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猿投山 深見三角点~田ノ平池ルート2009/12/10 [山歩き・ウォーキング]

 愛知県豊田市の猿投山を歩く。今回は東エリアの深見三角点方面へ降り、田ノ平池を経由して登り返してみました。

田ノ平池より猿投山

 田ノ平池と猿投山。ここから見上げる猿投山の風景は群を抜いて良い雰囲気です!


(ルート)駐車場~トロミル水車~深見新池コース分岐から尾根へ~深見いきいき会尾根コース~ハート尾根頭~深見三角点~迫集落~田ノ平池~倒木峠~尾根コース~トロミル水車~駐車場

(総所要時間)約6時間50分:休憩昼食含む  (沿面総歩行距離)約15キロメートル 

実測ルート図はここをクリック


 今日は歩いた事のない尾根を地形図とコンパスで進むトレーニングを兼ねた山行きです。他の人のブログで知ったルートにチャレンジしてみます。

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 午前9時過ぎに駐車場を出発。トロミル水車手前の水神様

 

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 トロミル水車を過ぎて100メートル程進んだ所の東側から深見新池へ続くコースへ入る。間もなく写真の場所で道から逸れて左の尾根へ入る。家で地形図を眺めていたら歩けそうな尾根だと感じたので行ってみました。登破できれば尾根コースへのショートカットになるはずです。

 

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 日だまりの中、歩きやすい尾根を枝をかき分けながら進む。この季節は木々が落葉していて明るく快適です。

 

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 途中、やせ尾根の真ん中にどっしりとした木。コナラの木だと思う。存在感がありました。

 

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 所々赤テープの目印。猿投山はいたるところに人の痕跡があります。

 

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 尾根のピークから見た城ヶ峰方面の尾根。山頂方向も木々の間から眺められる。

 

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 またまた存在感のある大木を見上げる。ツガの木?

 

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 途中尾根が分かれていて迷いやすい箇所を慎重にルート読みしながら進んで、300メートルピークで深見いきいき会・尾根コースと合流。少々藪漕ぎもありましたが、歩き易くなかなか雰囲気の良い尾根でした。

 

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 尾根コース出口から北へ続く尾根を東の宮方面へ250メートル程登って行くと、地形図で逆ハート型に見える尾根の頭(標高460メートル地点)へ着く。ここが深見三角点のある尾根への分岐点。巻き道もあったが確認のため道をそれて一旦ピークへ登り、方向を定めてから下る。しばらく行くと写真のような杭と岩があった。この尾根には踏み跡があるが、落ち葉が積もり判らない箇所も度々。小ピークを通過する度にコンパスで確認しながら下る。

 

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 ハート型の尾根頭から約750メートル程で「深見三等三角点」のあるピークに到着。人気(ひとけ)のない場所で人工物に出合うとホッとします(^_^;)。 ここからさらに麓へ降りる。

 

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 三角点からさらに南東へ約350メートル程尾根なりに下った所のピークから東に方向を変え、植林地の中を降りると矢印の場所から林道に出た。

 

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 暖かい日差しを浴びながら山裾の田んぼの脇をのんびりと歩く。静かで心落ち着く風景です。

 

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 迫(はさま)の磯崎神社。立派な屋根付の舞台が広場にありました。きっとお祭りの出し物なんかが催されるんでしょう。

 

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 田ノ平池へは写真左から右へ鋭角に曲がる。民家の間の道を進む。

 

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 集落の一番奥の民家のすぐ横から未舗装の道に変わる。ここから植林の中の林道を300メートルほど歩いて田ノ平池に到着。(記事の最初にある写真の池です。)

 

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 堰堤池の北側に「田ノ平池水神」の石碑が祀られている。

 

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 田ノ平池は湖面の上流側が2つに分かれていて、真ん中の半島部分がボーイスカウトの野営場になっています。ここで池を眺めながら昼食にしました。

 

 DSCN3193.JPG
 田ノ平池から地形図に載っている道を上流の北西方向へ進む。車止めを過ぎてから道はかなり荒れた状態になってくる。尾根への登山道は無いので登り口をどのあたりにするか決めるのがとても難しい。結局行き止まり近くの堰堤が見える付近から左の急斜面をよじ登る事にする。(ルート図のAゾーン付近) 誰かが付けたと思われる足跡が微かに確認できた。

 

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 200メートル程必死によじ登って、やせ尾根の頭に着いた。写真はピーク手前の三叉の木。

 

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 アセビの枝が絡まるやせ尾根を進む。

 

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 ケラ(キツツキ)が穴をあけた?マツの枯れ木

 

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 カメムシがお尻をくっつけていた。左がメスで右がオス?

