六所山 松平観光自然歩道・丑廻りを歩く 2012/12/20 [山歩き・ウォーキング]
この冬一番の冷え込みとなった今日、愛知県豊田市坂上町にある「六所山:ろくしょさん」を歩いてきました。
松平郷展望テラスよりの眺め。村積山と豊田市街地。(写真クリックで拡大表示)
(ルート) 「松平観光自然歩道・丑廻り」
松平郷P~太郎左衛門家墓所~展望テラス~558mピーク~六所神社上宮~六所山山頂
~きつねコース:総合野外センターD広場~管理棟~農村舞台~高月院~松平郷P
(歩行距離) 11.2キロメートル :沿面距離
(所要時間) 4時間35分 :10:05~14:40 休憩・昼食時間含む
(最大標高差) 346m 実測ルート図はここをクリック!
六所山は昨年9月に歩いて以来です。今日は松平郷から「松平観光自然歩道」の「丑廻り道」を歩き、山頂からは豊田市総合野外センターの「きつねコース」を下る周回コースです。
まだ紅葉が綺麗だった先月訪れた「松平郷」の駐車場からスタート。AM10:05
駐車場向かいに自然歩道入口があります。
徳川家の始祖、「松平親氏:まつだいらちかうじ」のブロンズ像を左下に見ながら進みます。
少し進むと「松平太郎左衛門家墓所」。AM10:18
松平家始祖「親氏:ちかうじ」から3代目の頃に2つに分家。一つは勢力を拡大しながら岡崎へ移り後の徳川家となり、もう一つはここ松平郷に留まり「松平太郎左衛門家」になったとのこと。
太郎左衛門家は徳川発祥の地を守る家柄として、大名並みに参勤交代を許されたそうです。
三ツ葉葵の御紋が入った石塔。末裔の人々は現在東京に住んでいると説明書にあります。
墓誌を見ると新しいものも刻まれており、代々当主はここに葬られるようですね。
このような案内板が所々にあります。このあたりは「松平郷自然歩道」なんですね。
歩道脇にクサビ穴があいている岩がありました。おそらく岩を割ろうとした跡でしょうね。
しばらく進んで舗装された車道に出るとすぐに「展望テラス」があります。AM10:38
西方向に展望が開けています。(記事冒頭の写真)
展望テラスの手すりはすべて木製だと思ったら…
ご覧のように鉄骨に木の板が被せてありました。手が込んでますねえ!
展望テラスの右から山道に入ります。マウンテンバイク乗り入れ禁止の立て札。
走りやすいように木を伐採してしまう不届き者が居るようです…怒!
最初はかなり急な斜面で始まり、すぐに緩やかな尾根歩きになりました。
写真が558mピーク。豊田市街地から六所山を眺めた時。いちばん右側に見えるピークがここ。AM11:20
ちなみに、豊田市街地から眺めた炮烙山と六所山はこんな感じです。
558ピークから下って、すぐ右に林道が見えた所が合流地点。AM11:26
ここからは向かって左前方へ進み、イノシシコースで山頂へ。
六所神社の石灯篭。林道からの参道入口にあります。
六所神社・上宮に着くと、ちょうど新しい鳥居の設置作業中。AM11:37
真新しい石の鳥居。以前はたしか金属製でした。
山頂近くに「神宮寺宝生院跡」というのがありました。AM11:42
ここが六所山の山頂。眺めも無くちょっと残念な山頂です。AM11:50
山頂からは「きつねコース」を下って豊田市総合野外センターへ向かいます。植林地の尾根道。
きつねの道しるべが所々に。
やがて野外センターキャンプエリアの「D広場:写真」に降りてきました。PM0:12
ここが「きつねコース」の登山口です。
山頂付近は良い休憩場所が無いのと、落ち葉で火事になったら危険なので麓で昼食。
今日はマルタイ「山の棒ラーメン」です。(^^)
キャンプエリア管理棟の前では焚き火があったので少し火に当たらせてもらいました。PM0:57
豊田市総合野外センターからはず~っと車道歩きになります。
写真は「六所苑」前の「いのししコース」登山口。PM1:15
てくてく車道を歩きます。前方に見える岩山は「天下峯:てんがみね」。この岩場で松平親氏が天下泰平を祈ったとの言い伝えがあります。
六所神社・下宮向かいにある農村舞台。いつ見ても素晴らしいですね~(写真クリックで拡大表示)AM1:30
舞台の壁は抜けていて、四季変化する自然をそのまま絵画にした額縁みたいで趣があります。
農村舞台から100メートル程戻った所の「地蔵堂橋」を渡り高月院へ向かいます。PM1:34
人けの無い寂しい林道を落ち葉を踏みながら進む。一人だと心細くなりそう…
道路脇の柿の実。鳥に食べられたのもありましたから、美味しいのかもしれません。(写真クリックで拡大表示)
田んぼの周囲には軽自動車が柵替わりに置いてありました。
標章を見ると、すでに車検切れから20年近く経ってるみたいです。
松平観光自然歩道には、このような石の道しるべが所々設置されています。
この地点はトラ柵の先の道へまっすぐ進みます。PM2:12
「沢連:そうれ」の民家近くの田んぼは、所々写真のように凍っています。気温が低いんですね~
小学生の頃は家の周りに田んぼがたくさんあって、凍った田んぼを運動靴でスケートみたいに滑って喜んでいた記憶があります。
沢連のあたりで案内板に従い左に曲がると、すぐに高月院の本堂の裏手に出ました。PM2:25
裏手には松平親氏らの墓所があります。
松平郷にはミズバショウが植えてあるんですね!(写真)4月になると花が楽しめるそうです。
天下茶屋はお化粧直しの真っ最中でしたが、お店は営業してました。PM2:35
午後2時40分頃駐車場に辿り着き、本日のハイキングは終了です。
これまで六所山を歩いたのは、すべて野外センターからのハイキング道でしたので、今回の西尾根は新鮮でした!
