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【近江鈴鹿】竜ヶ岳 石榑峠~白谷越~太尾周回 2018/5/10 [山歩き・ウォーキング]

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 竜ヶ岳山頂北側の羊の放牧場の様子

場所・山行日  「竜ヶ岳:りゅうがたけ:二等三角点:1099.30m」2018年5月10日(木)
滋賀県東近江市政所町・三重県いなべ市大安町 境
ルート  駐車地~古語谷上部~石榑峠~重ね岩~山頂~金山尾根分岐~山頂
~白谷越~太尾最高点~古語録谷~駐車地
歩行距離 9.8Km(平面距離)
標高差  古語録谷~石榑峠+m 石榑峠~山頂+m 山頂~白谷越-m 
太尾最高点~古語録谷-m
所要時間 077時間59分 05:50~13:49 (休憩・昼食時間含む)
Google earth俯瞰図はこちら
 今年は春の訪れが早く、野草や木の花は1~2週間ほど前倒しで咲き始め、いつもより早く季節が進んでいる感じです。「笹原に咲くシロヤシオのコントラスト」が素敵なことで有名な鈴鹿山脈の竜ヶ岳の様子はどうかな?ということで様子を見に行ってきました。

 ※石榑峠までの谷の遡行、山頂~白谷越までの下降、太尾~古語録谷への下降はバリエーションルートで、案内指標はほとんどありません。地形図&コンパス・GPS等でルートファインディングを要します。

 さて、羊の放牧場までどうやって行こう?
今やメジャーになった遠足尾根も魅力的だし、短時間で往復できる石榑峠からもいいな・・・と、色々考えを巡らせていましたが、静かな「太尾」でお昼ごはんを食べたくて、今回もまた変則ルートで周回することにしました。

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 旧国道421号線の道路脇に駐車してスタート「県境まで1.7Km」標識の地点です。

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 古語録谷に降りると釣り人がいました。水の流れる音で人の気配は分からないので、驚かさない様に一声掛けて正面の支谷に入りました。

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 この日も長靴で遡行しました。

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 支谷に入ってすぐを左俣へ。

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 長靴は濡れを気にせず沢の中を歩けるので良いです。

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 昨年太尾を歩いた時にも通過した地点です。倒木で荒れていました。

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 谷巾が狭くなった地点、よい雰囲気です。

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 小滝です、全身濡れても良ければ直登できますが、さすがに左岸を巻きました。

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 谷沿いのイワカガミ。

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 基本、分岐は一番左側の谷を選んで遡行します。しばらく進むと、左俣に入ってすぐ堰堤がありました。手前の右岸から巻きました。

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 高巻き中の堰堤横から。

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 再び小滝。

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 左側から越えます。

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 ここは狭くて水深があり、長靴でも水没するのでヘツっているところ。

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 この谷は地形図に破線が描かれているルートですが歩いたレポートがなく、遡行できるかどうか不安がありましたが、それほど難儀をする事なく歩けました。

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 詰めが近くなってきました。右上に見えるのが旧国道421号。

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 詰め上げた地点は砂ザレでした。

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 石榑峠に到着。登山届BOXと飛び太クンの標識がありました。

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 ここで長靴からトレッキングシューズに履き替えます。平日でも結構な車、皆さん羊の群れが目当てです。

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 迷う事なく歩ける県境稜線道を山頂へ。

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 重ね岩付近の斜面にはシロヤシオがたくさん咲いていますね。

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 標高800付近、このあたりのシロヤシオはちょうど満開です。

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 今年の花付きはかなり良さそう。

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 重ね岩。

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 上に乗ってみましたが、爆風で飛ばされそうです^^;

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 他にも写真の「重ね岩Ⅱ」と「重ね岩Ⅲ」もあるようです。

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 伊勢湾と福王山、尾根道の途中から。

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 シロヤシオとヤマツツジが紅白でおめでたい取り合わせ。

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 鈴鹿中部の山々をバックに登る。

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 大ガレが浸食しているみたいで迂回路になっています。一旦西側に下って登り返す。

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 静ヶ岳。

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 山頂に到着。二等三角点「竜ヶ岳:1099.30m」 吹きっさらしで風が強いので、早々に放牧場へ下ります。

