新年歩き初めは 奥三河 碁盤石山＆井山2017/1/4

　２０１７年最初のハイキングは愛知県・奥三河の碁盤石山と井山を歩いてきました。写真は発電風車が立つ井山山頂。 

場所・山行日	「碁盤石山：ごばんいしやま：1189.79m」「井山：いやま：1195m独標」 愛知県北設楽郡設楽町・豊田市稲武町　境　2017年1月4日（水）
ルート	西納庫P～碁盤石山（往復）～井山～野外教育センター～井山～西納庫P
歩行距離	11.6km/12.6Km（平面/沿面距離)
標高差	西納庫P～碁盤石山+-100m　西納庫P～井山+-120m　 井山～野外教育センター+-320m
所要時間	06時間36分　07:12～13:49  1.8km/h（休憩・昼食時間含む） 実測ルート図はここをクリック！　Google Earth俯瞰図はこちら

　高い山の無い愛知県でも、奥三河はこの時期雪が積もってスノーハイクが楽しめるのですが、なんとこのお正月は積雪がありません(ﾟДﾟ)!　今年もまた雪が少ない年になるのでしょうか？

 

　茶臼山高原道路、面ノ木トンネル南側にある西納庫駐車スペースからスタートします。特に区画はありませんが、１０台くらい駐められます。この地点ですでに標高１０００メートルを超えていますが雪はありません。AM7:13

　

 

　登山口に不法投棄！乗用車用の使用済オイルフィルターが幾つか。何種類か混ざっているので業者の仕業でしょう。許し難いですね。

 

 

　ほんの少し登って主稜線。左へ行けば井山で、右が碁盤石山。今日はまず右へ。

　

 

　尾根道を南へ進みます。写真は1106mピークを下っているところ。
　

 

　朝焼けに染まる奥三河の山々。手前の円錐形は白鳥山です。今日は北西の風ビュービューで寒い一日になりそうです。

　

 

　木戸洞峠です。ここから東方向（写真左方向）に下るルートがあるみたいです。面ノ木峠から津具へ続く県道８０号線に出る様です。AM7:27

 

 

　峠からは標高差100mを一直線に登る。階段が整備されています。

 

 

　碁盤石山の山頂です。お天気が良ければ樹木の間から富士山が見えるんですが、今日はダメでした…AM7:40

 

 

　二等三角点・木戸ケ洞　1189.79m

 

 

　山頂からさらに南へ急な尾根道を下ると、鞍部にこの標識。AM7:45

 

 

　こんな感じで水が出ていました。凍っていません。

 

 

　南にあるピークへの登り。笹とブナで雰囲気の良い斜面。

 

 

　南側にあるピークです。広々としてベンチが置いてあります。山頂とほとんど標高は変わらなくて、若干こちらの方が高いです。

 

 

　富士見岩に着きました。岩から少し下ると左方向に富士山が見えるはずなのですが、今日はダメでした。AM8:03

 

 

　ここから眺める山々の連なりは、私が大好きな風景のひとつです。

 

 

　さらに少し南へ下ると天狗の踊り場　天狗の庭と呼ばれる展望地。

 

 

　やはり視界が優れません。

 

 

　これが山の名前の元になったと言われる碁盤石。
碁の好きな天狗様が、村一番の碁打ちと勝負して負けたのを悔しがり、この碁盤代わりの石をひっくり返してしまったという伝説があるそうです。珍しい名前ですが、全国には他にも”碁盤”の名が付く山は幾つかある様です。 

 

 

　再び山頂へ戻ります。南ピークと山頂との鞍部は美しいブナ林。

 

 

　ブナやミズナラの落ち葉でフカフカです。

 

 

　防火用水はカチカチに凍っていました。少し雪が舞っています。

 

 

　再び山頂にもどってきました。AM8:41
愛知万博連携プロジェクト事業の「奥三河名山八選」で設置された案内板。レーザー加工で当時の県立田口高校の生徒さんによるものです。

 

 

　次はあの風車がある井山へ。

 

 

　井山への道は尾根を西側に巻いて付けられていました。わかりにくい部分もありますが、尾根芯から離れ過ぎない様に歩きます。

 

 

　(^^;)

 

 

　落ち葉の稜線をサクサク歩く。
　

 

　登りの途中から道路が見えました。ちょうど面ノ木トンネルの真上付近です。

 

 

　植林を抜けると、かつて羊の群れる牧場だった草原に出ます。風力発電所のある井山に到着です。AM9:32  

 

　動画です。風の音が大きいので、音量は小さめでお願いいたします。 

 

　休憩施設にある最高最低温度計。通常は縦にして使うものなんですが、横にしてあるのには訳があるようです。現在の気温はマイナス0.5度C。

 

 

