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葦毛湿原から神石山・石巻山2012/3/15 [山歩き・ウォーキング]

愛知県豊橋市の葦毛湿原(いもうしつげん)から湖西連峰を歩き、石巻山を周ってきました。
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 360度展望の石巻山から南方向の眺め。三ツ口池を見下ろす。(写真クリックで拡大表示)

 ※今回も長編レポートになってしまいましたのでお気をつけ下さい(^^;)

 


(ルート) 葦毛湿原P~神石山~多米峠~大知波峠~石巻山~玉泉寺
(玉泉寺ー葦毛湿原P 間はタクシー移動)
(所要時間) 7時間30分(7:00~14:30)  :休憩・昼食時間含む ※タクシー移動時間は含みません
(総歩行距離) 約16.6キロメートル:沿面距離 実測ルート図はここをクリック! 


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 自宅を午前5時半に出発。葦毛湿原の駐車場に着きました。他に車は1台だけ。AM7:00 


 

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 真新しいトイレは男女別棟。水洗でとても綺麗でした。 

 

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 葦毛湿原入り口 AM7:20 

 

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 湿原はただ今冬枯れ中。これといって見所は無し。 

 

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 でもこんなものを見つけました。カエルの卵です。まだ水は冷たいのに、次の世代に命を繋いでいきます。生き物ってすごいなあ!

 

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 湿原から植林の山腹道をしばらく登って、支尾根に乗った所が「一息峠」。案内板に鍵がぶら下げてありました。誰かの落し物でしょうかね。AM7:50 

 

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 一息峠で支尾根に乗ったのに、なぜか道は尾根の左を巻いて続いています。?と思いながら進むと急階段が…やっぱりそう来たか!(^_^;) 標高差にして20メートル程の階段を登り切ると湖西連峰の主稜線に出ました。ふう~っ!今日は左へ二川中継所方向に進みます。 

 

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 ここからはずっと主稜線歩きです!まず初めに南西方向に展望地がありました。湖西連峰の末端を真ん中に豊橋市街地が広がっています。東方向には浜名湖が見えました。AM8:10  (写真クリックで拡大表示) 

 

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 標高約300mのピークに着くとタワーと建屋がありました。「二川中継所」です。浜名湖の眺めが良い場所。両脇に真新しい木の杭が立っていますが…何だろう?AM8:18 

 

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 注意書きに「カタクリ群生地」とあります。よく見ると…おおっ!あるあるカタクリが!もう蕾を着けている株もありますよ!よく見ると少し先の道の両脇にもカタクリがたくさん。どんどん増えて名所になるといいですねえ。 

 

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 中継所ピークのすぐ隣り、送電線鉄塔のピークが「座談山」 。ここも眺めがいいです!写真は神石山を真ん中に、これから進む方向の眺め。AM8:28 

 

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 座談山から一旦急な道を下り、登り返すとすぐに「舟形山」 白い杭には「舟形山城址」とあります。戦国時代に山城があったようです。AM8:40 

 

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 ゆるいアップダウンを繰り返すと、次は神石山までの登り(標高差約80m)。鉄塔管理用の階段が延々と続きます。二川中継所から多米峠を経て大知波峠までの湖西連峰主稜線は、標高こそ低いですがアップダウンがあり歩き応えがあります。 

 

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 登り切ったら「神石山:かみいしやま」。AM9:08 広々とした山頂ですね。 

 

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 そして中央に一等三角点「神石山」標高324.7m がありました。 



 三角点は国土を正確に測量する為の基準点。中でも一等三角点は一番最初に40Kmごとに設置された大元となる点で、その後さらに25Kmごとに設置された補点と併せて全国に975点あるそうです。測量に向いている見晴しのいい場所に設置するので山の上に多いんですね!
 ちなみに標柱の大部分は地中に埋められていて、重さはなんと90Kgもあるそうなんですよ!担ぎ上げるだけでも大変なので標柱を壊されたら一大事。だから三角点の隣にある杭には「大切にしよう三角点」と書いてあるんですね。 

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 この山頂から浜名湖の眺め!もう少し見晴しを良くする為、ちょうど東側斜面を伐採作業中でした。 

 

