御嶽山 雲上の楽園・継子岳 前編 [山歩き・ウォーキング]
場所・山行日 | 「御嶽山おんたけさん」 2014年8月6日(水)~8月7日(木) 長野県木曽町・大滝村、岐阜県高山市・下呂市 境 | ||
ルート | 1日目:御岳RW・飯森駅~行場山荘~女人堂~石室山荘~二の池~摩利支天乗越~五の池小屋 2日目:五の池小屋~継子岳~四の池~三の池~女人堂~行場山荘~御岳RW・飯森駅 | ||
歩行距離(沿面) | 1日目:6.0Km飯森駅~五の池小屋、(プラス継子岳散策:2.1Km) 2日目:8.5Km | ||
最大標高差 | 1日目:810m 2日目:730m | ||
所要時間 | 1日目:飯森駅~五の池小屋:05時間06分:08:19~13:26 (休憩・昼食時間含む) 2日目:五の池小屋~飯森駅:05時間36分:06:45~12:21(休憩時間含む) 実測ルート図はここをクリック! Google earth俯瞰図はこちら |
梅雨明け後、台風も多く今年の夏の天気はホントに不安定ですね。コマクサを見たくてこの時期の御嶽へぜひ行こうと前々から計画していたんですが、なかなかお天気が思い通りになりません。
今回も台風11号の影響でお天気は目まぐるしく変化しているようで、直前まで迷って迷って… 前日の夜になって「山の天気予報」を見たらまあまあじゃないですか!慌てて山小屋に予約を入れて出発することになったのでした^^;
御岳ロープウェイ・鹿の瀬駅。山頂はガスに包まれて何も見えません。 今日はダメかなあ… AM7:14
乗り場の温度計は15.5度。涼しくて快適なんですが… AM7:59
山頂も下界も雲の中です。
終点・飯森高原駅にある登山届入れ。
黒沢口登山道・七合目へ向かいます。時おり雲の切れ間から青空と日差しがあります。AM8:19
遊歩道はウッドチップが敷き詰められていて快適!木漏れ日の中を歩くこの道は実にイイです。
七合目・行場山荘。名物「ちからもち」は下山の時に食べるとしましょう。AM8:27
黒沢口登山道は八合目まで樹林帯の中を木製階段が延々と続きます。雨でぬかるんで滑りやすくなっているので注意が必要。
八合目の「女人堂」に着きました。ここまでは日差しがありましたが、山頂方向をみるとガスの中です。AM9:23
おおっ!一瞬ガスが晴れて継子岳が見えた~ 今日はあそこまで行く予定。もしかしたら期待できるかも!
と、喜んだのもつかの間。すぐにガスにのみ込まれてしまったのでした…(T_T) AM9:58
九合目近くなってくると一気に斜度が増します。相変わらず視界は利きませんね~
すれ違う登山者は皆レインスーツとザックカバー姿。昨日「二の池本館」に泊まったという方に尋ねますと、「今朝は嵐でした!」とのこと。う~ん… AM10:36
セリ科の植物 色々調べたんですが良く判りません。ミヤマゼンコでしょうか?
一番辛い地点で、しかも雨にあたって疲れてきました。分岐を右に折れて石室山荘で休憩することにします。ここは崖っぷちに建っているので、中にしか通路がありません。だから建屋の中が登山道ってことですね。ここでおしるこを食べて温まりました。AM10:45-11:05
剣ヶ峰と二の池との分岐地点。今回は剣ヶ峰には用がありませんので右へ進みます。AM11:21
二の池の畔に着きました。日本で一番高い場所にある湖です。な~んにも見えません… AM11:32
二の池本館を通り過ぎ、橋を渡ったところの分岐。真っすぐ行けばお鉢を周って剣ヶ峰へ。今日は右へ進みます。
お地蔵さんも雨の中。
二の池新館に着いたらもうお昼近く。ここで休憩がてら食事にしました。石室山荘でもそうでしたが、ここもストーブで暖房が入ってます。AM11:37-PM0:10
誰も居ない山小屋。ビニールシートの上に濡れたザックを置かせてもらいます。ラーメンは600円。良心的なお値段ですね!
