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【東三河】舟着山~常寒山 竹ノ輪から周回 2020/8/6 [山歩き・ウォーキング]

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 県道から眺めた常寒山(左端)

場所・山行日 「舟着山:ふなつけさん:427.21m:三等三角点」
「常寒山:とこさぶやま:482m:独標」
 愛知県新城市 2020年8月6日(木)
ルート  竹ノ輪日吉神社~吉川公民館~舟着山~松山峠~常寒山~竹ノ輪日吉神社
歩行距離 13.1Km(平面距離)
標高差  駐車地(-100m)吉川公民館(+340m)舟着山(-85m)松山峠
(+156m)常寒山(-305m)駐車地
所要時間 06時間37分 06:37~13:14  2.0Km/h(休憩・昼食時間含む)
Google earth俯瞰図はこちら


 夏休み中は3回日帰りハイキングに出かけてきましたが、レポートが追い着かず1週間以上前のレポートになります。目的地は「舟着山」「常寒山」。参考にしたレコではほとんどの方が北側からの登路を選択されていますが、南側の竹ノ輪から周回してみました。


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 スタートは日吉神社北にある駐車スペースからです。



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 駐車スペースで近くの小屋。光が見えたので中を覗いてみたら石灯籠でした。



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 まずは日吉神社へ。



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 新城市には日吉神社が複数あるようです。ここは竹ノ輪集落の中間あたりにありました。AM6:39



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 拝殿の中



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 参拝後、東竹ノ輪から西竹ノ輪へ、道路脇の花に癒やされます。



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 消防ホースの格納庫



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 県道に出ました。歩道がありませんが、結構交通量があって怖いです。



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 写真の吉川峠を過ぎるとクネクネ道の下り、この先は通過車両に注意が必要です。AM7:02



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 メマツヨイグサ



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 鶏卵農場前、何とも言えない香りが漂ってくるので足早に通り過ぎました。AM7:22



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 道路脇は所々草が茂っています、通過車両に注意しながら歩きます。



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 ここからは歩道が出てきて一安心。AM7:29



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 もう稲穂が垂れていますね。



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 セイヨウフウチョウソウ(西洋風蝶草)素敵な造形です。


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 日射しが出てきて暑くなってきました。山の中に入るまでもうひとがんばりです。



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 ナツズイセンはヒガンバナ系で一番好きな花です。




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 長い県道歩きが終わり、ここから右へ入ります。



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「津舞羅橋:つまらばし」を渡って吉川公民館横を登っていく。AM7:43



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 これから歩く稜線を一望、一番左が舟着山です。



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 鳥の形のトピアリー



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 花が少ないこの時期、目立つのがムクゲです。美しい韓国の国花。



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 何かの石碑と案内板。AM4:47




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 「寄贈 墓参道」の表示のところを左へ入ります。AM7:48



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 サルスベリの花を見ると夏を感じますね。



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 「墓参道」って何?と思いましたが、登って行くとお墓がありました。AM7:52



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 まるで人工的に色を付けたような不自然な青。



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 「コンテリクラマゴケ:紺照鞍馬苔」というイワヒバの仲間だそうです。葉の裏側は普通に緑色でした。



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 やがて歩きやすい林道に変わりました。何ヶ所か蚊に刺された…



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 ここから山道へ(船着山→の案内板あり)AM8:12



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 トノサマガエル



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 石垣横を通過。



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 ここで尾根に乗ります。AM8:23



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 尾根道をジグザグに登る。



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 途中の平坦地



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 せっかくなので立ち寄ってみました。AM8:46



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 谷間にある大岩の割れ目から水が流れ出ていました。



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 山頂に近い場所なのですが、とても冷たいです。標高500mに満たない低山なのに意外でした。



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 テクテク登っていたら、道の真ん中にマムシ。体を温めていたのかな?



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 主稜線に到達しました。舟着山は左へすぐ、常寒山は右方向です。AM9:03



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 手前にあった案内、せっかくなので行ってみましょう。



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 ご神体は無さそうです。秋葉神社を勧請したものなのでしょう。



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 「宝暦」ということは江戸時代ですね。



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 案内板に戻って登り返せば舟着山の頂上です。



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 山名の由来が書かれていました。大昔この山は海に浮かぶ島で、舟で往来する神様方が必ず寄って休憩された場所なのだとか。AM9:08



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 三等三角点「日吉村2」427.21m



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 記帳ノート入れ

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 THさんの標識。ガイドブックには”ふなつきやま”と書かれていましたが、地元小学校の名前からして、”ふなつけさん”と発音するのが正しいと思われます。



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 山頂を後にして主稜線を常寒山へ。ここは真っ直ぐ行きそうなピーク(標高360m)、左へ下ります。



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 石の祠が幾つもあるようです。



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 キノコが豊作。



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 松山峠に到着。枯れた松と石碑があります。長篠・設楽原の合戦で、徳川方が密かにこの峠を通って武田軍の砦を急襲、それを機に戦は織田・徳川軍が有利になったそうです。AM9:50



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 ヒョロヒョロの二代目松がありました。



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 稜線上は枝が張りだして藪っぽいところもあります。



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 「石土谷」



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 「込山」麓の舟着小学校の生徒による表示杭。長篠・設楽原の合戦に由来する地名なのでしょうね。



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 尾根芯から少し山腹に外れた所に道が付いている所もあります。



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 「酒飲場」の表示。ここもちょっと寄り道してみましょう。AM10:16



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 特に何もありませんが、平坦で広いところ。武者達が酒を酌み交わした場所でしょうか?



