鞍掛山 2007年10月11日 [山歩き・ウォーキング]
2007年10月11日愛知県設楽町・新城市(旧鳳来町)にまたがる鞍掛山を歩く
写真は鞍掛山を遠望したところ
四谷の千枚田を横切ると仏坂トンネルの入り口に駐車スペースがあり、そこにある鉄階段が鞍掛山への登山口になっている。
20分程で仏坂峠(ほとけざかとうげ)に到着。馬頭観音がある宇蓮山と鞍掛山への分岐地点だ。鞍掛山方面の入口は「この先危険・悪路」の立て札がある。ちょっと不安がよぎるが進んでみる。
尾根に沿っての登り。所々赤テープが巻いてあり、踏み跡も結構しっかりしている。しばらく進むとピークが岩場になっている所がある。岩場を下りてすぐ左方向に下る。
いったん鞍部におりてまた登り返すと771mのピークだ。ここで右方向にやや戻るように進路をとらなければいけなかったのだが真っ直ぐ行ってしまい引き返した!ピークには白い小さな立て札が設置してあった。「何だろう」とは思ったのだが、ただの通過点のピークだと勘違いしてしまうくらい特徴のない林の中のピークだった。
771mのピークを過ぎるとすぐ、次の鞍部までの急降下となる。かなりの急斜面をずり落ちながら下る。その後斜面の西側をトラバースする様に進むと峠みたいな部分に到着。888mピークへの稜線だ。
暗い森の中の稜線を登り切ると888mピークに到達する。四谷の千枚田から見上げた際に、ピラミッドの様に整って見える鞍掛山のあの最高点である。写真はコースの途中にある立ち枯れの大木。
888mピークからは南方向のみ展望があり、歩いてきた771mピークとその先に宇蓮山が見える。残念ながら千枚田は木に遮られて眺めることはできなかった。ここで昼食にしようかと思ったが、スズメバチがうろうろしているので北側の山頂まで行くことにする。
山頂までは森の中のなだらかなアップダウンが続き結構距離がある。そう言えば遠くから眺めるこの山のシルエットは南北に長い。途中左手に少しそれたところに「馬桶岩」と呼ばれる「つくばい」みたいな岩があった。再び本道に戻り山頂へは間もなくだ。長いピークの北端に山頂を示す立て札とベンチが設置されている。展望はなく薄暗い山頂だ。ここで昼食をとる。
「ところで三角点はどこだろう?」と探し回るが何処にも見あたらない!地図を確認すると三角点はここではなく、少し戻ったところになっている。行くと登山道の脇の目立たない部分にちゃんとありました。(標高882.6m)
帰りは東海自然歩道を歩く。最初は急斜面の雑木林をジグザグに下る。途中にあった木に岩石が寄りかかって止まっていた。落石だろうけど、それにしても生木は丈夫だね!
続いてだだっ広い植林地の中の歩きになる。木間をまっすぐに続く登山道はなかなか絵になる。植林地を過ぎ、しばらく下ると「かしやげ峠」に着く。馬頭観音や山崩れ遭難供養塔などが据えられている。
2本の滝を過ぎ、民家の庭先を迂回するように進むと千枚田の最上部に辿り着く。1904年に起きた地滑りの跡地を田んぼに作り替えたのだそうだ。まさに汗と涙の結晶。連なる田んぼの風景が見事なのは言うまでもない!
ここからアスファルトの車道を延々と登って行かなければ仏坂トンネルに置いてある車にたどり着けない。急な登山道を歩くよりもつらい!
途中農機具置き場に古い車が!これ、「バモスホンダ」って言う軽自動車。実にユニークな車です。ご存じですか?
「大代千枚田」と呼んだり「四谷千枚田」と言ったりどっちが正しいのかな?たぶんどちらも正解。
鞍掛山と千枚田(色々な人に撮り尽くされているスポットだけどやっぱり絵になる眺めだ)
本日の総所要時間4時間45分(休憩含む)、 歩行距離約8Km
帰りに三河湖へ寄り道して「深山長命水」をペットボトルで汲んだ後家路についた。今夜はこれで焼酎を割ってグビッ!といきましょうかね。
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