高畑山 宮の谷林道から周回 2015/6/14 [山歩き・ウォーキング]
滋賀・三重県境にある高畑山を鈴鹿峠起点に北側から周回してみました。
高畑山頂上から登って来た北方向を眺める(写真クリックで拡大表示)
場所・山行日 | 「高畑山:たかはたやま:772.92m」2015/6/14(日) 滋賀県甲賀市・三重県亀山市 境 | ||
ルート | 鈴鹿峠P~熊野神社~営林署小屋~高畑山~鏡岩~鈴鹿峠P | ||
歩行距離 | 6.9Km(平面距離) 8.0Km(沿面距離) | ||
最大標高差 | 鈴鹿峠P~山賊茶屋跡(-50m) 山賊茶屋跡~高畑山頂上(+440m) 高畑山頂上~鈴鹿峠P(-390m) | ||
所要時間 | 06時間04分 06:57~13:01 (休憩・昼食2時間 含む) |
今日はブロ友の水鵬さん御夫妻と1年ぶりの山オフ会で鈴鹿山地の高畑山を歩いてきました。
国道1号線・鈴鹿峠にある路傍休憩地で待ち合わせ。今回はお二人に自分の趣味に付きあってもらい、ほとんど誰も歩かない土山町山中から高畑山の北側を攻めてみる事にしました。^^;
※山中から高畑山山頂へのルートはバリエーションルートでハッキリとした道はありません。地形図・コンパス・GPS等でルートファインディングを要します。参考にされる場合はご注意ください。
まず鈴鹿峠から国道沿いを京都方面へ歩いて、山賊茶屋跡の手前を左へ入ります。AM7:13
入ってすぐ「高畑山登山口1.00h」の案内板があった。「こんな立派な表示があるくらいなら、しっかりした登山道がありそうだねえ!」と、このあたりでは皆で話していたのですが…
道の両脇はしっかり草刈りされていて、その中からササユリが咲いていました!
「ササに混じったササユリ 」。名前の通りどれがササユリの葉だかパッと見区別がつかないですね。
東へ進むと広場があって、その先に立派な熊野神社がありました。みんなで今日の安全祈願。AM7:22
広場の奥に続いている林道(西内氏のガイドブックには宮の谷林道とある)を進む。黒谷川に沿ってどんどん歩いて行きます。退屈な林道歩きもグループだと会話が弾んであっという間ですね!
林道終点からさらに進み堰堤横を通過。写真の様な支谷に架かる木橋を3回程渡る。湿って滑りやすいので慎重に。
最後の木橋を渡るとすぐ県営林の物置小屋がある。実はここから先のルートで迷ってしまった!西内氏のガイドブックと地形図で事前に検討していた際も、ここが一番難しそうな気はしていたんですが案の定です(>_<) AM7:57
ここは沢が二股に分かれている地点で、ガイドブックには間の尾根を登る様に書いてあるんですが、尾根はかなりの急斜面で、踏み跡も無く取り付きが見当たらない… おまけに営林用の踏み跡が尾根の左右に分かれて付いていて紛らわしい。しっかりした道が左の沢を木橋で渡った先に続いていたので、一旦そちらに行ってみましたがどうも腑に落ちない。ここはやはり自分を信じて再度戻り、最初の急な尾根を無理やり登って偵察してみると… 「あった!踏み跡が」
写真は急な尾根の取り付き部分を、なんとなくある踏み跡を強引に登っているところ。
これは迷っている最中に見つけたシライトソウ。花が短かったので撮った時はヒトリシズカだと思ったのですが、葉っぱが全然違いました。
尾根筋がはっきりしてくると大きな岩がみえてきます。そのまま進むと… AM8:33
また大きな岩が左手に見えてきて、その下にこんな機械が埋まっていました。一体これは何でしょうね?ここから前方に崩壊地が現れ右から巻いて行くんですが、砂ザレのキレットになっていて斜面を慎重にトラバース。それが終わるとすぐ藪がかったところにもぐり込まなくてはならず、必死で写真を撮る余裕がありませんでした^^; AM8:38
キレットから700mピーク手前まではハッキリとした尾根道。AM8:47