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 神石山から一旦鞍部まで下り、登り返すと巨大な岩が現れました!ここが「雨やどり岩」です。岩がひさしのように張りだしているので、なる程雨がしのげそうです。AM9:24 

 


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 反対側に回ると岩の上に立てます。先ほどまで居た神石山が見えますね~ 

 

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 中尾根の分岐があるピーク。右に行くと天浜線の「知波田駅:ちばたえき」に行けるみたいです。今日は左へ進みます。AM9:40  

 

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 そして、小さくアップダウンを繰り返しながら、ようやく「多米峠:ためとうげ」へ着きました。 AM10:05  

 


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 まだ昼ごはんには早いんですが、早朝出発して小腹が空いてきました。ちょうどベンチがあったので、ここでお湯を沸かして抹茶ラテとアンパンでエネルギー補給。何気なく賞味期限を見ると、んっ?4月23日だって?まだ一ヶ月以上も先じゃないか!アンパンってそんなにもつものなの?一体何が混ぜてあるのかな~恐ろしい…(ーー;) けど美味かった。 

 

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 多米峠で30分休憩した後、大知波峠へ向かって出発。三角点ピークは道からそれて藪の中を少し登った所にあります。「美貞山」と書いたプレートがぶら下がっていました。AM11:00
  
三等三角点「多米村」400.4m 今日のルートの中で一番標高が高い場所です。 

 

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 ふと足元を見ると、何かが弾けてタネが出ています。何でしょう?アケビかな。 

 

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 このあたりから稜線上には赤い実を着けたアオキが両脇にいっぱい見られるようになります。名づけてアオキロードですね! んっ?「アカイ実のアオキ」? 「あおい家 も あかい箱」みたいだな…ちょっとローカルネタ過ぎか…(^^ゞ 

 

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 ここが石巻山尾根への分岐地点。AM11:37 お昼ごはんは大知波峠の予定なので右へ行きます。 

 

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 先程の鉄塔から下り切った所が大知波峠(おおちばとうげ)です。焼き物のお地蔵さんが並んでいます。AM11:45
 
ここへは4年ほど前に一度訪れたことがあります。 4年前の記事はこちら-坊ヶ峰から富士見岩 

 

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 峠からは浜名湖の眺めがいいです。ここで昼食休憩。(写真クリックで拡大表示) 

 

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 昼食後再び鉄塔の分岐地点まで戻り、今度は石巻山方面へ進みます。最初は山道ですが、すぐに舗装路に合流します。その舗装路をさらに進むと左に分岐。PM0:10 ここは左へ行っても右へ行っても最終的に同じ舗装路に出ます。 

 

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 石巻山へ向かう道。案内には「観光路」とありますが、実は長くて辛い林道歩きが待っていました。 途中広く伐採された所で赤岩尾根と三ッ口池が見えました。PM0:35 

 

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 植林の間から見えた石巻山頂の荒々しい岩壁。 

 

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 長~い林道歩きがようやく終わり、鳥居が見えたらそこが石巻山への入口です。PM1:00 もうここまで随分歩いてきたのでこの石段は堪えますね~ 

 

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 石巻神社で残りの道中の安全を祈願しておきます。 

 

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 神社の手水舎の右側に登山口があります。 

 

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 左手の赤いお稲荷さんを過ぎて、どんどん進んで行くと前方に巨大な岩が見えてきました。岩のたもとにはきれいな水が湧き出ています。飲んでもいい様です。PM1:15 


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 そして大岩のすぐ隣に奥宮がありました。 

 

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 ここは青っぽい石灰岩の山で、風化侵食された岩がゴロゴロ。蛇穴やダイダラボッチの足跡などを過ぎて、山頂直下を左に巻いて行くと鎖場と階段が設置してあります。それを登りきると山頂です。 

 

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 山頂では360度のパノラマが待っていました!PM1:35 

 

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 本宮山の整ったシルエット。(写真クリックで拡大表示) 

 


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 三ッ口池と、遠くに小さく霞んで見える尾根が今日前半に歩いてきた座談山や舟形山でしょうか。景色を十分堪能してから下山します。 

 

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 鳥居のあたりには建物が何軒か建っているんですが、すでに寂れてしまっていました。観光スポットとして一世を風靡した時期があったんでしょうねえ。 

 

