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ニホンミツバチ 2011/04/28 [ニホンミツバチ]
分蜂した群を内検してみました。
分かれてから一週間経過した第3新群です。真新しい白い巣板が、もう重箱の2段目に届こうとしていました。巣板の先端はナイフの刃先の様。物差しを持たないミツバチが、どうしてこうも正確に幾何学的な構造物を創る事が出来るのでしょう…
まだ産卵はされていない様ですが、もう花粉と蜜を貯め込み始めています。はたして女王は無事交尾出来たのでしょうか?
4回目の分蜂の翌日、元の巣箱を覗いてみると、何と女王蜂が巣門の前で死んでいます(・・;)。そう言えば昨年も分蜂後に女王蜂らしき死骸を見つけたのを思い出しました。その時は、「もうこの群は終わってしまった!」と落胆したものでした。でも、これはおそらく、この群がこれ以上の分蜂を止めにしたと言う事なのだと考えられます。一つの群に2匹以上の女王は不要!だから淘汰された女王が外に放り出されたのだと思われます。人間とは違い、一切妥協を許さない自然界の厳しさを見た思いがしました。
分蜂が終わったらしいので、参考書に沿って古い巣板を切り取ることにしました。採蜜と同じ要領で、上部2段分の重箱を切り取ります。うまくすれば蜂蜜も採れますが、4回も分蜂した直後なので期待はできません。写真は切り取る前の状態。臨時に下から2段目にミツバチ避難用の枠を継ぎ足しました。
上蓋を切り取ってみると、やはり蜂蜜は詰まってないですね。さすがに皆さんにお裾分けできる程のハチミツは採れそうもありません。
切り取って低くなった巣箱。ついでに台と底板、そして巣門枠をバーナーで焼いてスムシ退治をしておきました。順調に行けば、秋に一段分は採蜜できると思います。
採取した少ないハチミツを、昨年採ったハチミツが残っていたポットに継ぎ足して置いておいたら、はっきりと上下に分離しました。上の色が淡いのが昨年の蜜。下の褐色なのが今回採った蜜です。比重が違うんですね!糖度を測ると昨年とほぼ同じくらいなのですが、味はずいぶん違います。採蜜した時期が異なるので、蜜源になった植物が違う為だと思われます。
味はと言うと、昨年のさわやかな味とは違って、酸味とえぐ味がやや強く、より甘く感じました。一冬越して熟成された味なのかもしれません。
タグ:ニホンミツバチ
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