宮路山から五井・御堂・砥神 四山縦走2008/10/2 [山歩き・ウォーキング]
愛知県豊川市赤坂から宮路山(みやじさん)・五井山(ごいさん)・御堂山(みどうさん)・砥神山(とがみさん)の四山を縦走して蒲郡市三谷まで歩きました。どの山からも三河湾の眺が良いと聞いているので期待しながら出発しました。
写真は五井山頂から眺める御堂山と豊橋市街地(画像の上をクリックすると拡大します)
朝8時20分頃、名古屋鉄道「名電赤坂駅」を下車。ここからスタート。駅からはこれから最初に訪れる予定の宮路山が見える(8:20)。昨日の飲み会と寝不足で非常に体調が悪い!自業自得ですが…(^_^;) カッコ内は写真の撮影時刻
国道1号線を横断し、まずコンビニで今日の朝食と昼食を購入。ここは旧東海道の「赤坂宿」だった所で、随所にその面影を残している。東隣の「御油宿」に向かう街道筋には300本程の松並木が残っているそうだ。古風な造りの無料休憩所がありここで朝食を摂る。休憩後、街道を西へ進むと「宮路山」と表示した案内板があるのでここで左に入る(9:56)
しばらくは舗装された車道を登っていく。25分ほどで車道から左にそれるように遊歩道の入り口があるのでそこを入る。道はよく整備されており快適だ。森の中をゆっくり800メートルほど登って行くと分岐に着いた。よく見るとすぐそこに駐車場が見える。実は車ならここまで簡単に来る事が出来るんです。
さらに登って行くと、ちょっとした公園の様になっている所に出る。ここが宮路山頂への取り付き地点。コースが複数設けられており、今回は「ドウダントンネルコース」を進む。名前の通りコアブラツツジ(ドウダン)が斜面のあちこちに群生していて、11月中旬以降の紅葉の頃はきっと素晴らしいでしょう。
今日はまだ紅葉には早く、中には僅かに色づき始めた木もある…と言った程度でした。かなり急な斜面をジグザグに登る。二日酔いの身には非常につらい(T_T)やがて北側の山々が見渡せるようになったあたりに実をいっぱいに付けた栗の木が…
これは少しお裾分けをしてもらわねば!ということで素手でイガと格闘しながら栗を取る。でも今日はかなりの長距離歩行が待っている。欲張りな私もさすがに時間に余裕が無いので残念だけど早々に切り上げて山頂をめざすことにしました。(^_^;)
急な坂を登り切ると山頂へ到着。豊橋から蒲郡にかけての三河湾が見渡せる。条件が良ければ富士山も見えるそうだ。素晴らしい眺め!ここは女帝・持統天皇ゆかりの山だとの事で、山頂には立派な石碑も建っています(10:05)。
さて、眺めが良いのでつい長居をしてしまいましたが、次の目的地の五井山まで急ぎます。雑木林の中の遊歩道を快適に飛ばす!何度かアップダウンを繰り返し、50分程で車道に出る(11:07)。車道を右に進み250メートル程行った所に山頂への案内板があり、ここを左に入って100メートル程で五井山の山頂に到着。
五井山からの蒲郡市街地 遠く渥美半島の山々のシルエットも見える。ここもまた眺めが素晴らしい(11:13)。
山頂にはススキがたくさんあって、アキアカネが飛び交い、まさに秋そのものでした。
五井山からはまずNTT電波塔の管理車道を下る。途中案内表示があり、車道をそれて左の谷に降りてゆく。所々天然石で組まれた階段のとても急な下りが続く。
ジグザグ道の曲がり角ごとに観音像が何体も安置されている。古くから信仰の山だったのでしょう。
観音様に挨拶をしながらどんどん降りて行くとそのうち沢に沿った道になってくる。鮮やかな色のホトトギスの花に立ち止まったりしながらさらに進む。
再び車道を横切り、小さいけど雰囲気の良い沢滝などを通り過ぎ(写真上)、砂防ダムを過ぎると車道に出る。車道を右に進む。
いったん登って車止めの鎖を過ぎて左に下って行くと国坂峠だ(12:33)。結構車の通りが多い道路を注意深く横切ると御堂山への登り口になっている。いきなり急な登りを喘ぎながら登って行くと案内板がある(12:47)。 ここから御堂山の山頂まで一気に稜線を登る。蜘蛛の巣を払いながらの行程だが道はしっかりしています。30分程で御堂山の山頂に辿り着く。
