御在所岳~鎌ヶ岳 2011/8/18 後編 [山歩き・ウォーキング]
三重県菰野町の湯の山温泉街から御在所岳表道~武平峠~鎌ヶ岳長石尾根の縦走記事続きです。前編記事はこちら
写真は武平峠(ぶへいとうげ)から鎌ヶ岳の登山道途中。ガレ場上の三ツ口谷分岐付近からの御在所岳
(ルート) 湯の山最奥P~三ツ口谷分岐~表登山道口~御在所アゼリア横~御嶽大権現~武平峠~鎌ヶ岳~長石尾根~湯の山P
(所要時間) 7時間20分: 7:40~15:00 :休憩及び鎌ヶ岳山頂での昼食(12:10~12:40) 含む
(総歩行距離)11.4キロメートル:沿面
(参考書) 「鈴鹿の山 ハイキング 21世紀の山歩き 」 西内正弘氏著 実測ルート図はここをクリック!
前編のつづき・武平峠道入口をロープをくぐって進みます。
最初は笹を分けての登りですが、すぐに平坦な道から下りになり広場に出ました。見上げると、先ほどまで居た御嶽大権現がもうあんなに高い所に…人の歩きは意外に早いです!
広場から少し下ると一気に視界がひらけます!鎌ヶ岳を正面に見ながらの下りは爽快! 写真は鎌ヶ岳東隣りの雲母峰(きららみね)。このあたりからポツリポツリと雨が落ちてきました。これ以上ひどくならなければ良いのですが…
岩場やザレ場を何度か通過しながら眼下の武平峠へ向かって一気に下ります。そう言えばいつの間にか雨も止んでしまいました。
あっという間に?武平峠(ぶへいとうげ)に到着。峠では二人連れのグループがお昼ごはんの真っ最中でした。すぐに鎌ヶ岳方面へ登り返します。
写真のような溝道などを過ぎ、岩場にさしかかります。
岩場の展望地からは鎌ヶ岳がドーンと見えます。 (写真クリックで拡大表示)
上の写真に写っているガレ地までやってきました。ここは三ツ口谷ルートへの分岐地点。ザレザレで岩がゴロゴロ!案内板には「エキスパートオンリー」の文字が…でも今日三ツ口谷は歩かないので大丈夫^^;
ここからは写真のガレ地の向かって右側、潅木の中を進みます。
やがて山頂直下のガレ場に到着。見上げると途中の岩が転げ落ちて来そうで心配です。無事に通過できます様にm(_ _)m
岩場には固定ロープが垂れています。下りだとちょっと緊張するでしょう… 眼下には歩いてきた尾根と、鞍部は武平峠。
ステンレス製のチェーンが垂れている最後の溝道を登り切れば山頂です!この溝こそ、鎌ヶ岳を遠くから眺めたときに見える最先端部の赤い縦スジです。
お決まりアングルの写真。向こうに見えるのは御在所岳。
観光地化され、スキー場まである御在所とはまったく正反対の狭い山頂。「これぞ山だ!」と叫びたくなるほど素朴でそっけない。これまで訪れた鈴鹿の山々の中で、私が一番好きな山頂を持つ山、それが鎌ヶ岳です!
山頂南側の展望。鈴鹿南部の山々が一望できるのも鎌ヶ岳ならでは!(画像クリックで拡大表示!)
昼食を済ませ、長石尾根(ながいしおね)へ向かいます。山頂直下のえぐれた笹道を急降下した後、平らな部分に出ると、再び鈴鹿南部の展望地。トサカの様な岩の向こうに見えるのは入道ヶ岳。
長石尾根道はご覧のような急降下あり、緩やかな笹道ありで、とても変化に富んだルートです。
途中には三ッ口谷への分岐が2ヶ所ありました。
弥一ヶ岳という名前の山があるんですね。途中通過しました。
御在所岳も所々姿を見せます。白い大鉄塔が確認できます。
電柱のあるピークを2度ほど通過して、やがて谷に向かってジグザグに下って行くと麓の沢に出合いました。
堰堤を横目に、石を選びながら沢を渡ると、駐車地に続く車道はすぐそこです。御在所と鎌の縦走。最初は無理かもしれないと思いましたが、無事達成できました。もう全身汗まみれ。そこで片岡温泉に寄って疲れを癒し、心地よい筋肉痛?(^^;)と共に家路に着いたのでした…
前編記事はこちらをクリック!
これはアクティブですね~
頂上の展望もめっちゃ良さげですね!
私は鎌ヶ岳もヒルが怖くて近づけない山なんですよね・・・^^;
でも今週末は御在所に行こうかと奥さんと話しています^^b
by 水鵬 (2011-08-22 17:56)
水鵬さん こんばんは!
今回の鎌ヶ岳の道中で、ヒルに遭遇する事はありませんでした!花崗岩の山にはヤマビルは少ないと聞いてます。鎌ヶ岳も御在所と同じく花崗岩の山です。宮妻峡からのルートだと、ヒルに遭遇する確率が高いかも知れませんが、湯の山温泉側からのルートでは被害を受ける確率は限りなく少ないと思います。さらに尾根道を選べば、ほとんど心配する必要はないと思いますよ!
by teppan (2011-08-22 20:18)
相変わらず頑張りますね〜
一度ご一緒したいけど、ここまできつそうなのは少し腰が引けます(笑)今日も先日娘にとられて無くなってしまったトレッキングシューズを見に行ってましたけど・・・。
そのうちにご一緒できるといいですね。
ご指導下さい。
by カメラ小僧 (2011-08-23 23:44)
カメラ小僧さんこんにちは
一緒に行くなら、眺めとアクセスの良さから言って、御在所岳の中道なんかが良いかと思います。季節は秋、山頂部の紅葉が始まる10月中旬~下旬が一番良いかと…決して楽な登山道ではありませんが、山歩きのエッセンスがギュッ!と凝縮されたおすすめルートで、巨岩・奇岩もあり、眺めも抜群!撮影スポットには事欠きません。帰りはロープウェイで一気に下山といきましょう(^^)
by teppan (2011-08-24 16:01)