山歩きを考える( ̄~ ̄;) [山歩き・ウォーキング]
寧比曽岳(愛知県)
お天気の良い休日、他に予定が無ければ 「じゃあ、ちょっと山行ってこよう!」って、山好きな方なら自然とこういう流れになりますよね!このブログを時々訪問して山記事をご覧下さってる方もきっとそうでしょうし、かく言う自分もそうです!
そんな人は「どうして山なんか行くの?」 なんて、一度や二度は言われた経験があるかと思います。
「そこに山があるから!」って言い古された言葉も悪くないけど、
実を言いますと、「趣味で山歩きしてます!」と言いふらしている自分でも上手く答えられません…
「趣味なんだから、他人にどう思われようとかまわない」といえばそれまでなんですけど、
「山ぁ~? そんなとこ死んでも行かない!」とか、「山なんか行く奴の気が知れないね!」
な~んて言われた日にゃ… なんか悔しいじゃないですか!
そこで!もっともらしい理由を考えてみることにしました。
(注)まとまりのない内容ですけど、よろしかったら続きをどうぞ(^^;
雨乞山(愛知県)
高度成長期を過ぎて、緩~い坂道(下り坂?)に差し掛かってきた日本。「マイカーを持つこと」なんて夢は、もはや夢でなくなりモノで溢れかえっています。その代わりに、趣味に時間とお金をかける比率が増してきました。
猿投山(愛知県)
インターネットで色々なHPやブログを覗いていると、えっ!と驚くような趣味の人が居たりします。
そんな多種多様な趣味の中で、「山歩き」はよく理解されてない部分があるように思います…
国見岳(三重・滋賀県境)
遭難事故のニュースを目にした時なんか山歩きの認知度の低さを感じますね。
御在所岳(三重・滋賀県境)
一旦山岳遭難が発生すると、当事者への批判はかなりのものです。警察や消防の人達が捜索しても費用は請求されませんから、「好きで登ったんだから捜索する必要はない。税金の無駄遣いだ!」なんて声も聞こえてきます。
山や海で捜索する場合、ほとんどが人海戦術ですから莫大な費用がかかりますもんね…
三ツ瀬明神山(愛知県)
じゃあ、趣味で自転車乗ってて転んで大怪我した時は?
「好きで転んだんだから助ける必要はない!」 とは言われませんよねえ!
人の命に重さがあるとしたら、山と道路で差が出るはずはないと思うんですが、山だと批判の的になる。
この差は一体?
犬返しの嶮 宮指路岳(三重・滋賀県境)
それは先に書いたように、搜索に携わる人に多大な負担と危険を背負わせることになるからというのが大きいでしょう。
けど、それだけじゃないと思うんです…
竜ヶ岳(三重・滋賀県境)
日本では、山は古代から信仰の対象になってきました。そして修行の場でもありました。
そんな特別な場所だから、「山は恐れ多い場所」という観念が無意識のうちに日本人の心に宿っているのかもしれませんね。だから「趣味で山を登るなんて理解できない!」ということなのかも。
黍生(愛知県)
ヨーロッパだと、趣味の山登りは長い歴史があって広く認知されているようです。
(もっとも、山登りの始まりは冒険・探検で、お金持ちの道楽だったと思われますが…)
藤原岳(三重・滋賀県境)
ヨーロッパアルプスの山岳ガイドは社会的地位が高く、子ども達のあこがれの職業だと聞いた事があります。こうした環境の違いを知ると、山登りに関して、日本はまだまだ後進国なんだなあ…と感じます。
錫杖ヶ岳(三重県)
でも、近頃日本の山歩きにも変化が現れてきたように感じます。その変化のきっかけとは? そう!「山ガール」です!
私が初めて北アルプスを歩いたのは35年程前、山を歩く人の多くは自分を含めて若い人が中心でした。ワンゲル部のアルプス縦走なんかで山に来る人が多かったです。少なくとも60歳過ぎた年寄り(失礼!)が団体でやってくる場所ではありませんでした。しかもほとんどは男性… 女性はほんの少数でした。
御在所岳(三重・滋賀県境)
その後、山歩きをする人の割合は中高年者が圧倒的多数になりました。 私のような、「昔とった杵柄」登山者が山に向かう様になったんです!それに反して、若い人達は山に目を向けなくなってしまいました…
そして、 さらに追い討ちをかけるように裕福な団塊の世代が大挙して山へ向かって歩き始めたのです!
ああ~恐ろしや…(^^
富士山(静岡・山梨県境)
ところが、ここ数年山を歩いていて感じるのは、若い人をたくさん見かける様になってきたって事です。 これには少し驚いています!男女に限らず、若い世代の登山者が増えてきたんです!夫婦や子ども連れのグループも!犬や猫と一緒に山歩きとか…
これらは私が自分から進んで山を歩き始めた頃には目にすることの無かった光景です!