　発電状況のリアルタイム表示。風速12.5m/sec、今日は瞬間的に16メートルを越える強風が吹いていました。

 

 

　井山山頂へ向かいます。青い案内標識は名古屋市野外教育センターが設置したもの。

 

 

　ベンチがたくさん置いてある、あそこが井山の山頂ですが…

 

 

　この時間は視界が良くなかった。抜群の全周囲展望を誇る山なのですが残念…　後方に見えるのは最初に歩いた碁盤石山です。

 

 

　天狗棚をバックに風車３基。AM9:57

 

 

　山頂からは北側を下ります。ここからは野外教育センターの専用コースで、”一般の方はご遠慮下さい”とのことでした。４月～１１月までの研修時期は入らない方が良さそうです。

 

 

　一旦下って登り返してから、西方向へ尾根道を歩きます。ここを過ぎると杉の根っこが張り巡らされた歩きにくい道になります。

 

 

　途中からしっかりとした階段が整備された道になり、林道に出たら右の行き止まりまで歩きました。

 

 

　尾根道に延々と整備された階段。すごい労力ですね～

 

 

　獣止めを抜けて野外教育センターの野営場に出ました。ここから県道８０号線沿いのハイキング道を面ノ木園地へ向かって戻ります。AM10:55

 

 

　途中の堰堤の水は部分的に凍っていました。

 

 

　県道がヘアピンで大きくカーブしているここから山道に入ります。AM11:16

井山の保全や営農に尽力した古橋源六郎氏の顕彰碑がある。井山の名の由来は、江戸期に井山の山林をお上に差し出す代わりに、名倉川の上流（大井平）から村までの水路を建設する費用を負担させたことによるそうです。

 

 

　イヌブナの幹。後ろにあるのは堰堤。ここで井山川に架かる橋を渡ってすぐのあたりから植林地の尾根に取付きました。

 

 

　最初は山腹を直登しようとしたのですが、斜度が部分的に40度近く、とてもキツイ！少しトラバースして写真の支尾根を登っているところです。

 

 

　あそこまで登れば尾根に乗ります。

 

 

　尾根に乗ったところ。なんと風力発電所の送電線を通すために切り開かれていました。藪コギ覚悟だったので拍子抜けするとともにホッと一安心です。

 

 

　こんな防火帯みたいな所を登りました。

 

 

　歩きやすいとは言っても、けっこう斜度があり辛い登り。足元の土は気温が低く凍っていました。溶けるとズルズル滑りそうな土です。

 

 

　地形図で見ると特徴的な形の1141mピークからの眺め。井山の山頂が見えます。AM11:58

 

 

　目指すは前方に見えている休憩施設。往きに立ち寄ったところです。ピークから一旦下ります。

 

 

　藪の向こうに存在感のある木がありました。落ち葉はポプラみたいな形でした。何の木でしょう？

 

 

　強風の中、天狗の奥山をバックに。

　

 

　草原の斜面にはこんな土の盛り上がりが幾つもありました。一体何の仕業でしょうか？

 

 

　面ノ木休憩施設はログハウスです。この時期は雪が入らない様に下だけ板で塞いであるのですが、今日は全開でした。

 

 

　この日の山ごはん。麺を食べ終わったら… PM0:25

 

 

　ご飯と青菜と卵で正麺雑炊にしました。

 

 

　天狗の奥山（左）と天狗棚（右）

 

 

　例年この時期ならあたり一面真っ白で霧氷が美しい木なんですが…　後方は朝歩いてきた碁盤石山。

 

 

　風車はフル稼働。風を切る音は結構大きいですよ。頭に風速計が付いてるんですね。下が動画です。

 

 

 

　牧場跡に残るヒノキ（左）と松3本。

 

 

　1180m独標ピーク付近から。東方向に津具盆地と真ん中に白鳥山、右に大峠。

 

 

　植林地から駐車スペースに戻ります。

 

 

　終わってしまったナメコでしょうか？

 

 

 

 

 

　無事駐車スペースまで戻ってこられました。本年の初山レポートはここまでです！ご覧頂きましてありがとうございました。PM1:48 

タグ：愛知のお山

場所・山行日	「碁盤石山：ごばんいしやま：1189.79m」「井山：いやま：1195m独標」 愛知県北設楽郡設楽町・豊田市稲武町　境　2017年1月4日（水）
ルート	西納庫P～碁盤石山（往復）～井山～野外教育センター～井山～西納庫P
歩行距離	11.6km/12.6Km（平面/沿面距離)
標高差	西納庫P～碁盤石山+-100m　西納庫P～井山+-120m　 井山～野外教育センター+-320m
所要時間	06時間36分　07:12～13:49  1.8km/h（休憩・昼食時間含む） 実測ルート図はここをクリック！　Google Earth俯瞰図はこちら