 三叉の木から距離にして5~600メートルくらいまでは、ハッキリとした尾根筋が続いていたが、その後斜度が急に変化する地点で藪がきつくなってルートを定めるのが難しくなってきた。(ルート図のBゾーン・標高400メートル地点)。

 このあたりは尾根がだだっ広くなっている。おまけに手入れされていない植林やら二次林やら笹やらが入り乱れていてとても暗くて歩きにくい。痩せ尾根ならルートは選べないから迷う事もないが、この地点はどこからでも急斜面に取り付ける程広くなっているので悩んでしまう。

 

DSCN3204.JPG
 計画では斜面に向かって右寄りを登る予定でしたが、藪漕ぎがきつそうなので少し登ってから斜面に付いていた獣道を歩いて南側へトラバースすることにしました。そして上の写真の、杭が打ち込まれた1本南の尾根に乗ることができました。

 

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 その後、尾根を必死に登ってようやく見覚えのある分岐地点に辿り着きました。

 

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 分岐地点からは勝手知ったる道を進み、540ピーク下の倒木峠に到着。やれやれ!(^^)
 

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 帰りは再び来た道を戻り、地獄沢コース分岐・トロミル水車小屋を経由し、駐車場に着いたのは午後4時少し前でした。

 最初の尾根コースへのショートカットと深見三角点尾根の下りは地形図とコンパスでの位置確認もうまくいっていたのですが、田ノ平池からの登り返しは全然ダメ!でした。もっと目前の地形を地形図で見た時に容易に想像出来る様にならなければいけないと感じたのと、地形図上でだいたいどのくらい距離を歩いたか?といった事を「理屈」ではなく「感覚」として身につける必要があると思いました。
 とにかく下りは慎重なルート判断が必要だと実感!そして、予め地形図で予定ルートを検証しておく事が最も重要だと思います。進路は前もって計画しておいて、考えられる危険性を把握しておかなければいけません。準備無しではいくらGPSで現在地を確認できたとしても、実際の行動は地形に阻まれて後手後手になり、行き当たりばったりの危険な山歩きになってしまいます。
 と、偉そうな事を言ってますが、ついこの間まで道と踏み跡(と、GPS)頼りの山歩きだった私…、もっと努力が必要です(^_^;)。

タグ:猿投山
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コメント 8

猿投山でもう迷わない

こりゃあまた力作ですな。ぬうとりあさん、拙者の名前出して頂きかたじけのうございます。当方の知識不足のため”地形図P504”っていう地点が分かりかねます。このままモヤモヤでは2009年が終われません。どなたかおせーて下さい。
by 猿投山でもう迷わない (2009-12-12 22:29) 

ぬうとりあ

300M地点の分岐と三角点は次回の猿投でやりたかった課題でした。悔しさよりも同じ事を考えてる人がいるって事が嬉しかったりします。300M地点からは予想通りなルートで大いに参考にさせていただきます。地形図ですが、自分は最近先読みをする事を課題にしてます。間もなく左から沢が入るとか次のピークは左右に尾根が派生するから注意しようとか。今のところ当ったり外れたりですが、最大のネックは移動距離です。そのほとんどが実際の歩きよりも地図上の方が先に進んでしまい現在地があやふやになります。このあたりは慣れて感覚で覚えるしかなさそうですね。

>猿投山でもう迷わないさん
日頃は猿投山のマニアックな道を参考にさせてもらってます。
P504は王道から自然観察路の分岐するから林道までの間にある地形図上で504と数字の書かれたピークです。
通常は歩かない地点ですが、地理院の地形図を見れば一発で分かります。
by ぬうとりあ (2009-12-12 23:33) 

teppan

 猿投山でもう迷わないさんコメントありがとうございます。
 P504は非公式展望台から登って行くとある西の宮鳥居と東の宮鳥居分岐付近のピークのことです。頂上へは行ったことないけど何かあるのかな?