ミヤマダイコンソウの黄色い花。二の池新館から賽ノ河原へ下る途中の岩場にたくさん咲いていました。
イワツメクサ これもたくさん咲いていました。花弁は5枚ですが、深く切れ込んでいるので10枚あるように見えるそうです。
賽ノ河原を行く。ケルンや石像が点々とあり、ガスでいっそう独特な雰囲気に。PM0:25
摩利支天乗越へ向かう斜面でみつけました!コマクサです。実物は小さいんですね~
他の植物が生えそうもない、痩せた砂礫地に敢えて根を張っているようですね。
摩利支天乗越に着きました。やっぱりな~んにも見えません。本当は眺め抜群なのにねえ… PM0:57
ガラガラした岩が転がる尾根道をひたすら下る。晴れていれば継子岳や三の池の眺めが良いはず。
ガスの中に忽然と姿を現した五の池小屋。今日の宿です。ひとまずホットしました。PM1:23
ここは御嶽に数ある山小屋の中でも、とびぬけて建屋が新しくてきれい!
小屋の目の前が五の池です。今はほとんど水がありませんね。
今夜の宿代(一泊二食9,500円/1名)を払ってから継子岳方面へ散策に出かけます。PM2:00-3:10
小屋のすぐ上に祠があって、ここが「飛騨頂上」です。
神秘の湖「三の池」とオンタデの花。水は年中枯れることがなく、ここの水は御神水とされています。
継子岳までは行ってみようと思ったんですが、途中で雨が強くなってきたので、残念ながら引き返すことにしました。
散策で見かけた草花
チングルマ 花が終わって綿毛だけになっても印象的な姿です。
ヨツバシオガマ
小屋から近い継子岳の西側斜面にビッシリと生えるコマクサ。一面ピンク色で見事な大群落ですね~ 一見の価値あり!
高山植物の女王と呼ばれるコマクサ。駒草とは花の形が馬の顔に似ているから。学名に「Makino」と入っているそうで、植物学者の牧野富太郎氏の名前をとったものとのこと。
ハクサンイチゲ もう終わりかけています。加賀の白山で最初に見つかった。
小屋の中では団体さんが賑やかに持ち込み夕食を始めました。ギターを弾いたり和気あいあいと楽しそう!
では我々も奮発してビールで乾杯~!泊まりはこれが良いですね~ 夕食もGOOD!でした。
こんにちは~ いいですね~御獄!
剣ヶ峰の山頂は行ってないんですね。
今日は台風なので家で引きこもりしてます。
グレて昼間っからビール飲んでます・・・
このコースも良いですね。
ゆっくり山小屋に泊まって山を楽しみたいです。
数年後には行けるのかな~(*´∀`*)
by 水鵬 (2014-08-10 13:11)
水鵬さん>こんにちは!
週末この台風じゃあ、そりゃグレますよ!
今回の御嶽もまだ離れていたこの台風の影響をモロに受けて、初日はガスの中でしたもん。でもコマクサ見たいし、この機会を逃すとまた来年になっちゃうんで無理して行ってきました。さて、2日目はどうだったでしょうか…
今記事作成中です!
by teppan (2014-08-10 14:13)
台風前に行って来たのですね!
御獄いいなあ。じつは何年も前から、王滝口から
飛騨へ山越えするルートで、五の池小屋で一泊で
構想あるんですけど、いまだやっておらず(^。^;)。
五の池小屋は一時期ブログ見てたんでなんとなくわかります、
きれいなのはいいですよねー。小屋番さんが愛知出身?
自分の場合問題は雰囲気になじめるかどうか…(^。^;)。
by teln (2014-08-10 22:04)
telnさん>おはようございます!
台風前の晴天狙いで行ってきました! が…
1日目ガスってました。2日目期待です^_^
御嶽の山越えやってみたい。
同泊したおばさんグループは、飛騨側の濁河温泉に泊まって五の池小屋へ
翌日王滝村の田ノ原まで歩いてバスで帰ると言ってました。
バスが1日3本しかないので、あまりゆっくりしていられない様子でした。
小屋番さんはぶっきらぼうな感じでしたが、面倒見は良さそうでした。
小屋には様々な人種が集まってきます。
見ず知らずの人ともすぐ仲良くなれる人も居れば、
単独であまりつるみたがらない人
訳アリの人なんかも居たりして(^_^;)
動機や事情は違えど同じ山を歩くために同じ小屋に集まってる
話を聞けば、ドラマのネタになりそうです。
一応小屋の中は団体生活。常識の範囲で迷惑をかけなければ、
マイペースで過ごしていればいいと思います。
by teppan (2014-08-11 08:40)