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蛇峠山 深雪で撤退(T_T) 2010/01/03 [山歩き・ウォーキング]

新年あけましておめでとうございます!
昨年は当ブログへたくさんのご訪問ありがとうございました。今年もがんばって更新してまいります。どうそ宜しくお願い申し上げます。

 さて、新年最初は長野県平谷村・阿智村・阿南町境の蛇峠山(じゃとうげやま)へスノーハイクに行ってきました。大晦日からの雪で積雪は充分だと思われる。実は昨シーズン「かんじき」を購入したが結局使わずじまい。今度こそ試すことができる!前日の天気予報は「午後より晴れ」だったので意気込んで出発したのですが…

蛇峠山
写真は国道153号線から眺める蛇峠山



(ルート) 治部坂観光センターP~馬の背~林道(標高1520m地点)往復 
(沿面総歩行距離)7.5キロメートル (総所要時間)9:00~14:00:約4時間40分:休憩昼食含む

DSCN3286.jpg
 治部坂スキー場横の観光センター駐車場に車を置く。客で賑わうスキー場を横目に、コテージや別荘が建ち並ぶ、静かなリゾートエリア中の車道を歩く。別荘地もお正月休みで家族連れの姿が目立ちます。子どもたちは雪を触って楽しそうだ!除雪が終わる橋の手前の地点からカンジキを装着する。(写真)このあたりですでにかなりの積雪だ。


DSCN3274.jpg
 しばらくは雪の積もった車道を行く。私達より先に足跡が付いており利用させてもらう。積雪は50~60センチ程あろうか?


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 途中で足跡は車道をそれて林の中へ。立て札に蛇峠山遊歩道とある。先行者の足跡はさらに続いている。跡からすると単独の人だろう。それにしてもラッセルするのはかなり堪えるはずだがどこまでも壺足が続いている。かなり慣れた人なのだろうと感じます。


DSCN3282.jpg
 新興電機工業という社名の通り、電気屋さんが開発した耐衝撃ナイロン製のシンコウカンジキ。なぜ電気屋さんが?…それには深い訳があるのです。(知りたい人は新興電機のHPを検索してね!)


DSCN3246.jpg
 カンジキを使っていても先行者の足跡を外せばかなり雪の中に埋まってしまう。足跡の主はカンジキは使っていないと言うのになさけない…


蛇峠山・馬の背
 必死で足跡について行くとようやく馬の背に到着。だだっ広い丘のような場所はかなりの積雪。天気が良ければ大川入山などの展望が抜群の場所なのだが…何も見えないし雪は降り続くし。午後から晴れの天気予報を信じて先行者の足跡を追う。


DSCN3253.jpg
 南東方向にこれから進む斜面が見える。真ん中あたりに写っているマッチ棒みたいなのは国土地理院の設置した「電子基準点」と呼ばれるやつ。

 「電子基準点は、全国約1,200ヶ所に設置されたGPS連続観測点です。外観は高さ5mのステンレス製ピラーで、上部にGPS衛星からの電波を受信するアンテナ、内部には受信機と通信用機器等が格納されています。」※国土地理院のHPより抜粋
 要するに、無人で常に位置情報を観測し、リアルタイムにそのデータを送っている基準点って事かな?


DSCN3255.jpg
 足跡は左の斜面へ続くが、自分達は右の車止めから車道を進む事にする。「誰も歩いていない雪の上を真っ先に足跡を付けながら歩くのもまた楽しいもんね!」なんて、この時はそれがいかに甘い考えであったかが自分達にはわかりませんでした。


 先頭でラッセルするのがこんなにツライなんて初めて体験した次第(T_T)。たちまち太ももの筋肉と股関節が悲鳴を上げる。カンジキを使うと埋まりにくい反面、より体力を消耗するのです。面積が大きい分、雪に埋まった足を引き上げて次の一歩を踏み出す際に抵抗を多く受ける。すなわち、それに抗う体力が要求されるのです。
 ここのままでは山頂へ着くのはいつになるのかわからない。 なんとか必死にゲートから500メートル程進んだのですが、疲れ果ててあえなくリタイヤ。あきらめて来た道を戻ることにしました。「いったい何時になったら晴れてくるんだ天気予報の嘘つき!」なんて自分の体力のなさを棚に上げて八つ当たり(^_^;)


DSCN3263.jpg
 トボトボと自分の付けた足跡を辿りながら馬の背へ戻って昼食にする。先端近くの解説板脇の雪をならして風よけを作って湯を沸かす。こんな寒い天候だから暖かいカップ麺は最高!でも…食べ終わってしまえばなんだか空しい!寒い!冷たい!(T_T)
 冬山では歩いていないと手足の先が冷たくなってくるんです。じっとしていたら凍傷になってしまうと言うのは本当なんですね!(低山なのと、今日はマイナス1度Cくらいで比較的暖かかった為、写真では手袋をしてませんが、それでも足先は痛くなってくるし指先は凍えそう。凍り付いた手袋をはめてから実際手足の先が暖かくなってきたのは、再び歩き始めて10分程要しました。)


DSCN3269.jpg
 葉が落ちた枝に霧氷が着いて、まるで花が咲いているようです。遠く山頂方面を空しく見上げる。


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 最初の足跡の主にはとうとう会うことも叶わず下山する。それでも他に2組の登山者を見ました。それにしても私達と同じような物好きが居るもんですね。このような人達とすれ違った時が妙な自信が付いたりする瞬間なんです!(^^)


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 駐車場にたどり着くと、車には随分雪が積もっていました。まだ降ってるし…天気予報の嘘つき!(山の天気は下界とは違うんです!)
 写真に写っている、傘を差した駐車場のおじさんが「どうだった?」と聞くので、「積雪が深く、体力が続かなくてあきらめて帰ってきました」と伝えると、「やっぱりね~!大晦日からずっと降り続いていたから無理だよね~」だって…最初に言ってよね(T_T)


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 下山後、近くの温泉(宿り木の湯)でゆっくり疲れを癒し帰路に着く。麓から蛇峠山方面を見上げてリベンジを誓うのでした!(^^;)


DSCN3302.jpg
 今回ジムニーは4輪スタッドレスで走ってみた。けっこうな積雪があってもかなりの所まで行けました。でも「自分のは4WDだから!」といった過信は禁物!どんな車でもブレーキを踏んでいる間はタイヤ性能にすべてを依存しており4WDの優位性はほとんどありません。極力急なブレーキを踏まないような運転を心がける(すなわちタイヤ性能に見合ったスピードで走る)のが雪道を走行する秘訣です!

 

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コメント 2

カメラ小僧

おめでとうございます。
新年からハードな山歩きですね。
途中で引き返したのは流石です。
南ア遭難のニュースも「なんとかなる」
という甘い考えだったということですからね。冬山は低山でも気をつけて下さいよ。

今年も素敵な写真を期待してます。
by カメラ小僧 (2010-01-04 23:41) 

teppan

カメラ小僧さん あけましておめでとうございます。
いつもご訪問ありがとうございます。

低山歩き専門の冬山初心者、おまけに歳くってきて体力も無いのでこの積雪では歯が立ちませんでした(^^;)
この冬は富士・穂高・聖と遭難のニュースがたくさん聞こえてきます。慣れた人でも危険な気象条件が続いているということなのでしょうね。
冬の高山なんて自分には不可能な領域。かといって低山も常に危険がいっぱい。山歩きにはある程度無理も必要だけど、「し過ぎない」ように気を付けます。
by teppan (2010-01-05 10:47) 

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