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愛知県緑化センター・昭和の森(後編)2021/4/1 [山歩き・ウォーキング]

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 昭和の森の沢沿いに咲くハルリンドウ、日光を浴びて生き生きとしていました。


場所・山行日  「愛知県緑化センター・愛知県昭和の森」2021年4月1日(木)
 愛知県豊田市西中山町・深見町
ルート  後田バス停~第2P~日本庭園~ロックガーデン~育樹祭広場~湿地保存地区
~学習の森~野鳥の森~記念の森~交流館~平成子どもの丘~第4P
~オーストラリア庭園~緑化センター本館~緑化センターバス停
歩行距離  13.3Km(平面距離)
標高差  最低点100m(育樹祭広場) 最高点180m(平成子どもの丘)
所要時間 06時間56分 07:32~14:28   1.9Km/h(休憩・昼食50分含む)
Google earth俯瞰図はこちら 昭和の森・森林浴コースマップ



 公共機関を使ってアプローチする「昭和の森プレモルハイク」、後編は野鳥の森近くの堰堤池からのレポートです。前編はこちらをクリック!

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 小さな堰堤でできた浅い池に到着しました。


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 休憩舎にあった森林浴コース図(クリックで拡大表示)


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 池の上流には満開のシデコブシが自生していました。



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 シデコブシはモクレンの仲間の中でも特に優雅で美しい種類です。園芸種が手に入りますが、自生するのは東海地方のごく限られた場所のみで、自生種は世界中のマグノリア専門家にとって羨望の的です。



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 イトトンボ



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 めだかの学校、いっぱい泳いでいました。



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 そしてこれ!ハルリンドウです、螺旋状の蕾みがまた可愛いですね。



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 ブーケの様に密生した様子。teppanは早春の茶色い殺風景な草原に、まるで宝石のように咲くこの花が大好きなんです。花径は2~3センチ、雄しべと雌しべが時間差をもって成長する(雄性先熟)という技ありの植物。
※早春に咲くフデリンドウやコケリンドウの不思議な性質(富士山自然学校リンク)


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 ショウジョウバカマはすでに終盤です。



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 山道を交流館方面へ向かう途中でシマヘビがお出迎え。



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 No45分岐表示地点、四季の丘方面へ向かいます。



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 交流館に一番近い第6駐車場まで下りてきました。春休みとあって、たくさんのクルマが駐まっています。



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 記念の森です。昭和天皇・香淳皇后両陛下がお手植えされたヒノキとハナノキがあります。



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 ヒノキは植樹されてからすでに40年以上、高さは10mくらいになっていました。



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 「森の字型」に、それぞれ3本植樹されていました。(間隔が近すぎる様な…)



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 交流館



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 内部はこんな感じ、地点番号入りの森林浴コース地図もここに置いてあります。表にジュースの自販機もあるので利用すると良いでしょう。



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 展示コーナー



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 グループで賑わうバーベキュー場(要予約・有料)、時世を反映して皆さんマスク着用で楽しんでいました。



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 とにかく園内の至る所でサクラが満開です!



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 「平成子どもの丘」 周りに設置されているベンチはランチで賑わっていました。



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 遊歩道で標高が一番高い地点にある休憩舎までやってきました。



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 春霞で遠望は利きませんが、恵那山・寧比曽岳・炮烙山・六所山などが眺められます。サクラがいっぱい咲いているのが分かりますよね。



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 お待ちかねのランチは韓国風海苔巻き「キンパ」、沖縄名物ランチョンミート、小松菜、卵焼きのシンプルなものを作ってきました。



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 サクラをバックにプレモルでかんぱ~い!このひとときの為に、わざわざバスでやって来たのです(^^



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 横を通過してきた「平成子どもの丘」にある遊具が見えます。



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 とにかくサクラの花だらけです、麗らかな日和で「春爛漫」と表現するのにピッタリ!



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 「昭和の小径」を歩いて緑化センターへ戻ります。



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 年代ごとに出来事が書かれた看板が設置されていました。東京ディズニーランドはOPENの年に行ったっけなあ…



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 サクラに負けじと、ミツバツツジまつりも絶賛開催中。



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 緩いアップダウンを繰り返しながらの歩き、所々分岐表示があります。ここは右へ行きましょう。



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 民家のハナモモが真っ赤でした。



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 フィールドアスレチック、親子の姿が微笑ましかったです。



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 ほろ酔いでテクテク(酒気帯び歩行・とっくに酔いは冷めてましたけどね^^)



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 防火用水の先に車道が見えてきたら第4駐車場の真ん前です。



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 引き続き「昭和の小径」を本館方面へ歩きましょう。



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 平成・昭和の小径共にミツバツツジ並木が続く、全部合わせたらとんでもない数になるでしょう。



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 タチツボスミレ



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 まといリスの標識



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 オーストラリア庭園の入口に着きました。愛知県とオーストラリア・ビクトリア州の友好提携10周年を記念して1990年(平成2年)に造られたものです。



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 オーストラリアと聞いて、多くの日本人が思い浮かべるのはコアラとカンガルーですよね。
 


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 アカシアの花 オーストラリアの国花はこの木の仲間です。以前にも記事に書いた事がありますが、日本で良く売られている「アカシア蜂蜜」とは、この花の蜜ではなくハリエンジュ(ニセアカシア)の蜜を集めたものです。