四等三角点と石碑のある山頂(13:13)。
すぐ下に三河湾の展望(写真上)があるが、これまで歩いてきた山々の展望に比べると今ひとつ。宮路山と御堂山の標高はほとんど変わらない(御堂山の方がやや高い)のに、海から遠い宮路山からの眺めの方が良かったです。さて、御堂山からは整備されたコンクリート道を下って行きます。
歩きづらくてありがた迷惑な道を下って行くと相楽山荘(さがらさんそう)キャンプ場近くの丘に着きます。ここは私が小学生の時(40年程前)、「野外学習」で訪れた事がある場所です。久しぶりに訪れてみて、改めて素晴らしい所だと感じました。残念ながら相楽山荘は今はもうありません。ここから草原の尾根を進んで行くと、歩いてきた五井山の電波塔がよく見えました。
良く整備されたこのエリアにある潮見展望台から三河湾の眺め(13:47)。
潮見展望台の反対側にも展望地があり、ここから蒲郡の市街地が見える。景色を堪能したら再度来た道に戻り、砥神山に向かって下って行きます。
潮見展望台から500メートル、10分程で分岐がある。案内板には、左が三谷方面、右が砥神山頂とある。右方向の少し急な坂を登ると再びT字の分岐。砥神山は双耳峰で東と西にそれぞれピークがある。分岐左の東ピークには役行者の像があり、右の西ピークには祠と巨石が鎮座している(写真上 14:00)。どちらからも眼下に三谷の街が見渡せます。
最初の分岐まで戻り、山頂の東側を巻くように三谷方面に進む。長い石段をどんどん下りて行くと林道に出る。林道をさらに500メートル程下ると養鶏場脇の登山口に出た(14:34)。
ここからは舗装路を道なりに下る。道路の両脇にハウス栽培や露地栽培のみかんが大きな実を付けているのが見られました。ここ蒲郡は愛知県内ではミカンの産地としてよく知られています。
振り返ると整った山容の砥神山が見えます。
くたくたになってJR三河三谷駅に到着。長い歩きもようやく終着を迎えることができました(15:03)。今回はさすがに疲れました。(^_^)
本日の歩行距離約18Km 所要時間6時間(休憩・朝・昼食含む)
先日は煙い中、お疲れ様でした!
山はすっかり秋の景色ですね!
by カメラ小僧 (2008-10-05 11:07)
カメラ小僧さん、先日は本当に煙かったですね。サンマを焼けば煙が立つのは当たり前なんですけど、焼き肉屋さんの店内ですからね…。翌日の営業は大丈夫だったんでしょうか?サンマは一匹しか食べなかったんですけど、とても旨かったね!
さて、もう山は秋に突入!これからが山歩きのシーズンです!
by teppan (2008-10-05 20:02)
貴HPのおかげで三度目の正直にて、やっと折平山から天狗岩へ周回ルートを制覇でけました
メインストリートから天狗岩への分岐点が分かりにくかったです
かなりおうじょうこきましたが、鹿に逢えてよかったー
でもちいとおそがかったです
今後もマニアックな活動を期待しております
by 猿投山でもう迷わない (2008-10-07 22:46)
初めまして!
先日は小生のサイトへの訪問ありがとうございました。
またゲストブックへのコメントいただき重ねてありがとうございました。
遅ればせながらレスさせてもらいましたので
またお時間ありましたらお立ち寄りください。
こちらのブログも時折、拝見させていただきます。
by yama2008 (2008-10-08 02:09)
猿投山でもう迷わない さんお久しぶりです。画像拝見させてもらいました。写っているのは本当に鹿…?だったんですか?もしやクマだったんでは…おそがい、おそがい(^^;)
yama2008 さん ようこそ、始めまして!そちらのHPの登頂記録は写真が豊富で判りやすく、参考にさせて頂いています。今後も更新を楽しみにしております。
by teppan (2008-10-08 21:23)