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どんぐりの里から歩く夏焼城ヶ山 2015/1/8 [山歩き・ウォーキング]

 道の駅「どんぐりの里いなぶ」を起点に「夏焼城ヶ山」を歩いてきました。
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 朝焼けを背にした夏焼城ヶ山(国道153号線から)

 


場所・山行日「夏焼城ヶ山:なつやけじょうがさん:889.39m」2015/1/8(木)
愛知県豊田市夏焼町
ルートどんぐりの里P~大井平公園~林道出合~大井平ルート登山口~山頂~井の入ルート登山口
~地蔵峠(旧中馬街道)~夏焼ルート登山口~山頂~大井平公園~湧水広場~どんぐりの里P
歩行距離20.5Km(沿面距離)
最大標高差 約400m
所要時間8時間05分 07:04~15:09 (休憩・昼食時間含む)
実測ルート図はここをクリック!  Google Earth俯瞰図はこちら

 

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 愛知県豊田市稲武地区にある道の駅「どんぐりの里いなぶ」の駐車場からスタートします。AM7:04
ここには温泉もあり、いつもたくさんの人で賑わっていますが、木曜日の今日はお休みです。ちなみに「どんぐり」の名の由来は、近くにある縄文時代の遺跡からコナラ・トチ・クルミなどのどんぐりが出土したことから。そのどんぐりは温泉に展示されています。

 

 

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 まず最初に国道を渡ってトンネル右にある坂道を登り、城山(トンネルの上にある山)へ行ってみます。遠回りになるんですが、せっかく「山」と名が付いているのでついでに寄り道です。^^;

 

 

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 城山にある「武節城址:ぶせつじょうし」。案内書きによりますと、武田勝頼が長篠の合戦で敗走の途中、かくまわれたとされるお城だそうです。木々の間からではありますが、今日登る予定の城ヶ山や麓の町が見えます。頂上には神社もありました AM7:16

 

 

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 城山から北側の車道を下って、交差点のところに湧水がありました。凍った桶の中に葉っぱが入っていましたが、何に使うのでしょうか?AM7:24

 

 

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 各所に親切な案内板があるので助かります。右の「大井平公園」方向へ

 

 

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 名倉川が見えてきたら国道の赤い橋を潜る。

 

 

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 川原に遊歩道があるのでそちらへ。昨年参加した草花講習で歩いた道です。AM7:30

 

 

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 こんな感じの石畳道もあって、なかなか雰囲気は良いですよ。

 

 

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 川原から再び階段を上って車道に戻ります。すぐにある「根性椹」。垂直な岩にしがみ付く様に生えています。AM7:46 

 

 

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 大井平公園反対側の「風のつり橋」を渡る。車道もそうでしたが、部分的に凍結してるのでビビりました。(※橋の上は大丈夫)

 

 

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 横断歩道を渡るとそこが大井平公園の入口。3台分の駐車場と水洗トイレがあります。この公園は地元の豪農・古橋家が造成したものだそうです。つり橋のところに大きな駐車場があるので、城ヶ山ハイキングの起点にはここが良いでしょう。AM7:50

 

 

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 公園にある「巨木の森」。天保年間に植林されたという見事な杉林。切株の上に立つとその大きさがわかります。大木の間には3種類のシャクナゲがたくさん植えてあり、5月になると花が楽しめるそうです。 

 

 

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 巨木の森の上部から尾根に取り付き登って行くと林道に出合います。ここからしばらく林道歩き。AM8:14

 

 

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 途中林道下に立派な神社が見えてきました。富士浅間神社から分霊を勧請したものだと説明書にあります。ここ稲武には「夏焼温泉」がありますが、その源泉がこの「浅間神社:せんげんじんじゃ」の境内にあるようです。でも、それがどこなのかは判りませんでした。AM8:40

 

 

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 夏焼城ヶ山の登山口に着きました。ここから山道に入ります。AM8:53

 

 

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 植林地の尾根歩きです。大きな松の木もけっこうありました。写真は枯れた松の大木。樹齢100年~150年くらいだったのでは?AM9:05

 

 

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 お正月に積もった雪は、その後の雨でほとんど消えてしまった様でしたが、代わりに霜柱がたくさんありました。

 

 

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 足元にある、こんなささやかな案内板がとても励みになります。

 

 

