金蔵連峠から筈ヶ岳・寧比曽岳/氷のアート 2014/3/6 [山歩き・ウォーキング]
愛知県豊田市は足助の里山、筈ヶ岳と寧比曽岳を歩いてきました。季節はもう春に入ったと言うのに、寒さが戻った今日は真冬に逆戻り。北風吹きすさぶ寒い山歩きになりました。
でもその代わりに、寒い日ならではの自然アートに出会いました。
場所・山行日 | 「筈ヶ岳:はずがたけ」・「寧比曽岳:ねびそだけ」 2014年3月6日(木) 愛知県豊田市川面町・上八木町・大多賀町 | ||
ルート | 金蔵連峠~筈ヶ岳~寧比曽岳(東海自然歩道・往復) | ||
歩行距離 | 13.1Km(沿面距離) | ||
最大標高差 | 約410m(金蔵連峠-寧比曽岳山頂) | ||
所要時間 | 05時間03分 07:32~12:35 (休憩・食事時間含む):平均速度2.5Km/h 実測ルート図はここをクリック! Google earth俯瞰図はこちら |
寧比曽岳への一般登山道は3つあります。一つは大多賀峠からの最短登頂ルート。もう一つは段戸湖から富士見峠を経由するルート。そして今回歩いた「金蔵連峠:ごんぞうれとうげ」から筈ヶ岳山頂南側を経由するルートです。いずれも東海自然歩道を歩くルート。ちなみに寧比曽岳山頂は東海自然歩道の分岐地点になっています。
足助の町を抜け、神越渓谷沿いの県道364号から367号に入り、今回のスタート地点となる金蔵連峠へ。峠の道路脇に邪魔にならないように駐車します。トイレもありました。 AM7:12
東海自然歩道の案内板に従って斜面を登ります。今日は晴れましたが気温が低く、時折強い北風が吹く天候でとても寒いです。AM7:32
山道らしい所はほとんど無く、寧比曽岳山頂までの大部分が植林地の中のだだっ広い防火線(山火事の延焼防止のために刈り払われた場所)歩きです。変化が少なく退屈な道中になりそう… なので、春の気配を探しながら歩こうと考えたんですが、見つかったのは春ではなく冬でした。^^;
そんな冬の風物詩がこれ。
今回のルートでは広~い範囲で「霜柱」を見かけました。それも大量に… こんなにたくさん見たのは初めてです。
地形図上の831mピーク。休憩ベンチがありました。自然歩道はここから一時防火線を離れて山腹道になります。AM8:03
暗い植林地の山腹道が終わると林道に出て、しばらくそのまま歩きます。写真左の場所から尾根に取り付いて防火線を登ってショートカット。かなり急斜面でした。東海自然歩道は林道をもう少し先まで進んでから右へ登るようです。AM8:17
再び自然歩道に合流。防火線は草木がすべて刈り払われていますが、このヤマザクラだけは切らずに残したみたい。なかなか粋な計らいですね。AM8:26
このように折れた枝が落ちているのを何ヵ所か見かけました。ほとんどが松の木でけっこう太い枝ばかりでした。運悪くこんなのに当たったらタダでは済みそうにありませんね。((((;゚Д゚))))
通行の邪魔になっていた所もあったので枝を退かしておきましたが、重くてちょっと苦労しました。
筈ヶ岳山頂への分岐地点です。折角なので往復しておきます。AM8:35
おやっ!ここにも「也金」さんの焼き物プレートがありました!山頂とかじゃなくて、「ここにあったら助かるなあ…」と感じる場所に設置してあるのがありがたいです。猿投山の城ヶ峰でも見かけましたが、次はどこでお目にかかることができるでしょうか。
筈ヶ岳山頂。三等三角点「八ツ岳:985.19m」があります。前回ここへ来たのは2009年の1月でしたから、丸5年ぶり。防火線の間から少しだけ眺めがあります。大きな松の木も健在でした。AM8:43
東海自然歩道へ戻って寧比曽岳へ向かいます。写真は林道の交差点。写っているのは年甲斐もなく、みずたまりの氷を割って喜んでる人。^^ AM9:10
標高が高くなるにつれ、日陰には残雪が出てきました。足跡の部分は凍っています。
山頂近くになってくると、ようやく明るい自然林になります。休憩ベンチ近くの防火水槽はカチカチに凍っていて、テーブル代わりに水筒も置けますよ(^^ AM9:42
「富見峠」…? 富士見峠の間違い? だとしたら、ここから10分じゃとても無理だけど… それとも寧比曽岳山頂の別名なんだろうか?
