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観音山と財賀寺2009/10/01 [山歩き・ウォーキング]

愛知県豊川市の観音山とその山腹にある財賀寺へ行ってきました。
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麓から見た観音山


(ルート) ゆうあいの里・ふれあいセンター駐車場~平尾カントリークラブ横~尾根取付き~豊川自然歩道合流~観音山山頂~財賀寺観音堂~仁王門~ふれあいセンター駐車場 

(所要時間:休憩時間含む) 4時間30分    (歩行距離:沿面) 約11キロメートル
(参考ガイドブック) 新・こんなに楽しい愛知の130山  ルート図はここをクリック!

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 午前10時頃 豊川市、ゆうあいの里ふれあいセンター駐車場を出発。このあたりには老人ホームや介護施設などが集積しています。
 
 
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 駐車場から500メートルほど歩くと豊鉄バス停の横を通る。 「財賀口:ざいかぐち」 と発音するんですね。バス利用での登山はここがスタート地点になる。
 
 
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 豊川自然歩道分岐:ガイドブックではここを右にそれてゴルフ場横の林道を歩くルートが解説されていますが、地形図にはもう少し北西に車道を進んだあたりから尾根上に登山道が書いてあるので今回歩いてみることにした。
 
 
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 ここが入り口。いきなり急な尾根を登る。高圧電線鉄塔の巡視路らしい。雨上がりのせいかやたらクモの巣が張り巡らされており、度々ひっかかって煩わしい。折れた枝を片手に持って振り回しながら歩きます。
 
 
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 2つ目の鉄塔の真横を通り過ぎて200メートル程進んだあたりで高圧線は一旦ゴルフ場の方に下って行く。そのまま辿ると降りてしまうので反対方向に進まなくてはならないが、とうとうここから踏み跡は判らなくなった。

 地形図によると道はジグザグに鞍部を2度程通過するようだ。まずは一つ目の鞍部へ北東方向に下る。まわりは薄暗く、ほとんど人が歩いていないのは一目瞭然!いったん登り返して南西方向に2つ目の鞍部へのルートが判らない!最終的にはGPSを頼りに道の無い急斜面を転びそうになりながら必死に下る。かなり後悔するがいまさら戻れない。 2つめの鞍部から再び登り返すと倒木があり、間もなく右に階段が見えてきた。ここでようやく正規の自然歩道に合流でききました。
 
 
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 気が付けばズボンの裾は泥だらけ(^_^;)でもホッとしました。

 やはり整備された道を歩くのは快適です。先程までとは打って変って調子よく進んで行くのですが、この後さらにハプニングがあろうとはこの時は思いもしませんでした…

 ハプニング1つ目。尾根道を順調に進んでいると、前方に何か動くものが見えた。何だろう?と注意して見てみると、それは猿の集団だったのです!(@_@;)親の背中に小猿が乗っかっていたりして可愛らしいのだが、相手は野生動物。刺激すると危険なので通り過ぎるまでゆっくり歩を進める。「目を合わせると襲ってくる」と連れが言うので相手にしない様な素振でゆっくり進む。すぐ4~5メートル横で我々の様子をじっと伺っている。危害を加えたりはされませんでしたがすごく緊張しました。
 
 ホッとしたのもつかの間。またもや別の猿集団に遭遇!登山道をたむろしている。「そこ今から通るよ、通りますよ~!」と声をかけながらゆっくり進むと退いてくれたので一安心。それにしても2度も鉢合せするとは思いもしませんでした。余裕がなかったので写真はありません。残念!(^_^;)
 
 
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 財賀寺近道の案内のところを山頂方面(左)の尾根へ
 
 
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 途中、ベンチがある展望地を過ぎ、
 
 
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 どんどん尾根を進む。2つ目の財賀寺への分岐を過ぎると最後の急斜面。きついです!
 
 
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 山頂には観音様の祠があり、南方向に展望が開けている。ここで昼食にする。
 
 
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 三河湾と遠く渥美半島の山々が見えた。
 
 ところがハプニングの2つ目がここで起こった…。食べ終わってゆっくりしているとブーンと大きな羽音がする。いちばん遭遇したくない奴がやってきた。オオスズメバチだ!「近寄ってこないでくれ!」という願いも空しく自分の頭に接近してくる。ちょうど帽子をとっていたのでハチが髪の毛に触れる(>_<)。 もう刺されても仕方がないと半ばあきらめて頭をかがめたら、やっと何処かへ飛んで行きました。生きた心地がしませんでしたね(^_^;)

 この季節は八チが一番危険な時期。黒い色に敏感なので、この季節に山に入る時は白いタオルを頭に巻く人も居るそうです。これからは自分も注意しようと思いました。
 
 
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 さて、無事ハチから逃れた後、山頂からの急斜面を下ってすぐ、左方向の財賀寺分岐に入る。しばらく山道を下るとやがて林道に合流。さらに林道を進むと建物の屋根が見えてきた。間もなく案内看板に「財賀寺」と表示があるところを入ると「八所神社」の裏手に出た。
 
 
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 神社の真下に立派な本堂があり、ここに観音山の名前の由来となる千手観音菩薩立像が安置されている。御開帳のときのみ拝むことができるそうです。
 
 
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 本堂から長い階段を下ると慈晃堂がある。弘法大師ゆかりの建物なのでしょう。修行僧の石像が建っている。
 
 
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 さらに下ると寺の入り口の所に仁王門があり、一対の金剛力士像が安置されている。門は室町時代のもので、平成10年に修復が完了した際に横綱貴乃花の土俵入りが奉納されたそうです。下の広場のボックスに100円を入れると像がライトアップされるようになっている。
 
 
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 仁王門の柱の修復跡
 
 
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 この像は奈良東大寺の像に次ぐ、日本で2番目の大きさ。身長約3.8メートル。平安時代後期の作で、仁王門とともに国指定重要文化財となっている。
 

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 財賀寺は奈良時代の僧「行基」により724年に創建されたと言われ、813年に弘法大師が中興。のちに源頼朝が源氏再興の為にこの寺の本尊に厄除け祈願し、成就したのでそのお礼に本堂を再建し寺領を寄進したのだそうです。初めは観音山の山頂付近にあった寺を頼朝が再建した際に現在の場所に移したという。その後も名だたる時の武将達の庇護を受けてきた歴史ある名刹です。

 お寺を見学したあとは田んぼの中の農道をのんびり歩いて駐車場まで戻りました。実はこの後、もう一つ史跡ツアー?を予定していた場所に行ったんですが、この様子は次回アップします。

タグ:愛知のお山
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