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能登ヶ峰~御所平 周回ハイク 前編  2015/11/12 [山歩き・ウォーキング]

 鈴鹿山脈南部にある能登ヶ峰と御所平。谷を隔てて対峙する2山をつなぐ長距離周回ハイキングに行ってきました。
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 能登ヶ峰山頂から鹿の楽園へ向かう途中から。 琵琶湖と綿向山の眺め(写真クリックで拡大表示)

 


場所・山行日「能登ヶ峰:のとがみね:759.28m」・「御所平:ごしょだいら:850m+」
 滋賀県甲賀市土山町・三重県亀山市安坂山町 境 2015年11月12日(木)
ルート 惣王神社~黒滝農作業休養C~能登ヶ峰山頂~鹿の楽園~カタコシ峠
~割谷出合~御所峠~ヨコネ~御所平山頂~舟石~ベンケイ~惣王神社 
歩行距離17.0Km(沿面距離)  19.5Km(沿面:割谷遡行部分誤差大)
標高差 登山口~能登ヶ峰+400m カタコシ峠~林道-65m 割谷口~御所峠+250m
御所峠~御所平+80m 南端峰~グミの木平-130m 舟石~惣王神社-410m
所要時間10時間07分 06:37~16:44 (休憩・昼食時間・コースミス時間含む)
日の出時刻6:25  日の入時刻16:53
実測ルート図はここをクリック!   Google earth俯瞰図はこちら

 

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 土山町黒滝にある「惣王神社:そうおうじんじゃ」を夜が明けてから出発。お騒がせのお許しと、今日の安全を祈願しておきました。車は神社横の道路沿いにある空きスペースに置かせてもらいました。手入れの行き届いた水洗トイレが入口にあります。

 

 

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 鳥居をくぐって階段を登ったところの石灯籠の右手(写真)がベンケイへのルート入口。今日は周回を終えて最後にここに降りて来る予定。

 

 

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 田村川に架かる橋を渡って対岸の能登ヶ峰登山口へと向かう。

 

 

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 「黒滝農作業休養センター」前にある、コミュニティーバス転回スペースの向こう(写真)が能登ヶ峰への登山口です。ここに駐車して歩く場合はバスの邪魔にならないように。センターの建物右には外から入ることができる水洗トイレもありました。

 

 

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 峠までは植林の山腹道。所々道幅が狭く、谷側は急斜面なので油断して転落しないように注意します。峠に着いたら案内板に従い右へ折れ支尾根を登っていきます。

 

 

 

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 主稜線にたどり着く手前、ススキ野原の所から展望がありました。四方草山、三子山、高畑山、那須ヶ原山など、鈴鹿南部の山々が見渡せました。真ん中あたりに写っている麓の集落が出発地点の黒滝です。

 

 

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 展望地に誘われたせいか?踏み跡が判らなくなって、間伐材が転がる歩きにくい斜面を適当に登って主稜線に乗りました。主稜線は良く手入れされた明るい植林です。

 

 

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 そしてここが能登ヶ峰の山頂です。三等三角点「野登ヶ峰:759.28m」が埋まっています。なだらかな丘の上で展望はありません。鹿の楽園へ向かうため、そのまま真っ直ぐ踏み跡を進みましたが…

 

 

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 「↑下る」に誘われどんどん進む。

 

 

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 時々こんな黄葉もあったり、

 

 

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 竜が飛んでるみたいな形の枯れ木もありました。

 


 と、ここまでは何の疑いもなく下ってきたのですが、なんか変だ! いつまでたっても植林から抜けられないのはどうして?このあたりでようやく主稜線から外れて支尾根を下っているのに気が付き引き返すことに…(;゚Д゚) 「間違えようもない」と思い込んでいて、地形図を見ずに歩いていたのがそもそもの間違だったのです。 

 

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 再び坂を登り返して山頂に戻って来ました。鹿の楽園は指さしている方向に90度折れなくてはいけません。良く見れば立ち木にテープが巻いてありました。この約30分のロスが後々響いてくることになったのでした…

 

 

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 正しい踏み跡を下って行くと案内表示。真っ二つに割れていました。

 

 

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 植林を抜けるとパッと開けて爽快な草原歩きになりました。

 

 