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 この大井平・浅間ルートは終盤急登の連続です!尾根を一直線に登るのでキツイ

 

 

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 そしてようやく山頂到着! 二等三角点「稲橋:889.39m」あり。稲橋というのは、このあたりの昔の地名のようです。稲橋村と武節村が合併した際に一文字づつ取って「稲武町」としたんですね。(現在はさらに豊田市と合併)AM9:39

 

 

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 山頂北側は景色が見えるように伐採されていて、恵那山、大川入山、蛇峠山などが見渡せます。(写真クリックで拡大) 

 

 

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 恵那山と、手前に大船山から連なる尾根にズラリと立ち並ぶ風車は「上矢作風力発電所」(写真クリックで拡大)

 

 

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 眼下には稲武の町。トンネルと歩いてきた城山も見えますね。

 

 

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 実は、今日は一旦別ルートで麓に降りて、また別のルートで山頂まで登り返すという自分達にとっては少々キツイ計画。登頂したのにまだ予定の半分も歩いていません…(^_^;) 東側から井の入ルートに向けて下降します。

 

 

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 この城ヶ山は三角点ピークの東側にもピークがあり、そちらの方が標高が20mほど高いんです。急降下して登り返さなくてはならず、これもけっこう疲れます。写真は東ピークを過ぎたところにある分岐地点。前方の岩の右側を行くと月ヶ平方面で4年半前に歩いたコース。今日は左の井の入登山口へ下ります。AM10:09

 

 

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 明るい尾根道を下って行くと右下に雪原が見えてきました。行ってみると水芭蕉が自生している場所。地元の方が大切に守っているようです。AM10:23

 

 

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 井の入ルートは、城ヶ山登山道の中で唯一沢沿いに付けられた道です。大きな岩などもありました。

 

 

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 そして登山口のある麓の林道に着きました。ご覧のようにカチンコチンに凍っていて山道を歩くより危険。AM10:32

 

 

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 林道は工事通行止めだった様です。トラックの横を通らせてもらいました。

 

 

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 ふと見ると民家の小屋にこんな人が… (^_^)

 

 

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 前方に国道153号線が見えてきました、ここが地蔵峠です。ここから旧飯田街道(中馬街道)を歩くため左の坂道を登っていきます。AM10:49

 

 

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 上がってすぐ馬頭観音像がある。

 

 

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 国道を右下に見ながら歩きますが、この旧街道はかなり荒れていました。こんな倒木が… 右は崖、左は急斜面。ええ~い乗り越えるぞ~!

 

 

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 大きな堰堤に出た。このままフェンス沿いに下れば近道なんですが、今日は藪漕ぎは嫌…  おとなしく戻って遠回りします。AM11:16

 

 

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 遠回りの植林並木

 

 

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 やがて数軒の集落がある場所に出ました。旧街道は民家の庭先を通り抜ける場所があるんですね~ 気が引けましたが通らせてもらいました。

 

 

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 再び植林の中へ。するとこんな立札がありました。国明さんって、この場所にも関係があったの? どうやら愛知万博の年にこの場所を訪れて地元夏焼のこども達とふれあったらしいです。

 

 

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 夏焼ルートとの合流地点です。ここを左へ進み再び山頂を目指す。頑張って登ればランチが待っています!AM11:30

 

 

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 北斜面にある植林地の、暗~い雰囲気の山腹を登る。この道を完登すれば夏焼城ヶ山の全ルート制覇なんですが、この夏焼ルートの下部が一番雰囲気が良くないですね。

 

 

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 支尾根に乗った地点の分岐から寄り道。山乃神様(写真左)と、奥に役行者様の石像がありました。AM11:40

 

 

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 いやあ~辛い… 暗い植林地から抜けたまでは良かったんですが、尾根に乗ってからは山頂まで一直線の急登。結局これが最後まで続くことに…(;゚Д゚)

 

 

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 大きな岩は好きなんですが、何しろ今日二度目の山頂へ向かう最中、今自分を動かしているのは気力のみで気が紛れるまでは至りません。腹減った~

 

 

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 山頂直下、あと少しです。残雪が凍っているので滑りやすくて最後の試練。

 

 

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 そして再び山頂に到着しました~ こちらの小屋を使わせてもらって待望のランチ。正午過ぎから風が強くなってきたのでありがたいです!PM0:15-1:10