　高い山の無い愛知県でも、奥三河はこの時期雪が積もってスノーハイクが楽しめるのですが、なんとこのお正月は積雪がありません(ﾟДﾟ)!　今年もまた雪が少ない年になるのでしょうか？

 

　茶臼山高原道路、面ノ木トンネル南側にある西納庫駐車スペースからスタートします。特に区画はありませんが、１０台くらい駐められます。この地点ですでに標高１０００メートルを超えていますが雪はありません。AM7:13

　

 

　登山口に不法投棄！乗用車用の使用済オイルフィルターが幾つか。何種類か混ざっているので業者の仕業でしょう。許し難いですね。

 

 

　ほんの少し登って主稜線。左へ行けば井山で、右が碁盤石山。今日はまず右へ。

　

 

　尾根道を南へ進みます。写真は1106mピークを下っているところ。
　

 

　朝焼けに染まる奥三河の山々。手前の円錐形は白鳥山です。今日は北西の風ビュービューで寒い一日になりそうです。

　

 

　木戸洞峠です。ここから東方向（写真左方向）に下るルートがあるみたいです。面ノ木峠から津具へ続く県道８０号線に出る様です。AM7:27

 

 

　峠からは標高差100mを一直線に登る。階段が整備されています。

 

 

　碁盤石山の山頂です。お天気が良ければ樹木の間から富士山が見えるんですが、今日はダメでした…AM7:40

 

 

　二等三角点・木戸ケ洞　1189.79m

 

 

　山頂からさらに南へ急な尾根道を下ると、鞍部にこの標識。AM7:45

 

 

　こんな感じで水が出ていました。凍っていません。

 

 

　南にあるピークへの登り。笹とブナで雰囲気の良い斜面。

 

 

　南側にあるピークです。広々としてベンチが置いてあります。山頂とほとんど標高は変わらなくて、若干こちらの方が高いです。

 

 

　富士見岩に着きました。岩から少し下ると左方向に富士山が見えるはずなのですが、今日はダメでした。AM8:03

 

 

　ここから眺める山々の連なりは、私が大好きな風景のひとつです。

 

 

　さらに少し南へ下ると天狗の踊り場　天狗の庭と呼ばれる展望地。

 

 

　やはり視界が優れません。

 

 

　これが山の名前の元になったと言われる碁盤石。
碁の好きな天狗様が、村一番の碁打ちと勝負して負けたのを悔しがり、この碁盤代わりの石をひっくり返してしまったという伝説があるそうです。珍しい名前ですが、全国には他にも”碁盤”の名が付く山は幾つかある様です。 

 

 

　再び山頂へ戻ります。南ピークと山頂との鞍部は美しいブナ林。

 

 

　ブナやミズナラの落ち葉でフカフカです。

 

 

　防火用水はカチカチに凍っていました。少し雪が舞っています。

 

 

　再び山頂にもどってきました。AM8:41
愛知万博連携プロジェクト事業の「奥三河名山八選」で設置された案内板。レーザー加工で当時の県立田口高校の生徒さんによるものです。

 

 

　次はあの風車がある井山へ。

 

 

　井山への道は尾根を西側に巻いて付けられていました。わかりにくい部分もありますが、尾根芯から離れ過ぎない様に歩きます。

 

 

　(^^;)

 

 

　落ち葉の稜線をサクサク歩く。
　

 

　登りの途中から道路が見えました。ちょうど面ノ木トンネルの真上付近です。

 

 

　植林を抜けると、かつて羊の群れる牧場だった草原に出ます。風力発電所のある井山に到着です。AM9:32  

 

 

　休憩施設にある最高最低温度計。通常は縦にして使うものなんですが、横にしてあるのには訳があるようです。現在の気温はマイナス0.5度C。

 

 

　発電状況のリアルタイム表示。風速12.5m/sec、今日は瞬間的に16メートルを越える強風が吹いていました。

 

 

　井山山頂へ向かいます。青い案内標識は名古屋市野外教育センターが設置したもの。

 

 

　ベンチがたくさん置いてある、あそこが井山の山頂ですが…

 

 

　この時間は視界が良くなかった。抜群の全周囲展望を誇る山なのですが残念…　後方に見えるのは最初に歩いた碁盤石山です。

 

 

　天狗棚をバックに風車３基。AM9:57

 

 

　山頂からは北側を下ります。ここからは野外教育センターの専用コースで、”一般の方はご遠慮下さい”とのことでした。４月～１１月までの研修時期は入らない方が良さそうです。

 

 

　一旦下って登り返してから、西方向へ尾根道を歩きます。ここを過ぎると杉の根っこが張り巡らされた歩きにくい道になります。

 

 