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 アキノタムラソウ、麓から稜線までたくさん咲いていました。



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 鹿の頭にそっくりな枯れ木。



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 「陣守」



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 一本松分岐地点。北へ下ると市川集落に出る様です。AM10:47



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 主稜線をそのまま東へ向かう。



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 467mピーク手前は一直線の急登です。



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 467m独標ピーク(大峰山)の祠 こちらも「宝暦」江戸時代のもの。AM11:05



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 一旦下って鞍部から登り返せば、



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 常寒山の頂上に到着。広々としていて、周囲はわら縄で結界?が張られていました。
AM11:17



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 祠が3つ、ガイドブックによると「御嵩神社」「浅間神社」「金毘羅神社」とのことです。




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 山名表示板



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 凝った記帳ノート入れです。中に入っていた寒暖計は25℃を指していました。



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 昼山メシは安直にこれでした。



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 山頂から静岡県境の稜線 富幕山のタワーでしょうか?



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 麓の眺めは竹ノ輪集落かな?



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 登山道脇に植えてありましたが、どんな植物なんでしょうか?



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 山頂直下に小屋。



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 鳥居を潜る。



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 良く踏まれた道です。



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 竹ノ輪峠に到着。分岐地点で北へ下ると大平、南の林道が竹ノ輪方面です。PM0:14



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 古そうな案内板、凝ってますね。



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 ここにも祠。



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 地蔵菩薩さまでしょうか?



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 山頂近くまで伸びている林道。左へ下って竹ノ輪方面へ。



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 ピンクテープ目印のここで林道を外れて山道へ。通り過ぎてしまい戻りました。PM0:34



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 四十四曲がりだそう。



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 林道が入り組んでいて、古くからの山道は寸断されている様です。右へ下りました。



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 「竹徳山青龍不動明王」と幟に書いてありました。PM0:52



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 貯水タンク横に出たら東竹ノ輪集落です。



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 法面に露出する岩肌、もしかして蛇紋岩でしょうか?



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 常寒山の案内、「高塚山」とも呼ぶようです。PM1:06



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 東の方向に「上の浅間山」が見えました。この一週間後に登りました。



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 北方向は歩いてきた稜線、常寒山の山頂でしょうか?



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 無事駐車地まで戻ってこられました、日吉神社の神様に感謝。PM1:12



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 駐車地に戻って帰り支度している時にふと見たら大きなマダニが!危ない危ない

(あとがき)
 真夏の舗装路歩きは午後になると地獄の暑さになるので、早朝の時間帯にやり過ごそうと、最初に持ってきました。上り勾配だとキツイいので、竹ノ輪から吉川に向かって下る方向で時計回り周回を選択。
 県道は歩道が無いところが大部分です、朝の通勤時間帯だった事もあり結構たくさんのクルマが通るのでヒヤヒヤでした。ドライバーの皆さんご迷惑をおかけしました。このハイクで一番の核心部だったと言っても差し支えないと思います。

 どちらの山も地元に愛されているようで、案内や踏み跡もしっかりしていて安心して歩けました。舟着山と常寒山の間の縦走は踏み跡はしっかりありますが、枝が張りだし藪がかっている地点や枝道が多く、間違えやすい所があるので注意が必要です。

 
 常寒山の記帳ノートを見ると、毎朝登って山頂の管理をされているようでした。ガイドブックには、毎年山に集まって神事が行われると書いてあり、地元の方の拠り所の山なのだと思います。

 新城は戦国時代に戦の舞台となった地域。長篠設楽原の合戦で、長篠城を包囲する武田方の砦のひとつ(鳶ヶ巣山砦)を徳川方が襲撃して、包囲網の重要な一画を破ったそうです。その襲撃の進路となったのがこのハイクで通った「松山峠」。稜線上に設置された案内杭(舟着小学校の生徒によるもの)に書かれた名称に歴史ロマンを感じながら歩いたハイキングでした。



(備忘録)
・日吉神社近くの駐車スペース:愛知県新城市竹ノ輪橋本: マップコード 43 805 491*67

・長篠設楽原合戦の転機となった松山峠越え
 天正三年の長篠・設楽原の戦いの際、徳川家康の家臣、酒井忠次が三千の兵を率いて武田軍の長篠城包囲網の拠点であった鳶ヶ巣山の砦を奇襲しました。この時、酒井忠次が地元吉川に住む豊田藤助の先導で通ったのがこの松山峠です。奇襲の成功により武田軍による長篠城包囲網が解かれ、戦は設楽原の決戦へと移っていきました。(新城市観光課登山マップより抜粋)

 新城市観光課登山マップ

タグ:愛知のお山
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