学能堂山 2018/6/7

場所・山行日	「学能堂山:がくのどうやま:1021.42m:二等三角点」2018年6月7日（木） 　奈良県宇陀郡御杖村・三重県津市美杉町　境
ルート	三多気の桜駐車場～杉平登山口～杉平峠～山頂～白土山～小須磨峠～ 神末上村登山口～みつえ青少年旅行村・第2駐車場
歩行距離	9.9Km（平面距離)
標高差	三多気P～杉平登山口-60m　登山口～杉平峠+560m　杉平峠～山頂+90m 山頂～小須磨峠-180m　小須磨峠～上村登山口-310m
所要時間	06時間18分　08:56～15:14 （休憩・昼食時間含む:平均速度1.6km/h） Google earth俯瞰図はこちら

　昨年に引き続き、花を愛でに学能堂山に行ってきました。今回は山友bさんとのコラボです。

　前日は梅雨入り宣言されたばかりで1日中雨。翌木曜日は梅雨前線が南下して幾分回復傾向という事で、雨が降る中現地へと出発しました。

　写真の集合場所（御杖村神末）に到着する頃には雨も止みました。この日は車２台を使った縦走です。ここから今回下山する予定の地点はすぐ近くなので、ここに１台デポすれば楽なのですが、良く見ると「消防水利」の標識が立っています。緊急時に消防車に給水する場所なので、１キロ程行った所にある「みつえ青少年旅行村」の駐車場に移動しました。

　スタート地点へ向かう途中にある御杖神社で安全祈願。ここが「御杖村」の名前の元となった場所だそうです。説明書きによると、イザナギノミコトの杖から生まれた”久那斗神”と、倭姫命の杖をお祀りしているということです。

　本殿の前にそびえるご神木「上津江杉」は樹齢600年、幹周り６メートルという大木です。

　もう一台で三多気の桜駐車場へ移動してスタートです。ここの桜並木は国指定名勝で桜名所百選にもなっていて、花の時期には大変賑わうということです。観光PR写真は、棚田の周りに咲く桜とバックに聳える学能堂山です。