寧比曽岳の山頂です。ここにも霜柱の大群が… 雪はあまり残っていません。AM9:57~10:37
寒いので日当たりの良い休憩舎の東側で早い昼食にしました。玉子焼きとソーセージ、そしてカップラーメン。今回もまた山専ボトルのお世話になりました。
休憩舎にリードの忘れ物。 なんで? 山頂まで犬連れてきて居なくなっちゃったとか?
寧比曽の山頂で人に会わなかった事はこれまで一度も無かったんですが、今日はこの時間誰も登っては来ませんでした。
金蔵連峠へ向って来た道を戻ります。このあたりが今日一番気持ちの良い所。ポカポカした日差しは春を感じます。
締まった雪のある場所はザックザック走るように下れるので速い速い!
林道交差点に戻ってきました。往きは左の坂道を下ってきましたが、帰りは真ん中の林道を進んで楽をします。^^; AM11:07
エスケープ林道を歩いて東海自然歩道ルートに合流した所。ここも交差点です。往きは右の急坂を降りてきました。同じ斜面を登れば筈ヶ岳への分岐地点ですが、ここもやはり左の林道へ進んで楽して戻ります。AM11:29
林道沿いの植林地。よく手入れされていて、明るくて健全な印象です。ノンビリ歩いていたら後ろから車が走ってきてビックリ!少し言葉を交わしましたが、このあたりの県有林の管理車両の様でした。
途中植林の山腹道をエスケープして稜線上を進む。ピークまでの防火線はよく手入れされていたんですが、ピークから先の防火線(日の見線)は草刈りがされておらず枯れ草の中を下る。AM11:58
この山歩きも終盤。最後のピークを登り切れば、後は下るだけです。PM0:14
金蔵連峠に到着。もうお昼を過ぎているのに、朝見かけた霜柱はまだ融けずに残っていました。PM0:35
車での帰路で見かけた「神越渓谷:かみこしけいこく」の「心岩」。ハートの形をしています。この渓谷は雰囲気が良く、紅葉の時期はきっと素晴らしいでしょう。
(氷のアート)
今回の山行きでは真冬のような寒さの中で、自然アートを見かけました。
霜柱 まるで花が咲いてるみたい。
今日のコースは霜柱が至る所に出来ていて「霜柱ロード」でした。
ツララ
林道には所々水たまりがあって、面白い凍り方をしているものがありました。
中にシロモジの落葉が入っています。割ってみると中空で、表面は薄~い氷でした。
崖っぷちに生える木の根っこに伝うツララ。
これと言った見所の乏しいルートでしたが、面白い氷アートが見られたのがちょっと救いでした。
てっぱんさん、こんにちは!
私の行けそうな雪の山、第1候補のねびそ岳ですが、雪終わっちゃったんですね。冬タイヤがないので躊躇している間にまた今年も過ぎてしまいました。未だ踏めない遠い山です。残念(*_*;
でもほんとに見事な霜柱ですね。これもいろんな条件が揃わないとここまでのはお目にかかれませんね、きっと!氷の模様も面白い!割るのも楽しそうです。
by cafemon (2014-03-08 14:37)
cafemonさん>こんにちは!
寧比曽岳は手軽に雪が踏めるのでお気に入りの山です。ここ数年は冬に一回は登っています。
今年の1月は雪が少なかったし、2月は中旬に大雪が降り、大多賀の集落も一時的に孤立したと聞きました。きっとその時は登山口まで誰もたどり着けなかったんじゃないですかね~ そんなこんなで今年の寧比曽は登るタイミングが難しかったです。例年だと2月初旬から中旬が雪のベストシーズンです。
雪がたくさんある時期の寧比曽を存分に楽しむためには、やはり冬タイヤが必要ですね。大多賀峠の駐車スペースも積雪で真っ白になりますからね~
霜柱は最近暖かくなってきた所に雨が降り、その後急激に冷え込んだのが理由で、こんなにたくさん出来たんじゃないでしょうか。
なんか踏みつぶすのが勿体なくて、避けて歩いてました。^^
by teppan (2014-03-08 15:54)
こばわ~ 良いですね~寧比曽岳!!
雪ももう終わりですね。
霜柱は圧巻! ザクザク踏みて~w
頂上の休憩場所は私たちも前回そこで食べました。
休憩所が風よけになって、日があたって暖かいんですよね。
まだまだ当分は山に行けそうにないのですが^^;
取り敢えずteppanさんのブログで行った気になっておきます><;
by 水鵬 (2014-03-09 18:12)
水鵬さん>こんばんは~
霜柱、ザクザク踏み潰すのが何か勿体無くって、よけて歩いてました(^^
休憩所は屋根があるんで、夏場はありがたいけど冬場は日陰になって寒いんですよね。
当分って… 禁断症状の反動が怖いですね…^^;
by teppan (2014-03-09 21:00)