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尾籠から岩山&三ツ瀬明神山 2012/5/4 [山歩き・ウォーキング]
お天気が今ひとつのゴールデンウィーク後半、ぼやいていても仕方ないので、空とにらめっこしながら里山歩きに出かけてきました。今回は愛知県北設楽郡東栄町・「尾籠の岩山:おろうのいわやま」と「三ツ瀬-明神山:みつせみょうじんやま」です。
明神山北斜面の展望地に咲くイワカガミ(写真クリックで拡大表示)
(ルート) 尾籠生活改善センターP~岩山(往復)~柿野分岐(峠)~明神山頂~明神西峰~西尾根下降~
林道出合~北西尾根・馬の背岩~林道分岐~柿野分岐(峠)~岩山尾根分岐~尾籠生活改善センターP
(所要時間) 約8時間 : 6:54~14:53 :昼食・休憩含む
(歩行距離) 約14.8キロメートル:沿面距離 最大標高差約550メートル(尾籠P--明神山頂)
実測ルート図はここをクリック!
(所要時間) 約8時間 : 6:54~14:53 :昼食・休憩含む
(歩行距離) 約14.8キロメートル:沿面距離 最大標高差約550メートル(尾籠P--明神山頂)
実測ルート図はここをクリック!
午前6時半頃、尾籠集落の一番上にある「尾籠生活改善センター」の駐車場に到着。ここはちょうど2年前、岩山のお祭りに参加させてもらって以来です!写真はセンターから見上げた本日歩く予定の2山。手前に見える岩壁が「岩山」、左奥の三角形が明神山です。
ちょうど登山口の花壇はピンクや白や紫のシバザクラが満開で心が和みます。写真のような黒板が設置されていますので、書き込んでおきました。時計を見ると6:54分、長距離ハイキングのスタートです!
前回来た時に甚く気に入った看板。まだそのままでした!(^^) AM7:10
急な山腹道をジグザグに登ってゆくとやがて稜線に到着。AM7:30 実はこのあたりは「ヤマビル」の生息域。5月に入り随分気温が上がってきたし、最近の雨で活動も活発になって来たのでは?と思い、暑いから嫌だけどズボンの下にタイツを履き、足元にはスパッツ装着。さらにヤマビル忌避剤をスプレー。「さあ来い!」てな感じで万全?の迎撃体制を整えていたのですが…どこにも現れません。肩透かしを食らった形になりましたが、出ないに越した事はありませんね!
稜線を200メートルほど歩いて分岐地点。真っ直ぐ進むと明神山方面、左が岩山。まずは左へ岩山の山頂をめざします。ここから約400m・15分で岩山の頂上でした。
岩山山頂すぐ下にある役行者像。AM7:48 毎年4月15日は岩山のお祭り、ここで神事が行われます。(以前参加させて頂いたお祭りの記事はこちらをクリック!)
のぞき岩からの眺め。真下に箱庭みたいな尾籠の集落が見えます。(写真クリック拡大表示)
山は麓から見上げるのと、見下ろすのとではえらい違いですねえ!動ける足が付いているなら登らなきゃ損ですね!でも最近めっきり臆病になってきたので、足がすくむ様な断崖絶壁は近づくのも恐ろしくなってきました…だから必死に撮影(^^;)
岩山尾根の付根ピークを左に巻いてからは、やせ尾根を明神山へ向かってひたすら進みます。ロープが必要になるような危険箇所はありません。ふだん山歩きをしている人ならば普通に歩いて行けるルートですが、時々ふと下を覗いてみると…左右どちらもとんでもない急斜面になっています。誤って転んで落ちたら、ただでは済まない斜度です!気だけは抜かず慎重に進みます。このルート、ビギナーの方は山慣れた人と一緒に歩く事をお勧めします。
岩山から約1.5キロ:60分で鞍部にある分岐地点に到着。AM8:43 ここが柿野からのルートとの合流地点になります。今日はこの後、明神山頂を経て西峰から西尾根下降~北西尾根・馬の背岩に立寄り、再びこの峠に林道から登り返す予定。
写真の峠は正面が明神山頂方向、左が柿野登山口方面、右がスズガタ林道経由-神田方面です。ネットで探してもこの峠から神田方面へ歩いた情報は見つからなかったので少々不安です。ここから神田方面を覗き込むと、暗い植林地の中へ獣道のような踏跡が見えますが… さて、実際にはどうでしょうか?
