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うでこき山・風切山・吉祥山 東三河3山ハイキング 前編 2015/9/3 [山歩き・ウォーキング]

 愛知県新城市から豊橋市にかけて連なる東三河の里山を3山歩いてきました。
本宮山と新城市街地
 写真は「風切山:かざきりさん」の展望地から眺めた本宮山(左端)と新城市街地(写真クリックで拡大表示) 

 


場所・山行日「うでこき山:128m・風切山:356.68m二等三角点・吉祥山:382.48m:三等三角点」
 2015年9月3日(木)知県新城市・豊橋市 
ルート1)うでこき山・風切山:桜淵公園P~うでこき山頂上~風切山頂上~立岩観音~荒沢の滝~桜淵公園P
2)吉祥山:休憩所P~Aコース・吉祥山頂上~吉祥天女祠~Cコース・作業小屋~休憩所P
歩行距離1)9.3Km(平面距離)  10.5Km(沿面距離)
2)6.1Km(平面距離)  7.7Km(沿面距離)
標高差 1)桜淵公園P~うでこき山頂+80m うでこき山頂~重川池-55m 重川池~風切山頂+289m 風切山頂~荒沢滝-296m  荒沢滝~桜淵公園P-19m
2)休憩所P~吉祥山頂+337m 吉祥山頂~作業小屋-148m 作業小屋~休憩所P-189m
所要時間1)3時間51分 07:29~11:20 (休憩時間含む)
2)3時間01分 11:49~14:50 (休憩・昼食時間含む)
実測ルート図     1)うでこき・風切山   2)吉祥山
Google earth俯瞰図  1)うでこき・風切山   2)吉祥山

 

 この日はまだ歩いた事のない東三河の山へ出かけてきました。静岡県境に近いこのあたりには、標高は低めですがたくさんの里山が連なっています。1山だけではちょっと物足らないので、幾つかまとめて歩いてみることにします。いづれもガイドブック「愛知の130山」に載っている山々です。予報によるとお天気は下り坂。雨が降ってこない内になんとか3山登頂してしまおうと言う計画です。

 

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 まず最初に歩く、うでこき山へのスタート地点は新城市内にある桜淵公園の駐車場。広い駐車場にはトイレや飲料の自販機もあって便利です。AM7:00

 

 

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 ハイキング出発の前に、駐車場からすぐにある笠岩橋の上から豊川を覗いてみると…

 

 

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 こんな渓谷になっています。反対側からは本宮山も見えてなかなかの景色です。近くに来たなら、一度は見ておいても損はありません。

 

 

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 近頃は秋の気配が感じられるようになりました。道脇にはヤブランの花がきれいです。 

 

 

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 駐車場から県道を西に200m程進んだ所の左手に「芝生ひろば」の入口があり、そこから見上げた山がうでこき山です。(写真)AM7:36

 

 

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 山裾の車道を左へ回り込むと間もなく「重川池」があり、池の周囲に設置されている木道に入る手前右側に、写真の「うでこき山参道」と刻まれた石があります。そこがうでこき山への最短路。短いですが急なのでゆっくりと登ります。

 

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 朽ちかけて立ち入り禁止の展望台横を通り過ぎ、登山口からたった10分で山頂に到着!それもそのはず、標高わずか130m程の山ですから…(^^ AM7:48

 

 山頂には明治天皇の銅像(写真)が立っていました。この山の名前の由来がこの像の石板に刻まれていました。それによると、「むかし武田信玄公は二万の精鋭を率いてこの山に陣し、「うでこき(うでの立つ者)」を選って軍議を開いたという それより「うでこき山」といふ」とありました。超低山ですが侮れない山だったのです!^^

 

 

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 銅像の先にはひっそりと祠が佇んでいました。どこの里山でも人との関わりが密接です。周りより高い場所は私の様な「バカ」だけが登る場所ではないのですね!(^^;

 

 

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 山頂からの帰り道は南斜面にある荒れた林道を下る。名前は判りませんが見かけたキノコ各種。

 

 

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 重川池に降りてきました。水際に立派な木道が整備されていて、そこを歩いて風切山へ続く林道へ。AM8:08

 

 

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 ここからしばらくは舗装された林道歩きです。退屈しのぎに脇に咲いている草花を鑑賞しながら登ります。

 

 

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 キンミズヒキ:金水引  赤い花が着くミズヒキとは随分雰囲気が違いますが、それもそのはず種類が全く違うようです。花が終わって残った実が服にくっ付くので厄介な草花。

 

 

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 ヤブマオ:藪苧麻  よく見る様な雑草です。カラムシやアカソなど、この種の草の茎の繊維は衣服の原料として大昔は利用されていたそうです。

 

 

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 こんな林道は他に人は居ないだろうと思っていたら、歩いている人を2組見かけました。どうやら登山ではなくて健康づくりの為の様です。この表示杭を見て納得!

