三十三番観音。

 

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 そしてここが帝釈天をお祀りする祠。立て札には「帝釈梵天社」と書かれています。帝釈天様も梵天様も仏の守り神です。PM0:08

 

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 山頂近くからの眺め。猿投山など、南西方向が見えています。

 

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 三森山の山頂です。北側と南側に展望がありました。PM0:16

 

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 三等三角点「富田:1100.66m」

 

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 登頂記名ボックスにはコース図がありました。 良く見るとグループの登山計画書も入っていました(゚Д゚)登頂記名の代わりなのでしょうが、個人情報丸見えだからやめた方がいいです。

 

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 尾根伝いに水晶山へ向かいます。山頂から南へ下る道は激急なヤセ尾根。慎重に下りました。

 

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 所々展望があります。これは奥三河の山々。写真は左から茶臼山、丸山、碁盤石山、鷹ノ巣山などが写っています。

 

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 途中にあった図根点。これは地理院ではなく、地籍調査で市町村が設置したものです。だから地形図には載っていません。PM0:52

 

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 展望所の目の前に「仮トイレ」の案内が。興味津々で行ってみると…

 

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 う~ん… 林道からおしりが丸見えだし、使うにはちょっと勇気が要りますね~^^; 

 

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 鈴ヶ根展望所です。伐採されていて眺めが良く休憩用のベンチもあります。PM1:03

 

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 北側には御嶽や恵那山が、

 

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 南側には奥三河の山々が眺められます。

 

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 舗装林道を横断してお向かいへ。

 

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 すぐに分岐と石仏。右へ進むと午前中歩いた岩村ダムに続く林道に出る。左が目指す水晶山方向。PM1:18

 

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 境界杭(左)と三角点(右)PM1:25
道はここで90度向きを変えます。真っ直ぐ行くと尾根伝いに木の実峠まで行けそうですが、藪コギは避けられそうにありません。

 

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 四等三角点「水晶山:960.61m」

 

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 このあたりにアカマツが多いと思ったら、50年近く前に植林されていたようです。

 

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 午前中通った分岐地点が見えてきました。PM1:34

 

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 水晶山への登り返し。宮標石がありました。

 

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 本日二度目の水晶山頂で少し休憩。PM1:40

 

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 途中の写真は飛ばして、いきなり登山口まで戻って来ました。PM2:12

 

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 ただいま~ 無事戻りました^^

 

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 岩村城本丸跡の石垣。立派ですね~

 

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 ここが本丸のあった場所。ここからも御嶽山や恵那山がよく見えました。城主は毎日眺めていたことでしょうね。

 

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 「昇龍の井戸」と書かれていました。城山と呼ばれているくらいですから山頂です、本当に水が出たのでしょうか?

 

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 今日歩いた水晶山(左)と三森山(右)。三森山は盛り上がりが3つあることから付いた名前の様です。麓の富田地区から見ると良く解ります。 

 

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 「岩村城再現CGビューア」 QRコードでスマホからアクセスすると… 

 

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 CGで岩村城がよみがえる!スゴイ!写真は出丸の解説状況 真田丸みたいに城の守りの要だった。

 

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 実際の写真はこんな感じです。PM2:30

 

 岩村にあるこの2つの山、冬の静かなこの時期を歩くのは、ほんとうに癒やされます。静かな山歩きを楽しみたい方にはお勧めです。 


(城下町岩村)ハイキング後は岩村の街へ。目的は?
 

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 岩村藩の城下町だったこの通りには、江戸~明治期の古い建物が残っていて、「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されてます。いい雰囲気です。また、岩村は女子教育の先駆者、下田歌子氏の故郷だそうです。

 

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 今日は通りのほんの一部だけしか歩きませんでしたが一番の目的は、

 

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 1つはこの松浦軒本店。

 

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 昔ながらの製法で作る「カステーラ」が名物です。余計な添加物が入っていない香ばしいカステラです。

 

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 もうひとつがこの岩村醸造。「ゑなのほまれ」と「女城主」という銘柄の酒蔵です。

 

 

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 中にはトロッコレールがそのまま。蔵見学の団体さんが通って行かれました。

 

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 天正疎水。城下町を作るにあたり、城主はまずこの疎水を建設したと説明書きにありました。

 

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 お酒を仕込む井戸水が飲める様にしてありました。テーブルの上にあるノートに住所等を書くと、イベントや新酒の案内が届くそうです。

 

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 最後に稲武「どんぐりの湯」で温泉に浸かってから帰路に着きました。

 

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 今日買ってきたお土産です。(^^)


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コメント 4

水鵬

ゆったりとした里山って感じの山行ですね。
こういう静かな山歩きってのも、良いですよね。
それにしても岩室城のQRコードとはすごいですね。
とても分かりやすく、色々な人に興味を与える方法ですね。
この歴史ブームの中こういう上手な形での町おこし今後増えると良いな~(^ー^* )フフ♪
by 水鵬 (2016-12-25 16:36) 

teppan

おはようございます水鵬さん

岩村の山、静かで良かったです。
落ち葉を踏んで穏やかなお天気の日に歩くのは癒やされますね。
年内にもう一回近場の山へ落ち葉を踏みに行こうかと思っています。

岩村城は石垣だけしか残ってないんですが、素晴らしい城だった事が解ります。明治政府が壊さなかったら国宝だったに違いありません、残念です(´・ω・`)
QRコードでネットにアクセスすると在りし日のお城が見られるのは面白いですね!もう一度ゆっくり散策しに出かけてみたいです。
by teppan (2016-12-26 09:06) 

Jetstream

いつもながら登山だけでなくアフター登山も楽しく過ごされるスタイルは見習いたいです。 
今年一年ありがとうございました。 どうぞ佳い新年をお迎えください。
by Jetstream (2016-12-29 21:28) 

teppan

Jetstreamさん、いつもコメントありがとうございます。

そう言って頂きますと、ダラダラと長い記事をアップした甲斐があります、ありがとうございます。m(__)m
願わくば百名山を一つでも多く歩いてみたい、その時Jetstreamさんの記事が助けになるのは間違いありません。良き指標に出会えて幸いでした!

こちらこそ、拙ブログにご訪問頂きまして感謝の一年です。ありがとうございました、良いお年をお迎えくだい。
by teppan (2016-12-30 13:47) 

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