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 まだまっ白ではありませんでしたが、これが放牧場の羊たちです。秋には赤く染まって、この季節とは違った雰囲気に変わります。

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 この日は満開の木は少数で、全部つぼみか、開きかけの木が多かった。

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 蛇谷方向。

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 治田峠分岐 せっかくなのでクラを越えてもう少し先まで行ってみます。

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 金山尾根分岐近くから伊勢湾方向。

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 そして竜ヶ岳、今や鈴鹿では貴重な笹の美しい山です。

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 1053mピーク付近 満開までもう少し。

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 山頂まで戻ってきましたが、風が強いので立ち止まらずに通過。

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 丈の低い笹の草原は良い雰囲気です。
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 石榑峠を見下ろすと路上駐車が増えています、人気の山ですね。

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 急斜面に入る手前のここを西へ入って白谷越へ向かいます。

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 指標や踏み跡は無く歩きやすい鹿道を行く。このあたりで風下にいる私達に気づかず、直前でビックリして鹿が逃げて行きました。

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 広い尾根なので方向が定めにくい、向かって左(南寄り)を意識して下ります。

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 このあたりはまだ緩やかでした。

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 962m独標到着、西に延びる尾根の突端です。いよいよここから急降下が始まります。

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 急斜面の途中にあったマムシグサ畑、どうしてここにだけ集中しているのでしょう?

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 包のふたをめくってみる。真ん中の付属体が棍棒状なので、たぶん「ムロウテンナンショウ」だと思います。

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 写真では伝わりませんが、急斜面を立木につかまりながら必死に下っているところ。

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 今ごろになって晴れてきたか^^;
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 ベニドウダンも満開です。風が強いので花が横に流れていますね。

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 962m独標を見上げる。下りだけどキツかったなあ・・・

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 緩くなった尾根の先端から、左の小尾根を下ると砂ザレが見えてきました。

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 ここがよくレポート写真に登場する白ザレ尾根、正面の山は三池岳あたりです。

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 尾根上部の砂は硬く締まっていて表面は滑りやすい。西側(写真向かって左側)は滑落したらアウトなので油断しない様に通過します。

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 立っている地点から先が急勾配になります。

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 尾根芯を30mほど下り、途中から右(西側)へ斜面を降りました。昔のレポート写真を見ると尾根上に大きな石が写っているのですが、どうやら転げ落ちたみたいですね。

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 写真では緩やかに見えますが、結構急でした。

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 要注意地点を無事通過できてホッと一息。

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 白谷越です。昔は伊勢の労働者がこの峠を越えて近江へ入り、山仕事に従事していたそうです。鈴鹿10座の黄色テープが巻いてありました。確かコース設定は石榑峠ピストンのはずだけど、こんなバリルートになぜ?

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 表示板。

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 イワカガミの花色は新緑と絶妙にマッチしてます。ホント癒やされますね。

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 太尾へ向かいます。崩壊地脇のヤセ尾根通過。

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 ヤマツツジと鈴鹿主稜線の山。

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 幹の反り具合が素敵な杉の木ですね。

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 今日のランチステージ、太尾の最高標高地点に到着です。

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 木の根元に名板。”太尾”とは、白谷越から茶屋川へ延びる尾根の呼び名で、文字通り幅広いのが語源でしょう。

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 少し南側の一番高い部分に表示板が付けてあります。

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 さあ、下ってきた尾根をバックに山ランチです。

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 今日はこれを試してみます。NHKの山番組でガイドさんが紹介していたものです。カップラーメンにお湯の代わりに無塩トマトジュースを沸かして入れます。


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 トマトシーフードヌードル、酸っぱいけどなかなかイケます!番組では練りニンニクを入れていましたが今回はパス、入れた方がきっと美味しかったと思います。

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 ウリハダカエデ。

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 ランチ終了後は760mピーク尾根を使って古語録谷へ降ります。谷間の先に見えたミズキノ。

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 途中あった倒木は、何かの生き物みたいで気味悪い形ですね、これを潜って先へ。

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 太尾の最高点を振り返る。

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 ヤマツツジの真っ赤な花は新緑に映えますね。

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 ヤセ尾根が続きますが危険ではありません。


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 分かりにくいですが、鹿の寝床。

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 古語録谷と白谷越へ繋がる谷との合流地点に着地しました。

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 明るい雰囲気の古語録谷。

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 渡渉をしながら上流へ向かいます。面倒なので長靴には履き替えませんでした。

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 エメラルドグリーンの淵。花崗岩の砂が底に溜まって白いので、一層引き立って見えます。

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 しばらく上流へ移動し、左岸の写真の地点から登ります。重機が通る道でしょうか?

