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【鈴鹿】御在所岳 裏道~中道 2021/11/27-11/28 [山歩き・ウォーキング]

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 御在所岳の山頂部にあるスキー場から朝陽台を眺める。



 コラボ山行初日、竜ヶ岳の登山終了後に御在所岳北谷にある藤内小屋に移動、合宿2日目に備えて小屋で英気を養いました。

 ※竜ヶ岳のハイクレポートはこちらをクリック!

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 蒼滝橋近くの駐車スペースで2名と合流、裏道登山道で藤内小屋を目指しました。前方に見えているのは日向小屋。



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 2008年の豪雨災害で北谷は大きな被害を受けましたが、写真の堰堤は災害後に建設されたものです。正面に見える国見尾根は降雪で白くなっていました。



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 木橋を何度か渡ります。



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 中道コースへの分岐地点。



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 橋の上にも雪が乗っているので慎重に通過。



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 駐車場から約40分で藤内小屋に到着、今宵お世話になる宿です。関西圏のクライミングのメッカ、藤内壁を登るクライマー御用達の小屋です。



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  小屋前のベンチにも雪。



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 谷間から見えた伊勢湾と四日市工業地帯



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 こちらが夕食です、天ぷら・蕪の汁物、湯豆腐、柚の和え物、漬け物など。驚くなかれ、この内容で1泊2食付で何と!4700円( ゚Д゚) 儲けはあるのでしょうか?ほとんどボランティアでなはいかと思います。プラス300円で天然水を沸かしたお風呂にも入れます。



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 今回の主目的はこれ!みんなで持ち寄ったお酒を酌み交わしました。(^^



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 このひとときの為に集まりました、山歩きはオマケみたいなものですかね(^^;



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 宴会が終わった午後10時です。とっくに消灯時間は過ぎていますが、小屋番さんのご好意で大目にみて頂きました。スタッフの皆さんも一杯やっているみたい(^^



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 四日市市街地の夜景(kameさん撮影)



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 小屋内の廊下、古ぼけたランプ類に歴史を感じます。昔山岳部に所属していたと言う参加メンバーが、玄関に飾ってあった古いヘルメットに釘付け、思い出深いモデルだとのことでした。



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  部屋の窓から見えた朝日。夜通しビュービュー風が吹いていましたが、翌朝は超快晴!小屋の外にあるテーブルに積もった雪は凍っていました。



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 7:00から朝食。卵焼きに納豆に豆味噌を使ったお味噌汁、まるで自宅に居るような錯覚が起きそうでした。



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 小屋番さんは超愉快な方で、手伝うスタッフの皆さんも山仲間のオジサンばかり。和気あいあいと家事をされていました。おそらく皆さんボランティアで手伝っておられるのでしょうね。
 クライマーや登山者を常に第一に考えている小屋番さんの姿勢が随所に感じられました。とにかくものすごくアットホームで落ち着ける、こんなに居心地の良い小屋は初めてです。



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 天然水の水槽に浮かぶビールたち、350mlは350円、500mlは500円です。単純明快な価格設定になっています。



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 小屋番さんに記念写真を撮ってもらい出発、一晩お世話になりましたm(_ _)m


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 快晴の裏道を行きます。



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 下弦を過ぎた月。そう言えば先月11月19日は満月で、同夕にほぼ皆既に近い月食がありました。



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 登山道を進むメンバー。



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 前方が藤内壁の前尾根です。



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 藤内沢出合、クライマー達はここから藤内壁へ入って行きます。



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 岩壁の上に月。



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 峠に近づくにつれて積雪が増えてきました。



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 真冬のような風景です。



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 国見峠に到着、ここから裏道を外れてスキー場のゲレンデへ直登。



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 ゴジラの頭の様なハンバーガー岩。



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 国見岳を背にして登っていきます。



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 ゲレンデに出ると素晴らしい眺めが待っていました。雪をかぶった乗鞍岳と御嶽山が良く見えました。



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 ゲレンデの風紋。



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 御在所岳の山頂部は広く、東西のピークの間がスキー場になっています。



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 輝く伊勢湾。



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 鈴鹿山脈北部に横たわる御池岳テーブルランド、あちらも雪が積もっているようですね。



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 西側にある山頂に向かってゲレンデを登っているところ。



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 こちらが山頂、滋賀県と三重県の境になります。一等三角点が埋まっています。



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 山頂のさらに西にあるピークへ行ってみます。御在所岳で最も標高が高い地点になります。



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 望湖台と名付けられたピークには花崗岩が集積しています。山頂よりわずかに高く、独立標高点になっていて標高は1212m。標高記念日と称し、毎年12月12日12時12分に山頂に集まった人に登頂証明書が渡されます。



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 「望湖台」という名前とは裏腹に、大きな雨乞岳とイブネに遮られて琵琶湖はちょっとしか見えません。



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 山頂からロープウェイの駅がある朝陽台へ。途中の林道から眺める伊勢湾と鈴鹿の槍「鎌ヶ岳」



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 以前あったレストラン跡地から見上げる朝陽台とロープウェイ山上公園駅。昨夜合流した2名はロープウェイで下山するとのことで、再会を約束して駅でお別れしました。




