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フェルメール(地理学者)とフランドル絵画展 [お出かけ]

 8月25日(木)フェルメール(地理学者)とオランダ・フランドル絵画展へ行ってきました。
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 場所は愛知県の豊田市美術館。開館時間直前に訪れてみると、すでに当日券を求める人々が列を作っていました…
 

 実はこの美術館、自宅からは目と鼻の先にあります。この絵画展が6月から催されていたのは知っていましたが、絵画や彫刻などの美術品観賞などにはそれ程興味が湧かないので、ふ~ん…有名な画家の絵が来てるんだ…くらいにしか思っていませんでした。
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 しかし、この2ヶ月間、来る日も来る日も美術館の駐車場は満車状態!県外ナンバーの車もチラホラ。気がつけば、来館者は間もなく10万人に届こうかと言う勢い(@@;) これはこの美術館始まって以来の出来事!たった一枚の絵画に、これ程人を呼び寄せる魅力があるものなのか?
 というわけで、今さらながら絵画展が終わる3日前になって、「長いものには巻かれろ!」と言いますか、美術品に関する知識が無い人の代表として?見に行ってきました^^;

 入場してみると、目玉のフェルメールだけでなく、今から300~400年以上も前、ヨーロッパ・フランドル(フランダース)地方が全盛期を迎えていたころの歴史画・風俗画・肖像画などがいっぱい展示されていて、写実的な絵が多くけっこう楽しめました。その中から私が印象に残った絵を少しだけ紹介しておきます。IMG_0003.JPG
 何かキツそうなおばさんの肖像画。貴族、あるいは裕福な家の奥様でしょうか?ほんのりと赤い頬なんかは、まるで生きてるみたい。ヨハネス・フェルスプロンク:椅子に座る女性の肖像)

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 これは一目見て「マイケル・ジャクソンだ!」と思いました(^^)バーレント・ファブリティウス:自画像)

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 きっと遠い祖先がモンゴルやってきたからだ思うのですが(^^)、 私は地平線や水平線が見えるような場所が好きなので 、この絵の構図なんかには惹かれますね!アールベルト・カイプ:牧草地の羊の群れ)

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 「にがい飲み物」というタイトルだったかな?400年前のヨーロッパの庶民生活が感じられる風俗画は面白いです。
(アドリアーン・ブラウエル:苦い飲み物)

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 そして、これが今回の目玉、フェルメールの「地理学者」。天文学者と言う絵と対をなしているそうです。男性を描いたのはこの2枚だけだとか。羽織っているのが日本の着物みたいですが、江戸時代のこの頃、オランダでは日本ブームが起きていたそうで、それを模した服ではないかと言うことです。(ヨハネス・フェルメール:地理学者)
 その他にも、この絵に描かれている地球儀と同じタイプの、当時の地球儀と天球儀も展示されていました。

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 企画展の展示もひと通り鑑賞し終わり、せっかくなので常設展も見て回りました。松井紫朗という芸術家の「靴を脱いでお入り下さい」と言われて入ってみた胃袋の内部や銅・真鍮そしてシリコンゴムを使った現代アートも新鮮でしたし、この美術館の常設展示の目玉、クリムト「オイゲニア・プリマフェージの肖像」も久しぶりに見ましたが、やはり良かったです!フェルメール目当てで来た人も、この絵は見なければ損しますよ!(写真は展示室間を移動する際に通った展望通路からの豊田スタジアム)

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 レストラン外のミラーアート

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 別館になっている高橋節郎館は漆の美術品が展示されています。こちらも必見です。(節郎館から見た外庭と大玉アート:金子 潤≪ワイド・ダンゴ≫…写真)

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 美術館の2階から上の部分の全景

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 敷地の北の端には「童子苑」と名付けられた茶室があり、美術館の開館時間中は抹茶を飲むことができます。

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 美術館の敷地には、かつて私の母校(童子山小学校)がありました。城跡に古い校舎が残る、緑いっぱいの学校でした。美術館を造るために取り壊されて移転になった時、とても残念だったのを良く覚えています。この美術館がオープンしてからもう16年、時が経つのは早いものです。美術館の外庭は私の通勤路。明日もきっとここを歩いていることでしょう(^^)

(おしまいの写真は昨年の冬に撮った美術館の外庭) 


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コメント 2

カメラ小僧

オタクの庭のような所ですよね~
今までフェルメール展に行ってなかたのが不思議なくらい。
終了直前の滑り込みですね。
嫌々ながらついっていったうちの子供も見終わったあとは感動してました。
by カメラ小僧 (2011-08-26 19:30) 

teppan

カメラ小僧さん 恥ずかしながら、この美術館には片手で数えられる程度しか入ったことがありません。目の前ですから、せめて年に1~2度くらいは行かないとね… ^^; 
by teppan (2011-08-27 08:56) 

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