ただ、今回のルートで眺めが楽しめるのは松平郷の展望テラスのみで、山頂付近に展望地はありません。
その展望テラスからすぐのあたりが少し判りにくいですが、その他は概ね迷うような場所はありませんでした。
野外センターから松平郷への帰り道は延々とアスファルト歩きなのが少し辛いところですが、交通量が少ないのでのんびり歩くことができました。
今年も一年いろいろと歩かれましたね!
来年も楽しいレポート楽しみにしてます!
良いお年を!
by カメラ小僧 (2012-12-22 15:36)
いいですね~
こういう林の中を歩くのは本当に気持ち良いですよね~
「キツネコース」ってかわいい名前ですねw
キツネの看板も手が込んでてGOOD!!
これだけ寒くなると外で食べる「山の棒ラーメン」は最高ですね!
by 水鵬 (2012-12-22 21:57)
カメラ小僧さん こんばんは〜
早いもので今年も残り僅かになりました。
来年こそはどこかの山へご一緒したいものですね!
まだちょっと早いですが、良いお年をお迎えください。
by teppan (2012-12-22 22:19)
水鵬さん 明日もどこかへ歩きにお出かけですか?
私共もこの一年、おかげさまで大したトラブルもなく山歩きを楽しむ事ができました!
水鵬さんには、いろいろ刺激?を頂き楽しませてもらい感謝してます!
新しい年もたくさん良い刺激をヨロシクお願い申し上げま〜す!w
年内中にもう一度くらい歩きに行こうかなあ…まだ今年は終わってませんしね!
by teppan (2012-12-22 22:31)
田原の山でも、歩道をマウンテンバイクで走っているようで、明らかに自転車のタイヤの跡を見かける時があります。ゆるせんです!
by げんた (2012-12-24 02:24)
げんたさん おはようございます!
ハイキング道でバイクが走った跡をよく見かけるようになりました。
自分はやったことないですけど、山をバイクで疾走するのは、
きっと気持ちがいいんだろうと思います。
我々ハイカーも少なからず山を痛めてるわけでして、
どちらも山にとっては迷惑な事に変わりはないんですよね…
でもバイクが走ると道の崩壊があっという間に進んでしまうので、
絶対に止めて欲しいです。
by teppan (2012-12-24 09:21)
teppanさんの言う通り、人間は自然に対して影響を与え過ぎですね。
自分勝手に山の中に道を切り開いたり、邪魔だと思う木を切り倒したり、クルマで走り回ったり。
...自分がやってることばかりだなぁ...少しでも控えないと...(-_-)
by げんた (2012-12-25 11:31)
げんたさん こんばんは!
必要以上に気にされる事はありませんよ!人も自然の一部なんですからね。
自然の一部である人間がすることもまた自然…なんちゃって(^^ゞ
マウンテンバイクで山を走る人と、げんたさんの違いは、
自然に対して労わりの気持ちがあるか無いかの差です!
前者は「自分が楽しけりゃ何でも有り」と言う人。
げんたさんはそうじゃないでしょ?
「永く将来に向けて、たくさんの人達に田原の自然に接してもらい、大切に思って欲しい」から道を作ってる。だから全然違いますよ!
やり過ぎはまずいかもしれませんが、これからも自信をもって活動して行って下さい。
ちょっと堅苦しかったかな?(*^_^*)
by teppan (2012-12-25 23:43)
人間も自然の一部...素晴らしいことですね。
自分はteppanさんがおっしゃるほど、大きな気持ちで山と接してはいませんが
「そうありたい」と今回思いました。
teppanさん、ありがとう!
by げんた (2012-12-26 12:07)