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 朝陽台です。強風のためロープウェイが運休していたので観光客が全くおらず、じっくり景色が楽しめました。風が弱まったみたいで、ちょうど運行が始まる旨の放送がされていました。



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 雨量レーダー観測所。



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 快晴で素晴らしい眺め、伊勢湾がよく見えていました。



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 朝陽台の東端にある富士見岩まで来ました、中道の下山口はこの岩の隣にあります。



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 富士見岩からの眺め、右下のピークは鈴鹿山脈の衛星峰「雲母峰:きららみね」



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 乗鞍岳と御嶽山。小さく先端部分だけでしたが富士山も確認できました。



 富士見岩から下って間もなくの崩壊地がまず第1関門、踏み固められた雪で滑りやすくなっていました。登りの登山者とのすれ違いで渋滞が起きて、随分待たされてから降り始めました。

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 凍ってはいませんでしたが、登山者によって固められた雪は足の置き方を誤るとツルッと滑って危ないこと危ないこと。



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 鎖や固定ロープが設置してなかったら無事に下るのが難しいコンディションで、滑り止めを持って来なかった事を後悔したのは言うまでもありません。



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 中道の8合目付近の鎖場は日陰になるため、特に危険です。



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 第2関門の鎖場も登山者で大渋滞、目の前で両足ともツルンと滑って、掴んでいた鎖で助かった人もありました。自分達もそうでしたが、滑り止めを持っていない人が大部分の様でした。



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 関門2つは無事過ぎましたが、積雪が無くなるまでは油断禁物。



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 ハシゴ場。



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 すれ違いで見かけた登山者は、年配グループ、若者グループ、幼いお子さんを連れた家族など様々で、足元を見るとごく普通のスニーカーで来ている人が結構居るのに驚きました。

 元々初心者にとってはハードなコースなんですが、この日は雪があってさらに危険な状態でした。登山靴じゃない人やお子さん連れのグループとすれ違う度に、この先進むのは無理だと伝えながら下りましたが、おそらくそう言った人達はこのコースは初めてで、雪が乗った中道コースがどれだけ危険なのか知らないのだろうと思います。
 山頂までロープウェイが通って観光地化されているため、簡単に登れるという印象を持っている人が多いのかな?と、ちょっと気になった次第です。


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 ロープウェイのゴンドラからも良く見える中道名物キレットの岩場、下山だとここを登ることになります。それほど難しい岩場ではありませんが、登山者の渋滞が良く起こる場所です。(kameさん撮影)



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 とは言ってもそれなりの高度感はありますので、初めてこの岩場を下る人はちょっと恐いかもしれません。



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 6合目キレットから5分ほど下ったところ、写真が御在所岳でも有名な地蔵岩です。(s4redsさん撮影)



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 乗っかっているサイコロ岩を下から見上げたところ。



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 すっかり積雪は無くなり一安心。



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 写真の頂点部分が富士見岩のある場所です、あんなに遠くなりました。



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 中道コースの名物のもうひとつがこの「おばれ岩」、巨大なコンニャク状の巨岩が2枚寄りかかって傾いています。2枚の岩の間は人が通れますよ。



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 ロープウェイの向こうの伊勢湾。



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 ザレザレの溝道を下って、


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 中道の登山口に到着。積雪のおかげで緊張しましたが、無事下山できて良かったです。(kameさん撮影)



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 一の谷方面へ行く鉄橋は以前渡った事がありますが、老朽化で折れ曲がっていました。



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 登山口に近い割谷駐車場にはまだクルマがたくさん。



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 駐車地までは国道477号線を1.2キロほど歩かなくてはなりません。蒼滝トンネルの歩道を通りますが、通過車両がかなりのスピードなので怖かったです。



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 昨日入った北谷の入口を過ぎて蒼滝橋を渡れば駐車地はすぐそこです。



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 ハイク後はグリーンホテルの温泉へ。源泉掛け流しでとても良いお風呂でした。



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 せっかくなので四日市市内にある酒蔵「伊藤酒造」の直売店「慕蔵」に寄って、お酒を買って帰りました。


タグ:鈴鹿の山
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Jetstream

ご在所岳は学生時代スキーで、5年ほど前は武平峠から登ったことがあります。
藤内小屋、破格に安いですね。お酒ぐらい存分に飲んでお返ししないといけないですよ。北アは最近一泊二食で1万5千円程度のようですが、いくらコロナ下とは云え合理性を欠きます。帰りは湯の山温泉もあるし御在所もいいですね。
by Jetstream (2021-12-06 12:17) 

teppan

こんにちはJetstreamさん

 冬の御在所岳の山頂は、ハイカー・スキーヤー・観光客・クライマーが入り乱れて、他ではない面白い光景が見られます。観光地化されて身近な反面、時々遭難者も出るので、低山とは言っても侮ってはいけない山です。

 藤内小屋の破格さとアットホームさは、アルプスの山小屋に慣れた人から見ると信じられないと思います、ほとんどボランティアじゃないかと思いますね。
 もっと値段を上げた方が良いと思うのですが、小屋番さんの方針だとのことです。その代わりと言いますか、メンバーがお酒やお土産などを差し入れしましたら、喜んで受け取ってもらえました。
by teppan (2021-12-07 16:49) 

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