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三河国分尼寺跡 [お出かけ]

10月1日に観音山を歩いてきた帰りに三河国分尼寺跡を見学してきました。
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 復元された中門 (三河国分尼寺跡・史跡公園 所在地:愛知県豊川市八幡町)
 国分寺:みなさんおそらく一度は歴史の授業で習ったと思いますが、自分も聞き覚えがある程度なのであらためて調べてみました。国分寺・国分尼寺は奈良時代、聖武天皇が詔(みことのり)を出して当時の日本各地に建立させたお寺です。各国に僧寺と尼寺をセットで一組ずつ作らせた。東大寺と法華時がそれぞれの総本山。愛知県では「尾張国」と「三河国」に建立されたようです。
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 実物大で復元された中門と回廊の一部。法隆寺の東大門や西院回廊を参考に6年前に復元されたもの。ここの回廊は内と外に二重(複廊構造と呼ぶそうです)になっていて、尼寺としては大変豪華で珍しいそうです。
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 ここからすぐ近くの赤塚という場所(東名高速の赤塚PAの近く)に瓦を焼いた窯が出土し、一大産地だったことが判っている。写真の軒丸瓦を良く見ると灰色ぽいのと赤っぽいのと色にバラつきがあります。これは当時の焼き物の技術が低かった為だと想像され、出土した瓦にならい復元したときに再現したのだそうです。

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 出土した三河国分寺の創建瓦。模様は蓮の花を表現している。

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 金堂(仏像が安置されていた寺中央の建物)の礎石。現在、各礎石の配置が復元されており、写真の石は出土した当時の本物。1、200年以上前の人間が関っていた石だと思うだけで感動してしまいます。

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 こちらは復元された中門の礎石。当時はただ石に柱を載せただけの造りでしたが、復元時は耐震性向上の為地中80センチメートルほど柱が埋め込まれているのだそうです。見た目にはまったくわかりませんね(^^) 国産桧材の柱には京都の宮大工の技による見事なヤリガンナの目が残っています。

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 こちらは出土した鬼瓦。各国の国分寺それぞれに違う表情をしているそう。ここのはなんだか優しい感じのお顔です。

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 当時の想像図 手前が三河国分尼寺。向こうが三河国分寺。尼寺には塔がないのが決まり。二つの寺の先には国府(こくふ:役所)があった。ちなみに「国府:こう」という地名が今も残っている。このあたりが古代三河国の政治・経済の中心地だった。

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 今回は資料館のボランティアガイドをされている中野さんが丁寧に解説して下さったのですごく楽しめました!ありがとうございました。 史跡公園には「三河天平の里資料館」が併設されていて、国分寺の説明や出土品等の展示物を無料で見ることができます。

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