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 鳥居のすぐ近く、麓へ続く山道はここから左へ入ります。時々枝道(作業用道の分岐)が現れるので、どっちへ行ったらよいのか判断に迷う箇所もありました。基本尾根の左側(南側)に沿って下っていけば登山口に出られます。 

 

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 そしてここが登山口。PM2:25  いやあ~今回も疲れました~  

 さあて、ここから車が置いてある葦毛湿原までは8~9キロメートルあります。さすがに歩いて行くには遠すぎますので、4年前に駆け込んでお世話になったお寺「玉泉寺:ぎょくせんじ」まで歩いて、そこでその時と同じようにタクシーをチャーターしました。 タクシー会社の電話番号は事前にちゃ~んと携帯電話に記憶してあります。 

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 お寺の駐車場でストレッチをしながら待っていたら、変な車がやってきました。最初はタクシーだとは思わなかったんですが、緑ナンバーが付いていたので、呼んだタクシーだと判りました。運転手さんも「こんな時間にお坊さんが葦毛湿原へ何の用事なんだろう?」と疑問に思ったそうです。だよね~(^^ゞ

 これ、「リーフ」っていう電気自動車なんですよ!運転手さんに、この車を転がしている時の面白い話を色々と聞かせてもらいながらの楽しい道中となりました!そして午後3時少し前、無事車の置いてある葦毛湿原の駐車場に到着しました。良心的な運転手さんで良かったです。ありがとうございました!


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 おしまいは麓から見上げた石巻山


タグ:愛知のお山
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カメラ小僧

超大作レポートですね〜
お疲れ様です!
ちゃんと最後まで楽しく読ませて頂きましたよ!

by カメラ小僧 (2012-03-17 23:49) 

teppan

カメラ小僧さん おはようございます!

いつも載せたい写真を選んだ結果、こんな風に長くなってしまうんです…これでも出来るだけ減らそうと厳選しているつもりなんですが、どうしてもこうなってしまうんですよ!^^;
by teppan (2012-03-18 09:03) 

水鵬

(。・ω・)ノ゙ コンチャ♪ 葦毛湿原ですね! 我が家の候補には上がっているのですが、まだ行ってないんです。
カエルの卵とかこういう自然に触れるのが良いんですよね~
こうやってタクシー使うと便利ですよね~
でも我が家では節約で無理ですな。。。^^;
by 水鵬 (2012-03-18 15:24) 

teppan

カエルの卵は大きかったですよ。ヒキガエルのやつかもしれません。茶臼山にカエル館ってのがあって、アズマヒキガエルに触れるんですが、持ち上げたら「放せ~っ!」ってキューキュー鳴いて怒ってました。(^^)
by teppan (2012-03-18 23:49) 

げんた

こんにちは、teppanさん。
葦毛湿原からは、入ったこと無いです。今年は行ってみようかと思います。
石巻地区のグループの一員なので、話を持ちかけようかな?
写真が多くなるのは解りますよ。自分もそうなりがちで、最近ではサムネイルを
多用するようになってしまいました。
by げんた (2012-03-19 12:06) 

teppan

げんたさん コメントありがとうございます。

 このあいだの衣笠・滝頭山と言い、今回の葦毛湿原と言い、どうせなら花が咲く時期に行けばもっと楽しめるのにねえ…(^^;) でも、そんなオプション無しでも山は楽しいです。
 東三河の山々を歩いて感じるのは、周辺地域の方々の関わり方が素敵なこと!なんだか羨ましいですね。

 記事に載せる写真の話ですが、最近は皆さんモニターの解像度が上がり、昔のサイズ(100~200ピクセル)の画像だと、見た目が本当に小さくなってしまいました。自分はサムネイルをクリックして見るのが面倒な性質なので、自分のブログにはあまり小さいサムネイルは置かない様にしています。最小を基本350ピクセルにしています。でもその結果、こんなスクロールが面倒な縦長の記事になってしまう訳なんです…(^_^;)
 普段は昔のWinXPマシン+ワイドじゃない19インチ(1280×1024)のツインモニターでこの記事を書いているんですが、たまにしか触らないインテルimacの21インチワイドで自分の記事を見ると、その写真の小ささに愕然としてしまいます…
 

by teppan (2012-03-19 21:46) 

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