SSブログ
 
 
[次項有]てっぱん家の地域別-山記事リストはここをクリックしてください!!
  teppanお気に入りのウェブページは下のリンクをクリッ 
[次項有]山歩き 関連のお気に入り
[次項有]ミツバチ関連のお気に入り

棚山から鳳来寺山 前編 2013/5/16 [山歩き・ウォーキング]

愛知県「新城市:しんしろし」にある「棚山:たなやま」から「鳳来寺山:ほうらいじさん」まで縦走してきました。

前編は大石バス停から棚山高原に登った後、「玖老勢峠:くろぜとうげ」までのレポートですR0022087.JPG
 棚山高原の西端にある「瀬戸岩」の最上部

場所・日付 「棚山:たなやま:760m:独標」「鳳来寺山:ほうらいじさん」愛知県新城市 副川・玖老勢・門谷 2013年5月16日
ルート  笠川駐車場・鳳来寺バス停~鳳来大石バス停(豊鉄バス移動)
大石バス停~副川寝観音~棚山高原~瀬戸岩~棚山最高点(往復)~玖老勢峠~クロ岩~鳳来寺山山頂~奥ノ院~勝岳不動~鳳来寺本堂~馬の背展望台~仁王門~食事処かさすぎ~笠川駐車場
歩行距離18.4Km(沿面距離)
最大標高差/登り累積標高 630m/4,436m(本当かな?富士山より高いです…)
所要時間09時間00分 7:12~16:22 
バス移動時間(8分)、小休憩、昼食(45分)、「かさすぎ」での食事時間(30分)等すべて含む
 実測ルート図はここをクリック   Google Earth 俯瞰図

 

R0021988.JPG
 午前6時20分頃、新城市門谷(かどや)にある鳳来寺参道入口の三ノ門となりにある笠川駐車場に着きました。10台程駐車できます。近くには飲食店や、まだ出来たばかりの真新しいトイレがありました。

 

 

R0021994.JPG
 駐車場近くにある「豊鉄バス:鳳来寺バス停」から7時12分発(海老車庫行)のバスに乗り込みます。AM7:10
※この時間のバスは登校日のみ運行[どこの学校の事かな?]で、土休日は8時27分が一番早いバスです。参考まで… 

 

R0021998.JPGR0022001.JPG
 5区間乗って「鳳来大石」バス停で降ります。料金は270円。AM7:20
バスを降りたら道路を横断。上りのバス停すぐ横の坂道を登っていくと細い道路に突き当たります。

 

R0022002.JPG
 「大石停留所道」の石柱がありますので、ここを左へ曲がります。AM7:24
ちなみに、「鳳来大石」バス停が、旧田口鉄道の三河大石停留所だったそうです。
昔の写真を掲載しているサイトで見ましたが、今のバス停の待合所はデザインも当時の鉄道停留所そのままです! 

 

R0022003.JPGR0022004.JPG
 200m程北へ歩くと、「副川寝観音:ふくがわねかんのん」の案内がありました。民家の庭先から遊歩道に入ります。家の前に居られたおじいさんに尋ねると、親切に教えて下さいました。 AM7:27

 

R0022014.JPG
 植林地に開かれた山道は良く歩かれている様子。一番奥にある寝観音様までの間約1.5キロには、優しいお顔の観音像が何体もあります。AM7:32

 

R0022031.JPG
 「音連の滝:おとずれのたき」と呼ばれる、雰囲気の良い滝のとなりの鉄階段を登り切ったところに寝観音様がいらっしゃいました。AM7:53


R0022038.JPG
 巨岩をそのまま彫って創った「磨崖仏:まがいぶつ」と呼ばれるやつですね。「奥三河地方では珍しく、鎌倉時代のものではないか?」と古い解説板にありました。
R0022036.JPG

 

R0022046.JPG
 寝観音像から戻って、写真の分岐地点を棚山高原へ向かいます。AM8:04
通行止めの表示板があるんですが、ネットで調べてみると歩いている方がけっこう居るようなので入ってみました。


 植林地の中を道は続いています。所々不明瞭な部分もありましたが、ビニールテープを頼りに進みます。すると…こんなものが落ちていました!
R0022050.JPG
 鹿の角です!持ってみると結構重いですね~ こんなやつを二つも頭に乗っけてるなんて、鹿は首が疲れないんでしょうかね?