この北側の尾根を登るルート、ずっと絶壁沿いに付いているので高度感は抜群!私みたいに高所恐怖症の人には辛いですかねえ~(^_^;)。
この尾根のある方向は山頂の真北ではありません。しかし、地形図を眺めると他に北側に顕著な尾根は見当たらないので、この尾根を「北尾根」と呼んでも差し支えないと思うのですが、その様には呼ばれていないみたいです。
そして最初のハシゴ場から約1キロ:50分歩くと再び鎖場と鉄バシゴが出現!AM9:45
ハシゴが無くても登れそうですが、左側は断崖絶壁!滑って落ちるのは嫌だから、やはりハシゴはありがたいですね!
登るのはいいけど、ここを下るのはいやだなあ… まあ今日は別ルートから戻る予定なので大丈夫ですけどね…
ハシゴを過ぎて急な尾根を登って行くと展望地に着きました。素晴らしい眺めですが、恐ろしいのであまり崖っぷちには寄れません(^_^;) AM10:04
尾籠の岩山(手前)がこんなにも下に見えます! これまで歩いてきた稜線が手に取るように見えますね。素晴らしい眺め!
そして先ほどの展望地から約10分で山頂到着。AM10:15
何度来ても思いますが場違いな展望台だこと…望遠鏡まであるし…(覗いてる人を見た事ないけどね) これを造ろうと考えた人のセンスと時代を感じます。おかげで眺めは申し分ないんですけどね…
山頂から今度は西峰へ向かいます。西峰へ続く長い階段道。 登りだと滅入ってしまいます。(^^;) AM10:23
電波塔のそびえる西峰では、浜松から来られたという人としばらく雑談をしました。
西峰からは西尾根を下ります。約15分で「明神の肩」・分岐(写真)に到着。AM11:07 前回来た時はここを右に下りましたが、ガレた急斜面にビビッてしまいました。今日は真っ直ぐ進みます。
肩からの西尾根は初めてです。正面に宇連山を見ながら進みます。しばらく進むとテープと踏み跡は尾根を左方向へ外れて行きますが、尾根芯を登ってきたパーティーを見て、左へは降りずにそのパーティーが登ってきた方向へ下ることにしました。
どんどん下って行くと、今日の昼食予定地点の馬の背岩が見えてきました!AM11:24
さて、このまま尾根を下って行けば林道に突き当たるのですが、林道と出合う先端部分は絶壁になっていて、しかも落石防止のフェンスに阻まれて降りられないのは判っています。不安を抱きながら末端まで下ると…やっぱり真っ直ぐは無理。右下に戻るように巻いて下り、足場の悪い斜面を恐る恐る降りると、フェンスの隙間から林道に出る事ができました。やれやれ!
林道を約800m下り、カーブの所から北西尾根に入って約400m程歩くと馬の背岩。ここで昼食にしました。 馬の背岩から見た宇連山。AM11:55
馬の背岩からは再び戻って、スズガタ林道を歩いて下ります。30分程で伐採地に出た所に小屋がありました。看板には「町有林管理事務所」と表示されていましたが、どうやら廃屋のようです。PM1:00
廃屋からさらに10分程で分岐地点に到着。地形図で確認すると、破線の道の起点はこの場所の様です。のぞき込むと、荒れてはいますが作業道が奥に続いています。PM1:10
最初はこの様に沢を渡渉したりしながら歩いて行きます。植林の管理道の様ですね。
谷の右岸に沿って道は続き、進むにつれて荒れてきました。やがて道は無くなりどこを歩いたら良いのか判らなくなりました。でもこの谷を登りつめて行けば例の峠に着くはずです!かすかな踏跡を頼りに前進します。
そしてスズガタ林道の分岐から約20分で午前中通過した柿野・尾籠の分岐(峠)に無事到着してホッ!としました。PM1:28
後は午前中に歩いてきたルートを帰るだけです。ですがまだまだ急な斜面のヤセ尾根や山腹道が続くので油断は禁物!慎重に行きましょう!
