「過去山行1」南アルプス家族登山1999~2003 [山歩き・ウォーキング]
押し入れで探し物していたら、整理していない写真が出てきました。
中に、昔家族で歩いた南アルプスの懐かしい写真があったので、個人的な備忘録を兼ねて記事にさせてもらいました。
タイムリーな内容ではないので恐縮です。m(_ _)m
駒津峰から見た甲斐駒ケ岳(2003年8月15日)
南アルプスへ家族で出かけたのは3回。いづれも北部、北沢峠近くのテント場が起点でした。
一番最初は1999年(平成11年)8月13日~15日
旧長野県長谷村(現伊那市)の仙流荘からバスに乗り北沢峠へ。(旧山梨県芦安村:現南アルプス市)
北沢長衛小屋にテントを張り、仙丈ヶ岳を目指しましたが…
翌日は早朝から雨…
でもせっかく来たので、雨の中登山決行するも、途中で断念…
結局この日はテントに戻ってじっと過ごしただけ。それでも子どもたちはまだ小学生だったので、写真で見てもテン泊そのものが楽しそうですね。
この頃からテン泊ではしっかりビール飲んでます(^^;) となりに写っているのは山椒魚。
雨がふっていたのでテントの目の前までやってくるんですよ。小屋でこれが串焼きになっていたのにはちょっとビックリ。
翌最終日。雨はあがりましたが帰る日です。なんとも消化不良な私は、「せめて仙水峠まで行って眺めを楽しんでから帰ろう!」と皆を連れ出しました。途中の仙水小屋。太陽光でヤカンの水を沸かそうとしてました。ほんとに沸くのかな? たしかここの水は南アルプス一の名水だと言われていたような気がします。
こんな岩場もあったんですね~。子どもたちの身軽なこと…
仙水峠では、雲間に見え隠れする甲斐駒の摩利支天を眺めることができ、少しだけ慰めになりました。
なんといっても感動したのがこれ!
写真ではその雰囲気が伝わらないんですけど、普段は水が溜まっていない砂防ダムが満水になっていて、エメラルドグリーンの水がとにかく綺麗でした。背丈を優に超える木が水中に沈んでしまっていて、まるで巨大なアクアリウム!
「これはこれで、雨がたくさん降らんかったら見れんかったね~」 なんて負け惜しみを言いながら歩きました。(^^)
帰る頃にはいつも晴れ!ってやつですね…(ToT)
持ち込んだテントは山岳用ではなくてコールマンの安いやつ。他のテントと比べてかなり大きいのが判るでしょ?
場違いですが居住性は抜群!バス停から近いテント場だったので出来た芸当です。こんなの縦走で背負ってたら笑われちゃいますね~
そうそう!私たちが雨でテントに缶詰になっていた同じ日。神奈川県で事件(事故)が起きました。
「玄倉川:くろくらがわ」の河原でテントを張って泊まっていたグループが増水で流され、13人が亡くなるという悲惨な水難事故がありました。家に帰るとテレビのニュースではこの事故ばかり取り上げられていました。この時ばかりは他人事ではない気がしましたね~
2回目は翌2000年(平成12年)8月14日~16日
もう一度同じ場所で昨年のリベンジ。
2度目で勝手知ったる北沢長衛小屋のテント場です。お盆休み時でご覧の様に色とりどりのテントでいっぱい。北沢峠はアクセスが良いので、ややマイナーな当時の南アルプスでもこの通り、けっこう混雑してました。
初日はバスでテント場まで行って泊まるだけなので、凍らせた肉を持ち込んで豪華な?焼肉でした。青いのはシシトウ サヤインゲンだったかな?(^^)
翌日、時折雨が降るイマイチな天候の中仙丈ヶ岳を目指しました。写真は小仙丈を過ぎて山頂が見えてきたあたり。子育てシーズン真っ盛りの雷鳥を見つけて、みんな立ち止まっているところ。
そもそも3000m峰にこども達を連れてきたのは、その雄大な景色を直に見せたかったからなんですが、どうもお天気が思い通りになりませんで…残念ながら感動は少しだけしか味わうことができませんでした。
写真は仙丈小屋。この時は出来立てホヤホヤのピッカピカ! 太陽光パネルと発電用風車が何機も設置してあって、当時最先端の小屋でした。
帰路、薮沢ルートですれ違った登山者と会話を交わす。子どもが高山に居るのは当時としては珍しいのでよく話しかけられました。 途中長女が登山道から谷に落ちかけて肝を冷やしたりしました。
「大平山荘:おおだいらさんそう」にたどり着いた頃にはもうヘロヘロ…
それもそのはず、標高差1000m以上を小学生2人を連れて12時間もかけて歩いてきたんですから無理もないです。
くたびれ果てて小屋のベンチで休んでいたら、小屋のおばさんが話しかけてくれて、しかも夕食の天ぷらの残りを分けてくれました!いやあ~美味かったなあ… 正直「これまで口に入れた事のある食べ物の中で一番美味い」と感じました。今だにこの時以上に美味い食べ物には出会ったことがありません。(*´ω`*)
3回目は2003年(平成15年)8月14日~16日
またもや北沢峠から。仙丈ヶ岳は一応制覇したので、今度は甲斐駒ヶ岳へチャレンジ!我が子も中学生。
今度はテン場に着くやいなや雨。濡れながらのテント張り(ToT)
翌日、雨の中を仙水峠を通って駒津峰へ。 風雨が強くなり、岩陰で傘をさしながらお湯を沸かして食事をしました。(その場所で撮ったのが記事最初の写真。)
このまま強行しても辛いだけなので撤退…どうも我々は仙丈・甲斐駒の神様に嫌われてしまったみたいです。もしかして自分が雨男?いや!もっと以前に北岳や赤石を歩いた時はよく晴れていたから違うはずだと思いたい!(;´д`)
テント場に戻って甲斐駒・摩利支天をバックに「ゲッツ」。 一時流行りましたね。某お笑いタレントがやってたやつです。(^^;
登山は消化不良でしたが晩のビールは欠かせません!(笑) すぐ横を流れる北沢で冷え冷えにして乾杯~!
最終日の朝、テント場から見た北沢長衛小屋。お約束のように雨も上がりました。
天気は悪くても山の食事は楽しいもんです!
なんか雨また雨の南アルプスでしたが、それも今となっては良き思い出ですね。
まだ他にも写真が残っています。忘れないうちに、ボチボチと「備忘録」をアップしていこうと思います。
こばわ~ 写真の画質が時代を感じさせますね~
私も子供達との思い出の写真は沢山取ってあります。
PCのスクリーンセイバーでその写真が流れるといつも「懐かし~」と言って動きが止まります。
先日も「俺はこの思い出だけを抱きしめて生きていける!!」と言ったら、嫁から冷たくあしらわれました^^;
by 水鵬 (2013-06-14 21:42)
水鵬さん
思い出は幾つあってもいいですから、これからも作っていかなくてはね!
昔の写真が整理してないまま、たくさん眠ってるんですよ。
山に関するやつだけでもブログ記事にしておこうかと…
昔はデジタルカメラなんて無かったので、写真をスキャナでせっせと…
ああ~めんどくさい(^^;
by teppan (2013-06-15 08:36)