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 ヨーロッパではフサアカシアのことを”ミモザ”と呼ぶそうです。”ミモザ”とは本来オジギソウの学名だそうですが、写真のアカシアのように、葉っぱの形態が似ているのでミモザと呼ばれる様になったとのことです。



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 ユーカリ・カマルドレンシス(レッドリバーガム)

コアラが食べるユーカリはロブスタ、プンクタータ、カマルドレンシスといった数十種類、ユーカリの葉には水分、脂質、糖分、タンニン、タンパク質、カルシウムなどの成分がバランスよく含まれていて、強力な肝臓と盲腸に住む微生物をの力を借りて、ユーカリの青酸毒を中和することで主食にできるそうです。




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 エウ(良く)カリプトス(包まれている)でユーカリなんですね。一口にユーカリと言っても600~700種類と、ものすごく多いみたいで姿形も様々なようです。オーストラリア本国では樹高90m程の高さにもなる種類があるそうです。



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 緑化センター本館のグリーンホール。



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 館内で咲くオオシマザクラ、花は終わりがけの様ですが久しぶりに会えました。



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 雄鹿ですね、センス良く出来てます。



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 ツルニチニチソウ



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 ナギイカダ 葉っぱに見えるのは枝が変化したものだそう。ハナイカダのように葉っぱ状のところに花が咲き実が着く。枝だからか?固くて先端は鋭く、触ると痛いです。



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 本館の玄関前にあったデンドロビウム、名前は分かりません。



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 本館前に植えてあったオキナグサ、花後の姿はまさにお爺さんです。チングルマみたいですね。



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 パンジーの花壇。



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 可愛らしいワンコ、飼い主はスマホに全集中しておられました。



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 ラクウショウ(落羽松)はメタセコイアに似た高木で、幹の周りに気根(膝根)がニョキニョキ出ています。 




 ネットで見つけた動画(産経新聞製作)です、水に浮かぶラクウショウが幻想的。



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 緑化センターの駐車場にあるバス停に到着してハイキングは終了です。


(あとがき)

 緑化センターではサクラをはじめ、植栽された樹木や野草の花が楽しめ、森林浴コースではミツバツツジやハルリンドウなどが咲き誇り、春爛漫を感じる一日でした。

 汗ばむような陽気の中のハイキング、目星をつけてあった休憩舎でランチをしようと思ったのですが、春休みの好天とあって訪れる人が多く、先客があったりで、なかなか場所が決まりません。結局一番高い場所にある休憩舎まで行き、ようやくランチにありつく事ができました。遅いランチになってしまいましたが、その分お弁当と冷えたプレモルが一段と美味しく感じたのは言うまでもありません。

 ほろ酔い気分でマッタリしていると、3人組のハイカーさん達と同席することになりました。ご家族らしく、一番年長のおばあさんは御年90歳になられるとのことでした。聞いてビックリ!今も体重10キロの曾孫さんをおんぶして歩くとのこと。亡くなった母が存命なら、ちょうどこの方くらいの歳だなあ…と思うと本当にすごい!これほどの健脚は無理としても、できるだけ永く自分の足で歩けるようにしたいと思ったteppanでした。

 大好きなハルリンドウの花をいっぱい愛でることができ、見ず知らずの人との何気ない会話に癒され、多くの花にも会えて満足な一日となりました。

タグ:愛知のお山
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Jetstream

のんびりとした花見ハイクもいいですね。
昭和50年代の年表、このころはもう東京に出ていました。
最近愛知が無性に懐かしく思い出されます。
by Jetstream (2021-04-05 17:56) 

teppan

こんにちはJetstreamさん

 春の陽気に誘われてお花見ハイクに出かけてきました。この日は自宅近くの桜も見頃でしたが、週末の雨で一気に散ってしまいました。

 昭和50年代後半頃から、私も7年間ほど川口で仕事をしておりました。ディズニーランドがオープンして間もない頃に行きましたが、アトラクションがとても新鮮だったのを覚えています。その頃は東京駅で入場チケットが買えました。

 Uターンして愛知に戻り30年以上になりますが、嫌いだった田舎が今は好きになりました。
by teppan (2021-04-06 09:19) 

よしころん

こんにちは。
地上に散りばめられた青い小さな星のようなハルリンドウ、これだけの群生はすごいですねー♪
シデコブシも優雅な花姿です。
>自生するのは東海地方のごく限られた場所のみ
自生のシデコブシ、貴重な花に会えてよかったですね。

そして前記事のお花は「ウスノキ」だったのですね。
本当にお花のみだと見分けがつかないほどオオバスノキとソックリ。
植物の世界も不思議に満ちていますね^^
by よしころん (2021-04-08 14:01) 

teppan

こんにちは、よしころんさん

 ハルリンドウは好きな花で、たくさん見ることができて良かったです。シデコブシは東海地方によくある痩せた土地を好む種類で、自生地がポツポツと点在しています。

 ウスノキはよしころんさんにヒントを頂いたおかげで調べることが出来ました、ありがとうございました。スノキとウスノキは仲間のようで、花もそっくりなんですね。実が臼のような形なので、この名前になったそうです。
by teppan (2021-04-10 09:56) 

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