 

 

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 登頂達成記念として温泉の割引券が置いてありました。(^_^

 

 

 

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 前回に続いて袋ラーメンを食べた後の残りスープで雑炊です。鍋がズリ落ちそうで危機一髪だったのを知ったのは、家に帰ってこの写真を見てからだったって言うのはここだけの話。(^_^;)

 

 

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 雑炊&新東名高速・清水PAで買った静岡おでん缶。自宅で缶ごと熱々にしたやつを保温のため缶クーラーに入れて持ってきました。

 

 

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 山頂の南東側からは先週歩いた天狗棚と井山の風車が良く見えました。「井山」の名は、江戸時代に名倉川の水をせき止め、大井平から稲橋村(現稲武)まで木製水路で水を引いたことに由来する。その水路に使う木材確保の為の重要な山域だったことから付けられたものだそうです。

 

 

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 南側の馬野ルートは林道工事の為、今月下旬頃まで通行止め。

 

 

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 下山は大井平公園に向けて朝来た道を忠実にたどって戻ります。

 

 

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 途中の林道にあった残雪と自分達の足跡。往きに付けたものなんですが全く融けていませんでした。

 

 

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 巨木の森に降りてきました。大井平公園はすぐそこです。PM2:08

 

 

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 公園からは、名倉川沿いの500m程上流に人口氷瀑があると聞いていたので行ってみることにしました。橋を渡って左へ進みます。

 

 

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 これが湧水公園にある人口氷瀑PM2:26

 

 

 

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 木材で櫓を組み、沢の水を引いて造ったんですね。その場に居合わせた方に聞いたのですが、雨が降ってかなり融けてしまったのだとか。 

 

 

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 湧水公園の名のとおり水場がありました。水質検査済みだそうです。飲んでみると真冬なのに温かく感じる柔らかい水でした。

 

 

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 来た道をひたすら歩き、道の駅近くまで戻って来ました。田んぼの脇には門松の残骸が積まれていました。こんな置き場があるなんて私が住んでいる所では考えられません。ここでは各家庭で門松を飾るんでしょうね。PM3:06

 

 

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 道の駅 どんぐりの里にある水車。いつもは元気よく回ってますが、今日は凍り付いて止まったままでした。PM3:07


タグ:愛知のお山
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コメント 4

水鵬

夏焼城ヶ山ですね~ 登山口の看板を見て気になってはいました。 どんぐりの湯の割引券があるのは良いですねw
静岡おでん缶も良いですね~  
さぁ、明日はどこに行こうかな~(´∀`*)
by 水鵬 (2015-01-10 19:36) 

teppan

水鵬さん>おはようございます!
この山は道がハッキリしていて歩きやすいですし、
山頂からの眺めも良いのでおすすめできます。
どんぐりの湯は冬の間、木曜休み…
だから木曜ハイカーの私達は使えないんですよ(´・ω・`)

おでん缶、中身はなかなか良かったんですが値段がお高い
¥450くらいだったかなあ

さて、今日はどちらへ向かわれたのでしょうかねえ?

by teppan (2015-01-11 08:45) 

teln

毎度遅ればせながらこんちわー(^。^;)。
武田侵攻の跡残る奥三河ってなんか雰囲気好きで。

「どんぐりの里」、その昔長野県側からチャリでトンネル抜けて
たどり着いたオアシスでした…パスタ食べたの思い出す。

「上矢作風力発電所」、三森山にもそれが見えるよって
案内あったんですけど、5月、そのときは見えませんでした。

缶クーラーボトルのそういう使い方!大活躍ですね。
気にはなっているんですけど荷物が重くなるのがなあ…。
by teln (2015-01-13 18:03) 

teppan

こんばんは!
稲武の武節城はまさに武田侵攻の象徴みたいな城だったのかもしれませんね。
どんぐりの里は地理的要因から、いつも人がが多いです。

三ツ森山からだと風力発電所が良く見えると思いますが、春霞だったのかな?

缶クーラー プラス おでん缶は、少しでも温かさを保とうと缶と一緒に熱湯を注いで持っていきました。すると… な、なんと缶底の周囲が少しだけ錆びていました。
スティール缶ってお湯に漬けておくと短時間でも錆びちゃうんですね。
by teppan (2015-01-13 23:37) 

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