鳳来寺山(愛知県)
若い世代は山ガールブームに乗って、「ファッション」で山に入ってきます。それをきっかけに山歩きの素晴らしさに気が付いてくれて本物の山好きになってくれれば、山歩きの認知度を高めてくれるんではないかと期待しています!
伊吹山(滋賀・岐阜県境)
自分なりに山歩きの良さをどう伝えたらいいか考えてみました!
山のどこがが好きなの?
景色がイイよ~!
山に何があるの?
澄んだ空気で森林浴ができるし、野生の草花があるよ~
山って登るの疲れるじゃん!
足腰が鍛えられ、食べながらにしてダイエットできるんだよ~!
(一日中山を歩くと、フルマラソンするよりエネルギーが必要だって!)
う~ん…もっともらしいですが説得力がないですねえ…
滝頭山(愛知県)
結局の所、山は登ってみなけりゃ解ってもらえない…登った人にしか解らない!理屈じゃないんです。 だから…
「いっぺん山へ行こみゃ~!」ってことで、とにかく山へ連れて行くしかないですね… 注)名古屋弁です(^^)
三ツ瀬明神山(愛知県)
ところで、一口に山歩きと言ってもそのスタイルは様々。
愛知川 雨乞岳(滋賀県)
私の場合、○○名山の完登とかには拘っていません。眺めがよくて、道中楽しめる山がいいですね。
それと、一つの山を何回も登るよりも、いろんな山を歩いてみたい!日本には一生かかっても登り切れない程山がたくさんありますからね。
神石山(愛知県)
もちろんお気に入りの山は何度か歩きます。その場合は毎回違うルートから登ったりしています。
それと、一回の山歩きでも、行きと帰りはできる限り違うルートを選ぶようにしています。
また、同じ山で同じルートでも、季節によってまるで違う顔を見せてくれるのも山歩きの良さですね!
岩岳(愛知県)
眺めの良い山は最高ですけど、山頂までの行程がまた楽しい。晴れでも雨でも雪でも、(風だけは嫌ですね)春でも夏でも秋でも冬でも山歩きは楽しいです! このような重度の山依存症は、病院へ行ってもけっして直りません!命に別状はないので困ったものです!(^_^;)
宮路山(愛知県)
※写真と記事の内容は特に関係ありません。大部分のモデルは愚妻です。 おっと!隣に居ました…(^^;
teppanさん、こんにちは。
自分が山歩きを始めた頃と、今の山とのつきあいがちょっと変わってきているのですが
変わらぬ楽しみは、やはり!外で食するランチですね!外で景色を見ながら、そして
お気に入りの場所で食べるおにぎりやラーメン、コーヒーはおいしい!もう、山に来て
いるのは5割がランチの為と言っても過言ではありません。確かにダイエットも期待
できますが、自分の場合はトントンか逆に太ってますねぇ(^^;)
by げんた (2013-02-23 03:51)
私は若い頃は全く山登りに興味は無く、子供の頃に登った「高尾山」ぐらいしか覚えていません。
元々ぐーたらで、少しでも歩かないように今までは生活していましたw
奥さんに連れられて(?)登らされて(?)行くようになり、当初は足が痛くなったりして本当にへっぽこ野郎でしたw
どうして山にハマっていったのかな?って考えると・・・
やはり中々普段の生活では触れ合えない自然の中を歩くことで自然を直接体感できるんですよね。そしてそれが何故か身体と心をスッキリさせるんですよね。
すべてが便利になった日常生活の中で何か大事な物を忘れてしまっていた感じがするんです。
だくだく汗をかきながら自分の足で登って、腹ペコになって景色の良い場所でご飯を食べて、風呂入って酒飲んで寝る。
最高に贅沢な休日ですよねw
人間って、頭も身体も使わなければ退化して、使えばそれなりに進化するんですよね。それは山を登ったりジョギングを始めたりして私は実感してます。
30代の頃より明らかに元気なのですから (´∀`*)
by 水鵬 (2013-02-23 07:35)
げんたさん 山ランチは最高ですよ!
特に食後のお茶とかコーヒーを飲みながら景色を眺める!なんてのは至福の時で
す! でもって家帰って「お疲れ様~、乾杯~!」で、差し引きすると…ダイエットになってないんですね、これが…(^^;
by teppan (2013-02-23 09:41)
水鵬さん おはようございます。
ハアハア、ゼイゼイ言いながら汗だくになって歩くのも嫌いじゃないです!
確かに人間、ある程度体を痛めつけないと活性化しない様にできているみたいですね。
歩く、食べる、寝る!というのが、体を活性化する為にとても重要な事らしんです!当たり前のことなんですが、それが満足に出来ていない!
起きて食べて・動いて・腹減ってまた食べて・クソして・寝る
極言すると、これが生きる事のすべてですかね。(^^
by teppan (2013-02-23 09:53)