 

R0022053.JPG
 このルート、さすがに通行止めの表示があるので、あまり歩かれていない様です。当たり前か(^^;
倒木を乗り越えたり潜ったり、急なジグザグ道や、急斜面に付けられた細い山腹道を慎重に登って行くと、一ヶ所崩れている場所がありました。

 

R0022055.JPG
 古~いトラロープが山腹にかかってましたが、一旦ガレ場に降りてしまって登り返せばどうって事はありません。AM8:43

 

R0022062.JPG
 やがて尾根道になって、途中休憩ベンチ&テーブルのある所を過ぎ、笹の中の踏み跡をどんどん登ると、棚山高原の西側に着きました。東海自然歩道との合流地点です。AM9:22

 

R0022067.JPG
 棚山の山頂部は際立ったピークはなく、広々とした高原台地になっています。東海自然歩道を鳳来寺方面へ向かいます。

 

R0022075.JPG
 間もなくの分岐を右に行くと岩壁に出ました。ここが瀬戸岩です。AM9:30

 

R0022088.JPG
 瀬戸岩は一番高い部分にも登る事ができるので行ってみました。AM9:35
100メートルを越える絶壁になっているので、さすがに恐ろしくて先端に立つ勇気はありません。
足元に「玖老勢:くろぜ 」の集落や、「ブッポウウォール」が見え、絶景が堪能できます!



setopano.JPG
 瀬戸岩からのパノラマ(写真クリックで拡大表示)

 

R0022097.JPG
 さて、棚山には際立ったピークは無いと言いましたが、実は同じような高さのピークが幾つもあるんです。
山頂がどれなのかは判りませんが、せっかくなので一番標高の高い760mピークを踏んでおきましょう!
一旦東海自然歩道を外れて、宇連山へ続く稜線を北東へ向かいました。AM9:55

 

R0022099.JPG
 ギンリョウソウや

R0022101.JPG
 ホソバシャクナゲが咲いています。5月ですね~

 

R0022100.JPG
 山名板がある758mピーク。760mと表示されてますがここは違います。AM10:05

 

R0022103.JPG
 尾根上には大きな岩がありました。その一つにこんな矢印があったので、登って確かめに行きましたが何も見つかりません。境界表示が岩の上に刻印されているはずだと思ったんですが…AM10:12

 

R0022108.JPG
 都合4つのピークを越えて、5つ目のピーク(写真)に着きました。地形図に載っている760m独標ピークです。AM10:25
とりあえずここが棚山で一番高い場所です。何の変哲も無いただのピークで眺めもなし!ここで来た道を引き返すことにしました。

 後で地形図を見て気が付いたんですが、760mピークは他にもう一つあったんですね!
758mピークのすぐ隣の、通り過ぎてきたピークの奥がそうだったようで、そこを棚山の山頂だとする人もいるようです。
とにかく似た様な高さのピークがいくつもあって、どれを山頂と呼んでも支障ない姿なので「棚山高原」なんですね!
でも、麓から見上げると存在感のある山です。

 

R0022118.JPG
 再び東海自然歩道に戻り鳳来寺山へ向かいますが、いきなりジグザグの激下りです!AM11:05
石がゴロゴロしている上に、照葉樹の落ち葉が道にたまっているので滑りやすくてとても歩きにくい。
下るのも大変だけど、こんなとこ登るのは絶対やだな~  愛知県民の森の急な道とよく似てます!

 

R0022122.JPG
 鳳来寺山の稜線が良く見える場所。AM11:17
これから歩く尾根が手に取るようにわかります。まだまだ遠いなあ~

 

R0022123.JPG
 さすがに東海自然歩道ですね~ これでもか~っ!と言う程階段と手すりが設置されてます。

 

R0022124.JPG
 シャクナゲの他にも、良く似た色のツツジも咲いていました。「モチツツジ」でしょうか?

 

R0022128.JPG
 ようやく「玖老勢峠:くろぜとうげ」に到着しました。AM11:38
正面の鉄階段を登っていくと鳳来寺山。ここから西へも踏み跡があり、玖老勢の集落まで下ることができるようです。
お腹もすいたので、ここで昼食にしました! 続きは後編へ

 後編(鳳来寺編)はこちらをクリック! 