尾根の真ん中に咲くタツナミソウ
高畑山頂上の真北にある700mピークに咲いていた花。ガマズミ?(調査中)。このピークの手前から、山腹を右に巻く様に営林用の道がありましたが、真っ直ぐ直登してここに到着しました。AM9:01
サルトリイバラ(山帰来)の実。熟すと真っ赤になる。山帰来は元々東南アジア原産のつる性植物だそうでトゲは無いそうですが、このサルトリイバラにはトゲがある。四国地方などではこの葉っぱを使って柏餅をつくるそうです。
700mピークから高畑山への最後の登り。低い笹とアセビのトンネルを前かがみになってひたすら登ります。
おお~っ!ようやく山頂が見えてきました~! それにしても判りにくいし、藪もあるし、けっこうハードなルートでした。国道の入口にあった立派な案内板は何だったんでしょう?他にもっと良い道があったのかなあ…
とりあえず山頂で集合写真。
難ルートを踏破し、自信に満ち溢れた表情の面々です!(表情見えないって?)^^
残念ながらあたりはガスの中で真っ白。ホントは360度全周囲抜群の展望なんですけどね…AM9:17-11:25
山頂南側で山ごはん。今日は家で作ってきたガッテン流究極の?いなり寿司とカップ麺。
長~いお昼休憩の間に、真っ白だったガスがだんだんと晴れてきました。仏ヶ平の向こうの錫杖ヶ岳も見える様になってきた。
再び山頂へ。鈴鹿最南部の那須ヶ原山も見えるようになりました。
話も尽きず、結局山頂に2時間以上も長居してしまいました。 さあ帰路に着きます。写真は砂ザレのキレットとナイフエッジAM11:53
虎ロープがあるので安心して下れます。
キレットから見た旧東海道坂下宿の集落と美しいシルエットを見せる明星ヶ岳。
尾根道で見かけたササユリ。一輪だけ咲いていたので目立ちます。
所々眺めのある快適な尾根道を順調に下って行くと… で、出たあ~ 鈴鹿名物「ヤマビル」だ~!
往きの林道でもズボンにくっついてきましたが、居るんですねえ~高畑山にも。試しにハッカ水をスプレーすると、のたうち回ってましたから効果があるようです。
順調に下って鏡岩に到着。岩の上から国道1号線のクネクネが見渡せる。PM0:44
鈴鹿峠です。たまたま通りがかった男性お二人。土山から東海道を歩いて関宿に向かう途中だそうです。 PM0:52
ここが三重県(左側)と滋賀県(右側)の境目付近。茶畑と手の込んだ土山宿のレリーフが立っている。この後すぐ駐車スペースに着いて今日のハイキングは無事終了することができました。PM0:55
マンホール蓋コレクション。土山町(現甲賀市)のは杉と茶の花とキジ。
山歩き終了後は全員で道の駅「あいの土山」へ。
小腹が空いてきましたので、ソバ(とろろ・オクラの入ったネバネバソバ)を所望。 色々世間話をしてここで解散となりました。
今日は道に迷ってどうなる事かと思いましたが、なんとか無事予定通り踏破できホッとしました。「山は不確定要素がいっぱい、少しくらい迷った方が楽しい:横山厚夫氏」 ということを実践?できました。(^_^;)
水鵬さんお疲れ様でした!これに懲りずにまた藪漕ぎしに行きましょうね。
おはようございます。
先日は本当に色々ありがとうございました。
それにしても、さすがですね~ しっかりブログ仕上がってますね!
私のブログはもう・・・ぐだぐだでw
でもとても楽しかったです。また行きましょう!
by 水鵬 (2015-06-16 07:27)
水鵬さん>おはようございます!
いやあ~先日はホントお疲れさまでした。
変なとこ連れ回してすみませんでした。無事帰還できてホッとしております。
高畑山は天気の良い快晴の日を選んで、もう一度歩いてみてください。
その際は鈴鹿峠から快適な道をピストンでね!^^;
ではまた近いうちにお会いしましょう!
by teppan (2015-06-16 08:49)