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【奥三河】段戸湖から標点探索&萩野三角山 2021/12/30 [山歩き・ウォーキング]

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 愛知県設楽町・段戸裏谷原生林(きららの森)にて



段戸湖駐車場
マップコード: 281 417 893*41

 いつも山へでかける際は国土地理院の地形図を参考にしていますが、他に森林管理局が公開している国有林の図面というものがあります。国有林の利用計画や林班が書かれている5千分の1縮尺の地形図みたいなものですが、そこには林班界や標点が示されていて、中には明治時代に宮内省が設置した御料局三角點や境界標(宮標石)も載っていることがある様です。
 この日はその図面に載っている標点の探索と、ランチをしに段戸裏谷原生林(きららの森)の散策に行ってきました。静かな森と林道をノンビリ穏やかな気分で歩くことができました。

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 午前7:40 段戸湖の駐車場からスタート。この時間他のクルマはありません。途中通過してきた大多賀峠の駐車スペースにも駐車車両はありませんでした。



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 この年末は近年になく気温が下がり、段戸湖は凍っていました。



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 入山者カウンターが設置されました。データをどういう目的で利用するのでしょうね?



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 ここは東海自然歩道が通っていて寧比曽岳の登山口でもありますが、この日は全く違う方向へ。



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 県道365号出て南下。



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 コーナーミラー



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 裏谷峠から標点探索スタート。



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 尾根を直登すると、



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 ピークに火の見櫓がありました。



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 櫓の足元に標柱「新空六 964.53m」国有林図面に示されていたものです。



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 次の標点へ向かって尾根を東へ進みます。ここから田峯三角点ピークまでの間は歩道や道しるべはありません。



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 次の標点は写真のピークにあるはずですが、



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 見つけた標柱はこれだけ、これが「段一 978.0m」なのかな?今回は残念ながら2つとも宮標石ではありませんでした。今日の予定コースに載っている標点はこれでおしまい、この後は以前訪れたことのある三角点ピークへ尾根伝いに向かいます。



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 よく手入れされた植林の尾根を行きます。



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 枯れ笹を分けながらアップダウンを繰り返して東へ東へ。



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 三角点ピークに到着。ここは2度目の訪問ですが、前回は別の方向から登ってきました。



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 三等三角点「田峯 1018.61m」



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 三角点から林道に着地して南方向へ。



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 見晴らしの良い伐採地の真上に出ました。



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 残念ながら、寧比曽岳は雪が舞ってきた為視界が悪くなり見えませんでした。



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 向こう側の伐採地の右端に見える林道を歩いて戻る予定です。



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 この交差点から右の林道(122林班線)へ



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 ウルシの仲間でしょうか?ブドウの房の様に実が垂れていました。



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 林道から東の展望 お天気が良ければきっと遠州灘が見えたと思います。



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 林道脇のおもしろ地層、かなり湾曲してますね。



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 部分的に人の横顔に見えませんか?



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 縦に薄い層が幾つも重なった地層を、



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 横から見ると、なるほど!こうなっていたのですね。



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 無糖ロールケーキ



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 裏谷峠に戻って探索終了です。



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 続いてここから「きららの森」へ、写真奥(裏谷峠)から下ってきました。



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 大きなヒノキ



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 幹周りは約306cm(直径97cm)巨樹を見つけたら測ってみようと巻き尺を購入してあったのですが、本日ようやくデビューです(^^



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 雪の積もった遊歩道の木道を行く



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 ヤブムラサキの実、これぞ紫色(パープル)。ちなみに(バイオレット)というのはスミレ色の事だそうです、そう言えばスミレの仲間はラテン語でビオラでした。



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 このツガ(モミ?)は幹周り約310cm(直径98cm)でした。



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 枯れて切り倒されたミズナラ 生前を知っていますが幹周り4m近い巨樹でした。倒れた方向が悪く歩道を塞いでしまったので、階段を刻んであるんですね。



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 五六橋に出て散策終了。寧比曽岳は左ですが、この日はこれで戻りました。



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 ランチ後にお茶を
実はこの東屋へ移動する際に遠回りが嫌で沢を渡渉したのですが、そこでアクシデント発生!ツルン!バッシャ~ン!右下半身ズブ濡れ…氷水同等の水温で冷たいのなんのって。でもこれで厄落としができました。”急がば回れ” 来年の教訓も示されたし良かったということにしておきます(^^;



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 薄氷かな?と思って小石を投げ込んでみたところ、見事にコ~ン!と跳ね返って氷の上に乗りました。



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 カウンターは8名分ほど増えていました。



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 帰路、県道33号線沿いの萩野不動に参拝。



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 昔、萩野の人々はこの滝の奥で火葬されていたと、説明書きにありました。



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 以前から気になっていた山へ行ってみます、登山口に可愛らしい看板が設置されていました。



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 堰堤脇の登山口から山頂まで片道500m、よく整備された登山道です。



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 ここは明治32年から萩野小の学校林だとのこと。



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 途中幾つか設置されていた植物解説板。ナンテンには毒があるってご存じでしたか?猛毒の青酸が含まれるけど微量だそうです。



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 「やまのえき」幾つもクイズが掲示されていて、途中の植物解説板をちゃんと理解したかが試されます。



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 ここから激急に、想像以上にハードでした。



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 鞍部に着きました、ピークが2つあるようですね。



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 東側のピークへ



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 こちらが三角山の頂上



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 鞍部に戻って急階段を登り返すと、



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 新三角山の頂上です。



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 東側が伐採されて展望が開けていました。



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 麓の萩野小学校が見えます。きっと校庭からだとこちらの山が三角形に見えるのでしょうね。



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 サカキ(榊)の由来は神と人間の境界にある木とされることから。



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 神事の玉串に使われるサカキ、緑が濃く全縁で肉厚で整った葉姿が美しい。関東以北などサカキが自生しない場所ではヒサカキが玉串に使われるとのことです。



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 いちばん奥に筈ヶ岳の姿、寧比曽岳はその後ろに隠れて見えませんでした。


タグ:愛知のお山
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