　水洗トイレもあってありがたいです。

　正面の学能堂山は雲の中です。（ｂさん撮影）

　橋を渡って国道に出たところ。上方と伊勢神宮をつなぐ「伊勢本街道」です。

　往時の道しるべのある場所が登山口。

　常夜灯、昔は道が同じ高さにあったと書いてあります。

　供養塔？が立ち並ぶ場所。往時の賑わいの裏側が偲ばれます。

　舗装路が終わって作業用林道へ入った所にあったトリアシショウマ。

　ヤブムラサキの花、葉っぱを触ると最高に気持ち良いです。

　フタリシズカ？かヒトリシズカか？すごくたくさん自生しています。

　伐採されて明るくなった森。

　フタリシズカを撮影中

　よく手入れされた植林地、時折陽が差し込んで良い雰囲気です。

　フタリシズカには花弁はなく、白いのは雄しべだそうです。

　急登を登り切ったところが杉平峠。

　ここからしばらくはなだらかな尾根道。

　自然林が半分。

　左側（東）はガスが掛かっていますが、右側は明るくなっています。

　山頂です。素晴らしい３６０度展望の山なのですが、さすがにこの日は何も見えません。

　二等三角点「石名原岳」1021.42m　

　葉は2回３出複葉

　 展望はダメでしたが、お目当ての花は写真に収めることができました。

　花びらが散るとバナナの様な花柱が残り、実になります。

　タンナサワフタギ（だと思います）、たくさん咲いていました。

　食後のおやつモグモグタイム。

　目的の花はじっくり観賞できましたので下山します。相変わらずガスで白い。

　東俣山の表示板。

　ヒメウツギもすごく沢山ありました。

　こちらはウリハダカエデの実。

　白土山。

　雨でしっとりツヤツヤ、ヒメシャラでしょうか？

　急な斜面に一直線に続く道、雨を含んでヌルヌルして滑りやすかったです。

　小須磨峠、ここから方向を西へ変えます。

　谷間に群生するヒトリシズカ。所々フタリシズカが混ざっているようです。

　谷間のルートを下っている様子。

　林道に出たらあとはノンビリ下るだけです。

　エゴノキの花　満開でした。

　獣害防止柵のゲートを通過すると、

　上村登山口に到着。

　もう一台のデポ地まで１キロほど集落の中を歩きます。

　日本の風景には欠かせない水田、担い手が居なくなり、いつか無くなってしまわないか心配です。

　四等三角点「井ノ谷」534.3m　集落の道路沿いにありました。

　なんと民家の石垣にヒメフウロが咲いています！

　こんな見事な群生は初めて。家主さん曰く ”勝手に種が飛んできた” のだそうです^^

　ユキノシタもたくさん見かけました。

　みつえ青少年旅行村の第２駐車場に無事到着。梅雨の合間に歩く事ができて良かったです。

 

 

---

（おまけ・備忘録）

　この日の山ランチに持って行ったのは、伊勢自動車道・安濃SAにあるパン屋さんの「伊勢うどんgaパン」。米粉で作ったパンの中に伊勢うどんが入っているというもの。禁断の炭水化物ペア(^^　でも美味しいんですよ！


　アフターは温泉で汗を流しました。

　みつえ温泉「姫石（ひめし）の湯」

〒633-1301 奈良県宇陀郡御杖村神末6330：TEL [phone]
http://www.vill.mitsue.nara.jp/kanko/himeshi/index.html
※みつえ青小年旅行村の駐車場に車を駐車しておくと、ワイパーに100円割引券を挟んでもらえます。

　お風呂上がりにノンアルコールビールで乾杯。

　鹿カツ入り「比奈知ダムカレー」800円

　御杖神社の御朱印　賽銭箱に初穂料を納めて、セルフサービスで頂いてきました。

タグ：愛知県外の山

場所・山行日	「学能堂山:がくのどうやま:1021.42m:二等三角点」2018年6月7日（木） 　奈良県宇陀郡御杖村・三重県津市美杉町　境
ルート	三多気の桜駐車場～杉平登山口～杉平峠～山頂～白土山～小須磨峠～ 神末上村登山口～みつえ青少年旅行村・第2駐車場
歩行距離	9.9Km（平面距離)
標高差	三多気P～杉平登山口-60m　登山口～杉平峠+560m　杉平峠～山頂+90m 山頂～小須磨峠-180m　小須磨峠～上村登山口-310m
所要時間	06時間18分　08:56～15:14 （休憩・昼食時間含む:平均速度1.6km/h） Google earth俯瞰図はこちら

　昨年に引き続き、花を愛でに学能堂山に行ってきました。今回は山友bさんとのコラボです。

　前日は梅雨入り宣言されたばかりで1日中雨。翌木曜日は梅雨前線が南下して幾分回復傾向という事で、雨が降る中現地へと出発しました。

　写真の集合場所（御杖村神末）に到着する頃には雨も止みました。この日は車２台を使った縦走です。ここから今回下山する予定の地点はすぐ近くなので、ここに１台デポすれば楽なのですが、良く見ると「消防水利」の標識が立っています。緊急時に消防車に給水する場所なので、１キロ程行った所にある「みつえ青少年旅行村」の駐車場に移動しました。

　スタート地点へ向かう途中にある御杖神社で安全祈願。ここが「御杖村」の名前の元となった場所だそうです。説明書きによると、イザナギノミコトの杖から生まれた”久那斗神”と、倭姫命の杖をお祀りしているということです。

　本殿の前にそびえるご神木「上津江杉」は樹齢600年、幹周り６メートルという大木です。

　もう一台で三多気の桜駐車場へ移動してスタートです。ここの桜並木は国指定名勝で桜名所百選にもなっていて、花の時期には大変賑わうということです。観光PR写真は、棚田の周りに咲く桜とバックに聳える学能堂山です。

