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トランス渥美半島 太平洋から三河湾へ 2016/12/1 [山歩き・ウォーキング]

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 このボトルに汲んだ太平洋の水を三河湾へといざなう。この日3人は山を越える潮流となった^^ 


場所・山行日 【あつみトレイル】大山・タコウド・雨乞山 2016年12月1日(木)
渥美半島横断ハイキングコース 愛知県田原市
ルート 表浜海岸~大山~へそ岩~観音の腰掛岩~狼煙山~見晴台~タコウド
~弁当岩~物見山~雨乞山~雨乞神社~伊川津揚水機場~夕陽が浜海岸
歩行距離10.1Km/10.8Km(平面/沿面距離)
標高差 表浜海岸~大山+320m 大山~椛峠-210m 椛峠~タコウド+150m 
タコウド~夕陽が浜海岸-270m 
所要時間06時間50分 08:00~14:50 (休憩・昼食時間含む)
実測ルート図はここをクリック!   Google earth俯瞰図はこちら

 この日は山SNS仲間のymorさんと一緒に渥美半島にやってきました。旧渥美町(現田原市)にある「あつみトレイル」を歩いて渥美半島を南北に縦断する計画です。

【あつみトレイル】渥美半島横断ハイキングコース
 旧渥美町長の肝いりにより今から約15年ほど前に発足した「渥美半島ハイキングクラブ」の皆さんと、近隣の有志により整備された、太平洋・伊勢湾・三河湾を望む事ができる山々を結ぶハイキングコースです。各所に設置されている白地に赤の案内板は、旧田原市を拠点として活動されている 「たらめ会」さんによるものです。

 そしてこの日のミッションは「太平洋の水を山伝いで運んで三河湾へ注いでこよう!」 というものです。^^;

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 まず始めに三河湾側の夕陽が浜西公園へ1台車を置いて、 

 

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 太平洋(遠州灘)側にある越戸(おっと)運動広場の駐車場に移動してもう1台の車を置かせてもらいました

 

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 今日の任務に必要な海の水を汲みに行きます。サイクリング道が海岸線に降りるところから表浜海岸へ。

 

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 海が見えて来ましたが・・・

 

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 な、なんだ~!この波の高さは!(゚Д゚)

 

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 う~ん困った、水を採取する為にこんな所で遭難したらシャレになりません。かと言って水が無ければ任務が遂行できないし・・・ 寄せ来る波の合間を縫いながら何度も行ったり来たりして、決死の覚悟で波消しブロックの穴に溜まった海水をゲットしました(汗) 冒頭写真のペットボトルがそれです。

 

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 大山の麓にある白山比咩神社(しらやまひめじんじゃ)です。言わずと知れた霊峰白山が総本社。

 

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 社までは急階段が続く。

 

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 今日のハイキングの無事をお祈りしました。社務所の右から登山道へ入ります。

 

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 途中にあった石像。これは役行者様ですな!

 

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 大戦中は見張り台として機能した大山は、戦後一時期アメリカ軍に接収されたそうです。その時、山頂までジープが走れる様に造られたのが、今登山道となっている道。

 

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 大山山頂です。立地から当然アンテナタワーが建っています。地元では「越戸の大山」と呼ばれている。

 

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 一等三角点「大山:328.03m」周りに小石がたくさん積んでありました。

 

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 展望台から今日歩く予定の稜線を眺めるymorさん。この展望台からは伊良湖水道に浮かぶ神島や志摩半島なども見えるのですが、今日は残念ながら水蒸気が多くで遠くは見えませんでした。

 

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 梔岩付近から眺めた、これから歩く予定の稜線。三河湾はあの山の向こうだ!

 

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 「豚寝南口」ユーモアたっぷりの案内板が楽しい!解らない人はカタカナにして読んでみてね!^^

 

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 途中の「へそ岩」から太平洋の眺め。ここから北方向へ進路を変えます。

 

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 クチナシの実です。この辺りでたくさん見かけました。

 

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 シダをかき分けながら進む。

 

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 照葉樹が多い渥美半島独特の林を抜けると突然巨岩が現れた!

 

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 これが途中にある「観音の腰掛岩」。地元渥美の芸術家、(故)荒木弘道さんが名付けたそうです。登ると、とても眺めが良い岩です!

