その色、ちょっと待った~っ! [その他]
最近… ほんとに最近なんですが、ある事に気が付いたんです。
「インターネット」の世界へ初めて泳ぎ出してから丸15年、そしてこのブログを始めて8年目
ええ~っ!そうだったの… と、今更ながら気が付いた事とは一体?
まずは下の画像を見てください。(クリックで拡大)
これが自宅パソコンモニターの画面コピーです。実際にはもう一台右側にあってツインモニターで使ってます。
同じ自分のブログ記事を同時に別々のブラウザ(左 MS-IE : 右 Google Chrome)で開いて並べてみたところ。
違い、判りますか?
右のChromeの方が空が紫ががって見えるし、画像の大きさ自体も少し小さくありません?
(見る人の環境によっては判りにくいかもしれませんが…)
パソコンモニターで見る画像は、機器や環境にによって色が違って見える事はもちろん知ってましたが、同じモニター上なのに、アプリで色の違いが出るなんて思ってもみませんでした…
ブログにアップする写真は、PhotoshopやDPP(Digital photo professional)を使い、ほとんどは自宅のモニターで調整しています。調整した後の色あいは、左のIEに近い感じなのに、アップし終わった記事の画像をChromeで見てみると「紫」ががっているんです。
サムネイル(拡大設定してある小さい画像)では、まだ幾分「紫」傾向は少ないんですが、拡大表示をするとさらに紫ががってしまいます!
OSはWindows XP SP3で、各ブラウザのバージョンは下の写真のとおり。
OSがXPなのでIEはバージョン8までしか使えないけど、Chrome は最新版です!
「こりゃ~ Chrome がおかしいに違いない!」と思い、同じような事例はないかとネットで検索してみました。
で、得られた結論は… 要するに、自分が無知なだけだったのでした…(´・ω・`)
画像を表示したり、プリントしたり、加工したりするのに関係している機器やソフトウエアが、それぞれバラバラに色を解釈して仕事をしているから、環境(機器やソフト)が変わると色も違って見えちゃうって事なのです。
永くパソコンを使ってはいますが、技術的な事はそれ程詳しいわけではないので、
色空間(Adobe RGB : sRGB)だとか、ICMとか、WCSとか、ICCプロファイルだとか、難しい事は他の方のページを検索していただくとして、
基準となる絶対的な色情報を、異なった機器やソフト間で共有・翻訳する手段が統一されてこなかったから、設定をちゃんとしないと私みたいな事が起きるってことなのです。
もっと極端な言い方をすると…
プロに言わせると「Windows はまるでダメ!」って事らしいのです。
極端な話、「Vistaより前のOSは使い物にならない」
自分の「XP」は、残念ながら色合わせに関して信頼できないOSなのだ…(T_T)
以上のような経緯でこの記事は
「ネットにアップしようとしてるその写真、ちょっと待った~っ!もしかしたら他人が見ると変な色になっちゃうかもしれませんよ~っ!」ということなんです。(^^;)
Macintosh(マック)の世界では、はるか昔から色管理(カラーマネージメント)に着目し、「Color sync」で対応して来ており、ユーザーはほとんど何も気にすることなく仕事ができるんですね。でも、Windows は最近になってようやく対応し始めたらしいんです。だから出版・印刷業界は昔からマックが標準だったんですねえ。
自分が初めてマウスを使うパソコンを手に入れた時は「マック」でして、以来しばらくはマックオンリーでした。今も「iMac」を持ってるんですが、普段の記事作成はほとんどWindows XP パソコンでやってます。
できればあと2年…いや、最低でも1年間はこのXPパソコンで耐え忍ぶつもりなので、少しでも環境を整えたいところです。
そこで再びネットで情報を探しました。XPがダメだとは言っても、それなりに色管理環境は備えています。
とにかく、まずは使ってるモニターのプロファイル(色の癖)を、Windows XP にインストールする。
(一度OSがクラッシュして再インストールしてから、ちゃんと登録してなかった。今回のはこれがそもそもの原因!)
「Microsoft Color Control Panel Applet for Windows XP」 と言うコンパネがマイクロソフトのHPにあったので、何だか良くわからないけど入れてみた。(下写真)
その結果…
ほぼ同じ様な色合いになりました! 画像の大きさも揃ったみたいで一安心!ε- ( ̄。 ̄)>ふぅ
それと、絵画のキャンバスに相当するモニターの色合いも調整しておかなくてはいけません。
ところが、モニターのキャリブレーション機器はとても素人が手を出せるようなお値段ではありません。
そこで、私はフリーソフトの「Calibrize」(写真)を使って擬似的に簡易調整しております。
まあ、もっとも…自分の使ってる安物モニターは、「色合いがどうのこうの」なんてゴタクを並べる程の代物ではないですけどね…
以上、ごちゃごちゃと書きました。もうとっくに読む気もしなくなってるでしょうが、最後にとどめを…(^^)
入出力機器とソフトウエアのカラーマネージメントがすべてきっちりと出来ていれば、モニターで調整した写真を、ほぼそのままの色合いでプリンターで印刷できるという事になります。(もちろんインクと用紙はプリンターメーカー純正でなければいけませんが…)
今まで試してみた事はありませんが、今後環境が整ったら実行してみるのも面白いかもしれませんね。
そうか! Macなら今すぐ試せるかも…
以上!
コメント 0