帰路途中、710mピークからの明神山。標高1,000mちょっとの低山ですが、どっしりと雄大な姿は存在感があります!奇岩・巨岩あり、ルートも多彩でフリークライミングもできる。まさに愛知県を代表する山だと思います!
PM2:06
柿野・神田分岐の峠から約1時間20分程でようやく麓の尾籠集落に辿り着きました。PM2:50 今回はアップダウンが激しく疲れました。無事降りてこられてやれやれ…
生活改善センターの前には登山者ノートがケースの中に入っています。駐車場を使わせてもらったので、一言ふたこと記入しておきました。ここには杖もたくさん置いてあるので必要な人は借りると良いでしょう。
帰りは尾籠から車で15分程の所にある「とうえい温泉」に寄って、汗を流してから帰路につきました。今日はゴールデンウイーク期間中なので、お客さんもたくさん来場していました。
おしまいの写真は神田の堤石トンネルを抜けて、和市からの「岩古谷山:いわごやさん」。PM5:20
西日を浴びてきれいだったので撮ってみました!ここの山頂から見る三ッ瀬明神山もまた存在感があって私は大好きです!
タグ:愛知のお山
白馬で、残念な遭難事故があったばかりです。気をつけて下さいね!
最後の西日の光線がステキですね(^_^)/
by カメラ小僧 (2012-05-06 20:05)
(。・ω・)ノ゙ コンチャ♪ いいですね~ 人がいなくてw
やはりこういう里山が一番だとつくづく感じたGWだったので・・・
by 水鵬 (2012-05-06 20:41)
カメラ小僧さんこんばんは!
このゴールデンウイークは「北アルプスでは何人もの方がお亡くなりになりました…
報道では、あるパーティーは軽装だったとの事。でも一方、別のパーティーは冬山装備で入山しており、万全だったはずなのに…それでも遭難してしまいました。山とは人智の及ばない世界なのだとつくづく思い知らされる様な出来事でしたね…
by teppan (2012-05-06 22:39)
水鵬さん こんばんは!
徳島は楽しめましたか?私も美味しいものには目がないですけど、食べ過ぎないようにして下さいね(^^)
人ごみを覚悟して出かけて行って、閑散としてしているよりは人だらけの方が逆に安心じゃあないかと… 人が居ないのを目当てに里山へ出かけて行ったのに、山頂がワイワイガヤガヤだったら…目も当てられませんよね(^^;)
by teppan (2012-05-06 22:52)
こんにちは。イイ山歩きしてますねぇ!
GW後半は天候がよろしくなく、田原では比較的良かった4,5日は休日出勤...(>_<)
で、昨日6日は雷・ヒョウ・突風・大雨と最悪な最終日でした。こんな悪天候だと、低山でも危険ですね。お互い気をつけましょう。
by げんた (2012-05-07 12:07)
げんたさん こんにちは!コメントありがとうございます。
つくばの竜巻には驚きましたねえ…北アルプスでは遭難続出。どちらも急激な気圧の変化よるものですね。
自分も同じ日にこの記事の山で出かけてましたけど、ほとんど曇り空。でも晴れ間が出たり、パラっと雨が落ちてきたり、時々風が強く吹いたりで安定しない一日でした。やはり気候が不安定な時は出かけない方が安全ですね。雪や雨の日でも不安定でなければそれなりに対処できると思うんですが、強風だけはダメですね。
山歩きする日がどんな気象状況になりそうなのか判断出来るように、もっと勉強しておいた方がよさそうです。
by teppan (2012-05-08 12:03)