 

 

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 カクレミノ:隠蓑  カエデの様に裂け目のある葉が特徴ですが、若い内は全縁の葉(写真)も出るようです。熟すと黒くなる実が着きます。

 

 

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 良く聞く草花たちの名ですが、持ち出す人が居るせいで減ってしまったようです。ちなみにこの立札に書かれている「やまゆり」と「ささゆり」ですが、両方自生しているのは遠州と東三河付近だけ。山に咲く百合と言えば、関東では派手な「山百合」で、関西では清楚な「笹百合」のことを指します。AM8:37 

 

 

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 ノリウツギ:糊空木  アジサイの仲間で、樹液を和紙を漉く際の糊に利用した為この名がついた。

 

 

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 途中あった展望地からの吉祥山。この後登る予定です。AM9:00 

 

 

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 展望地すぐ下の斜面にこんな花が!何だかわかりませんが、球根植物でしょう。人が植えたものでしょうか?
その後途中から林道を離れ、西登山道に入りました。電波塔横を通り過ぎ山頂を目指します。

 

 

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 ハギに似た植物  ピンクがかった小さな花がたくさん着いていました。
 ※ヌスビトハギのようです。2015/9/6追記

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 花のアップ

 

 

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 そぶ岩って何? 奥に大きな岩が見えましたが、藪がかっていたので入るのは止めました。^^; AM9:18

 

 

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 植林地の中の階段道。

 

 

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 やがて立岩観音から来る登山道へ合流。山頂は右へ曲がって間もなくです。AM9:27

 

 

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 そしてここが山頂。木立に囲まれて展望は良くありませんが… AM9:30

 

 

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 南西方向に吉祥山が見えた!

 

 

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 山名板と、三角点の杭。二等三角点「日吉村1:356.68m」

 

 

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 ここもやはり信仰の山で、参道には写真の様な観音様や弘法様の石像が数メートルごとにありました。

 

 

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 クサギ: 臭木  白い花が美しい!葉を揉んだ時の独特の香りは臭いという程ではありません。

 

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 まだ熟していないクサギの実です。この後、ピンクのガクはさらに色が濃くなり、実が濃い青色になって、とても目立つようになります。

 

 

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 テッカテカに光った実を着けるのはスルガテンナンショウ:駿河天南星 マムシグサと呼ばれる草の仲間。この後実は朱色に染まります。 

 

 

 

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 途中にある展望地から見た本宮山と新城市街地 AM10:03

 

 

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 石仏に何度も挨拶しながひたすら下る。林道を横切ってすぐの所に咲いていたミズヒキの群生。今花の季節を迎えています。

 

 

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 老人福祉センターが見えてきました。AM10:19

 

 

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 一旦センターの下まで下りて周り込み、急な石階段を登ったところに立岩観音がありました。AM10:24

 

 

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 福祉センターの駐車場に咲いていた小さくて綺麗な花。調べてみたらユウゲショウという南米からの帰化植物でした。

 

 

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 福祉センター駐車場の南から暗くジメジメした山道に入ります。だんご山を過ぎ、「荒沢の滝」の案内板に従ってさらに下って行くと…

 

 

荒沢の滝
 これが荒沢の滝。なかなか見応えがあります!落差は10メートル強くらい。(写真クリックで拡大表示)AM10:49

 

 

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 アカソ:赤麻  茎が赤いので目立ちます。

 

 

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 アキノタムラソウ:秋ノ田村草  今日はこれがたくさん咲いていました。

 

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 色の濃さにも個体差があります。 

 

 

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 麓の田んぼ近くに咲いていました。 
※ヤブランに似たこの草はツルボだそうです。綺麗ですね!2015/9/6追記

 

 

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 防護柵の扉を開けては田んぼに出た。今の日本ではよく見られる光景です。AM10:57 

 

 

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 刈り取りが近くなった稲穂

 

 

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 センニンソウ:仙人草 つる性の植物で、道路脇の木などに絡んで咲いていて目立ちました。美しい花です。

 

 

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 そしてもう一つ。 上のセンニンソウとそっくりですが、これは ボタンヅル:牡丹蔓  葉っぱの形がまるで違うので区別できる。

 

 

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 これはクヌギのドングリ。所々こうして枝ごと地面に落ちていました。 アベマキとそっくりなのでパッと見区別がつかないんですが、写真の様に葉の裏側が緑色をしているのがクヌギで、繊毛が生えていて白っぽいのがアベマキだそうです。

 

 

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 県道をひたすら歩いて、ようやく桜淵公園の駐車場に戻って来ました!ここで少し休憩した後、次なる目的地・吉祥山の登山口へ車で向かいました。AM11:20

 

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タグ:愛知のお山
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