　途中からしっかりとした階段が整備された道になり、林道に出たら右の行き止まりまで歩きました。

 

 

　尾根道に延々と整備された階段。すごい労力ですね～

 

 

　獣止めを抜けて野外教育センターの野営場に出ました。ここから県道８０号線沿いのハイキング道を面ノ木園地へ向かって戻ります。AM10:55

 

 

　途中の堰堤の水は部分的に凍っていました。

 

 

　県道がヘアピンで大きくカーブしているここから山道に入ります。AM11:16

井山の保全や営農に尽力した古橋源六郎氏の顕彰碑がある。井山の名の由来は、江戸期に井山の山林をお上に差し出す代わりに、名倉川の上流（大井平）から村までの水路を建設する費用を負担させたことによるそうです。

 

 

　イヌブナの幹。後ろにあるのは堰堤。ここで井山川に架かる橋を渡ってすぐのあたりから植林地の尾根に取付きました。

 

 

　最初は山腹を直登しようとしたのですが、斜度が部分的に40度近く、とてもキツイ！少しトラバースして写真の支尾根を登っているところです。

 

 

　あそこまで登れば尾根に乗ります。

 

 

　尾根に乗ったところ。なんと風力発電所の送電線を通すために切り開かれていました。藪コギ覚悟だったので拍子抜けするとともにホッと一安心です。

 

 

　こんな防火帯みたいな所を登りました。

 

 

　歩きやすいとは言っても、けっこう斜度があり辛い登り。足元の土は気温が低く凍っていました。溶けるとズルズル滑りそうな土です。

 

 

　地形図で見ると特徴的な形の1141mピークからの眺め。井山の山頂が見えます。AM11:58

 

 

　目指すは前方に見えている休憩施設。往きに立ち寄ったところです。ピークから一旦下ります。

 

 

　藪の向こうに存在感のある木がありました。落ち葉はポプラみたいな形でした。何の木でしょう？

 

 

　強風の中、天狗の奥山をバックに。

　

 

　草原の斜面にはこんな土の盛り上がりが幾つもありました。一体何の仕業でしょうか？

 

 

　面ノ木休憩施設はログハウスです。この時期は雪が入らない様に下だけ板で塞いであるのですが、今日は全開でした。

 

 

　この日の山ごはん。麺を食べ終わったら… PM0:25

 

 

　ご飯と青菜と卵で正麺雑炊にしました。

 

 

　天狗の奥山（左）と天狗棚（右）

 

 

　例年この時期ならあたり一面真っ白で霧氷が美しい木なんですが…　後方は朝歩いてきた碁盤石山。

 

 

　風車はフル稼働。風を切る音は結構大きいですよ。頭に風速計が付いてるんですね。下が動画です。

 

 

 

　牧場跡に残るヒノキ（左）と松3本。

 

 

　1180m独標ピーク付近から。東方向に津具盆地と真ん中に白鳥山、右に大峠。

 

 

　植林地から駐車スペースに戻ります。

 

 

　終わってしまったナメコでしょうか？

 

 

 

 

 

　無事駐車スペースまで戻ってこられました。本年の初山レポートはここまでです！ご覧頂きましてありがとうございました。PM1:48 

コメント 4

こばわ～　年始の山は碁盤石山とはしぶいですねｗ
そして久しぶりの正麺も山で食べると格別ですよね。
長時間トレイルだと、道具も増え作るのも面倒だけど、このぐらいの山だとゆっくり食べるのもありですよね～(^ー^* )フフ♪
基本我が家はゆっくり食べて山頂でのんびりタイプなのでｗ
今日は生憎の天気なので、正月が忙しくて見れなかった録画したテレビを観たりして昼間からビールを飲んで寝正月のようなダラダラ生活してました。
何だか逆に疲れました・・・＞＜；

by 水鵬 (2017-01-08 20:33) 

水鵬さん、こんにちは

何ですか～ビデオ見て疲れちゃったなんて^^

お湯注ぐだけのカップ麺が簡単で、このところご無沙汰していましたが、久しぶりに正麺雑炊作りましたよ。たまにはいいですね！

実はまだ初詣でに行ってないので、今度のお休みは猿投山へでかけて神社でおみくじ引いてきます。

今年はどこへご一緒しましょうかね、春４月がいいかな？ボチボチと候補を考えておきますね。
by teppan (2017-01-09 09:43) 

大変遅くなってしまいましたが、今年もどうぞよろしくお願いいたします♪
我が家の初歩き・・・一体いつになることやら～です＾＾；
by よしころん (2017-01-09 16:48) 

こんにちは、よしころんさん

よしころんさんのブログ写真を拝見し、いつも「おお～っ！」と唸っております。^^　今年も素敵なお写真楽しみにしております。
お体お大事に、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
by teppan (2017-01-10 17:31)