 


(マダニに注意! )

 
 5月も中旬。随分暖かくといいますか、暑くなってきました。こうなると俄然元気になるのが害虫たちです。

 山歩きをしていると怖い生き物に会いますが、近頃気になっているのが「マダニ」です。SFTSウイルスを媒介するという事で、最近話題になっています。犬を飼っている人ならきっとご存知じゃないかと思います。


 実は私、過去に2度やられた事があるんです。
 1度目は気が付いたら腕に黒いトゲのようなものが刺さっていて抜けません。今はもう無くなっちゃいましたが、たぶん死んだマダニの頭が残ったままだったのではないかと… 

 2度目は山歩きを終えて温泉に入り、その後自宅へ帰ってパソコンに向かっていると、
 妻が「首に何か刺さってるよ!」と言うので、
「じゃあ抜いてくれよ!」ということで抜いてもらったらジタバタ動いてる!?
「何だこりゃ~!虫だよ~ 気持ち悪い!」


 この時初めてマダニという生き物が居るということを知ったんです!(>_<) 
危険なウイルスを媒介する昆虫がいるなんて、それまでは全~然知りませんでした… 
本当は医者に行って切開して取ってもらわなくてはいけないそうなんですが、もう抜いちゃったし、そのままそれっきり…
取り除いたマダニは全然膨れてなかったし、もう5年も前のことなんで多分大丈夫だと思うんですけどね…

 そして今回出ましたよ~ 写真がこれです! いつの間にかズボンに…
R0022065.JPGmada2.JPG
 笹原なんかを歩くとよく小さいのが着いてきますが、マダニはデカイ!体長4~5ミリくらい。
(左の写真はズボンの表面と、手袋をした指が写っています。)

 皮膚に頭を深く突き刺し、何日間(1~2週間?)も吸い続けるそうです。1ccもの血を吸ってパンパンになることもあるとか…
写真を撮ろうするんですが、けっこうすばしっこかったです。体温を感じているのか?木に擦り付けてもなかなか離れませんでした。

 刺される前に早く見つければ大丈夫なので、笹原や草むらを歩いたら休憩の時に着いていないかどうか時折チェックした方がいいですね。それと、暑くても長袖・長ズボンをおすすめします。 半袖・短パンだと即刺される可能性が高いですからね…


タグ:愛知のお山
nice!(1)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 1

コメント 4

水鵬

(*^・ェ・)ノ コンチャ♪
マダニ怖いっす(´;ω;`)
早くSFTSウィルスの抗体の薬を作って欲しいっす。

何はともあれ刺されなくって良かったですね ε-(´∀`*)ホッ

鹿の角デカ!!
私も以前しらびそキャンプ場で小さいのは拾いました。
何かに利用ができないんですかね~
漢方の精力剤とかw
瀬戸岩もめっちゃ絶景ですね~

でも、マダニ怖い・・・((((;゚Д゚))))

by 水鵬 (2013-05-18 18:26) 

teppan

マダニに刺された場合、運が悪いと危険な病気になるかも…
SFTSだけじゃなくて他の病原菌の媒介もするので注意が要りますね。
別に山じゃなくても、そこいらの公園の草むらに普通に居るそうですよ。

要は早めに見つけて取り除けばいいので、必要以上に恐れることはありません。
肌の露出を少なくする事と、虫除けを塗っておくのも効果があるそうです。

鹿の角って毎年生え変わるそうですよ!
だとしたらもっと落ちていてもいいはずですけど、なかなか無いですよね~
若い鹿の角は漢方薬にするらしいけど、生え変わって落ちたやつはどうなんでしょ?
by teppan (2013-05-18 20:24) 

げんた

こんばんは。今年は暑くなったり寒くなったりで、変な天候ですよね。
マダニ、実物で見たの初めてです。意外と丸っこいヤツなんですね。
やっと!山歩きができたようで、よかったです〜このコースはいいですねぇ。
あの、悪夢の石段を下りるんですから...う〜ん、いいなぁ〜
by げんた (2013-05-18 23:08) 

teppan

げんたさん こんばんは!
そう言えば5月にしては涼しいですね。
今回の山歩きもそれ程暑くならず快適でした。

マダニはいやですけど、外で活動する以上避けては通れません。
上手くやり過ごすしかないですね。

あの悪夢の石段にリベンジする予定はいつ頃ですか?
自分も登りで歩いた事ないんですよ!(^^ゞ
by teppan (2013-05-18 23:29) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0