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 前方にこんな風景が見えてきました。ススキの束が点々と広がる斜面は人が手入れしたかの様です。こういうのは今まで見たことがありませんね。冒頭の写真と同じ場所ですが、こういう姿の草原になったのは、鹿と何か関係がありそうですね。

 

 

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 さらに進むと幅の広いキレットに出ました。ここが「鹿の楽園」と呼ばれている場所のようです。東側は斜面が崩壊していて絶壁です。獣道が縦横に走っているのが見えますね。10年前のガイドブックには「笹の斜面」と書かれていましたが、現在は笹は全くありません。アセビとススキが点々と生えているだけでした。これも鹿の影響なのか?笹は完全に絶えてしまったようです。

 

 

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 東側の崩壊地から。斜面中腹は綺麗に色づいています。

 

 

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 反対側に登り返し、降りて来た斜面を振り返って見たところ。この後も北側のカタコシ峠に向かって主稜線をどんどん進む。

 

 

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 こんな気持ちの良い落ち葉の斜面も所々出てきます。

 

 

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 アセビのジャングルを抜ける。頭や体を屈めて歩かなくてはならず、ザックは引っかかるし、これが結構辛い。 

 

 

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 ピークを右に巻いて行くと錆びたドラム缶。ここから東へ下ると田村川の林道に出られるようです。地形図で破線になっていますが、かなり急な斜面のようですね。

 

 

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 758mピークの南側斜面です。真っ直ぐ乗り越えても行けそうですが、テープに従い雑木林の斜面を通って、東側(右側)から大きく巻きました。

 

 

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 暗い山腹をトラバースした後、758mピーク東側の尾根を下ります。立木に掴まっていないと転んでしまう程の激急斜面。この後も間伐材がゴロゴロした歩き難い植林地や、獣除けフェンス沿いのやせ尾根通過など、結構シビアな道が続きます。

 

 

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 根っこの重なるやせ尾根を下る。

 

 

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 やがて前方に鞍部が見えてきました。

 

 

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 カタコシ峠に到着。ここを東へ田村川に向かって下降します。

 

 

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 この谷は特に道があるわけではないので、どこでも歩けます。所々着いている赤テープを目印にしながらの下りです。それにしても気持ちの良い雑木林ですね!(写真クリックで拡大)

 

 

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 やがて真下に田村川の堰堤が見えてきました。

 

 

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 堰堤の上を歩いて対岸の林道に登り返す。

 

 

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 次は田村川林道を南へ向かいます。

 

 

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 クサギの実 ピンクにブルー。自然界って派手ですね。

 

 

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 途中左手の斜面に仙ヶ岳への入り口があり、ロープが垂れていました。

 

 

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  堰堤から約600m。沢を横切るところが「割谷」の出合。次はいよいよこの割谷の遡行です。

 

 能登ヶ峰登山口からカタコシ峠までの稜線を今回初めて歩いた感想ですが、とにかく変化に富んでいるという印象。細い山腹道、広々とした植林地尾根、だだっ広い草原、アセビのジャングル、落ち葉が積もった雑木林、転げ落ちそうな下り坂、 獣除けフェンス沿いの痩せ尾根、間伐材ゴロゴロで歩き難い斜面など、案内がほとんどなく、テープ指標頼りの道で、鹿の楽園から北側はバリエーション扱いが相応しいと感じました。

 

 続きの後編(割谷・御所平編)はここをクリック! 

 


(惣王神社:そうおうじんじゃ)

今回のハイキングの終・起点にした神社です。境内には立派な杉の大木が聳えていて、滋賀県指定の無形民族文化財「花笠太鼓踊り」が行われるそうです。綺麗に手入れされた水洗トイレと手書きのハイキングマップがありました。

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(土山SA)

 新名神高速道路の土山SAで朝食
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 豚汁セット540円(だったかな?) フードコートは24時間営業なので早朝に食事ができて重宝します。

 


※キーワード備忘録

ハート森、アセビ巨木、鹿の楽園、神社尾根、ベンケイブナ、舟石、ユートピア、水無、ヨコネ、青土ダム(おおづちダム)、やっぽんぽんの湯、道の駅「あいの土山」、甲賀流忍者巻き



タグ:鈴鹿の山
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