　水洗トイレもあってありがたいです。

　正面の学能堂山は雲の中です。（ｂさん撮影）

　橋を渡って国道に出たところ。上方と伊勢神宮をつなぐ「伊勢本街道」です。

　往時の道しるべのある場所が登山口。

　常夜灯、昔は道が同じ高さにあったと書いてあります。

　供養塔？が立ち並ぶ場所。往時の賑わいの裏側が偲ばれます。

　舗装路が終わって作業用林道へ入った所にあったトリアシショウマ。

　ヤブムラサキの花、葉っぱを触ると最高に気持ち良いです。

　フタリシズカ？かヒトリシズカか？すごくたくさん自生しています。

　伐採されて明るくなった森。

　フタリシズカを撮影中

　よく手入れされた植林地、時折陽が差し込んで良い雰囲気です。

　フタリシズカには花弁はなく、白いのは雄しべだそうです。

　急登を登り切ったところが杉平峠。

　ここからしばらくはなだらかな尾根道。

　自然林が半分。

　左側（東）はガスが掛かっていますが、右側は明るくなっています。

　山頂です。素晴らしい３６０度展望の山なのですが、さすがにこの日は何も見えません。

　二等三角点「石名原岳」1021.42m　

　葉は2回３出複葉

　 展望はダメでしたが、お目当ての花は写真に収めることができました。

　花びらが散るとバナナの様な花柱が残り、実になります。

　タンナサワフタギ（だと思います）、たくさん咲いていました。

　食後のおやつモグモグタイム。

　目的の花はじっくり観賞できましたので下山します。相変わらずガスで白い。

　東俣山の表示板。

　ヒメウツギもすごく沢山ありました。

　こちらはウリハダカエデの実。

　白土山。

　雨でしっとりツヤツヤ、ヒメシャラでしょうか？

　急な斜面に一直線に続く道、雨を含んでヌルヌルして滑りやすかったです。

　小須磨峠、ここから方向を西へ変えます。

　谷間に群生するヒトリシズカ。所々フタリシズカが混ざっているようです。

　谷間のルートを下っている様子。

　林道に出たらあとはノンビリ下るだけです。

　エゴノキの花　満開でした。

　獣害防止柵のゲートを通過すると、

　上村登山口に到着。

　もう一台のデポ地まで１キロほど集落の中を歩きます。

　日本の風景には欠かせない水田、担い手が居なくなり、いつか無くなってしまわないか心配です。

　四等三角点「井ノ谷」534.3m　集落の道路沿いにありました。

　なんと民家の石垣にヒメフウロが咲いています！

　こんな見事な群生は初めて。家主さん曰く ”勝手に種が飛んできた” のだそうです^^

　ユキノシタもたくさん見かけました。

　みつえ青少年旅行村の第２駐車場に無事到着。梅雨の合間に歩く事ができて良かったです。

 

 

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（おまけ・備忘録）

　この日の山ランチに持って行ったのは、伊勢自動車道・安濃SAにあるパン屋さんの「伊勢うどんgaパン」。米粉で作ったパンの中に伊勢うどんが入っているというもの。禁断の炭水化物ペア(^^　でも美味しいんですよ！


　アフターは温泉で汗を流しました。

　みつえ温泉「姫石（ひめし）の湯」

〒633-1301 奈良県宇陀郡御杖村神末6330：TEL [phone]
http://www.vill.mitsue.nara.jp/kanko/himeshi/index.html
※みつえ青小年旅行村の駐車場に車を駐車しておくと、ワイパーに100円割引券を挟んでもらえます。

　お風呂上がりにノンアルコールビールで乾杯。

　鹿カツ入り「比奈知ダムカレー」800円

　御杖神社の御朱印　賽銭箱に初穂料を納めて、セルフサービスで頂いてきました。

コメント 2

お目当ての花が見れて良かったですね。!(^^)!　今の時期はスッキリしませんがもう梅雨入りなんで仕方がないですね。
by Jetstream (2018-06-11 22:44) 

こんにちはJetstream さん、いつもコメントありがとうございます。

　これから梅雨明けの７月まで山歩きには気がかりな季節になりました。梅雨の晴れ間を上手く使って歩きたいですね。
　昨年は梅雨明け後も散々な天候でしたが、今年の梅雨明けはスカッ！と晴れて欲しいですね。

　お天気は良くありませんでしたが、お目当ての花にギリギリ間に合って良かったです。花の写真撮影には、かえってこんな天候の方が良いですね、白トビせず細部まで写るので、質感が出やすいです。

　多くのレポートが上がっていますが、今のところこの貴重な花が盗まれたという話はありません。認知度が高いのがかえって幸いしているのかもしれませんね。
by teppan (2018-06-12 17:41)