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 堰堤から約50m手前の地点です。


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 ミズナラの木にこんなものが生えていました、一体何でしょう?

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 駐車地近くのここに出て来ました。今日も無事帰って来られました、感謝です。


(あとがき)
 白谷越へ続くルートの途中にある砂ザレ斜面の通過は下りだとイヤらしいので、皆さん登りで歩いている様です。(下りで歩いたレポートはほとんどない)でも、石榑峠へ続く谷間が歩けるかどうかは、実際に行ってみないと分からないので(こちらもレポートなし)、より不安な沢歩きを登りで使うことを優先した結果、反時計回り周回となりました。実際に歩いてみたところ、どちらも心配された程難しくなく、無事通過できてホッとしました。
 でも風が強かった・・・ 
お天気がもう少し早く回復するのを期待していましたが、午前中は山頂部周辺だけガスが掛かって雨もパラつく始末、おまけに風速15メートル以上はありそうな強風が吹き、重ね岩では上に立つと吹き飛ばされそうでした。そして下山する頃には”あるある”の良いお天気になりました(^^;
 肝心のシロヤシオの開花状況ですが、標高800付近は見頃、山頂北側の笹原の羊たちはツボミが多く、あともう数日くらいで見頃という状態でした。いづれのシロヤシオも花付きが良く、今年は開花の当たり年だと思われます。

(コース状況/備忘録)

【駐車地~石榑峠】
古語録谷に降りて支谷を石榑峠まで遡行。高巻きは途中の小滝と堰堤の2個所。特に難しくありませんが、渡渉を繰り返します。(今回は長靴使用で流れの中を歩いています)

【石榑峠~山頂~治田峠分岐】
案内・踏み跡もしっかりした県境稜線の尾根道。

【山頂~白谷越】
踏み跡は無く、たまに梱包紐や赤テープがある。962mピークから西側は非常に急な斜面で、立木につかまりながら慎重に下る。
(白谷越手前の砂ザレ地点)
※下りルートでは、斜度が緩んだ所の尾根の先端から、左の支尾根へ下ると出る。
上部はナイフリッジ状(約10m)で西側に滑落すると危険。30m程ザレ尾根芯を下り、途中から西方向へ外れて斜面を降りる。滑りやすいので注意。

【白谷越~太尾最高点~駐車地】
白谷越から太尾へのルートは、崩壊地脇のヤセ尾根の通過に注意。
太尾から派生する支尾根(760mピーク尾根)はヤセています。案内テープはまばらで、途中尾根が2~3ヶ所分岐するので下降方向に注意。古語録谷に降りた後は、何度か渡渉をしながら上流へ向かい、左岸にある巾広の道(堰堤手前50m付近・重機道?)をジグザグに登ると駐車地近くに出る。

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Jetstream

竜ヶ岳って富士山の近くにもあるんですが、こちらの方がいいです。!(^^)!コースどりも研究されているんでしょうね。
トマトシーフード麺、おいしいですね。最近はカップ飯、カレーめしやハヤシめしをトライ、どれがうまいのかチェックしています。(笑)
by Jetstream (2018-05-15 23:22) 

teppan

こんにちはJetstreamさん
富士展望の竜ヶ岳、歩いた事はありませんが知っています。
笹原の山なのが共通してますね。

鈴鹿の竜は緑の笹原にシロヤシオ(五葉躑躅)が点在していて、この季節は白い花が、秋には紅葉して、そのコントラストが妙で人気があります。

トマトシーフード、一度試してみて下さい。
日清のカップめしは一通り食べましたが、文句を言えばご飯の食感ですかね。
コンビニに置いてあったキーマカレーメシも、味はなかなか良かったです。
同じ日清ですが、カップ麺は”合味道:スパーシーシーフード”という香港?のやつが美味しかったです。(今は手に入らない?)近いのがトムヤムクンヌードルですかね、好みが分かれると思いますが・・・
庶民ネタですみません(^^;)
by teppan (2018-05-20 16:10) 

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