 

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 「タイミンタチバナ」と表示してあった。海岸林の重要な構成樹種のようだ。

 

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 狼煙山の頂上から眺めた大山。もう随分歩いて来たんだなあ~

 

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 鉄塔の立つ広場を通過。

 

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 そしてここが椛峠(なぐさとうげ)。ここを右へ下った場所に、世界中で東海地方にしか自生しないシデコブシがある。

 

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 解りやすい略図、新しいからげんたさんが作ってくれたやつかな?

 

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 前出の、荒木弘道さんの名前が付けられた沢の案内板。

 

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 泉福寺の駐車場から再び山道へ。

 

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 山腹の荒れた道ををしばらく歩いて尾根の取付き点。ここから見晴岩へ向かいました。

 

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 尾根の先端にある見晴岩に到着。 

 

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 ここもまた素晴らしい景色です!お天気が優れないのが残念・・・

 

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 稜線上の道を東に歩いてタコウド山頂。三等三角点「山田村:275.27m」がある。”タコウド”は漢字だと「鷹渡」と書くようです。そう言えば猛禽類が滑空している姿が見られました。

 

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 タコウドから雨乞山へ続く稜線は東西に伸びていて南北に展望が開けています。 その中の岩場のひとつ、「弁当岩」で休憩。

 

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 歩いて来た大山や、伊良湖岬方向の展望が素晴らしく、食事をするのにもってこいの場所。

 

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 今日は3人で山ナベです。鍋用カット野菜の袋詰めと肉団子を買ってきて、それを「鍋キューブ」で煮るだけ! 山専のお湯でスタートするので、それほど時間もかかりません。締めはうどんを放り込んで満足満足(^^)v

 

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 ゆっくり休憩してからラストスパート! 標高は300mそこそこなのに随所で素晴らしい展望。これが渥美の山々の魅力です。条件さえ良ければ富士山も見えます。

 

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 物見山から。

 

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 稜線上では咲いているモチツツジを多く見かけました。暖かかったからでしょうか?

 

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 爺々岩 シワが多いからかな?そう言う自分の顔にもシワが増えてきましたねえ~^^;

 

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 お次は雨乞山。ここも岩のピークで360度展望が待っています。標高237mでも海岸線から見上げると存在感のある山です。

 

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 ゴールの「夕陽が浜海岸」を眼下に!

 

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 雨乞山から下って北側を回り込むと大きな岩。

 

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 穴の中には雨乞神社の祠。ここ渥美半島には大きな川がなく水不足に悩まされてきた。当然昔は雨乞の儀式が行われていたのは想像に難くない。この周辺にはここ石神と高木に雨乞儀式の名残が残っているそうだ。

 

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 岩場の多い尾根道を慎重に下ります。

 

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 この尾根上の岩には四等三角点「外山:148.07m」が埋め込まれていました。

 

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 最後に石ころだらけの急斜面が80mくらい一直線に続く。案の定、若干一名がスリップして尻餅をつきました^^

 

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 伊川津揚水機場のプールに着きました。昔は雨乞いの神頼みでしたが、現在は豊川用水が築かれ、この高台から農地へ水が分配される。おかげて日本有数の野菜産地となっている。

 

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 歩いて来た稜線と温室。
温室と言えばこの田原市。花の温室栽培が特に盛んで全国一位の農業生産額を誇る市町村です。

 

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 ツタのからむ蔵。

 

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 朝、車を置きに来た公園に無事到着。「渥美半島横断ハイキングコース」の標柱が立つ前で記念写真を。 

 

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 とうとうたどり着いた夕陽が浜! 太平洋の水をymorさんが三河湾に注ぎます!これでミッションコンプリート、お疲れ様でした~

 

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 三河湾を眺めながら感慨にふける3人。「あつみトレイル」なかなか手強かったな! またいつか来る日まで待っていろよ! 

 


(あとがき)
 

 コースの各所に付けられた案内板に書かれたユーモアあふれる名前の数々には、渥美の山々をこよなく愛する人たちの気持ちが込められていて、歩く私達を楽しい気分にしてくれます。そして海が見える山はやはり点数が高いですね。時には富士山も見えるそうです。「たかが里山、されど里山」高さだけで山の価値は量れない by teppan

 こんなお遊びに嫌な顔ひとつせず付き合って下さったymorさんに感謝です!楽しい一日をありがとうございました。 


タグ:愛知のお山
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