 ぬうとりあさん 
自分は今までも地形図は持って歩いていました。迷ったときに開いたりはしましたが、ただ見ているだけで使いこなしていなかったんです。先読みできるようになりたいですね。ちなみに猿投と海上の地形図は持ってますが、それ以外の場所用にはTrekkingMapEditorというフリーソフトを使ってます。ちょっと使いにくいですが、うまく色を合わせればほとんど本物と同じ様にプリントできるので便利です。
 

by teppan (2009-12-13 09:47) 

猿投山でもう迷わない

早速の御回答ありがとうございます。P504の位置は、あの辺りかなぁとイメージがわきました。今度、挑戦したく存じます。今日は、猿投山で”ブログみてぁーなやつ”通りに「おそぎゃあでかんわー」体験をしました。
by 猿投山でもう迷わない (2009-12-13 20:56) 

teppan

猿投山でもう迷わないさん いってらっしゃい。おそがい体験しない様お祈りしてます。それと、レポート楽しみに待ってます。
by teppan (2009-12-14 08:58) 

NO NAME

同じ道を歩いてきました。御門杉900M看板の前に駐車してトロミルの少し先から逆ハート~三角点往復です。
300の手前に米粒大の300がありさらにその少し手前に沢に下りる分岐がありそうです。ただ林道に出るだけでしょうが。
逆ハートからの下りは尾根頭中心で歩いたので所々藪コギしましたが登り返しは道がはっきり見え、三角点~ハートまでの区間の5割以上は尾根頭より南側少し下側にテープ付の巻き道があり普通に歩けました。ほとんどの小ピークを巻いて前後のコルとコルを結ぶ形になってました。

そのまま東の宮に出るつもりでしたが、それまで山腹をトラバースしてきた道が632の数字の「3」の下から南に延びる尾根に部分的に乗った事に気付きました。東の宮への道はわずかで尾根から外れ再びトラバース道になりますがそのまま尾根に乗り632を目指しました。ほとんど藪は扱がず楽に到達できました。そして裏手から山頂を目指しました。
by NO NAME (2009-12-17 22:03) 

ぬうとりあ

続きですが、下山は「猿投山で迷わない」さんの28笹ルートを歩いてみました。やせ尾根の連続で面白かったです。最後林道に下りる少し手前からやや不明となりましたが、全体的に道はしっかり付いてます。下りた地点から前に歩いた藪道への入り口(林道が直角に南へ曲がるところ)が至近距離だったので再度歩いて気になってた分岐2か所を確かめに。504から300mほど西南西にある460程度の複雑なピークから南南東の尾根が唯一登山道です。武田道林道出合いから西50mに下りました。そこから武田道を歩いてもまだ物足りなくてP317を目指してしまいました。厳しい藪を覚悟してましたが、意外にも普通に道で、P317からは左右歩けそうだが今回は右にしました。その先に地図では崖のような表示になってますが、白ハゲっぽい個所が続くだけで歩くには支障ありませんでした。最後は御門杉900mの看板奥の未舗装林道に出て50mも歩けばその看板と自分の車が待ってました。

今回、下山で歩いた道はおすすめできます。是非どうぞ。

最後に、コメント欄を長々と使わせていただき申し訳ありません。
by ぬうとりあ (2009-12-17 22:30) 

teppan

ぬうとりあさん 詳しい解説コメント歓迎します。それにしても精力的な山歩きに感服いたします。
 東の宮上の最高点から派生する南の尾根ですか…地形図を見るとなるほど歩けそうです。武田道の317からは普通に歩けるのですね。同じ武田道の尾根からは、もう少し北側の380メートル付近からも東へ降りられそうです。
by teppan (2009-12-17 23:30) 

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